ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!今日はずっと墓掃除をしていたルビィちゃんキャンディーです!
雑草を引っこ抜いたら、アリが大量にゾワゾワァって出てきたので死ぬかと思いました
ー 中国戦 当日 ー
結局、千歌達、そして果南はダイヤの代表離脱を止めることはできなかった。
すでにダイヤは全員に離脱を発表し、美奈からも同意を得たという。
そんなことがあり、バスの中には異様な空気が漂っていた
「「「…………」」」
花陽「…静かだね…」
花丸「中国戦の緊張。そして、ダイヤさんの件…両方でみんなの精神が不安定になっているずら…」
花陽「だ、大丈夫なのかな…」
花丸「ずら…」
あの穂乃果でさえ、何も話すことはなかった。
由緒ある家…穂乃果は前にも似たようなことを経験したことがある
海未「やはり、厳しいものがありますね…」
穂乃果「うん、伝統…か」
"海未が稽古をすべてやめたこと"。
それは、海未がサッカーを本気でやるため。
海未自身が願い、家族がそれを受け入れた。
しかし、穂乃果はそのころ悩んだ。
海未にサッカーに専念しないか?と提案したのは穂乃果だった。
それにより、今までに積み上げてきた努力を一瞬で。
穂乃果の一言で海未は捨てた。
本当に良かったのかと…
穂乃果は罪悪感で押し潰されそうになった時期があった
穂乃果「無理に励ますことは…今回はできないよ…」
海未「穂乃果…」
穂乃果「…」
このまま最悪の空気で、会場入りするのか…と思っていた時だった
千歌「聞いてください」
曜「千歌ちゃん?」
穂乃果「…?どうしたの?」
全員が千歌に注目した。
この悪い空気を断ち切るような、強い声。
話の内容は何となく予想できた
千歌「私は考えました。ダイヤさんとこのまま、一緒にサッカーを続ける道はないのか…って、」
ダイヤ「っっ……」
千歌「今日までに、たくさん考えました。あの手この手…でも、全部実現不可能だった…」
曜、梨子「……」
花丸、ルビィ「……」
果南「…」
千歌「なら、出来ることで最良なことってなんだろう…と、さっきまで考えていました」
千歌「私達に出来ることって…なんだろう、って」
千歌「答えは、ひとつだけ浮かびました」
千歌「…勝ち続けよう。みんな」
「「「!!!!」」」
ダイヤ「!!」
美奈「…」
千歌「私達に出来ること。それは、ダイヤさんの意志を。想いを繋いで、世界でも勝ち続けること」
千歌「全くの無意味かどうかは分かりません。ダイヤさんのためになるのかも分かりません…」
千歌「でも、でも…負けたら…」
千歌「ダイヤさんも、みんなも、悲しむよ…」
果南「千歌…」
穂乃果「…」
千歌「それに、教えてあげようよ!私達が世界一になって、ダイヤさんに。ダイヤさんがいたチームは世界一なんだよって、」
千歌「ダイヤさんも、世界一のチームの…大切な仲間なんだって!!」
ダイヤ「…千歌さん、ありがとうございます」
千歌「…!ダイヤさん、」
ダイヤ「あなたの言葉に勇気をもらいましたわ。わたくしからもお願いします」
ダイヤ「中国に勝利し、そして、世界を掴んでください」
「「「!!!!」」」
ダイヤ「わたくしは誇りに思います。このチーム、最高の仲間と、共にサッカーができて…」
千歌「ダイヤさん…」
ダイヤ「勝ちましょう!皆さん!」
穂乃果「その為には、こんな暗いモードじゃ、ダメだよね!」
海未「穂乃果…あなた、」
穂乃果「穂乃果も勇気をもらったよ!千歌ちゃん!みんな、今日勝てばついに世界だよ!!」
穂乃果「私達の想像もつかない選手が、穂乃果達を待っているんだ!!」
穂乃果「勝とう!絶対に!私達の物語は、こんなところでは終わらせないよ!!」
「「「はい!!!!!!」」」
果南「………………」
――――――――――――
ワアァァァァァァァ!!!!!!
『さあ、とうとうこの日がやってまいりましたました!!FFIアジア予選、日本 対 中国!!この試合を制した国が、FFI本戦への切符を手にします!!』
穂乃果「行くよ、みんな!!!!」
「「「はい!!!!」」」
『まずポジションについたのは日本、サニデイジャパンです!!サウジアラビアや韓国という、強豪国を薙ぎ倒し、ここまで駒を進めできました!!注目選手はなんと言ってもこの2人!!』
月「早速だね」
ツバサ「えぇ。宜しくね」
『渡辺月と綺羅ツバサのツートップ!!今や、オフェンスの中心人物と言っても過言ではない両選手。中国相手に、いったいどのような動きを見せてくれるのか!?』
FW…………渡辺月、綺羅ツバサ
MF……星空凛、園田海未、南ことり
MF…………矢澤にこ、統堂英玲奈
DF……東條希、鹿角聖良、優木あんじゅ
GK………………高坂穂乃果☆
3-2-3-2
『そして、対するは中国、"蹴球雑技団"です!!!!』
ハオ「日本はみんな知ってる通り、簡単に倒せる敵じゃない!みんな、全力で行くよ!!」
「「「はい!!!!」」」
『中国はなんと言ってもプレースタイルが独特!!中国選手ならではの動きなのかもしれません!その実力はイランを降したことが物語っております!!日本と中国、どちらが勝利するのか全く予想がつきません!!』
FW………シュウ・チュナ、ワン・タンメオ
MF……………リ・ハオ、チャウ・シン☆
MF…タン・タンミン、チェ・リン、ウー・ロンチ
DF…タオ・ルウ、シャオ・ラウ、ミン・インチー
GK………………クン・フーチェ
3-3-2-2
鞠莉「千歌っちとルビィと理亞を出さない…」
フィレア「後半からかな?」
鞠莉「うーん…美奈さんのことだし、何かあるわね」
花丸「千歌ちゃんがスタメンじゃないのは…もしかして初めてずら?」
花陽「確かに…」
千歌「ことりさんがDF以外のポジションをするところを見るのは…久しぶりだよね」
花陽「全国大会の決勝戦以来、だね」
ピーーーーー!!!!
『ついに始まりました!!FFIアジア予選の最終試合!!前半は日本ボールからスタート!渡辺月と綺羅ツバサが上がっていく!!』
月「まずは出方を伺いたいところだけど…」
ツバサ「いっきに決めるのもありね」
ツバサと月のドリブルはサニデイジャパンの中でもレベルが高い。
いったい中国がどのような作戦、対応をしてくるのかは分からないが、まずはこちらから勝負を仕掛けてみる
曜「パス交換が速い…!!」
千歌「このまま行けば…」
月「!」パス
ツバサ「!」パス
ハオ「へぇ…!あの2人やるね」
シン「えぇ。だけど…」
ここまで順調な月とツバサ。
なんと、2人だけで中国の選手を全員突破し、早くもゴール前まで来ていた
フーチェ「さて、どっちが撃ってくるのかしら?」
月「それはもちろん!」パス
月はボールを空高く蹴り上げた。
だが、"天空落とし"ではない。
すでに"ゴットストライカー"が構えている
ツバサ「はあぁぁぁぁ!!!!」
バリバリバリバリ!!!!!!
ボールに入りきらない巨大なオーラが、天で電気のように迸る。
白く神々しいそのオーラは、瞬間。
破壊の一撃
ツバサ「ー ゴットノウズ ー!!」ドガアァン!!
花陽「来ました!!ツバサさんの必殺シュート!!」
果南「いつ見ても…すごいシュートだね、」
中国ゴールに放たれた神の一撃。
しかし、それを前にGKのクン・フーチェは動じる素振りなど見せない
フーチェ「なかなかのシュート…だけど、」
フーチェが両手に持つのは、巨大な扇子。
しかも鉄製
フーチェ「っっ!!!!」バッ!
フーチェ「ー 龍神鉄扇 ー!!」
鉄扇は舞に呼応し、炎の扇子へと姿を変えた。
フーチェは舞を続ける。
そして、威力が落とされたボールは最後に鉄扇に挟まれ、完全に殺されるのだ
ツバサ「!!」
月「"ゴットノウズ"が止められた!?」
『止めたぁぁ!!GK、フーチェ!強力な必殺技で"ゴットストライカー"のシュートを防ぎました!!』
フーチェ「簡単にはゴールはあげないよ」
ツバサ「へぇ…面白いわね」
この試合、初めての中国ボールとなった。
日本は積極的にディフェンスを仕掛ける…が、
リン「ボールはあげないよ!!」バッ!
海未「!?なんですか、その動きは…」スカッ
ロンチ「奪えるもんなら奪ってみて!」
凛「ちょっと動きが怖いにゃ!?」スカッ
中国の選手達の動きはかなり…独特だった。
逆立ちで歩き、逆立ちでパス。
バク転、側転、宙返りでボールをキープ…
にこ「まるでサーカスを見てみるみたいね…」
英玲奈「テクニックにはにこに近いものを感じるが、タイプが全然違う…」
スルスルと突破される日本。
独特なプレーで翻弄されているが、それだけではない
ハオ「そらっ!あまいよ!」バッ
聖良「…!?」
あんじゅ「ちょっと、普通に上手くない!!?」
梨子「聖良さんとあんじゅさんが同時に突破された…!?」
曜「あのリ・ハオって選手…かなりレベルが高いよ」
ただ独特なプレーをするだけではない。
普通にサッカーをしたとしても、中国の選手達のレベルは並大抵のものでは無い。
DF2人をまとめて抜き去るテクニックとフィジカル。
中国のエース、リ・ハオはもう既にゴール前だ
穂乃果「来い!!!」
ハオ「私のこのシュート…止められるかな?」
ハオはそう言うと、中国の選手達に合図を送る。
すると、中国の選手達はハオのもとへ…
そして始めたのは…組み体操
ハオ「必殺タクティクス!」
「ー 万里の長城 ー!!」
穂乃果「このタイミングでタクティクス!?」
シン「行け!!ハオ!」
ハオ「えぇ!!」
穂乃果「!!」
中国の選手達は全員の力を利用し、ハオを空高く。
雲よりも高く飛ばしあげた。
そこから放たれるのは、空から地を射る矢
ハオ「ー 天空隼弾 ー!!」ドォン!
雲を抜け、一直線にゴールに迫るシュート。
穂乃果の真上。
しかし、穂乃果の技は360°射程範囲内だ
穂乃果「ー 愛は太陽V3 ー」ドン!!
自分の真上に発動した穂乃果の太陽。
この太陽に入れば最後、最高火力でボールの威力を焼き殺す。
まもなく太陽に突っ込む隼弾。
日本の選手全員が確信した。
止めた。と、
ボッッッッ!!!!!!!!
日本「「「!!!!??」」」
穂乃果「え、貫い…」
バシュウゥゥゥゥゥン!!!!!!
『ゴール!!!!先制点は中国だぁ!!』
花陽「"愛は太陽"を突き抜けた…!?」
花丸「今のは、いったい…」
真恋「…まさか、あのシュート、」
穂乃果「太陽を突き抜けた…??焼き焦がす前に、突き抜けたってこと??」
リ・ハオのシュート、"天空隼弾"。
上空から垂直に限りなく近い角度で放たれるそのシュートは、落下エネルギーを利用し、重く、そして速く。
穂乃果の太陽がボールの威力を焼き殺す前に、太陽を突き抜けたのだ
ハオ「シュートって、こういう撃ち方もあるんだよ」
穂乃果「…やられたよ」
日本は改めて理解した。
イランを破った時点で分かってはいたが、中国は…純粋に、普通に、強い。
この試合…勝つか負けるかは、自分達の真っ向勝負の強さにかかっている
日本 0-1 中国
みんなもお墓参り&掃除はしようね!