ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!体調があまり良くないルビィちゃんキャンディーです。夏バテでしょうか…勉強で寝不足になったからだとは思いますが…

今回の箸休めは輝こう史上最長です。そして注意です。今回のお話には専門知識の内容がたくさん書かれていますが、ルビィちゃんキャンディーは無知なので、ここは違うだろ…というシーンがあるかもしれませんが、目を瞑ってくれるとありがたいです…では、どうぞ




第3章 31話 「海未かな凛の特別メニュー!?」

 

 

 

 

韓国戦まで、残り数日となった。

アジアの中でも1位2位を争う強豪国との勝負…

この試合の結果で、日本の運命は大きく変わる。

そんな理由もあり、サニデイジャパンの練習は一段と気合が入っていた

 

 

 

穂乃果「ハァハァ…」

 

ツバサ「大丈夫?穂乃果さん?」

 

穂乃果「うん、大丈夫…」

 

穂乃果「(今のままじゃ、足りない…)」

 

 

 

月「韓国戦も無理そうだね」

 

理亞「どうしよう…韓国は強いのに…」

 

月「うーん…」

 

 

 

美奈「…」

 

 

 

 

――――――

 

 

 

ピーー!!!!

笛がなり、練習が一時中断された。

理由は美奈が集合をかけたからだ。

選手達は駆け足で美奈の元へと向かった

 

 

美奈「全員いるわね。これから、韓国戦に向けてのお話をするからね」

 

真恋「韓国代表"ファイアードラゴン"。チーム全体がひとつの生き物のように、呼応して勝利を勝取る…今までの中でも、一番の敵よ」

 

英玲奈「何か韓国の情報はあるんですか?」

 

真恋「おそらく、情報を得ても無駄よ。韓国は、"その国のための戦術"を用意するわ…」

 

曜「え…じゃあ、日本を倒すためだけに、新しい戦術を作ってくるってことですか?」

 

美奈「そうよ。だからあなた達には、その場の判断力が求められるわ」

 

 

オーストラリアとの戦いも、何も情報がない状況で始まった。

しかし、韓国はオーストラリアよりも強い。

ただでさえオーストラリアにも苦戦したのに、さらに強い国に同じ条件で勝たなければならない。

かなり厳しい…選手達の不安はたまる一方だった

 

 

美奈「そこで、韓国戦、すでにスタメンが確定している選手を発表するわね」

 

 

美奈「まず、穂乃果ちゃんFW」

 

穂乃果「!!」

 

梨子「み、美奈さん…何故、穂乃果さんをGKにしないんですか…?」

 

美奈「…この試合、勝利の鍵はFWとGK」

 

美奈「韓国のシュートは威力というよりかはコントロール。…そこで、反射神経…要するに瞬間的判断力が問われるわ。でも、果南ちゃんと穂乃果ちゃんは2人とも判断力は素晴らしいものよ。そこで、」

 

美奈「威力よりも判断力を選んだのよ」

 

穂乃果「???」

 

千歌「???」

 

 

海未「理解できていない人がいるようなので、簡単に説明します」

 

海未「韓国相手に穂乃果をGKにして、守備力を上げるよりも、FWにして攻撃力を上げる…」

 

月「韓国相手に守備力を上げる必要はない。判断力は2人とも優れているから、果南ちゃんをGKにした。ということだね」

 

美奈「さすがね♪いつも助かるわ!」

 

にこ「まったく…それぐらい理解できるようになりなさいよ(やべっ、わかんなかった)」

 

凛「やべっ、わかんなかった」ボソッ

 

にこ「普通に心読むのやめて?」

 

 

美奈「ということで、GKは果南ちゃん。そして…」

 

美奈「凛ちゃんもFWよ」

 

凛「にゃ!?」

 

花陽「凛ちゃん!スタメンだね!」

 

凛「が、頑張るにゃ…」

 

海未「…」

 

 

真恋「以上よ。残りの8人は後で発表するから、気を抜かずに練習してね」

 

「「「はい!!!!」」」

 

美奈「解散〜♪」

 

 

練習に戻る選手達。

しかし、美奈は数人を呼び止めた

 

 

美奈「海未ちゃん、果南ちゃん、凛ちゃん!ちょっといいかしら?」

 

海未「なんですか?」

 

凛、果南「?」

 

 

美奈「あなた達には…特別メニューよ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「………で、なんで私達はこんなところにいるの?」

 

凛「凛に聞かれても…」

 

海未「ついに…ついに!監督も私の練習メニューの素晴らしさに気づいたのです!!」キラキラ

 

 

海未たち3人はとある場所に来ていた。

服装はユニフォームとはかけ離れた、重装備という名に相応しい服装。

靴も、リュックも…

もうこれは、別の部活であった

 

 

海未「さあ!行きますよ!いざ…」

 

 

 

 

 

 

 

海未「富士の山頂へ!!!!」キラキラ

 

 

果南、凛「うっそおぉぉ……」

 

 

『海未かな凛 富士登山』

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

『富士山』

日本国民なら知らぬ人はいない、日本一高い山である。

富士山の魅力は目と体で楽しめること。

芸術と例えられることもあるほど、四季折々で魅せる富士の姿。

そして実際に登ってみて日本を空から眺めるという…

 

 

 

 

 

海未「それが、富士山なんですよ!」

 

凛「そうだけど…これ、サッカーの練習に関係あるの?」

 

果南「うーん…足腰を鍛えるという意味では、いい練習だけどね」

 

海未「他にもありますよ!!果南!!」クワッ!

 

果南「!?」ビクッ

 

海未「いいですか?いくら初心者にも優しい山、富士山と言えども、いつ私達の身に危険が迫るか分かりません!」

 

海未「例えば霧!濃霧で遭難する可能性もあります!険しい道にも警戒しなければ…」

 

海未「そして怖いのは高山病。これだけは絶対に避けたいので、今回は高山病になりにくいルートをチョイスしましたがね…」

 

果南「うっ…凄い知識…でも、それらがどうサッカーの練習に?」

 

海未「次の試合、韓国戦は的確な状況判断が必須…ならば、この富士登山でその状況判断の向上を狙おう、ということです!」

 

果南「な、なるほど…」

 

凛「自販機はないのー?」

 

海未「ほぼありません!!」クワッ!

 

凛「!?」ビクッ

 

海未「いいですか?ここは山です。自販機の中身、要するに商品を運ぶだけでもかなり手間なんです!なので頂上で売られている飲み物はとてつもない金額になるんですよ!」

 

凛「お、おいくらなのかにゃ…?」

 

海未「…凛のお小遣いが消し飛ぶ金額です」

 

凛「にゃあぁあぁあぁ!!??」

 

果南「お、落ち着いて…」

 

海未「脱水症も怖いので、2人には大量の水分の持参を指示したはずです」

 

凛「そ、そうだったんだ…」

 

海未「さあ!富士登山はまだまだ始まったばかりです!どんどん行きますよ!"御殿場ルート"ですからね。のんびりしていると日が暮れますよ!」

 

 

『御殿場ルート』

富士山には大きくわけて4つの登山ルートがある。

登山家・園田がチョイスしたルート、御殿場ルートは利用登山者が少なく、全ルートの中で最も標高差があり、最長のルートである。

しかし、高山病のリスクが最も低いので、試合を控えている海未達には無難な選択と言える。

また、駿河湾で温められた水蒸気により、ホワイトアウトになることがよくある。

しかし、登山家・園田は歩く地図。

道に迷うことは決してないのである

 

 

海未「…分かりましたか?」

 

 

果南「なんかずっと喋ってるね?」ヒソヒソ

 

凛「自分のこと登山家とか言ってるにゃ…」ヒソヒソ

 

海未「聞いていますか?」

 

果南、凛「聞いてます聞いてます!!」

 

 

御殿場ルートは標高1440m、御殿場口新五合目からのスタート。

約2300mしか登らないではないか。と思った方…人間は垂直に歩くことはできない。

なので、御殿場ルートの往復距離は17.5km。

残り3つのルートは、14・8.5・13km。

かなりハードな登山となるのは目に見えていた

 

 

凛「もう疲れたにゃ…」

 

海未「まだ歩き始めて30分しか経っていませんよ?休憩場所までにはあと1時間かかりますからね」

 

果南「普通に足にくる…」

 

 

富士登山を始めて30分。

登山家・園田の先導によりサクサクと進むかな凛。

かなり余裕が出てきたため、会話をしながら歩を進めていた

 

 

海未「あの時は驚きましたよ…まさか"ラブアローシュート"が止められるとは…」

 

凛「ボールは見えたの?」

 

果南「一瞬だけ、横で何かが動いてるなー…って思ったら、ボールだったから弾いたって感じかな」

 

凛「すごいにゃー…!」

 

海未「どんな動体視力ですか…ほんとに」

 

果南「ははは…」

 

 

 

ー 新五合五勺(1920m) 通過 ー

 

 

 

果南「じゃあ、海未の家は由緒ある家なんだね」

 

凛「海未ちゃん、お稽古とかやってるんだよね!」

 

海未「あぁ、全部やめました」

 

凛「にゃ!?」

 

果南「な、なんで…」

 

海未「サッカーに専念したかったので。この意志を伝えたら、お母様は快く受け入れてくれました…」

 

果南「そんな簡単にやめていいの?」ヒソヒソ

 

凛「わかんないけど…伝統を絶やしちゃダメだよね?」ヒソヒソ

 

海未「姉が継ぐと名乗り出てくれたのです」

 

凛「えぇ!!?」

 

果南「海未、お姉さんがいたんだ…!」

 

海未「私は家族に支えられている…恩を返すためにも、私はサッカーを続けるのです」

 

 

 

ー 新六合目(2590m)ー

 

 

 

凛「あっ!!小屋があるにゃ!」

 

海未「新六合目ですね。休憩にしましょう」

 

果南「宝永山が見えるね」

 

海未「よく知っていますね。果南。宝永山は富士山の噴火により出来た山です。南海トラフ地震により、噴火が促されたと言われています」

 

凛「海未ちゃんってサッカー選手なんだよね?」

 

海未「登山家でもあります」ドン!

 

 

 

ー 六合目(2830m)通過 ー

 

 

 

果南「だいぶ日が落ちてきたね」

 

海未「今日登るのは"七合九尺"までです。あと2時間ぐらいですよ」

 

凛「あと少し…がんばルビィにゃ!」

 

果南「おっ!ルビィちゃんの必殺技だね!」

 

凛「あのポーズ可愛いにゃ〜!」

 

 

 

ー 七合目(3040m)通過 ー

 

 

 

凛「穂乃果ちゃん、かなり悩んでたにゃ…」

 

果南「今の必殺技のままじゃ、世界には通用しないって言ってた」

 

海未「…なにかきっかけがあればいいのですが…」

 

果南「考えると…海未、凄いよね。サウジアラビア戦で新必殺技を3つも」

 

凛「全国大会が終わってから、誰よりも練習してたもんね!」

 

海未「はい…日本の力になれて良かったです」

 

果南「私も新必殺技、作りたいなぁ…」

 

凛「り、凛もにゃ!」

 

海未「大丈夫です。2人が努力していることは知っています。必ずできますよ」

 

 

 

ー 七合五勺(3110m)通過 ー

 

 

 

凛「小屋が増えてきたにゃ!」

 

海未「私達が泊まる小屋はあと1時間ぐらいです!頑張ってください!」

 

果南「よーし、あともうひと踏ん張りだね!」

 

 

 

ー七合九尺(3300m)ー

 

海未「到着です!お疲れ様でした」

 

凛「にゃあぁ…疲れたにゃ…」

 

果南「もう無理…今日は動けない」

 

海未「ここから頂上までは100分程です。明日は日が出る前にここを出ますよ。幸いにも天気には恵まれています。この機を逃してはいけません!」

 

 

海未「ー 山頂アタック ーです!」クワッ!

 

 

果南、凛「おぉ〜…」ヘトヘト

 

 

 

こうして、富士の山頂の目の前まで来た海未かな凛。

頂上では何を見ることが出来るのか…それは全て、明日のお楽しみ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「果南さん、大丈夫でしょうか…」

 

穂乃果「大丈夫だよ。海未ちゃんがいるし」

 

ことり「海未ちゃんがいれば安心だね♪」

 

にこ「海未の絶対的信頼感よ」

 

曜「海未さんって、何者なんですか?」

 

 

音ノ木坂メンバー「「「登山家」」」

 

 

 





山頂アタック
海未ちゃんの必殺技です。この技を発動した次の日は、太陽よりも早く起きることになるらしい…

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