ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さん、おはようございます!ルビィちゃんキャンディーです。
ちょっと寝不足でキツいですがしっかりと投稿します!
最近、ある方のラブライブ×サッカーのssを読ませてもらったのですが、もちろん、内容も素晴らしい中、そのスレの繋がりで「輝こうサッカーで!」についての会話もされていたんです。こうやって、見てくれている方がいるんだな、ととても嬉しくなりました。その方達の言葉も糧にして頑張っていきますね
前回の、輝こうサッカーで!
"Awaken the power"を発動した理亞。その究極と言えるプレーにより、見事日本はオーストラリアに勝利した。理亞の覚醒に喜ぶメンバー。しかし、ルビィによると、あれはその場繋ぎの力に過ぎず、"Awaken the power"は未完成だと言う…どういうことなのか。その答えは、理亞自身が気づくことになる
ー 日本代表キャンプ地 ー
ツバサ「ー 流星ブレード ー!」ドガアァン!
穂乃果「ー 真ゴットハンドV ー!!」ドン!
ツバサの輝く剣のようなシュートが穂乃果のオーラに突き刺さる。
徐々に後ろへと押される穂乃果。
ツバサのシュートの威力を殺すのが先か、穂乃果が押し切られるのが先か…
ツバサ「流石ね。穂乃果さん」
穂乃果「ふぅ…ツバサさんのシュート重すぎ」
花陽「穂乃果ちゃんが止めました!!」
果南「やっぱ凄いなぁ…私も真正面から技をぶつけられるようになりたいな」
ツバサ「果南さんには果南さんの長所があるわ。だからオーストラリアにも勝てたのよ」
穂乃果のキーパー練習に付き合っていたツバサが果南に話しかける。
自信を持って。
そう果南に言うと、ツバサは練習に戻って行った
果南「長所…か」
花陽「果南さんは穂乃果ちゃんに負けないぐらい凄いキーパーです!」
果南「ありがと!花陽ちゃん」
穂乃果が遠くから果南を呼ぶ。
キーパー練習交代。
果南はグローブを片手に、ゴールへと向かう
果南「最後の砦として恥じぬように…ね」
これは北也の言葉。
果南は自分を奮い立たせるおまじないのように、声に出し、ゴールへと走った
オーストラリア戦から数日。
サニデイジャパンは2連勝。
このまま勝利を重ねることが出来れば、本戦への切符が手に入る。
しかし、そんな中でちょっとしたアクシデントが発生していた
月「やっぱり、ダメだね…」
理亞「…ハァハァ」
ダイヤ「まさか、あの試合以降発動出来なくなるとは…」
理亞「…」
理亞はオーストラリア戦で一度だけ"Awaken the power"を発動してから、その後、"Awaken the power"を発動することが出来なくなってしまったのである。
何度も試みた。
しかし、オーラは未完成の時の半透明な状態に戻り、まるであの時の状態がまぼろしだったかのよう思えた
月「…考えられるとしたら…あれは"一時的な覚醒"」
凛「一時的?どういうこと?」
月「理亞ちゃんが"Awaken the power"を発動したのはゾーン状態の時だったよね」
凛「…確かにそうだったにゃ」
月「つまり、ゾーン状態で能力・精神力が上昇したから発動出来た…逆に言うと、」
ダイヤ「普通の状態ではまだ発動できない」
月「正解」
つまり、理亞の"Awaken the power"はまだ完成していない。
普通の状態での発動が本当の完成…
既に辿り着いたと思われていた究極。
しかし、現実はそんなに甘くなかった。
理亞がオーストラリア戦で成し遂げたのは、山にかかった霧を払ったことだけ。
それによりあらわになった山の全貌・頂上は、想像以上に険しいものだったのだ
月「大丈夫。言ったでしょ?"Awaken the power"は本来、世界に向けての技だから、もっと時間をかけて完成させようって」
理亞「分かってる。必ず完成させてみせる」
ダイヤ「さすがは理亞さんですわね」
理亞は落ち着いている。
しかし、心の中はフツフツと煮えたぎっている。
自分はまだ未熟…足りないのだ。全てが。
新たな壁を自覚した少女は、再び走り出した
――――――――――――
ー その日の夜 西木野総合病院 ー
ルビィ「うん。大丈夫だよ」
ルビィは屋上である人と通話をしていた。
通話の相手は、慣れ親しんだ人。
大切な仲間。
そう呼べる人であった
鞠莉『やっぱり、回復には時間がかかっているのね』
ルビィ「うん…みんなには迷惑をかけちゃって」
鞠莉『…』
ルビィ「ルビィ、今の日本に必要な存在なのかな…って」
鞠莉『…ルビィ、』
鞠莉には分かる。
電話越しに伝わる、ルビィの感情。
不安、罪悪感、責任。
まるで姉とそっくりだ。
深く考えすぎて、自ら負を抱え込む。
姉妹揃って、悪い癖だ
鞠莉『あのね、ルビィ。あなたは知らないかもしれないけど…ルビィは今、世界から注目されている選手の一人なのよ?』
ルビィ「え…?」
鞠莉『全国大会で見せた、"Awaken the power"。あれは日本だけじゃない。世界にも衝撃を走らせたのよ。私達のチームも、ルビィには警戒している』
ルビィ「…そんな、」
鞠莉『月繋がりっていう事もあるけどね。ルビィは、認められつつあるのよ。世界に』
ルビィ「…」
鞠莉『そんなルビィを、日本のメンバーが必要としないわけないじゃない』
鞠莉『それ以前に、ルビィはかけがえのない大切な仲間よ。私だけじゃない。みんなもそう思っているはずよ』
ルビィ「…ありがとう、鞠莉ちゃん」
ルビィの顔が少しだけ明るくなった。
小さな頃から、悩みがあるとすぐに鞠莉に相談していたルビィ。
今回は鞠莉からの電話だったが、タイミング良く話が出来て良かったと思う。
そして、話は変わり、今後の日本のことについて話し始めた
鞠莉『オーストラリアには意外にも苦戦したようね』
ルビィ「うん。正直、ギリギリだったよ…」
鞠莉『だから理亞に一時的な発動を?』
ルビィ「…」
ルビィ「やっぱり分かっちゃう、よね?」
鞠莉『だって、普通だったら不可能よ。あんな短期間で"Awaken the power"なんて』
ルビィ「…理亞ちゃんには絶対に習得してもらわないと…」
鞠莉『どうしてそこまで理亞にこだわるの?』
ルビィ「…"Awaken the power"は、」
ルビィ「一人では完成しない」
鞠莉『一人では…どういうこと?』
ルビィ「"Awaken the power"は力を目覚めさせる技。でも、目覚めさせるためには、"力の共鳴"が必要なんだと思う」
鞠莉『力の、共鳴…』
ルビィ「真の"Awaken the power"を完成させるには、理亞ちゃんしかいないの…!絶対に…」
鞠莉『…なら、ルビィは尚更必要ね』
ルビィ「…うん」
鞠莉『応援しているわ。次の試合は…確か、』
ルビィ「韓国」
鞠莉『…バリバリの予選突破筆頭じゃない』
ルビィ「うん。最悪だよ。今大会の韓国は強いって聞くもん」
鞠莉『ルビィは間に合わないの?』
ルビィ「分からない。それに、真姫ちゃんが許してくれるとは…」
鞠莉『そうね…このままだとオーストラリアの時よりも、苦戦を強いられるわね』
ルビィ「負けないよ。日本は」
鞠莉『…!』
ルビィ「韓国にも、イランにも…そして、鞠莉ちゃん達にも」
鞠莉『うん。本当に楽しみだわ♪あなた達が世界に来るのが』
ルビィ「…鞠莉ちゃん、」
鞠莉『…ルビィ、』
ルビィ、鞠莉「『健闘を祈る!!』」
鞠莉『じゃ、ダイヤ達にも宜しくね〜♪』ピッ!
ルビィ「…」
鞠莉との通話が終了し、夜景をぼーっと眺めるルビィ。
東京の夜景は好きだ。
でも、何故かずっと見ていると寂しくなる。
ぽっかりと穴が空いたような…
そんなことを考えていると、屋上の扉が開いた
ルビィ「…!来てくれたんだね」
「もう、なんで急に呼び出すのよ」
ルビィ「そろそろ、お話しようと思っていたんだ。世界と戦うには…必要なんだ」
ルビィ「善子ちゃんの力が」
善子「…ヨハネよ」
FFIアジア予選 3回戦目 韓国