ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

142 / 284

皆さんどうも!ナタデココと杏仁豆腐が好きすぎて登校途中で買う度にお金が消え去るルビィちゃんキャンディーです!

いや〜、本戦の試合が長い!!書きたい内容が多すぎて1桁ではまとめきれないですね…少し長すぎますかね?
今回は善子ちゃんがスペインの罠に!?




第3章 65話 「スペイン戦 "共鳴の限界"」

 

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

徐々に前半のような自信あるプレーを取り戻してきたスペイン。しかし、善子の"Deep Resonance"には及ばない。無双する善子、力を爆発させる理亞。このまま日本の猛攻は止まらないと思っていたのだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善子「1対3でも関係ないわ…!!」

 

クラリア「そうだろうね」

 

ベルガモ、ルーサー「…」

 

 

睨み合う1人と3人。

ボールを奪われれば、同点に追いつかれる危機。

そのまま抜かせば問題ないのだが…

今のところ、その奪われるという答えしかこの試合は存在していない。

 

なぜなら、善子の"Deep Resonance"から逃げ切ったものは、まだ1人もいないからである

 

 

善子「(いったい何を考えてるのかしら…)」

 

 

3人で行けば勝てるだろう…なんて甘い考えはさすがにしないはず。

 

だが、相手は強豪スペイン…一瞬でも雑念で"Deep Resonance"を切らせば、その時点でやられるだろう…

 

それでも、

 

 

 

善子「やってやろうじゃない…」

 

 

ここで勝たなければ、追加で代表になった意味なんてないのだから

 

 

 

花丸「ルビィちゃん、罠って…」

 

ルビィ「…あの必殺技の、弱点だよ」

 

 

 

 

 

善子「ー Deep Resonance ー!!」

 

クラリア、ベルガモ、ルーサー「(来た…!!)」

 

 

善子がボールを持つクラリアに飛びつくように近づいた。

気を抜けば一瞬で取られる

 

 

クラリア「ベルガモ!」パス

 

ベルガモ「!」

 

善子「ーーー」グワーッ!!!!

 

ベルガモ「(こっちに来た!?)」

 

ベルガモ「クラリア!」パス

 

善子「……」ズザーッ!

 

 

ルーサー「おいおい…今完全にパス狙われてたな」

 

ベルガモ「体が急にこっちに向きを変えた…あれが共鳴…」

 

 

善子の体は、クラリアの体の動き・目線からベルガモにパスを出すことを予測。

クラリアの方へと進むという行動を停止し、ベルガモに飛びつくという行動に切り替えたのである

 

 

クラリア「気を抜かないで…もう少し時間を稼ぐよ」

 

善子「ーーー」グワーッ!!

 

 

 

 

 

花陽「あれではスペインがボールを奪われるのも時間の問題では…?」

 

ルビィ「…奪われていいんだよ、」

 

花陽「…え」

 

ルビィ「奪われてからが、スペインの作戦の始まり」

 

 

 

 

 

善子「取った」バッ

 

ルーサー「くそっ!?動きが人間じゃない!!」

 

 

A『津島善子が奪った!!スペインは3人で抜きにかかっても津島善子には勝てないのか!?』

 

 

クラリア「問題ない!!ここからだ!」

 

ルーサー、ベルガモ「おう!!」

 

 

善子「…!?」

 

 

A『おおっと!?スペインはそのまま3人で津島善子を取り囲みます!ボールを奪い返すつもりか…??』

 

 

善子「今度は抜いてあげるわ」

 

クラリア「…やれるもんなら」

 

 

これで善子は得点への第一ステージ、ボールを取り返すことに成功した。

今度は、悪足掻きするスペインをまとめて抜く。

そうすれば、日本はついに同点となる

 

 

善子「ー Deep Resonance ー!!」バッ

 

 

 

 

 

 

フロイ「ねぇ、エリー。あの技には弱点があるのかい?」

 

絵里「あるわ。決定的なね、スペインはそれに気づいてそこから善子を潰そうとしている」

 

 

 

 

善子「ーー!!」クルッ!

 

ベルガモ「(やばっ!!抜かされ…

 

クラリア「抜かせるか!!!!」

 

善子「ーーー!?」ズザーッ!

 

 

ダイヤ「善子さんが引いた??」

 

英玲奈「体が、今のクラリアのフォローがあっては抜かせないと判断したんだ…」

 

 

善子「(想像以上に手強いわね…)」

 

 

"Deep Resonance"は共鳴。

"ATP"のような自強化とはまた別の技。

 

自身のステータスを上げるわけではない。

体がオートで、相手に…状況に合わせているのだ。

 

 

それが何を意味するのか

 

 

 

善子「ー Deep Resonance ー!!」

 

ルーサー「行かせないよ!!」

 

ベルガモ「コースは塞いだ!!」

 

善子「(なっ…!?)」ズザーッ!

 

クラリア「(やはり…ね、)」

 

 

 

 

ルビィ「…あの技は、善子ちゃんの意思よりもデータ。効率を優先する」

 

ルビィ「だから、」

 

 

 

善子「(なんで抜けないのよ…!!!!)」

 

 

 

ルビィ「相手に逆に利用される」

 

 

 

 

A『おおっと!?津島、また抜けない!!先程までの勢いはどうしたのか!?』

 

レヴィン『クラリア選手を中心としたディフェンス…さすがの善子選手でも突破は難しいのでしょう、』

 

 

 

ルーサー「(クラリアの言った通りだ…完全にドリブルコースを塞げば、善子は動けない…!!)」

 

ベルガモ「(答えのない数学を解いているのと同じ…そのまま体がフリーズしてる!)」

 

 

善子「共鳴では…抜けないって…?」

 

 

 

真恋「ドリブルルートが無いから体が動かないってこと!?」

 

ルビィ「体、細胞は無情です。心ある人間とは違って、機械のように無謀なプレーは避けます」

 

ツバサ「"Deep Resonance"の最大の弱点ね…進みたくても進めないなんて、」

 

ルビィ「もうひとつあります」

 

 

 

 

善子「まだまだこれか…っっ!?」ピタッ!

 

クラリア「!!」

 

善子「(なっ…体が!?)」ガクガク

 

ルーサー「限界か?」

 

善子「!!」

 

ルーサー「そりゃあ、私たちのプレーに前半からあれだけ共鳴…ついてきたんだ。壊れてもおかしくない」

 

 

A『津島善子が膝をついた!?何かアクシデントでしょうか!?』

 

 

 

善子は完全にクラリアたちの手の中だった。

 

条件を満たせば共鳴状態の善子はフリーズすること。

体への負担が激しいこと。

 

当たり前だが、相手の動きに共鳴し、合わせるということは、自分よりも格上の相手ほど体への負担は大きくなる。

 

事実、スペインの過半数の選手の能力は善子よりも上。

そんな中で善子は自分の力以上の動きを続けていたのだ

 

 

 

善子「ぐっ…鍛えたつもりだったんだけど、」

 

ルーサー「いや、ここまでもっただけ充分やばい」

 

クラリア「だが、これで日本の支柱はひとつ崩れた」

 

善子「っっっ……!!!」

 

 

 

 

花丸「でも…ルートが無いって…パスがあるずら!!」

 

月「無理だよ。花丸ちゃん、見て」

 

花丸「…!?」

 

 

 

ダイヤ「くっ…善子さんのフォローが…」

 

エメリコ「ダメだよ!ここで大人しくしてもらうよ!」

 

 

曜「善子ちゃんが…!!」

 

ベラスコ「っ!!」

 

 

海未「どいてください!!」

 

ルフィノ「どかないよ!!」

 

 

 

A『これは!?スペイン、フィジカルを活かしてサニデイジャパンの選手を抑え込んでいる!!善子選手に近づけません!!』

 

レヴィン『これでは善子選手に助けは来ない…完全に潰れるのを待つしか…』

 

 

 

先程言った、"条件を満たせば共鳴状態の善子はフリーズする"。

パスする味方もいない、自分で突破もできない。

善子の体・全細胞は、この状況を回避不可能だと諦めていたのだ

 

 

善子「……体が諦めたからって…私が、諦めるとでも?」

 

クラリア「…」

 

 

手を付き、膝をつく善子。

言葉と行動が一致していない。

 

やはり体は正直だ。

善子の命令に反し、その場から動こうとしない

 

 

善子「ディープ…レ…ぞ、」ドサッ!

 

 

ルビィ「善子ちゃん!!!」

 

ことり「もうやめて!!」

 

 

ついに地面に倒れた善子。

こうなればもうプレーは続行不可能だ。

それ即ち、

 

 

クラリア「善子がいない日本のディフェンスは脆い。点差をつけるなら今しかない」

 

ルーサー「残念だったな善子」

 

善子「くっ…そんなっっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

善子「なんてね」

 

 

クラリア「な…… ビュン!!!!!!!!

 

 

 

クラリア「!!??」

 

ルーサー、ベルガモ「!!!!?」

 

日本、スペイン「「「!!!!!!?」」」

 

 

 

 

 

 

冷たい風が駆け抜けた

 

 

 

 

 

 

理亞「この時を待っていたわ…」ゴゴゴゴゴ

 

 

 

 

 

 

後ろには、ボールを持つ白銀の少女がいた

 

 

 

クラリア「鹿角理亞っっっ!!!!??」

 

 

A『なんと!!!!一瞬の隙!!鹿角理亞が高速スピードでクラリア選手からボールを奪いました!!』

 

 

善子「行きなさい!!理亞!!」

 

理亞「…」ゴゴゴゴゴ

 

 

 

 

 

 

理亞『囮…?』

 

善子『えぇ。もし、私が潰されるようなことがあったら、相手が私を潰した瞬間。油断した時に"ATP"でボールを奪いなさい』

 

理亞『でも、善子は…』

 

善子『最初から覚悟しているわ。共鳴は思ったよりも崩れやすいの。私の技よりも、あなたの技の方が希望があるわ』

 

理亞『…』

 

善子『絶対に決めなさいよ』

 

 

 

 

理亞「っっ!!!!」バッ

 

 

ルーサー「やばい!!油断した!!」

 

ベルガモ「鹿角理亞を今すぐに止めないと!!」

 

 

理亞は走り出した。

 

"身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ"

 

善子はこうなると分かっていたのだ。

そこまでの覚悟。

そこまでして作ったチャンス

 

 

 

理亞「絶対に決めるからそこで見ていなさい!!」ゴゴゴゴゴ

 

クラリア「鹿角理亞を止めろ!!!!」

 

理亞「無駄よ!!うおああああああああああ!!!!」バッ

 

 

理亞は叫びと共にオーラを込め始めた。

ブリザード。

その風は寒いの次元を超えて痛い。

まるで飛び交うガラス。

 

そんな荒々しいオーラを理亞は、両足で。

全力で。叩き込む

 

 

理亞「ー Awaken the Beast ー!!」ドガアァン!!

 

 

A『出たあぁ!!鹿角理亞の必殺シュート!今度はブロックするDFはいないぞ!?』

 

 

アロンソ「真正面…!!」

 

クラリア「アロンソの技を受ける気か…?」

 

 

理亞が放ったシュートは右端でも左端でもない。

ど真ん中一直線だった。

 

シュートチェインする選手はいない。

ボールも曲がる気配はない。

 

ならば必殺技で抑えるまで

 

 

ベラスコ「焦ったけど、アロンソの技なら大丈夫だね、」

 

チコ「アロンソさんは一度も必殺技を破られてないからね!」

 

海未「…理亞、まさか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまさか

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ「!!」

 

 

 

 

 

 

 

何人かには見覚えがあった

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果「!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ『そんなヘマはしませんよ』ゴゴゴゴゴゴ

 

穂乃果『(なんで、ルビィちゃんが目の前にーーー

 

ルビィ『うおらぁ!!!!』ドガァン!!

 

穂乃果『ぐあ!!??』

 

 

 

 

 

理亞「もう一発」ゴゴゴゴゴ

 

アロンソ「(なんで、鹿角理亞が目の前にーーーーーーーー

 

理亞「うおらあぁぁぁ!!!!」ドガアァン!!

 

アロンソ「っっ!!??」

 

 

 

 

 

バシュウゥゥゥゥン!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

スペイン「「「……………」」」

 

日本「「「…………」」」

 

 

美奈「……」

 

真恋「……」

 

善子「……」

 

 

会場「「「…………」」」

 

 

A『き、決まった……?』

 

 

 

理亞「うおああああああああああ!!!!」

 

 

 

A『決まったあぁぁぁぁぁ!!!!!!なんということでしょうか!!?日本!!日本が、スペインに!!同点です!!!!』

 

レヴィン『こんな展開…誰が予想できたでしょうか…』

 

 

 

聖良「理亞!!」

 

理亞「姉様!!同点!!」

 

凛「理亞ちゃん最高にゃぁぁ!!」

 

にこ「流石すぎるわよ!!」

 

ダイヤ「まさかあそこでボールを奪いに行くとは…!!」

 

善子「…理亞」

 

理亞「善子!!」

 

 

善子はなんとか1人で立っていた。

すぐに英玲奈たちの肩を借りることになるのだが…

 

 

善子「ありがとう、決めてくれて」

 

理亞「あのもう一発は善子の一発よ」

 

 

 

クラリア「不覚だ…私たちは、完全に油断していた」

 

ドメルゴ「クラリアさん…」

 

 

 

ピーー!!!!

 

 

 

ドメルゴ「なんだ…?交た……!!!!?」

 

クラリア「っ!?ここで…か、」

 

 

 

 

 

絵里「…!!もしかしたらこの試合」

 

フロイ「分からなくなってきたよ…!!」

 

 

 

鞠莉「日本は勝負を決めに来た…王手よ」

 

フラム「……見せてよ。日本のエースストライカー…」

 

 

 

 

 

 

ルビィ「理亞ちゃんも善子ちゃんも…やってくれるね…!!」

 

 

 

試合時間残り僅か

 

黒澤ルビィ 降臨

 

 

 

日本 3-3 スペイン

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。