ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
この小説もついに100話目ですね…そしてUA20000、ありがとうございます。これからも頑張って書いていきます。
Twitterで、「創作は作者の感情や雰囲気が表れる」というツイートを見ました。皆さんは「輝こうサッカーで!」をどんなふうに見ているのでしょうか…暗いのか明るいのか…自分としては、読者様が楽しめるような盛り上がりのあるお話を書きたいと思っています
前回の、輝こうサッカーで!
FFIアジア予選、オーストラリアとの戦いが幕を開けた。しかし、試合開始早々、オーストラリアに先制点を許してしまった日本。その後、シュートまで持っていくも、威力が通じないキーパー技、"グレートバリアリーフ"によって止められてしまう…
『あぁっと!黒澤ダイヤの必殺シュートは、GKのジンベイに止められてしまったぁ!!』
曜「そんな…あれじゃ、どのシュートも止められちゃうよ…」
月「僕のシュートも恐らく通じない…うん、かなり厄介なキーパーだね」
どんなに強烈なシュートも、水の中では無意味。
今回の壁は、"無限の壁"以上に攻略が絶望的であった
ドルフィン「2点目を狙うよ!オーストラリア!」
「「「はい!!!!」」」
ボールを繋げるオーストラリア。
もう一度、あのシュートを撃たれれば2失点目の恐れがある…
日本は決死のディフェンスで食らいつく
英玲奈「これ以上は…!」ズザー!
アングラー「サーフィン!」パス
英玲奈「(ギリギリで躱された…!)」
英玲奈はスライディングを仕掛けるも、上手く躱されボールカット失敗。
しかし、出されたパスには隙がある
千歌「貰った!!」
サーフィン「しまった!?」
アングラー「パスが弱かった…!」
『高海千歌!アングラーのパスコースに飛び込み、ボールを奪いました!日本、再び攻撃に入ります!!』
千歌「(やっぱりそうだ…)」
英玲奈「…(千歌も気づいたようだな)」
日本は、オーストラリアの特徴について、徐々に把握し始めていた。
規格外のシュート技とキーパー技。
連携もしっかり取れている。
しかし、
千歌「(攻撃に隙が多い…あまり得意じゃないのかもしれない!)」
そうと分かったら、ガンガン攻めよう。
日本の攻めは積極的になっていた。
取られても、取り返すのに苦でなければ、何度も戦略を立て直せばいい。
余裕のあるプレー。
日本は無意識にそれを実行し始めていた
真恋「いい雰囲気ね」
美奈「えぇ。でも…まだ何かある」
『日本のパスが繋がります!!再びシュートチャンス!渡辺曜が構えに入った!!』
曜「撃たないことには何も始まらない!」バッ!
ダイヤ「お願いします!曜さん!」
ドルフィン「…」
美奈の予想は、すぐに的中することになる
曜「え…何これ!?」
ダイヤ「曜さん!?」
海未「あれは、なんですか…??」
気づいた時には、曜の周りを囲むように、円状に波が立っていた。
渦潮とはまた違う…
巨大な、まるで飲み込むかのような口が
ドルフィン「必殺タクティクス!!」
「ー サックアウト ー!!」ゴオォォォ!!
曜「うわぁぁぁ!!?」
渦をまく波に飲み込まれた曜は、そのまま地面に叩きつけられた
千歌「曜ちゃん!!」
月「タクティクスを仕掛ける気配が全くなかった…いつの間に…」
オーストラリアの必殺タクティクス。
"サックアウト"は神出鬼没の強力なディフェンス技。
気づいた時には渦に囲まれ、後は飲み込まれるのは待つのみ…
これにより、日本は容易にシュートが撃てなくなったのである
「ー サックアウト ー!!」ゴオォォォ!!
月「やばっ!?」
何度も攻める日本。
しかし、その度に渦の餌食となる
梨子「いつ現れるかわからないなんて…防げるわけ…」
英玲奈「何か方法はないのか…」
攻めては奪われ、奪われては奪う。
両チームともなかなかシュートまで辿り着けずにいた。
しかし、試合は動く
ダイヤ「海未さん!」パス
海未「はい!」
ゴオォォォ…
海未「!(波が立ち始めている…!!)」
海未「千歌!」パス
千歌「!!」
ウォーター「くっ…囲む前に逃げられる…!」
英玲奈「その調子だ!タクティクスに囲まれる前にパスを出すんだ!!」
日本の武器、"対応の速さ"。
細かいパスで、飲み込まれる前にボールを繋ぐ…
オーストラリアも日本のこの対応には驚きを隠せなかった
ビーチ「サックアウトが攻略され始めた…!?」
ドルフィン「流石だね、日本…」
ドルフィン「なら、これならどう?」
ゴオォォォ…
千歌「(サックアウトが来る…!)」
千歌は渦を察知し、すぐに近くにいる味方にボールを渡そうとした。
しかし、千歌はボールを出すことができなかった
千歌「そんな…!!」
ドルフィン「ふふっ♪」
リーフ「逃がさないよ!」
聖良「囲まれてる!?」
梨子「千歌ちゃん…!!」
千歌は4人の選手に、まるで箱の中に閉じ込められたかのように囲まれていた。
これではドリブル突破もパスも何も出来ない…
その間にも、渦は千歌に迫っていく
ドルフィン「必殺タクティクス ー ボックスロックディフェンス ー」
シュリンプ「この技はサックアウトと掛け合わせることにより、無敵のディフェンス技へと進化する!」
リーフ「さあ!波の餌食となりなさい!!」
千歌「ひゃあぁぁぁ!!??」
千歌は地面に叩きつけられ、ボールを奪われてしまった。
ここに来て、まだタクティクスを隠していたオーストラリア。
その連携の取れたディフェンスは、日本にとって衝撃以外なんでもなかった
ツバサ「箱で閉じ込めてから渦で仕留める…攻略がさらに困難になったわね」
ことり「日本の戦術が通じない…」
花陽「そんな…」
ベンチのメンバーは焦りから変な汗が出ていた。
強豪国の中には含まれていなかったオーストラリア。
正直、サウジアラビアの時よりも楽に勝てると思っていた。
しかし、その相手を侮った気持ちが…
ドルフィン「ー メガロドン ー!!」バシャァン!
日本の絶望を生んだのである
希「あかん!!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「今度こそ止めてみせる!!」ドォン!!
再び放たれてしまったオーストラリアの必殺シュート。
今の状況で2点差はまずい。
穂乃果は全力でシュートを止めに行く
穂乃果「ゴットハンドV…!!」バッ!
花丸「穂乃果さんが飛び出した!」
果南「そうか…!鮫が姿を消す前に、自分からボールを取りに!!」
穂乃果が迫ってくるのに気づいた鮫は、すぐに海中に潜ろうとする
穂乃果「逃がすかあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
取る取る取る取る取る取る取る逃げるな!!!!
穂乃果の手が、鮫に触れーーーーーーー
ーーーーーースカッ!!!!
穂乃果「っっっっ!!!!」
ことり「穂乃果ちゃん…!」
理亞「間に合わ、なかった…」
『ゴーール!!!!再び決まってしまったぁ!今度は自らボールを取りに行った高坂穂乃果!しかし、惜しくもボールを掠め、そのまま2点差になってしまいました…!日本、前半で既に厳しい試合となりました!!』
曜「ハァハァ…これで、0-2」
月「…完全に誤算だった」
英玲奈「あぁ、認めざるおえないな」
ドルフィン「この試合、勝つのは私達…!」
日本の選手達は思った。
"オーストラリアはサウジアラビアよりも強い"
恐らく、韓国やイランとも肩を並べるレベル…
穂乃果「………」
聖良「穂乃果、さん…」
日本のキャプテン・守護神。
その肩書きを、立場を背負っている穂乃果に、これ以上の屈辱はなかった。
自分が止めていればこの2点差はなかった。
しかし、結果的に止められない、私では、あのシュートは止められない…
穂乃果「……」
穂乃果は託す
穂乃果「…」サッ
聖良「!?」
美奈「…!!」
真恋「あれは…!」
穂乃果は美奈に合図を送った。
手でバツを作り、自分ではこのシュートは止められないと示す
美奈「…選手交代よ!」
美奈「果南ちゃん、行くわよ!!」
果南「…!!」
大海の戦士達に挑むのは、日本の"海皇"
日本 0-2 オーストラリア
松浦果南 代表デビュー!!
砂木沼のような扱いにはさせませんよ…!安心してください!!