ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです!
ついに…ついに今回のお話でアジア予選は完結です!ひとつの節目ですね。
50話かかりました…第3章、完結するのに何話かかるのか…
ダイヤちゃんの想いに、震えてください
前回の、輝こうサッカーで!
梨子が考えた作戦、"サッカー版スクリーン"は中国に効果抜群。中国の戦術を無効化するほどの威力であった。しかし、あと少しのところでルビィの体力が尽き、交代を余儀なくされた。そして…代わりに出場する選手は、
『今入った情報です!!黒澤ルビィに代わって出場するのは、"炎のストライカー"黒澤ダイヤだぁぁ!!!!』
ダイヤ「……」
ルビィの代わり…ですか、
にこ「負けんじゃないわよ!ダイヤ!」
月「あと1点!絶対に行けるよ!」
真恋「思いっきりにね!」
…皆さん、わたくしに期待してくれていますわね。いや、これは情けでしょうか、同情…かもしれません
理亞「ほら、ルビィ。頑張って」
ルビィ「うゆ…」
ルビィが理亞さんの肩を借りて、すぐそこまで…あと少しで、わたくしはルビィと交代ですわね
ルビィ「お姉、ちゃん?」
わたくしはルビィと交代する…
理亞「ダイヤ、さん?」
わたくしは期待に答えなければ…
いや、わたくしは…………
ルビィの代わりなど、出来るのでしょうか?
「ダイヤさん!!!!」
ダイヤ「!!」
千歌「大丈夫、ですか?」
ダイヤ「千歌さん…申し訳ございません。少し緊張しているようで、」ポリポリ
千歌「うそ」
ダイヤ「…!」
千歌「果南ちゃんから聞きました。ダイヤさんは嘘をつくときホクロをかくって」
ダイヤ「…」
ルビィ「お姉ちゃん…」
ダイヤ「例え嘘だとしても、今は関係ありませんわ。さ、試合ですわ「違います」
ダイヤ「…」
千歌「私が言いたいのはそういうことではありません」
ダイヤ「…?でしたら、何を…」
どうしてこう、千歌さんの目は真っ直ぐなのでしょうか…
千歌「ごめんなさい!!」
ダイヤ「!?」
ルビィ「ち、千歌ちゃん!?」
理亞「…何を……」
千歌「私、バスの中で言った言葉…あれ、完全に諦めていました」
ダイヤ「…」
やめてください
千歌「私、こんな簡単に終わりたくないです」
やめてください
千歌「ダイヤさんもそう思いますよね?」
やめて
千歌「まだ、サッカーをやめたくな「やめてください!!!!!!」
「「「!!!!??」」」
ダイヤ「……どうしてあなたは…」
千歌「…」
どうして…
ダイヤ「諦めたいのに…忘れたいのに…あなたは、何故……」
千歌「ダイヤさんの目が、諦めたくないと言っているからです」
ダイヤ「…!!」
千歌「フィールドから見ていました。ダイヤさんの燃えるような目。不滅のような、不死鳥のような、綺麗な目が」
ダイヤ「…ですが、わたくしは…」
果南「ダイヤ」
ダイヤ「…まさか、果南さんまで千歌さんと同じことを考えているわけでは…」
果南「そのまさかだよ」
ダイヤ「……はあぁ…」
果南「私は、ダイヤの代表引退を受け入れる気はないしね」
千歌「果南ちゃん…」
果南「それにさ、おかしいと思うんだよね」
ダイヤ「…おかしい?」
果南「ダイヤの父さんの言い分」
ダイヤ父『才能ある方を許そう。"黒澤家は常に勝利のみ"。分かるな?』
ダイヤ「あれ、ですか?」
果南「おかしいよ。なんで才能だけで決めつけちゃうのか」
ダイヤ「…?」
果南「才能があるっていうだけで、強い弱いは区別出来ない」
ダイヤ「…意味がわからないです」
果南「ダイヤの父さんはさ、才能ある方を選ぶんでしょ?確かに、ルビィちゃんは才能の塊だよ」
ルビィ「…うゆ、」
果南「でもさ、ダイヤにはルビィちゃんが持っていないものがある」
ダイヤ「…わたくしにしか、」
果南「強力なディフェンス技、みんなをまとめる力、判断力…そして、挫けない心」
ダイヤ「…」
果南「どれもさ、今の日本に無くしちゃいけないんだよ。才能だけではわからない、凄い能力があるんだよ」
ダイヤ「…」
果南「黒澤家に必要なのは勝利のみ…なんでしょ?」
果南「才能じゃない。必要なのは、」
果南「勝利するためにいなきゃいけない、ダイヤなんだよ」
ダイヤ「っっっ!!!!」
ほんっっっとうに…この人たちは…
ダイヤ「…わたくしだって、」
千歌、果南、ルビィ「!!」
ダイヤ「もっとサッカーがしたい…!!」ボロボロ
ルビィ「…お姉ちゃん、」
ダイヤ「大好きで、大好きでたまらないサッカーを…みんなとやるサッカーを…一生、終わらせたくない…」
果南「…」
ダイヤ「どうしてこんなに大好きなサッカーを、捨てなければならないのですか…」
果南「…ならさ、」
ダイヤ「!!」
果南「教えてあげようよ。父さんに」
ダイヤ「教え、る…」
果南「黒澤ダイヤは、日本代表から無くなってはいけない存在なんだって。才能ではわからない力があるんだって」
果南「サッカーが本当に大好きなんだって」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…」
ルビィ「お姉ちゃん」
ダイヤ「…」
ルビィ「あとは、お願い」
ダイヤ「…」
ダイヤ「任せなさい。ルビィ」
果南、千歌「!!!!」
ルビィ「!!」
ダイヤ「必ず、世界へ行きますわよ」
ダイヤはフィールドへと足を踏み入れた。
今はもう、諦めている自分はいない。
もうやめよう。
いつもみたいに、熱く、激しい
ダイヤ「黒澤ダイヤを」
見せつけてやる
果南「…ダイヤ、」
理亞「黒澤姉、やるじゃない」
ルビィ「えへへ…」
――――――――――――――――――
ー ダイヤ家 ー
ダイヤ母「まあ、珍しい…あなたがテレビで試合を見るなんて」
ダイヤ父「たまにはな」
ダイヤ母「この前の電話でですか?」
ダイヤ父「…」
ダイヤ母『はい。黒澤です…あ、果南ちゃん?お久しぶりですね……主人?いますよ。今代わりますね』
ダイヤ父『果南ちゃんか、珍しいな。私に用があるなんて』
果南『…ダイヤのことです』
ダイヤ父『…話したのか、あの子は』
果南『責めないでください。私が勝手に聞いたことです』
ダイヤ父『それで、代表離脱を取りやめろと?』
果南『違います』
果南『ダイヤからサッカーを奪わないでください』
ダイヤ父『…分かってくれ、果南ちゃん。これは黒澤家に関わる大事なことなんだ』
果南『ダイヤの全てを奪ってでもですか?』
ダイヤ父『…全て、か。言うね果南ちゃん』
果南『お父様は見たことがありますか?ダイヤがサッカーをしている姿を』
ダイヤ父『…いや、』
果南『ルビィにしか目がないのですか?』
ダイヤ父『そんな事は無い』
果南『なら、見てあげてください』
ダイヤ父『…』
果南『ダイヤがどれほどまでにサッカーを愛しているのか、ダイヤから何を奪おうとしているのか』
ダイヤ父『…』
果南『これは、幼馴染として、親友として、ライバルとして、仲間として…』
果南『お願いします』
ダイヤ父『…』
ダイヤ父『考えは変わらないが、試合は見る』
果南『…』
ダイヤ父『応援しているよ』
ダイヤ父「ダイヤのサッカー、か」
――――――――――――――――――
『さあ!残り時間はあと僅かです!!日本と中国、どちらが決勝点を決めるのか!?』
穂乃果「世界は目の前だよ!!みんな、全てを出し切ろう!!!!」
「「「はい!!!!!!」」」
理亞「黒澤姉」
ダイヤ「理亞さん…!」
理亞「あんたまで必ずボールは繋ぐ。この試合、いや、世界へは黒澤ダイヤが繋ぐ」
ダイヤ「!!」
理亞「全てを出し切る」
ダイヤ「わかりましたわ!」
海未「理亞も言うようになりましたね…」シミジミ
凛「前まではこんなこと絶対に言わなかったよね!」
理亞「なっ!?私だって成長するの!!」
何も変わらないメンバー。
気を使っているわけではない。
純粋に勝ちたい。そして、楽しみたいんだ。
サッカーを
ダイヤ「ぶっぶーなのは、わたくしですわね」
諦めたらそこで試合終了。ですわね
凛「ちょっと安西先生は寒くないかにゃ?」
ダイヤ「…」
ピーー!!!!
試合再開。
日本のスローインから始まった。
日本は中国の作戦を全て潰したとは言え、元々中国は技術レベルが高い。
正面から勝負されれば…
ラウ「あまいよ!!」バッ
曜「うそっ!?取られた!?」
勝敗はわからない
『中国がボールを奪いました!!この時間帯でのカウンターは大きい!!』
シン「これが最後!」
英玲奈「これ以上は行かせるな!!全力で止めるんだ!!」
中国も必死だ。
負けたくないという気持ちがビリビリと伝わってくる。
どちらも気持ちは互角。
実力も互角
シン「ハオ!」
ハオ「ここで決める!!そして勝つんだ、日本に!!」
シン、ハオ「ー 天崩地裂 ー!!」ドガアァン!!
気持ちで勝った方が勝者だ。
中国は全てを込めた最高のシュートを日本のゴールに撃ちはなった
穂乃果「ダイヤちゃんのためにも…違う…みんなのためにも…」
ホノカ「死ぬ気で止める」
穂乃果は深呼吸し、再び闇の力を発動。
両手に全オーラを集め、中国の全てを…
受け止める
ホノカ「ー ゴットハンドW ー!!!!」ドォン!
花陽「お願い!穂乃果ちゃん!」
にこ「穂乃果…!」
ホノカ「うぐっ…やば…重い……」ググググ…
ここに来て、穂乃果は中国の全てに押され始めていた。
それほどまでに強い力…
やはり中国は強い。
自分だけでは、絶対に適わない…そう、
聖良「さあ!止めますよ!!」ガシッ
ことり「このシュートを止めて繋ごう!!」ガシッ
英玲奈「ダイヤへ、そして世界へ!!」ガシッ
梨子「終わらせてたまるもんか!!」ガシッ
自分だけでは、
『これは!!!!DFとMFの選手が高坂穂乃果を支えています!!そのおかげか、高坂穂乃果の後退は止まっている!!』
ホノカ「みんな、ありがとう!!これでもう負けない!!」
シン「そんな…」
ハオ「日本の意地…だね、」
ホノカ「止まれえぇぇぇぇぇ!!!!!!」
『……と、と…止めたあぁぁぁ!!!!』
穂乃果と支えたメンバーは尻餅をついた。
止めたとはいえ、超ぎりぎりのほぼアウトのレベル。
安心というよりかは、腰が抜けていた
穂乃果「ははは…止まった、」
聖良「いや〜、もうダメかと」
ことり「ことり、ドキドキしちゃいました…」
梨子「泣きそう」
英玲奈「腰が抜けているところ悪いが、時間が無い」
「「!!!!!!」」
穂乃果はすぐにボールを渡す。
そして、腰が抜けていたメンバーはすぐに抜けた腰を見つけて立ち上がる。
日本お得意の速攻、そして勝利への導きで攻める
梨子「ー 王者のタクト ー!!」
海未「中国の翻弄は任せてください!!」ビュン!
凛「最後まで走るにゃ!!」バリバリバリ
曜「走れ走れー!!」ビュン!
『これは!!再び日本が中国にスクリーンを仕掛ける動きだ!!中国は警戒してなかなかマンツーマンディフェンスができません!!』
曜「千歌ちゃん!!」パス
千歌「!」
ロンチ「私達に背中を見せるとはね!千歌!」
リン「ボールは頂くよ!!」
曜のパスを待つ千歌に迫る選手。
相手選手に背中を見せることは厳禁だが、千歌の場合は例え背中を見せたとしても関係ない
千歌「っ!!」バッ
ロンチ「!?(なに!?その動き…)」
リン「(全く予測出来ない…)」
千歌「ー リバースZスラッシュ ー」ギュン!ギュン!ギュン!
まるで全てが計算どおりだ、というような表情。
前を向けば既に道は示されている
千歌「お願いします!!」パス
千歌「ダイヤさん!!」
ダイヤ「!!」
『黒澤ダイヤに渡ったぁぁ!!中国のディフェンスは桜内梨子の指揮により穴だらけだ!!これは最大のシュートチャンス!!』
果南「ダイヤ!!シュート!!」
ルビィ「お姉ちゃん!!」
ダイヤ「いざ尋常に…!!」ピィー!
ダイヤは指笛でペンギンを呼び出す。
勢いよく飛び出したペンギンたちは、ダイヤが作り出した炎に突っ込む
ダイヤ「これで最後ですわ!!」
ダイヤ「ー フェニックスペンギン ー!!」ドガァン!
『出たあぁぁ!!黒澤ダイヤの必殺シュート!!日本トップクラスのコントロールを持つこのシュート!果たして中国は止められるのか!?』
フーチェ「ー 龍神鉄扇 ー!!」バッ
フーチェは扇子を構えて飛び出した。
何としてでもこのシュートは止めなければならない。
その気持ちが、早くボールを触りたいという焦りに繋がったのである
ダイヤ「…右」
グワーッ!!!!
ルウ「シュートが右に曲がった!?」
『これが"フェニックスペンギン"の恐ろしいところ!!変幻自在に軌道が変わるそのシュートは、まさに狂気!!』
フーチェ「やらせない!!」バッ
しかし、フーチェも咄嗟に反応し右へと飛んだ。
扇子で挟んでしまえば勝ちだ。そう、
ダイヤ「…と見せかけて左」
挟めればの話
フーチェ「嘘だろ!?」
インチー「右に曲がったボールが今度は左に!!?」
ラウ「やばいよ…!!」
『これは決まったか!?ボールは完全にGKを引き離した!!そのままゴールへ……』
ラウ、シン「うおああああああ!!!!」ドガァン!
日本「「「!!!!!!??」」」
中国「「「!!!!!!!!」」」
シン「分かってたよ!ダイヤ!」
ハオ「決着は延長戦だね!!」
『なんということだぁ!!!!黒澤ダイヤの変幻自在シュートは、中国のチャウ・シンとリ・ハオによりブロックされてしまった!!!!』
ダイヤ「」
外した
あのシュートを
ダイヤ父「…」
このタイミングで
果南「…!!」
世界を目の前にして
ルビィ「…!!」
わたくしの夢、全ては
『ボールはそのままラインを……』
終わり
理亞「黒澤姉えぇぇぇぇぇ!!!!」ズザーッ!
日本「「「!!!!!!」」」
中国「「「!!!!??」」」
ルビィ「…っっっ、理亞ちゃん!!」
理亞「繋ぐって言ったでしょ!!!!」ゴゴゴゴゴ
理亞はラインぎりぎりで"ATP"の加速を使って飛び込み、ボールを止めた。
これで希望、世界、夢は全てがまだ繋がっている
理亞「本当の黒澤ダイヤを見せて!!!!」パス
ダイヤ「!!」
理亞のロングキックは再びダイヤの元へ。
しかし、中国選手もダイヤの元へ。
誰がボールを手にするのか…そんなの決まっている
ダイヤ「ー ラ・フラム ー!!」ボオォォッ!
ラウ「炎の壁!?」
タンミン「あっつ!?近づけない!!」
炎の壁を作って中国の選手を足止めするダイヤ。
ボールはダイヤの真上。
今ここに、正真正銘最後のシュートが放たれる
ダイヤ「わたくしは、サッカーへの夢を捨てることはできません!!」バッ
月「"フェニックスペンギン"じゃない…!?」
ダイヤ「生まれて初めての、ワガママを言わせてください!!」
ダイヤ「わたくしは、仲間と世界へ…いや、死ぬまでサッカーをしたい!!」
ダイヤ父「…!!!!」
聖良「"ラ・フラム"の炎が、ダイヤさんの左足に集まっていく…」
穂乃果「熱い…ここまで伝わってくる程のオーラ!!」
この炎は、サニデイジャパン…そして、全ての人の想いです!!!!
ルビィ「炎の剣……」
迷い、苦しみ、悲しみ、痛み、運命…全て、この大剣で焼き切る!!!!!!
ダイヤ「うおああああああああああ!!!!」
ダイヤ「ー マキシマムファイア ーアァァァァ!!!!」ドガアァン!!!!
ダイヤ「行けええぇぇぇぇぇ!!!!」
『これは!!??黒澤ダイヤの超強力新必殺技だあぁ!!!!』
フーチェ「ー 龍神鉄扇 ー!!!!」バッ
炎の扇子で炎を受け止める。
しかし、同じ炎でも次元が違う。
掴み取れる気がしない
フーチェ「ぐうっっっっ!!!!!!」
シン「フーチェ!!」
ハオ「頑張って…!!」
バキッッッッ!!!!!!!!
シン、ハオ「!!??」
フーチェ「鉄扇に…ヒビが…」
ダイヤ「…」クルッ
ダイヤはシュートがゴールを破る前に、中国ゴールに背を向けた。
止められることは無いという絶対的自信。
そして、最後のシュートを見るのはどうしても悲しくなる…
全てをボールに込めたダイヤの姿は、
バシュウゥゥゥゥゥゥン!!!!!!
誰よりも美しかった
日本 3-2 中国
次回から世界編も本格的になってきます。
並みいる強豪がうじゃうじゃと…スポットが当たっていないキャラも沢山当てていこうと思います。アジア予選、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!これからもよろしくお願いします
マキシマムファイア
我らが豪炎寺の劇場版限定シュートです。ラストリゾートの次に並ぶ、豪炎寺の最強シュートと言われています。誰が見てもかっこいいその技は、日本、そして世界に衝撃を与えたでしょう(ダイヤちゃんのシュート)