ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
ついに…ついに、とあるお話に区切りがつきそうです。それでは…どうぞ
前回の、輝こうサッカーで!
3点目の作戦、理亞の"Awaken the power"発動がなかなか成功せず、美奈達にも焦りが見え始めていた。そんな中、穂乃果が善子の"回転シュート"をアレンジした"ブレイブショット"で同点に追いつく。試合時間は残り僅か、果たして3点目を決められるのか…
その後も、理亞は何度も"Awaken the power"発動を試みた。
しかし、完成には程遠いオーラは色がつく気配はない。
体力と時間が吸われていく一方…
だからといって新たな作戦を考える余裕はなかった。
いや、思いつかないのだ。
海未と穂乃果の作戦以外の方法ではあの水の壁は越えられない。
日本の選手達は焦る
聖良「まずいです…もう時間が…!」
月「っっ!どうすれば…」
ボールを繋げ、理亞に渡す。
そこまではいい。
だが問題はそこから
理亞「ハァ、ハァ…ハァハァ」ガクガク
凛「理亞ちゃん…もう限界にゃ!!」
ツバサ「無理もないわね。もう数十回は発動しようとした…練習の時だったらすでに立てなくなっているわ」
千歌「でも、それじゃ…」
英玲奈「"Awaken the power"の発動、逆転は…絶望的だ」
「「「……」」」
英玲奈の言葉で、可能性はゼロにいっきに近づいた。
残り時間もあと数分。
理亞の体力はほぼ残っていない。
新しい作戦もない。
予選での同点は敗北に等しい。
世界への切符はなくなったの当然…
凛「負け…ちゃうのかな」
「「「……」」」
理亞「ふざけないでよ!!!!!!」
「「「!!??」」」
理亞が怒鳴った。
全国大会では何かと怒っていた理亞。
しかし、代表としてはこれが初めてであった。
その睨みつける目は、仲間たちではなく、前を見ている
理亞「私は…まだ諦めてない!!」
聖良「理亞…」
理亞「こんなの、私のせいで勝てなかったようなものじゃない!!そんなの絶対に嫌だ!」
声には力がある。
だが体はもうすでに限界だった。
手をついていないと今にも倒れそうで、立ち上がれない…
何故、それでも諦めないのか
理亞「非力なのは私が一番知ってる…だからこそ、一番諦めちゃダメ…嫌だ、絶対にやってやる!!」
月「理亞ちゃん…」
理亞「見てなさい!!これが私の…力よ!」
気合いで立ち上がった理亞。
フラフラとはしているものの、目は、心はまだ燃えている。
そんな炎のような心に答えるかのように、オーラが理亞から吹き出す
花陽「あ、あのオーラは…!?」
真恋「ま、間違いないわ…あの決勝の時にルビィちゃんが見せたオーラと同レベル…"Awaken the power"のオーラよ!!」
美奈「…理亞ちゃん!」
ベンチにも伝わる巨大なオーラ。
フィールドにいる選手達にはそれ以上に。
ビリビリと肌を刺激する、まるで心臓を直接殴られているかのような衝撃。
鳥肌。
ボールを蹴ることを忘れ、理亞の姿に魅入る
ことり「でも、どうして急に…?」
ツバサ「その答えは…彼女の目よ」
ことり「…目?……!!」
月「このタイミングで…!」
理亞「私は、諦めない!!」グググ!
理亞はこの状況下で"ゾーン"を発動していた。
ゾーンにより、集中力と身体能力を一気に上昇させたことが、"Awaken the power"発動の引き金になったのである
理亞「はあぁぁぁぁ!!!!」グググググ!
聖良「理亞!!」
月「理亞ちゃん!!」
穂乃果「理亞ちゃん!!」
千歌「理亞ちゃん!!」
「「「理亞ちゃん!!!!」」」
理亞「これが…私の"Awaken the poーーーーーー
ーーーーバシュウゥゥゥゥゥンンン………
理亞「」
曜「何!?」
梨子「理亞ちゃん…!?」
真恋「そんな、このタイミングで…」
美奈「体力、切れ…」
理亞「」ドサッ
聖良「理亞!!?」
倒れる理亞。
理亞のもとへと急ぐ聖良。
理亞は確かに"Awaken the power"を発動した。
いや、正確には発動する瞬間であった。
しかし、体力の限界。
燃料がなくなった車は動かない。
それと同じく、空っぽになった理亞のオーラはまわりに飛び散り、そのまま動けなくなってしまっていた。
ゾーンを発動したことが、逆に裏目に出たのである
千歌「そ、そんな…」
月「理亞ちゃん!!」
聖良「理亞!!」
理亞「…う、あ……」ガクガク
立てそうにない理亞。
日本はすぐに試合を中断しようとした。
やむを得ないが、諦めるしかない。
そう、誰もが考えた…
そう。フィールドにいるメンバーは…
ルビィ「理亞ちゃん!!!!!!」
理亞「…!!」
「「「!!!!」」」
聞こえる。
この甘ったるい声は…
甘ったるいのに、誰にも負けないぐらい熱い想いが込められている…
あの時の自分みたいだ…うるさい歓声が聞こえない。
ルビィの声だけが、ルビィしかいない会場で聞こえる。届く
ルビィ「聞こえてるでしょ。理亞ちゃん」
理亞「る、ルビィ……」ガクガク
ルビィ「あの時と逆だね。分かるでしょ」
理亞「…分かるわよ」ガクガク
ルビィ「今、同点だよね?このまま終わったらまずいってことぐらい、理亞ちゃんなら分かってるでしょ?」
理亞「…うぅ…!!」ググ…
聖良「ルビィさん…」
ルビィ「ルビィを超えるんでしょ?世界に行くんでしょ?できないは無しだよ」
理亞「ぐっ…うぅぅ……!!!!」ググ!
ルビィ「分かってるんでしょ?なら…」
理亞「…」
ルビィ「動けえええぇぇぇぇぇ!!!!!!」
理亞「うおあああああああああ!!!!!!」
理亞は再び立ち上がった。
叫ぶ。これでもかというくらい叫ぶ。
何故、オーラが溢れ出す?
空っぽになった体から何故、溢れ出す?
どこから出てくるのかわからないそのオーラは、理亞を包み込み、強風を巻き起こし、地面を抉り、轟く
月「いったい何が…!?」
海未「あ〜…凛、分かりますか?」
凛「分かるにゃ。デジャブしかないにゃ…」
千歌「煙で見えないけど…分かる…」
分かる。
あの時と同じ。
姿は見えなくとも、伝わってくるオーラだけで鳥肌が立つ。
その巨大過ぎるオーラはすべてを圧倒し、勝利に導く
理亞「"Awaken the power"!!!!」ゴゴゴゴゴゴ!
想いは受け継がれた。
そして、新たな究極の誕生である
理亞"覚醒"
ついに理亞ちゃん"Awaken the power"発動!!!!
次回、究極と化した理亞ちゃんが動き出します