ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
ルビィ「…え?」
梨子「鳥かごの時とか、みんながボールを取りやすいようにわざと、オーバーな動きをしたり」
梨子「2対1ではルビィちゃん、ほぼ自分でシュートしに行ってなかったよね?」
ルビィ「…それは…」
梨子「決して、責めている訳では無いの。ただ、ルビィちゃんにも全力で、練習をしてもらいたくて…」
ルビィ「…ルビィは、」
ルビィ「ルビィは、みんなとサッカーがしたいんです。もう、あんな事は…」
梨子「あんな事?」
千歌「ルビィちゃん!!梨子ちゃん!!何やってるのー?早く行くよー!!」
いつまでたっても来ない2人を千歌が迎えに来た、どうやらこの話はここまでのようだ
梨子「何かあるのなら…相談、のるからね」
ルビィ「は、はい」
しかし、この問題が解決するのは、当分先の話である
――――――――――――――――――
曜「お、いいね。花丸ちゃん!その調子」
花丸「ずら〜!」
今日の練習場所は屋上。と言うのも、最初の1時間は5人でミーティングをしていたので、いつもの砂浜まで行ってもあまり練習ができないということで、ボールを浮かばせないという条件のもと、屋上でドリブル練習中である
梨子「もしかして…始めた頃の千歌ちゃんよりもできるんじゃ…」
千歌「う、そ、そんなことな…」バコッ!
梨子「…」
千歌「…」
梨子「千歌ちゃん♪」
千歌「うわーーーーーー!!!!」
花丸「ふう、疲れたずら…」
ルビィ「花丸ちゃん。お疲れ様!」
花丸「ありがとう。ルビィちゃん」
ルビィは花丸に水を渡す。屋上で富士を望みながらの水は格別である
曜「そういえば、さっきミーティングの時に話した、ミニゲーム式大会の抽選結果っていつ来るの?」
梨子「そうね…少し時間がかかるって書いてあったから、まだ、当分は結果は出ないかな?」
ルビィ「試合…」
花丸「改めて聞くと、緊張するずら…」
5人が行なった1時間のミーティングというのは、主にとある大会に出場するかどうかの話し合いだった
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
4人「東京で大会!!?」
梨子「そう。抽選式になってしまうけど、人数的に丁度いい大会を見つけたの」
曜「人数的に?5人で出場出来るってこと?」
梨子「この大会は5対5のミニゲーム式なの。人数が少ない分、コートも小さくなってるの」
梨子は説明するために、パソコンの画面を4人に見せる
千歌「うん。これなら私たちでも試合出来るね!」
花丸「でも…急に試合をするのは、ちょっと…」
梨子「大丈夫よ、花丸ちゃん。この大会の抽選結果が発表されるのは、もう少し時間が経ってからなの。その間に、実戦が出来るまでには上達していると思う」
花丸「それなら、頑張って練習しなきゃずらね」
梨子「とりあえず、メンバー全員の賛成を得ないといけないから、みんな、大丈夫?」
4人「大丈夫!!」
こうして浦の星女学院 サッカー部は、大会に参加希望のメールを送ったのである
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
花丸「おおっ!!!こんなに弘法大師空海の情報が!!」
曜「うん。ここで画面、切り替わるからね」
花丸「すごいずらー」
梨子「もう、休憩終わりよ?」
曜が花丸にパソコンの使い方を教えているのを見ている梨子は不満をもらした。何故、花丸はこんなにもパソコンに夢中なのか、それは彼女の家の事情があった
ルビィ「実は、花丸ちゃんのお家が古いお寺で、電化製品とかほとんど無くて・・・」
千歌「そうなんだ…」
ルビィ「この前沼津行った時も・・・自動の蛇口で興奮してたり、手を乾かす機械の下にしゃがみこんだりして」
『未来ずらー!!』
千歌、曜、梨子はなんとなく、花丸がそう叫びながら乾燥機の下でしゃがんでいるように思えた。そんな中、ルビィがなにかに気づく
ルビィ「…あの子、確か、」
ルビィの一言で花丸もルビィと同じほうを向くと、見覚えのある姿を見つけた
花丸「善子ちゃん?」
善子「!!」
曜「あっ、行っちゃった…」
梨子「どうしたのかしら?」
花丸「あっ、あの!ちょっと見つけに行ってきます!」
花丸はそう言うと、善子を探しに校舎の中に降りていった
善子「…いきなり屋上から堕天してしまった」
善子は隠れるようにロッカーの中に身を潜めていた。すぐにその扉が開けられることも知らずに
花丸「学校来たずらか」
善子「うわぁぁぁ!!?」
善子はロッカーから飛び出し、花丸と向き合う
善子「来たって言うか、たまたま近くを通りかかったからよってみたって言うか・・・」
花丸「たまたま?」
善子「どうでもいいでしょ!!そんな事!!!それより、クラスのみんななんて言ってる?」
花丸「え?」
善子「私の事よ!!!"変な子だねー"とか、"ヨハネって何ー?"とか、"リトルデーモンだってーぷぷー笑笑"とか!!!」
花丸「はあ・・・」
善子「そのリアクション、やっぱり噂になってるのね!!?そうよね、あんな変な事言ったんだもん…終わった、ラグナロクよ」
そう言うと善子はさっきいたロッカーに戻っていく
善子「まさにデッド・オア・アライブ」
そして、大きな音を立て、善子の入った棚の扉が閉められた。すると花丸は、棚の前に座り、誰も気にしていないと言う。善子は、信じられないのか、棚の中から疑問の声を上げる
花丸「それより、みんなどうして来ないんだろうとか、何か悪いことしちゃったのかなって心配してて・・・」
善子「本当?」
花丸「うん」
善子「本当ね?天界堕天条例に誓って嘘じゃないわよね??」
花丸「ずら!」
善子はロッカーを勢いよく開け、叫ぶように「まだやり直せる!!」と飛び出してきたため、花丸はびっくりして尻餅をついていた
――――――――――――――――――
次の日の放課後、サッカー部部室には善子の悲痛な叫びが響き渡っていた
善子「どうして止めてくれなかったのー!!せっかくうまくいってたのにー!!!」
花丸「まさかあんな物持ってきてるとは思わなかったずら・・・」
善子は花丸に自分が堕天しそうになったら止めてくれとお願いしていた。しかし、急に堕天モードを発動したため、花丸は止めることが出来ず、善子はクラスメイトの前で黒歴史を作ることになってしまったのである
梨子「どういう事?」
ルビィ「ルビィもさっき聞いたんですけど、善子ちゃん、中学時代、ずっと自分は堕天使だと思い込んでいたらしくて・・・まだその頃の癖が抜けきれてないって・・・」
善子「わかってる・・・自分が堕天使なはずは無いって・・・そもそもそんなもん居ないんだし・・・」
梨子「だったら、どうしてあんな物学校に持って来たの?」
善子「それは・・・まあ、ヨハネのアイデンティティのようなもので、あれが無かったら私は私で居られないっていうか!」
善子はそう言うと、またやってしまった…とその場で固まってしまった
梨子「なんか、心が複雑な状態にあるということはよくわかった気がする・・・」
ルビィ「実際今でもネットで占いやってますし・・・」
ルビィはパソコンを使い、善子の堕天チャンネルの動画をみんなに見せた
『またヨハネと堕天しましょ』
5人は呆れ顔で動画を見ていたが、すぐに善子によって動画は止められる
曜「そう言えば、善子ちゃんに聞きたいことがあるんだけど…」
善子「な、何?聞きたいことって?」
曜「善子ちゃんは、前、サッカーやってた?」
え?っと呆気にとられる4人とは違い、善子は落ち着いて答える
善子「まぁ…一応、昔はやってました…サッカー」
千歌、梨子、花丸、ルビィ「えー!!!?」
花丸「善子ちゃん、サッカーやってたの?」
善子「昔よ!むかし!!」
善子「小学校の頃はクラブで、中学ではやってなかったけど、でも…どうして私がサッカーやってるって分かったの?」
善子は曜に聞く、曜は思い出すように答える
曜「確か…入学式の日、善子ちゃん、木から落ちてきたよね?」
善子「う…まぁ、確かに落ちたわね」
善子は渋々と答える
曜「その時、あの高さから落ちたのに、普通に着地出来るなんて最初はびっくりしたけど」
曜「よく考えてみると、脚の筋肉がしっかりあって、日頃から着地するような行動をしていれば、不可能じゃないな。って思ったの」
千歌「日頃からって…どんなことを?」
流石は今まで、スポーツ漬けの日々を過ごしてきた曜ちゃんだな。と思った千歌は素朴な疑問をぶつけた
曜「善子ちゃん、まだサッカーやってるでしょ?」
ルビィ「え?」
善子「…まぁ、やってないと言ったら嘘になるわね」
花丸「善子ちゃん、サッカー続けていたんだね」
善子「でも、趣旨が違うというか…今、サッカーをしているのは、堕天使の様なかっこいい技を使ってみたいってことで」
千歌「じゃあ、必殺技使えるの?善子ちゃん」
善子「まぁ、一応。威力には自信があるわ」
千歌「この子、この子だよ!!」
曜が千歌が何をしようとするのかが分からなく、千歌に呼びかけたのだが、千歌の耳にはそんなこと届いていなかった。千歌は、善子の乗っかっている机の上に乗り
千歌「津島善子ちゃん、いや、堕天使ヨハネちゃん!!!サッカー、やりませんか!?」
善子「…何?」
ヨハネの必殺技には凄くぴったりなのが多すぎて迷いますね
この物語ではキャラの属性(一応、あるにはあります)と技の属性が一致しないという事が設定上多くなってしまうので、あらかじめご了承ください