ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さん、どうも!ルビィちゃんキャンディーです。いや〜、暑い。暑いですよ。部活も引退して、今はお勉強。お勉強の休憩時間にサッカーを書いています。ですが、暑い。溶けて死にそうです。体の水分が抜けて、干し芋になっちゃいますよ…皆さんも熱中症には気をつけてくださいね?特に寝不足。人のこと言えませんが、夏休みですがしっかり寝ましょう(マジで)




第3章 30話 「僕のきっかけ」

 

 

 

ことり「月ちゃんは、なんでサッカーを始めたの?」

 

月「唐突だね…」

 

 

夕食を食べ終え、それぞれの部屋に戻ろうとした時だった。

ちょうど、月の隣に座っていたことりが、話しかけてきたのはいいのだが…話題が話題で…

 

 

月「そんな面白い話じゃないよ?」

 

ことり「でも気になるの〜…おねが〜い!」

 

穂乃果「穂乃果も聞きたーい!」

 

千歌「私も!」

 

曜「私もであります!」

 

理亞「……私も、」

 

月「えぇ…ホントに??」

 

 

続々とメンバーが集まってきた。

そんなに気になるのかな…僕の話なんて、

月はそう思いながらも、もう逃げられないと理解したため、話すことにした

 

 

月「あんまり期待しないでね?」

 

「「「…!」」」ワクワク

 

月「きっかけは…」

 

 

 

 

月「曜ちゃん」

 

 

曜「…ん?」

 

 

 

 

―――――――――――――――

―――――――――

――――

 

 

 

小さい頃から、僕はスポーツや運動が好きだった。

休みの日は大体、走り回っていた気がする。

そうするとさ、どうしても人並み以上の運動能力が得られるんだよね。

だから、自然と順位争いとか出てくるわけ。

とくに幼い時はね。小さなことでも

 

 

月『…』

 

 

大体さ、運動能力が優れている子って、クラスでも中心だったり、人気者だったり…ね?

でも、僕はそんなふうにはなれなかった

 

 

月『あ、曜ちゃ…『曜ちゃん!今日も凄かったね!!』

 

月『…』

 

 

曜『いや〜…そうでもないよ…』

 

『本当に凄いよ!曜ちゃんは何をやっても一番!憧れちゃうなぁ…』

 

『私もそう思う!やっぱ天才だよね!』

 

曜『あっはは…』

 

 

月『…』

 

 

さっきはあんなこと言ったけど、別に人気者になりたいわけじゃないんだよね。

僕は、認められて欲しかった…"努力"を。

 

 

 

――――――

 

 

 

月『ハァハァ…!!』バシャバシャ

 

スイミングスクールでは誰よりも早く来て練習していた

 

 

月『っ!』ダムダムダム

 

体育でバスケをやる時は、放課後はずっとバスケをしていた

 

 

月『…!!』タッタッタッ

 

朝だって、太陽よりも早く起きていた

 

 

 

 

それでも

 

 

 

 

月『ハァハァ…なんで…???』

 

 

 

 

勝てないんだよね

 

 

 

 

『凄い!!また一番だね!曜ちゃん!』

 

『また今度応援に行くね!』

 

曜『あ、ありがとう!』

 

 

 

曜ちゃんには。

 

 

 

 

 

『曜ちゃんは凄いわね〜…また一番!月ちゃんも見習いなさい』

 

月『うん。お母さん…』

 

 

 

渡辺家はね、遺伝なのかな?

全員、運動能力に優れた家系だったからね…

順位にはかなり神経質だったんだ。

そんな中で、歴代最高の天才、曜ちゃんが生まれて、一族は歓喜。

全員、曜ちゃんに魅了されていた。

 

 

だからって、曜ちゃんを恨んだりしているわけじゃなくて。

曜ちゃんは大切な従姉妹だし、昔からいつも仲良しだった。

だから、なんだろうね。

曜ちゃんが離れていきそうで、怖かった。

 

遠い存在に思えた。

今までは僕が一番近いところにいた。

でも、今は僕が一番遠いところにいる気がする。

そう考えたら怖かった。

仲良しだった分、怖かった。

 

…焦ったよ、かなり。

小さいながら考えた。

まだ社会の景色も知らない子供が、頭をねじって、絶対に思いつかないことをずっと、考えた。

 

 

そんな時だった。

 

 

 

『今日の体育はサッカーだぞ〜』

 

『『『はーい』』』

 

 

月『…サッカー』

 

 

元々、サッカーは好きだった。

よく曜ちゃんとも遊んだし、その時も、暇があったらボールはよく蹴っていた

 

多分、それがきっかけかな?

 

 

曜『うわっ!?』

 

月『っ!!』

 

『凄いな月!あの曜を抜いたぞ!』

 

 

『月ちゃんかっこいい!サッカーやってるの!?』

 

『月ちゃん!このあと一緒にサッカーしない?』

 

 

曜『えっへへ…月ちゃん、サッカー上手だね!』

 

月『…!!』

 

 

…これしかないと思ったよ。

サッカーなら、僕は曜ちゃんに近づける。

認めてもらえる。

サッカーなら、僕は…

 

そして、僕はすぐに、サッカーのクラブチームに入った。

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

ー 数年後 ー

 

 

バシュゥゥゥン!!!!!!

 

 

『…これで、ハットトリック…』

 

月『〜♪』

 

 

自分でも分かったよ。

何年もサッカーを頑張ったからね。

確信した。

開花したんだとね。

サッカーの才能が

 

 

月『中学生…か』

 

 

負ける気がしなかったよ。

先輩にも、強豪校にも。

事実、練習試合でたくさんの学校に勝ったしね

 

 

月『曜ちゃんとは、最近会ってないなぁ…』

 

 

でも、僕には変わったことがあった。

それは、サッカーをする理由だった。

 

 

最初、サッカーは曜ちゃんに近づくため、認めてもらうためにやっていた。

でも、中学生になって、心が成長して…もう一度、自分を見つめ直してみたんだ。

そして、見つけたんだ。

僕はなんで、サッカーをしているのか

 

 

月『…楽しい。楽しいんだよ。サッカーは』

 

 

純粋にボールを追いかける少女になっていた。

良かったよ…でなきゃ今頃、ここにいなかったかも…何故かって?

それは…

 

 

月『海外留学…?』

 

 

僕の実力が認められて、海外でサッカーをしないかという勧誘が来たんだ。

もし、小さい頃の考えがそのままだったら、曜ちゃんから離れるんじゃ意味が無い!!って、断っていたよ。

でもね?

 

 

月『行くよ。僕はサッカーをやりたい』

 

 

その時の僕には、断る理由なんてなかった

 

 

 

 

――――――――――――――

――――――――

―――

 

 

 

 

月「とまぁ、その後イタリアにサッカー留学して、今に至るってわけ!」

 

ことり「そ、そうだったんだ…」

 

千歌「なんか、思っていたよりもかなりデリケートなお話だったね…」

 

曜「月ちゃん…」

 

月「軽蔑した?」

 

曜「そんなこと!月ちゃんは今も昔も大切な従姉妹だよ!」

 

月「嬉しいよ♪」

 

 

月が席を立ち、このお話は終了となった。

月の意外な過去を知ったメンバーは、今後、月への印象が変わる訳では無いが、自分達の過去を見直すきっかけになった

 

 

 

 

 

 

 

月「…」スタスタ

 

 

千歌「曜ちゃん!早く部屋に行こ!」

 

曜「うん!千歌ちゃん!」

 

 

千歌『凄い!!また一番だね!曜ちゃん!』

 

千歌『また今度応援に行くね!』

 

曜『あ、ありがとう!』

 

 

 

月「…変わらないね。2人とも」ボソッ

 

 

 

月は足早に自分の部屋に戻って行った

 

 

 




今回は月ちゃんにスポットを当ててみました。どうだったでしょうか…月ちゃんの心のドロドロは完全に無くなったのでしょうか…?っていうか、渡辺家は悩みを抱え込む一族なんですかね?曜ちゃんと言い、月ちゃんと言い…

次回は明るく行きましょう!Twitterに次回予告あげますね!

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