ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!オリオンの刻印を見たルビィちゃんキャンディーです!いや〜、ね?次回は波乱の展開になりそうで怖いです…

今回のお話は世界編初?かな?かなりガチめのシリアス回になります。原作をモデルにしたお話なので、わかる方にはわかると思います。




第3章 43話 「姉失格」

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

穂乃果は自分の力の足りなさに焦りを感じていた。1年前、イタリアのサッカー選手、フィレアと出会い、世界と自分の圧倒的な差をその身で味わった穂乃果。世界を超えるためにはどうすればいいのか…穂乃果は今日も足掻き続ける

 

 

 

 

 

ルビィ「ー 超ファイアトルネード ー!!」ドガァン!

 

理亞「!!」バッ

 

 

ルビィのシュートが理亞の頭上を流れる。

理亞はそのボールに飛びつくように…追撃を、

 

 

理亞「ー ウルフレジェンドGX ー!!」ドガァン!!

 

 

凛「すっごい威力にゃ!!」

 

千歌「でも…あれ??」

 

 

ルビィ、理亞「!!!!」

 

 

威力は十分。

しかし、タイミングが合わず、ボールはゴールの枠を捉えることができなかった

 

 

凛「また失敗だにゃ…」

 

梨子「本当に出来るの?あの2人で合体技なんて…」

 

 

 

理亞「ルビィのタイミングが悪い!!」

 

ルビィ「ルビィが先に撃ってるんだから、タイミングが悪いもないでしょ!!」

 

理亞「なによ、私が下手くそだっていうの!?」

 

ルビィ「そんなこと言ってないよ!!」

 

 

「「「…………」」」

 

 

いや、無理でしょ。

練習が始まってずっとこの調子…

すぐに喧嘩、何かあれば喧嘩…

言ってはいけないと分かっているが、ルビィと理亞以外のメンバーはほぼほぼ無理だと思っていた

 

 

海未「ですが、何故上手くタイミングが合わないのでしょうか…」

 

月「威力は同レベルだから原因は…」

 

 

理亞「ーー!!ー!?」

 

ルビィ「…!!ー!!ーー??」

 

 

月「やっぱり…あれ?」

 

花丸「ルビィちゃんがあんなに言い争っているところ、初めて見たずら…」

 

果南「うーん、やめた方がいいんじゃない?」

 

月「…いや、」

 

 

 

理亞「いい?今度はもっと強めに!!分かった!?」

 

ルビィ「分かったよ!!」

 

 

 

果南「何故か続けるんだよね…」

 

海未「どんなに言い争っても、何故かやめるという考えには行かないんですね…」

 

穂乃果「うん!元気だね!2人とも」

 

花丸「そういう問題ずら…?」

 

 

何がともあれ、2人の合体技が完成すれば、とてつもない戦力になることは分かりきっていた。

なので誰も止めることは無い。

少し遠くから、ヒヤヒヤしながら見守るだけであった

 

 

にこ「…そう言えば、ひとつ気になることがあるんだけど、」

 

穂乃果「気になること?」

 

にこ「あの2人、特にルビィがあんな状態の時って、絶対に止めに入るのがいたわよね…?」

 

果南「…確かに」

 

月「それって…あの人?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「…」ボーッ……

 

 

 

 

「「「…………」」」

 

 

 

ダイヤもダイヤで心配だった。

あのダイヤ。

真面目なダイヤが、ぼーっとしている…

いつもだったら、すぐにルビィと理亞のいい争いを止めに行っているはず…

 

 

果南「だ、ダイヤ?」

 

ダイヤ「…………っ!?果南さん!?」

 

果南「ぼーっとしてどうしたの??」

 

ダイヤ「な、何でもありませんわ!!考え事…そう!考え事をしていました!!」ポリポリ

 

果南「…」

 

ダイヤ「…」ポリポリ

 

果南「…」

 

ダイヤ「…」ポリポリ

 

果南「そっか、」

 

ダイヤ「(ほっ…)」

 

 

ダイヤは安堵した。

何に対して安堵したのかは知らないが、我に返ったダイヤはすぐに走り出す

 

 

ダイヤ「あーなーたーたーちぃぃ!?」

 

ルビィ、理亞「!!!??」

 

 

 

希「ダイヤちゃんは相変わらずやなぁ…」

 

果南「…」

 

聖良「果南さん?」

 

 

せっかくダイヤがいつもの?ダイヤに戻ったのにも関わらず。

果南の顔は晴れていなかった。

それどころか先程よりも暗くなっている

 

 

果南「…ダイヤは何か隠してる」

 

聖良「隠してる?さっきのですか?」

 

果南「ダイヤは嘘つくとホクロをかく癖があるんだよね。あれは完全に何か隠してる」

 

希「何かって…?」

 

果南「分からない。でも、これだけは言える…」

 

 

 

 

 

果南「ダイヤが一人で悩んでいる時は、かなりヤバい時だよ」

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

 

その日の夜。

果南は夕食を終え、自分の部屋に向かっていた。

ダイヤは先に部屋に向かったため、既に着いているはずだ

 

 

果南「明日は花陽と花丸の大食い対決…どっちが勝つのかな…」

 

果南「ん?」

 

 

果南は部屋の前まで来た…のはいいのだが、部屋の中で話し声が聞こえる。

この声は…

 

 

果南「(ダイヤ…?電話かな?)」

 

 

別に盗み聞くつもりはなかった。

だが、昼間のこともあったので、扉の前から動けなかった。

会話の内容は、微かに聞こえる

 

 

 

「ですが…わたくしは、世界に…」

 

果南「(…?)」

 

「約束が違いますわ…大会が終わるまで待つと…」

 

果南「(約束?)」

 

「ルビィが復帰したから…?ですが、」

 

果南「(ルビィのこと…?)」

 

「…学力も問題は無いはずです…それでも、」

 

 

 

 

 

 

 

「わたくしに代表を離脱しろと言うのですか…」

 

 

 

 

 

果南「!!!!???」

 

 

代表…離脱!?

ダイヤは、いったい誰と…何を…「果南ちゃん?」

 

 

果南「!?」

 

千歌「部屋に入らないの?」

 

果南「いや、待って、いま…ガチャっ!!!

 

 

果南「…」

 

 

 

最悪だった

 

 

 

ダイヤ「…聞いてたのですか?」ギロッ

 

果南「…」

 

千歌「???」

 

 

ダイヤの目は、怒りと悲しみが混ざったような…ひとことでは言い表せないような目だった

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

果南「ごめん…悪いと思ってるよ、」

 

ダイヤ「はぁ…もういいですわ」

 

 

あの後、果南とダイヤは外にいた。

どうやら、ほかのメンバーには聞かれたくないらしい…

それもそのはず。

代表離脱なんて言葉を聞いたら、かなり深刻な内容だということは誰でもわかる

 

 

果南「それで、さっきの話は…?」

 

ダイヤ「……」

 

ダイヤ「まず、果南さんには謝らなくてはいけません」

 

果南「…?」

 

ダイヤ「わたくしは、果南さんと同じく、プロサッカー選手の道へは進めませんわ」

 

果南「え…」

 

ダイヤ「そして、日本代表黒澤ダイヤも、中国戦を最後に終了ですわ」

 

果南「な、なんで…理由は?」

 

ダイヤ「…………」

 

 

ダイヤは下唇を噛んでいた。

血が出そうだった。

それだけでも、ダイヤの感情が伝わってくる

 

 

 

ダイヤ「わたくしは、家を継がなくてはいけないのですわ」

 

果南「…黒澤家」

 

ダイヤ「はい。由緒ある家ですので、避けては通れそうにありません…」

 

ダイヤ「黒澤家を継ぐために、それ相応の勉学を身につける必要がある…その為の大学…その為の勉強を、」

 

ダイヤ「世界に行かずに始めろ。ということです」

 

果南「……」

 

 

酷いとは思った。

無情だとも思った。

だが、家の事情…

その4文字が、果南の不満の行き場を迷わせた

 

 

果南「だからって…最後まで戦わせてくれないなんて…」

 

ダイヤ「最初は、世界の戦いが終わるまで…という約束でした…しかし、」

 

ダイヤ「…」

 

 

 

『"紅き流星"黒澤ルビィが止まりません!!!!いったい誰が、彼女の進撃を抑えられるのか!!??』

 

 

 

ダイヤ「ルビィが再び、過去の才能を開花させ、日本にとって、なくてはならない存在になりました…」

 

ダイヤ「お父様は言いました。一人は自由にしていい。と。しかし、それは才能がある方だ。とも言いました」

 

果南「…!!…じゃあ、」

 

ダイヤ「はい。サッカーの才能はルビィの方が圧倒的です。ですので…わたくしが、黒澤家を継ぐことは…「やめて!!!!」

 

ダイヤ「!?」

 

果南「…やめてよ」

 

 

ダイヤには分かった。

何故、今果南が怒鳴ったのか。

やはり果南は優しい…そう思っていた

 

 

果南「ダイヤ。自分に才能がないとか、弱いとか言わないで」

 

ダイヤ「…」

 

果南「ダイヤは、ほんっっっっとうに努力してきたじゃん…日本代表にもなったじゃん…なのに、自分から劣を認めるなんて…悲しいよ」

 

ダイヤ「…果南さん、」

 

果南「どうにかならないの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「…わたくしは、受け入れようと思います」

 

 

 

 

果南「!!??」

 

ダイヤ「わたくしは…「ちょっとまって!?」

 

果南「ダイヤは、そんな簡単に世界への挑戦を捨てちゃっていいの!?今までの、今の、この先の夢を捨てちゃっていいの!?」

 

ダイヤ「…わたくしには、」

 

ダイヤ「夢を追いかける資格などありませんわ」

 

果南「…っ!?」

 

ダイヤ「わたくしは、最低な姉です」

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

全国大会が終わり、わたくし達が次に目指す先へと…プロサッカー選手を目指し、日々努力していました…しかし、

 

 

 

ダイヤ父『申し訳ないが、プロサッカー選手を目指すのは諦めてくれ』

 

ダイヤ『…!?何故、ですか?』

 

ダイヤ父『黒澤家を継いでもらわなければならないからだ』

 

ダイヤ『……!!』

 

 

わたくしは何も言えませんでした。

確かに黒澤家を継ぐものは必要。

そうなると、必然的に長女であるわたくしになるはずですわ。

これは、避けられない運命なのだと

 

 

ダイヤ父『…だが、な』

 

ダイヤ『…?』

 

 

そして、次のお父様の言葉が、わたくしの姉失格の感情を生み出しました…

 

 

ダイヤ父『ルビィがこのままサッカーが出来ない体、または、サッカーをやらないと言うのならば…』

 

ダイヤ父『ダイヤ。お前は自由にしていい』

 

ダイヤ『…!!?』

 

ダイヤ父『酷いとは自分でも思う。だが、お前もサッカーがしたいだろ?』

 

ダイヤ『……はい、』

 

ダイヤ父『もし、ルビィがサッカーを続けると言うならば、お前はサッカーをやめるんだ』

 

ダイヤ『…』

 

ダイヤ父『才能ある方を許そう。"黒澤家は常に勝利のみ"。分かるな?』

 

ダイヤ『…はい、』

 

 

 

 

 

 

この時、一瞬だけ。

 

 

 

一瞬だけ。考えてしまったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィが戻ってくると、わたくしはサッカーが出来なくなる…と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ですが、

 

 

 

 

 

 

ワアァァァァァァァァ!!!!!!!!

 

 

ルビィ『理亞ちゃん、おまたせ』

 

 

『黒澤ルビィだぁぁぁぁぁ!!!!!!』

 

 

ダイヤ『………』

 

 

 

ルビィはすぐに戻ってきました。

そして、誰もを力で黙らせる、新必殺技もお土産に……

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

果南「……」

 

ダイヤ「最低でしょう?果南さん、」

 

果南「……」

 

ダイヤ「妹の復帰を、心から祝えない姉…」

 

ダイヤ「才能に嫉妬し、現実から逃げようとする……」

 

ダイヤ「そんな、わたく……わたくし、は…「ダイヤ」

 

 

ダイヤ「!」

 

 

果南「気づいてあげられなくてごめん」

 

ダイヤ「…」

 

ダイヤ「…」ボロボロ

 

ダイヤ「なんで、果南さん、が…謝るのですか…」ボロボロ

 

果南「…私には、これぐらいしかできない」ハグっ

 

ダイヤ「……」ボロボロ

 

ダイヤ「温かい、ですわね」ボロボロ

 

果南「…」ギュッ

 

ダイヤ「わたくし…サッカーをやめだく…ない…」ボロボロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曜「…どうするの?」

 

梨子「どうする…と言っても、」

 

千歌「私達じゃ、何も出来ないのかな…?」

 

花丸「…なんだか、千歌ちゃんに呼ばれてついて行ったら衝撃的な事態になってたずらね…」

 

ルビィ「…」

 

花丸「ルビィちゃん?」

 

ルビィ「ルビィの、せい、なのかな?」

 

千歌「…」

 

千歌「ルビィちゃん」

 

ルビィ「?」

 

千歌「その言葉。絶対にダイヤさんに言っちゃダメだよ」

 

ルビィ「え…」

 

千歌「そうしたら、余計ダイヤさんは自分を責める。今度はダイヤさんが、サッカーを…拒絶し始めるよ」

 

ルビィ「…分かった」

 

「「「…………」」」

 

 

千歌「本当に、何も出来ないの???」

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「………………」

 

 

 

 

 

こうして、事態は悪化することも、改善することもなく…

 

中国戦当日となってしまった

 

 





はい。次回から中国戦です。
この件はいったいどうなるのか…すべては、次回後に続きます

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