ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです!
台風は大丈夫でしたか?朝から本当に心配でした。自分の県は関東の癖に謎の秘境バリアで守られていたので快晴でした()
さて、今回のお話しは8割回想です。
意外な人がでるかも…?
前回の、輝こうサッカーで!
心の奥底へと沈めたはずの闇の力らしきものを発動した千歌。シュートを撃つ寸前にダイヤが試合を中断。千歌はそこで交代となった。代わりに出場するにこ。そして、善子の新たな力が今、発動する
時はサウジアラビア戦の翌日まで遡る
ー 帝国女学院 ー
善子『ハァハァ…』
佐久間『善子!ボールが行ったぞ!』
源田『一段と気合い入ってるな。善子は』
鬼道『えぇ。あの試合を見た以上はね』
日本 対 サウジアラビア。
出だしは完全に日本の流れだった。
サウジアラビアのラフプレーに苦戦するも、にこの無双と刺激で他の選手も恐れず積極的に攻めた。
それが、この試合の勝因。
そしてこれが日本代表のレベル
善子『(私じゃ全然、力になれないじゃない!!!)』
代表に追加招集で呼ばれるなど、微塵も思っていなかった。
そんな時だった
北也『善子。今日からお前の指導者が来る』
善子『…指導者?』
北也『帝女のOGだ。鬼道たちならお世話になっているだろ?』
鬼道『!!!!??あの人ですか!?』
源田『大丈夫なのか…善子は、』
善子『?』
急にざわつき始めた帝女のメンバー。
若干、顔色が悪いような…?
とりあえず、指導者はいったい…
『みんな〜!久しぶりね〜♪』
『『『!!!!!!』』』
鬼道『お久しぶりです』
鬼道『志満さん』
善子『……え??』
志満『今日からよろしくね♪善子ちゃん!』
善子『えぇぇぇぇぇぇぇ!!???』
ーーー
善子『志満さん…帝国女学院の卒業生だったんですか…』
志満『私はね。美渡ちゃんは浦の星だけど』
意外や意外。
高海志満は帝国女学院サッカー部のOG。
それだけでも驚きだが、今日から志満は善子の指導をすると…
この状況、千歌が見たらどう思うのか…
いや、その前に千歌は志満が帝女のOGだということを知っているのかさえ、危うい
善子『よ、よろしくお願いします』
志満『はい!よろしくね』
ということで、志満のもと、善子は練習を再開しようとした時。
すれ違いざまにメンバーが声を掛ける
佐久間『死ぬなよ善子』
善子『え?』
源田『善子と会えてよかった』
佐久間『バカ!まだ死んだわけではない!』
善子『え?死ぬ?』
ただの練習…しかも、見るからに優しそうな志満さんの指導…死因さえも予想出来ない
志満『じゃあ、まずは軽くランニング10キロね♪』
善子『…』
北也『…』
志満『返事?』
善子『は、はい??』
北也『頑張れ善子』
鬼道『志満さんは帝女の歴史の中でも、鬼の主将と呼ばれ、今でも伝説だ』
佐久間『さながらの軍事施設。善子は生還できるのか…』
善子『(こえぇぇぇ……)』タッタッタッ
―――
善子『ゼェゼェ…ゼェゼェ……』
志満『休んでいいって言ったかしら♪』
善子『いえ!?申し訳ございません!!隊長!!』
志満『ふふっ♪冗談よ。少し休憩でお話ししましょ♪』
善子『…』
いや、決して冗談には聞こえないとは…思っても言えない
志満『じゃあ、善子ちゃんの実力について。私から見た感じで分析したことを話すわね』
善子『はい、』
志満『善子ちゃん本人が一番分かっていると思うけど、今の善子ちゃんでは日本代表の力にはなれないわ』
善子『っ…』
そうだ。
その悔しさを糧にここまで走ってきたのだ。
実力はかなり伸びた。
しかし、それでも足りない…
志満『何が原因か分かるかしら?』
善子『…日本代表のFW陣との実力差。悪い癖。そもそもの個人レベルが低い…ですかね?』
この時のサニデイジャパンは、FW登録選手が6人。FW経験者が10人という脅威のFW激戦区であった。
その中でも世界レベルのFW、月やツバサ。
そして敵として戦い自分たちを苦しめた穂乃果や理亞、凛…そして我らが浦の星のストライカー、黒澤姉妹。
考えれば考えるほどキリが無いが、自分の力がFW陣たちには適わないことは重々承知。
そして、自分には昔からの悪い癖があった。
それは"無駄に足を出してしまう"クセ。
ダメだと分かっているのに、体が勝手に動く…足が伸び、ボールが届くか届かないかのところで抜かれる。
正直、この癖には嫌気がさしていた
志満『そうね…自分のことがしっかりと分かっていると思う』
善子『…はい、』
志満『でもね?』
善子『…?』
志満『私は、善子ちゃんの才能…センスはあると思うの』
善子『!!!!』
北也『…』
志満『私は思ったの。善子ちゃんなら絶対に、日本代表として。サニデイジャパンの一員として活躍できる』
善子『…で、でも』
志満『私が善子ちゃんに求めるのは覚悟よ』
善子『…!!』
志満『自分の弱さと向き合う覚悟。そして貫いてきたものを捨てる覚悟』
善子『貫いてきたものを…捨てる?』
志満『えぇ』
志満『FWを捨てる覚悟』
―――――――――――――――
善子「…」
ベルガモ「っっ!!必殺技…ならば、また奪えばいいだけ!!」グワーッ!
善子「…」バッ
ベルガモ「!?」スカッ!
ルーサー「ベルガモのタックルが躱された…?」
クラリア「…何が起きているんだ?」
善子「…」バッ!
ルーサー、クラリア「!!」
A『津島善子が動きました!!上手くベルガモ選手を躱し、そのままドリブルを始める!!しかし、行先には屈強なスペインディフェンスが待ち構えます!!』
花陽「にこちゃんのような動き…?」
真恋「あの身のこなしとボール捌きは、確かににこちゃんの動きに近いわ…でも、何かが違う…」
美奈「…あれは、」
美奈「"Deep Resonance"」
善子『"Deep Resonance"?』
志満『えぇ。私が高校生の時に作り上げようとした技。でも、私じゃ完成することはできなかった…』
善子『…いったい、どんな?』
クラリア「いっきに奪うわ」
ルーサー「えぇ。」
善子「(2人ね)」
月「無茶だ…善子ちゃん!!」
善子「ーー」バッ!
フェルナンド「あの2人を前にしてドリブルですって?」
ベラスコ「アホなのか、よっぽどドリブルに自信があるの…」
クラリア、ルーサー「!!?」スカッ
善子「(ちょろ)」バッ!
フェルナンド、ベラスコ「!?」
ベラスコ「おいおい、嘘でしょ…」
A『また抜いたぁ!!これで3人目!しかも、2人まとめて躱すという離れ技!!津島善子選手が止まりません!!』
志満『相手の動きに共鳴して、体が自然と流れるように動く。相手がドリブルをしているならその動きに合わせて奪う。相手がディフェンスをしているならば、風が通り抜けるように躱す』
善子『体が勝手に動く…』
善子「ーー」バッ!
ベラスコ、フェルナンド「!!?」スカッ
善子『痛っ!?』
志満『避けるとか考えちゃダメよ。無意識に。体の、細胞全てに意識を広げるの』
善子『意識を…広げる…』
志満『さあ、続けるわよ』
エメリコ「ちょっ…あの子ヤバくない??」
ファビオ「クラリアさん達がまとめて抜かされるなんて…」
善子「!!」バッ!
エメリコ「速い!?」
善子『どうして志満さんは習得できなかったんですか…?』
志満『…私はね、抱え込む体質だったからかな…どうしても無心にはなれなかったの…』
善子『…』
志満『でも、善子ちゃんのプレーを見て思ったの。あの癖、無意識に出してしまう癖。あれは武器になる。あの無意識ならば、私の過去の想いを、背負ってくれるんじゃないかって』
志満『いい?善子ちゃん』
善子「っっ!!!!」
志満『今は苦しい。逃げたくなるわ。悲しいわ。心が潰れそうになるわ。でもね、』
ルフィノ「これ以上は…!!」ズザーッ!
善子「!!」バッ!
ルフィノ「これも避ける!?」
志満『努力は裏切らないわ。絶対に。あなたが走ってきた道は見えなくてもついてくる』
ドメルゴ「私のタックルは躱せないでしょ!!」グワーッ!
善子「…」
志満『もし、善子ちゃんが目指す出口。光が見えてきたのなら、一度立ち止まって…』
善子「っっ!!」クルッ!
ドメルゴ「ルーレット…」スカッ
志満『後ろを振り返ってみて』
善子「ハァハァ…」クルッ
後ろで、驚き。
固まり。
誰もがあなたに注目しているその景色が…
あなたの努力の景色
あなたが走ってきた道よ
A『10人…10人抜きです…会場は、あまりの衝撃の状況に目を疑っています…!』
レヴィン『ここまでの才能が日本に…これは、スペインにとって最強の刺客ですよ』
善子「…ハァハァ…何よ志満さん…この景色」
善子「最高じゃないの」
志満「私の分もよろしくね。善子ちゃん」
Deep Resonance
善子ちゃんのオリジナル技です。考案者は志満さんですが、習得は善子ちゃんです。「深い共鳴」という名に相応しく、敵のドリブル・ディフェンスに体が勝手に反応します。「身勝手の極意」に近いと考えてください。更なる詳細や弱点はまた次回…