ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
そろそろスペイン戦を終わらせたいのですがもう少しかかりそうですね…
☆お知らせ☆
またまた乾電池さんが輝こうのワンシーンを漫画にしてくれました!!今回は『中国戦のダイヤちゃんの一振』です!もう、ニヤニヤが止まらないレベルの完成度で感動しました!ルビィちゃんキャンディーのTwitterから見れます!是非!!
前回の、輝こうサッカーで!
スペインが誇る最強最速の速攻を一撃で粉砕した穂乃果。"雷光の矢"をも止めるGKの仕組みを暴き、浦の星の得意とする決死の飛び込み追撃シュートでダイヤが得点。点差は1。後半は、まもなく折り返しである
穂乃果「ダイヤさん!善子ちゃん!すごいシュートだったね!!」
海未「さすがは浦の星のFW、ですね」
凛「いつ見てもダイヤさんのシュートはかっこいいにゃ!」
ダイヤ「ありがとうございます。ですが、あれは皆さんが作ってくれたチャンスがあったからこそ。お礼を言うのはこちらの方ですわ」
にこ「そんな硬くならない!」ビシッ
ダイヤ「ピギャッ!?」
にこ「まだ1点負けてるわ。ここからよ!」
ダイヤ「…はい!」
理亞「…黒澤姉もルビィと同じでピギャッて、」
聖良「姉妹ですね〜」
理亞「…」
A『さあ!日本の追加点で2-3となりました…!サニデイジャパンは負けてるとはいえ、完全に流れを掴んでいます!!』
レヴィン『スペインの穴、弱点を次々と見抜き、的確に攻めているのが理由の一つですね。ですが、スペインもこれで終わるとは思えません』
ベルガモ「アロンソの弱点を見抜いたか…」
ルーサー「あぁ。だがまだ勝っている。焦りすぎは良くない」
スペインは徐々に焦り始めていた。
前半は完全に自分たちが圧倒していた。
だが、後半は形勢が逆転しつつある。
信じられないが、目の前で起こっているのだ。
認めざるを得なかった
クラリア「…みんな聞いてくれ」
スペイン「「!!!」」
チコ「クラリアさん…?」
ベラスコ「何を…?」
クラリア「全員で、日本をひとつのライバルとして全力で戦おう」
スペイン「「!!!!」」
ドメルゴ「日本をライバル…?」
ファビオ「…だけど、」
クラリア「個人レベルの差で、私たちが勝っているなど、もう言えなくなっている」
クラリア「みんなも感じているはず。前半とはまるで別のチーム。私たちと対等以上の戦いをする…こんなチームを、ライバルと呼ばずに何を呼ぶか」
エメリコ「…クラリアさん」
クラリア「我々も全力で、彼女たちと戦うんだ。それを制した時が、本当の勝利よ」
ベルガモ「…ふふっ」
ルーサー「確かに。このままいい気になってもらっちゃ、困るよね」
スペイン「「……」」
クラリア「全力で…勝つよ!!!!」
スペイン「「「はい!!!!」」」
ピーー!!!!
A『さあ、試合再開です!!スペインのキャプテン、クラリア選手がボールを持ち、いっきに攻め上がります!!』
クラリア「試合開始時を思い出すんだ!!」ドガッ!
にこ「くっ…(力勝負…さすがにきつい!?)」
クラリア「私たちは力で優位!それを最大限に活かすんだ!!」パス
ルーサー「分かってるさ」
凛「ボールは頂くにゃ!!」バッ
ルーサーが持つボールを、凛が奪わんと取りに行く。
足が届く距離。
凛はすかさず足を出した
ガッッッッッ!!!!!!
凛「っっ!!?」
ルーサー「おっと。ボールはあげないよ」ググググ
聖良「凛さんがボールを奪えない!?」
英玲奈「ボールを足で抑える力が強い…いや、当然か。さすがのフィジカルだな…」
A『星空凛、奪えません!!ボールに触るも、力で負け突破されます!!』
ルーサー「ベルガモ!」パス
ベルガモ「…!」
晴夏「私が行きます!!」
ベルガモ「落ち着け…私」バッ
晴夏「え…!?」スカッ
ベルガモ「もう、あなた達の前では気を抜かない」
A『葉石晴夏を抜いたぁ!!ベルガモ選手、落ち着いた動きで晴夏選手を見切っての突破に見えました…!』
レヴィン『力押しの選手…のはずですが、珍しいですね』
聖良「動きが良くなっている…いや、戻っている?」
試合開始直後のスペインは、その自信から迷いない、いつものパフォーマンスを引き出していた。
そんなスペインに、日本は圧倒されたのだ。
しかし、途中から日本が対応し始め、後半が始まってからはまさかの日本が優勢…
格下だと思っていた相手だからこそ、動揺・不安が高まり、スペインの動きには隙が。
躊躇いが生じていた。
それが…前者に戻ったのだ
ベルガモ「クラリア!」
英玲奈「っ!?」
クラリア「…!」
スペインが本来のスペインに戻り始めたのだ
月「やばい…!!クラリアにボールが!!」
希「大丈夫…穂乃果ちゃんなら止めて…」
穂乃果「ぐっ…!!!?」ビリビリ
日本「「「!!??」」」
聖良「穂乃果さん…!!」
にこ「やばいわよ…とうとう腕が壊れ始めたわ」
穂乃果の右腕の赤い電気のようなオーラは、治まることなく穂乃果にまとわりついていた。
穂乃果は後半の途中からずっと右腕を押さえている…
限界は目の前だ
花陽「美奈監督!!これ以上は…!!」
美奈「えぇ。果南ちゃん、行くわよ」
穂乃果「待ってください!!」
美奈「!!!!」
花陽「穂乃果、ちゃん…」
穂乃果「私は…クラリアたちと最後まで戦いたい!!」
美奈「その右腕でどう戦うの?」
穂乃果「少し休めば…絶対に大丈夫!!この戦い、このまま後半無失点で終わらせる!!」
美奈「…」
果南「穂乃果さんを信じた方がいいです」
美奈「…果南ちゃん」
果南「今の私じゃ、クラリアのシュートは止められません」
美奈「…」
穂乃果「…ぐっ…ふふっ、クラリア!!いつでもかかってきなよ!!」ビリビリ
クラリア 「だいぶ限界みたいだけど…容赦はしないよ!!」バッ
クラリアがボールを蹴り上げ、"ダイヤモンドレイ"の構えに入った。
状態異常でない穂乃果なら、クラリアのシュートを止められるが、今は…わからない
クラリア「行くぞ!!!!!!」
クラリアがボールを磨きーーーー
善子「ーDeep Resonance ー 」
クラリア「!!」
日本、スペイン「「「!!!!」」」
穂乃果「善子ちゃん!!」
善子「少しでも休みなさいよ…私に任せて」
A『津島善子だぁぁ!!!なんと、クラリア選手がボールを磨こうとした瞬間!一瞬の隙!津島善子がボールを奪いました!!』
クラリア「全員で善子を止めろ!!!!」
ベルガモ、ルーサー「うおぉぉぉ!!」
善子「ー Deep Resonance ー」
ベルガモ、ルーサー「!!!!」スカッ
善子の動きに無駄な、余計なものがなかった。
足を踏み込む位置、捻る体、タイミング、ボールのスピン、そしてスピード。
すべてが完璧。
相手と共鳴し、体を動かす
ベラスコ「止まれっ!!!!」ズザーッ
善子「無理」
ベラスコ「っっ!!」スカッ
チコ「でりゃっ!!」バッ
善子「!!」ビュン!
チコ「(スピードで負けた!?)」スカッ
善子が躱す。
今のところ、善子を止められる気配がない。
前半で魅せた無双。
今の日本にあれをやらせるのは、スペインにとって非常にまずかった
クラリア「(どうすれば…どうすれば善子を止められる!?)」
クラリアも思考を張り巡らし考えていた。
善子を止めなければ点は決められないし、決められる可能性もある。
この試合、勝利の鍵は複数本必要。
穂乃果を超えるシュート
日本の連携に対応
そして、善子の"Deep Resonance"
今の自分たちにあの技に対抗できる術はないのか…そう思っていた
フェルナンド「このっ!!」バッ
善子「…無駄よ、全員抜かし……っ!?」ピタッ!
クラリア「…!!」
穂乃果「!!」
ルビィ「…!」
月「…やばい。バレたかもしれない」
一瞬、善子がフリーズした??
善子「ぐっ…!! ー Deep Resonance ー!」
フェルナンド「止められないっ…!!」スカッ
A『津島善子がまた躱す!!誰もこのリベロを止められないのか!?』
クラリア「……」
クラリア「…」
クラリア「分かったぞ、善子の弱点」
クラリアは得意げに笑った。
良かった、善子も同じ人間だったのだ。
弱点があった。
いや、弱点をつくれる。
彼女を潰す最善の策が
クラリア「ベルガモ、ルーサー」
ベルガモ、ルーサー「!!」
クラリア「手伝ってくれ」
A『さあ!日本、ゴールは目の前だ!!誰がシュートを撃つのか!?』
善子「理亞…!!」パス
理亞「決める!」
A『鹿角理亞だぁぁ!!ここで"雪原の狼"に絶好のシュートチャンス!!』
理亞「はあぁぁぁぁぁ……」ググググ
理亞はその場でオーラを高め始めた。
徐々に揺れる髪。
鋭さが増す風。
理亞を中心として、地面が凍りつく!!
理亞「勝つのは日本…それを教えてあげる!!!!」
究極が爆発する
理亞「ー Awaken the power ー!!」ゴゴゴゴゴ
日本、スペイン「「「!!!!!!」」」
ルビィ「…理亞ちゃん!!」
A『出たあぁぁぁ!!!!サニデイジャパンの最終兵器"ATP"!!その使用者の一人、鹿角理亞!!実況席にまで冷気が伝わります!!』
レヴィン『世界を震撼させた"ATP"。それを継承した理亞選手。個人の切り札ではなく、日本の切り札として、アジア予選でも素晴らしいプレーをしていたと聞いています』
理亞「覚悟しなさい…!!」ゴゴゴゴゴ
白銀の髪に赤い目。
頬や腕、首筋には氷が伝う。
溢れ出るオーラが理亞を奮い立たせ、獲物であるゴールを見る
理亞「はあああああああ!!!!」ゴオォォッ!!
エメリコ「これは…ルビィの"ATF"!?」
ルフィノ「オーラがまったく違う…!!だけど、似たような力…」
込めるのは力。
放つのは冷気。
『ガアァァァァァァァン!!!!!!』
『鹿角理亞のシュートはゴールのクロスバー…!!』
理亞『う、うそ…』
『日本、勝利への1点が届かない!!!!』
理亞「(邪魔よっっ!!弱い私!!!!)」
あの日から理亞は"ATB"を撃つのに躊躇いが生じていた。
しかし、世界に来て実感した。
自分の心の弱さ、1度のミスを引き摺りすぎなのだと
理亞「終わりたくないの!!!!」
躊躇って足が動かないなら、強引に動かしてやる!!
いいから黙って私の言うことを聞け体!!
両足で、すべてを…蹴り砕く!!!!
理亞「ー Awaken the Beast ー!!」ドガアァン!!
ツバサ「撃てたじゃない…!!」
月「理亞ちゃん…!すごいよ!!」
A『これはすごい威力だ!!このシュートが決まれば同点!!GKアロンソは止められるのか!?』
アロンソ「…」
アロンソは動かなかった。
迫り来るシュート。
決めさせてはいけないシュート。
アロンソは反応できずに動けないわけでは……ない
クラリア「迷いを捨てた…か、だけど」
理亞「!?」
クラリア「これ以上の失点は許さない」
ベルガモ、ルーサー「…」
A『これは!?ゴール前に3人の選手が戻っています!!シュートを防ぐつもりか!?』
ルーサー「本来この技は、対ラストリゾート用に作られたもの」
ベルガモ「だけど、この状況で使わないわけにはいかない…!!」
クラリア「やるよ!!」
ルーサー、ベルガモ「おう!!」
3人が構えると、地面から次々と巨大なブロックが姿を現す
曜「必殺技…!?」
にこ「まだ隠し持っていたのね…」
クラリア、ベルガモ、ルーサー「ー ザ・シェルター ー!!」
ドガアァァァァァン!!!!!!
日本「「「!!!!??」」」
海未「"ATB"が、防がれた…」
英玲奈「なんて防御力だ、」
A『なんと!?鹿角理亞の必殺シュートは、スペインの鉄壁の必殺技により防がれてしまった!!』
理亞「っっ…」ゴゴゴゴゴ
1点がまた遠くなった。
時間は残り僅かとなっている。
2点はかなり厳しいところまで来ていた。
そしてここで、
クラリア「津島善子」
善子「…」
クラリア「私たちから、ボールを奪ってみろ」
善子「…なに?」
クラリアはなんて言った?
ボールを奪ってみろ?
何度も奪ったのにまだ分からないのか。
しかも、ボールを持つクラリアの後にはゴールしかない。
自分が奪えば決定的なチャンスだ
善子「後で後悔しても、知らないからね…」
クラリア「勝負だ。善子」
ルーサー、ベルガモ「…」
花陽「なぜ、スペインはあんなことを…」
ルビィ「…ダメだよ善子ちゃん」
花陽「ルビィちゃん…?」
ルビィ「乗っちゃダメだよ…あれは、」
ルビィ「罠だよっっ!!」
日本 2-3 スペイン