ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!殺人的な寒さの中、体育のサッカーは半袖短パンで走り回るルビィちゃんキャンディーです!

はい!ついにイギリス戦決着です!やっとまた一歩前進…ですね。結果はどうなるのか、そして、果南ちゃんの新しい力は…




第3章 79話 「イギリス戦 "決着。信念の果てに"」

 

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

同点。曜の"Xブラスト"を防いだイギリス。エドガーは足を捨てる覚悟で"エクスカリバー"を放った。しかし、果南の新必殺技により完全に止められたシュート。誰もが驚く中、星の力を得たトライデントは、ギラギラと輝いていた

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

果南が"トライデント"を習得したのは中学生のころ

 

 

北也『筋肉が足りないんだ果南』

 

果南『ハァハァ…』

 

北也『毎日朝練。積み重ねろ。それが必ず力になる』

 

果南『…分かった』

 

 

中学生になって、サッカー部に入ると…サッカーのレベルはいっきに上がった。ジュニアの頃のように、簡単にことが進むのは少なくなっていた。

そのひとつとして、必殺技の習得。必殺技が使えるか使えないかで、サッカー部のレベルは大きく変わる

 

 

果南『55…56…57…』

 

『あ!果南がまた筋トレしてるぜ!男みたいだな』

 

『おとこ女だ!おとこ女!』

 

果南『…』

 

 

ダイヤ『あなたたち!!いい加減にしなさい!!』

 

『やべっ…ダイヤだ』

 

『退散退散』

 

 

ダイヤ『…果南さん、』

 

果南『…私、気にしてないよ』

 

 

元々、果南の運動神経は男子にも劣らないレベルだった。死にものぐるいで走るサッカー。どうしても目立ってしまう。

果南の男勝りなプレー

 

 

果南『いつか見返してやるんだ。すごい必殺技を作ってね』

 

ダイヤ『わたくしも相手しますわよ』

 

果南『ありがとう』

 

 

この頃の果南は、見た感じ気にしてないような素振りを見せている。しかし、内面的にはそうとも言えない。

ルビィのいじめ問題があったため、かなりピリピリしていた

 

 

果南『ルビィが中学に来た時、どんと受け止められるキーパーにならなきゃね』

 

ダイヤ『…果南さん』

 

 

ダイヤは思う。果南は男っぽいと言うよりかはイケメンだ。と、

軟弱な男よりも強い心を持っている。だが、こんなこと女子である果南の前で口にするのは言語道断。

果南だって女子である。

絶対に傷つくはずだ

 

 

鞠莉『果南が…イケメン?確かに、サッカーしている時は豪快だけど…果南は試合中も綺麗よ?』

 

ダイヤ『?』

 

 

鞠莉と話をするといつも言われた。

果南はサッカーをしている時も綺麗だと。

最初はお世辞だと思った。下手すぎる。もっと誤魔化した言い方をしても良いのではないかと、しかし、

 

 

鞠莉『果南は確かに豪快で、力強いプレーをする。でも、動きがね…視線が…繊細。綺麗なの』

 

ダイヤ、果南『…』

 

鞠莉『果南の美しさは…荒々しさの中にあるのかも。"嵐の海を泳ぐイルカみたいに"』

 

果南『…ポエムみたい』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「いよっと」

 

 

 

 

グサッッッッ!!!!!!

 

フィリップ「っっ!?ボールを刺した!?」

 

 

A『またしても松浦果南の三叉戟の餌食!!イギリスは何度もシュートを撃ちますが、全て松浦果南の新必殺技により沈みます!!』

 

 

ゲイリー「あの武器…音、迫力から見て、かなりの重さのはず…」

 

エリック「それを片手で…木の棒みたいに振り回すなんて…」

 

 

果南が召喚した"トリアイナ"。

またの名を"トライデント"。

またの名を"三叉戟"。

果南の身長よりも長いその槍は、確かに片手で…いや、両手で持てるかも分からない重さのはず。

しかし、果南はそれを片手に暴れている

 

 

穂乃果「あれが…果南ちゃんの、」

 

 

息切れひとつ無し。

ただすました顔で、ゴールに迫る獲物…小魚を狩っていく

 

 

果南「はああっっ!!」

 

 

ドゴッッッ!!!!

 

時には刺し、時には突き飛ばし、時には叩き潰す。果南が槍を振れば、風を切り、竜が舞う。

まるでゴールの前に竜巻が出来たようだった

 

 

ダイヤ「ただ、力任せに暴れているだけではありません」

 

海未「ダイヤ…!」

 

 

昔、鞠莉が言ったことを思い出した。

果南は荒々しさの中に、繊細さがあると。

表面的に見れば、暴れ狂う…怪力の最強キーパーに見える。

 

しかし、動き…顔は真逆だった。

ダイヤが身近で例えるならば…舞い。まるで踊っているようだ。

見とれてしまうほど…は言い過ぎか。

何にせよ、今の果南は負けない。

静と動を兼ね備えた果南なら…聖剣だろうと叩き潰してくれる

 

 

フィリップ「ー パラディンストライク ー!」ドガァン!

 

果南「ほっ」

 

 

ドガアァァァァン!!!!!!

 

ーーー軽くひとひねり

 

 

A『地面に埋め込まれたボール!!松浦果南の神器が止まりません!!』

 

レヴィン『"トライデント"の進化形態…素晴らしい力ですね』

 

 

これでゴールはもう心配ない。

あとは勝つだけ。日本の選手たちは覚悟を決めた

 

 

千歌「勝つよ…残り時間、私たちの全てをぶつけよう!!!!」

 

「「「はい!!!!!!」」」

 

 

イギリスのディフェンスも強力だ。

しかし、日本は足を止めることはない。キーパーが絶対に止めてくれるという安心感。

これが日本の強さを増幅させるトリガーとなっていた。

 

攻めたプレー。それを積極的に仕掛ける

 

 

千歌「ダイヤさん!!」パス

 

ダイヤ「はい!!」

 

 

A『サニデイジャパンのボールが繋がります!!"アブソリュートナイツ"を完全に攻略していきます!!』

 

 

しかし…果南はなぜ急に新必殺技を発動出来たのか…あんなに悩んでいたのに。

ダイヤは考えるも、すぐに今やるべき事に意識を戻す

 

 

ジョニー「そこ!!」ズザーッ!

 

ダイヤ「っっ!!」バッ

 

ジョニー「躱された!?」

 

 

何にせよ。果南は超えたのだ。自分を。

みんなの期待に応えた松浦果南。

今度は…自分たちが応える番だ

 

 

ダイヤ「お願いします!!ツバサさん!」パス

 

ツバサ「ええ」

 

 

黄金に輝くオーラ。ツバサは羽を広げて天へ。ゾーンでオーラを極限にまでボールに凝縮させる。

そのひとつひとつの動作が破壊へのカウントダウン。後のことは考えない。全てをこの一撃に…込める

 

 

ツバサ「ー ゴットブレイク ー!!」ドガアァン!!

 

フレディ「止める…ー ガラティーンV3 ー!!」

 

 

進化した大剣がボールに振り下ろされた。

ツバサのシュートも強力だが、それに並ぶほどの力

 

 

フレディ「ぐぐぐっっ(進化しても…重い!?)」

 

A『ああっと!?フレディ選手が押され始めた!!』

 

 

イギリスも日本も、固唾を呑んで見守る。

見守ってはいるが、すぐに助けに入りたい。エドガーたちは日本という未知の相手を前に…ついに、崩れた

 

 

フレディ「きゃあっっっ!?」

 

 

バシュウゥゥゥゥン!!!!!!!!

 

 

日本「「「!!!!!!!!」」」

 

ツバサ、美奈「完璧」

 

 

A『ゴール!!!!ついに、ついに日本が勝ち越したあぁぁ!!綺羅ツバサのシュートは進化した大剣を貫き、逆転の4点目です!!』

 

 

エドガー「…」チラッ

 

エドガー(あと数分…)

 

 

 

にこ「あんた達、気を抜くんじゃないわよ!!」

 

英玲奈「死守だ!!絶対に守り抜くぞ!」

 

千歌「勝って行くんだ…決勝トーナメントに!!」

 

 

守りに徹するのは当然。だが、攻撃を怠るという考えはなかった。

誰かが言った。『攻撃は最大の防御である』と。貪欲にゴールを狙うその勢いが、守りにも変わる

 

 

フィリップ「ピーター!!」パス

 

 

イギリスはまさか逆転されるとは思ってもみなかった。だが、試合はまだ終わっていない。

最後まで…笛がなるその時まで、足は止めない

 

 

ピーター「お願い…決めて!!」パス

 

フィリップ「うぅらぁぁ!!」ドガァン!

 

 

A『フィリップ選手の強烈なシュート!!』

 

 

 

 

ドオォォォォン!!!!!!

 

フィリップ「…!!」

 

ピーター「っっ…」

 

 

A『だがしかし!!』

 

 

 

果南「ー デルフィナス・トリアイナ ー」

 

 

 

A『海皇は崩せません!!!!!!!!』

 

 

立場さえも…完全に逆転していた。

果てしなく、越えられない壁のように見える。松浦果南がこれほどまでに…日本のゴールがこれほどまでに…遠いとは、

 

 

エドガー「日本とは…なんなんだ…」

 

果南「世界一のチーム」

 

 

残り時間的にも、これが最後だろうか…

果南はボールを高く蹴り上げた。受け取るのはにこ。そこに立ち塞がるのはイギリス

 

 

エドガー「私たちは…国のために…」

 

エリック「エドガーさん…指揮を!!」

 

 

誇り高きナイト。目的は勝利

 

 

エドガー「日本も、そう、なのか…?」

 

デービット「エドガーさん、攻め込まれます!!」

 

 

身を挺してゴールを守る日本のナイト。

目的はなんだ?勝利?プライド?本当にそれだけなのか?

 

 

エドガー「日本とは…なんなんだ」

 

 

 

 

 

 

 

果南「だから言ってるでしょ。世界一のチームだって」

 

エドガー「!!」

 

果南「一人ひとりがサッカーの楽しみを追い求める。それが世界一だよ」

 

エドガー「」

 

 

穂乃果『穂乃果は…今、最高に楽しい!!』

 

ことり『シュートが大好きだから…!!』

 

聖良『どうでした?理亞』

 

理亞『……最高!!』

 

千歌『最高の試合にしましょう!!』

 

 

 

 

日本は…それぞれの信念を貫いているのか、

 

 

 

 

 

A『パスが繋がるぞ日本!!リードしても尚、シュートを狙って走ります!!』

 

 

にこ「海未!!」パス

 

海未「はい…!」

 

 

イギリスのディフェンスが機能していない。そこを突くだけで、パスは呆気なく通る。

前半、あれだけ苦戦していたのが嘘のようだ。自分たちが成長したから?イギリスが自滅しているから?

どちらであろうと、どちらでもあろうとも、勝利は目の前

 

 

海未「決める!!!!」バッ

 

 

追撃のシュート。天地が揺れるシュートをーーーー

 

 

海未「ー 天地雷鳴 ー!!!!」ドガアァン!

 

フレディ「くっ……!!」

 

 

A『出たあぁぁ!!園田海未の強烈なシュート!!』

 

レヴィン『いや、待ってください!?』

 

 

海未「タイミングはどうですか?」

 

ダイヤ「完璧です…!!」バッ

 

 

ダイヤが走る。サニデイジャパンではお馴染みの光景になりつつあるが、イギリスにとっては衝撃以外のなんでもなかった。

単体でも強力なシュート。そんなシュートにダイヤは合わせる?"ラ・フラム"を発動して?

それを……止めろと??

 

 

ダイヤ「はああぁぁぁぁ!!!!」

 

 

演舞のように舞い、"ラ・フラム"の炎を左足に集める。大剣へと生まれ変わりし炎を、ダイヤは渾身ーーー振る

 

 

ダイヤ「ー マキシマムファイア ー!!!!」ドガアァン!

 

海未、ダイヤ「行けえぇぇぇ!!!!!!」

 

 

A『チェインシュートだあぁぁぁ!!!!"天地雷鳴"と"マキシマムファイア"の次元を超えたシュートが放たれた!!これはゴール確実か!?』

 

 

 

 

 

エドガー「っっ…負けるわけにはいかない!!」

 

海未「!?エドガー…」

 

 

日本は…自分たちの信念を貫く……か、

 

 

エドガー「私も、私の信念を貫く!!代表の誇りにかけて!!!!」バッ

 

ダイヤ「ゴール前…あの構え……まさか!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"攻撃が最大の防御"ならば、"防御は最大の攻撃"である

 

 

 

最強の防御は最強の攻撃へと転ずる

 

 

 

 

エドガー「エクスーーーーーー

 

 

フィリップ「ダメだ!!エドガーさん!!」

 

イギリス「「エドガーさん!!!!!!」」

 

 

 

エドガー「カリバー!!!!!!!!」

 

 

 

 

ギシャアァァァァァァァァン!!!!!!!

 

エドガー「ぐっっっ!?あぁあぁぁぁぁぁっっ!!!」

 

 

 

英玲奈「なんだと!!!!??」

 

にこ「嘘でしょ、ちょっと…ここに来て何よそれ!!!!??」

 

 

A『信じられませんっっ!!!!チェインシュートを直接蹴り返しました!!!!』

 

レヴィン『2つのシュートの力も合わさり、凄まじいパワー…これは止められませんよ!!!!』

 

 

真恋「っっ!?果南ちゃん!!」

 

美奈「やられたっっ…!!」

 

 

気を抜いた。最後の最後でやられた。

可能性はあった。エドガーが蹴り返すことは想定済みだった。

しかし、一瞬の緩み。

そこをエドガーは完全に、確実に、抉ってきたのだ

 

 

千歌、曜「うわあっ!?」

 

あんじゅ「どうするのよこれ!?」

 

ツバサ「ちょっ…まずいわよ!?」

 

にこ「果南っっ!!最後の仕事よ!!!!」

 

 

 

果南「任せて!!!!」バシャアァァン!

 

 

果南は海中に腕を突っ込む。

徐々に海は渦を巻き、星の力を得た"トライデント"が姿を現す

 

 

果南「ー デルフィナス・トリアイナ ー!!」

 

 

A『松浦果南も神器を召喚!!果たして勝利の女神は、どちらに微笑むのか!?』

 

 

エドガー「私の全てだ!果南!!」

 

果南「伝わるよ…!!あなたの想い!!」

 

 

レヴィン『果南選手、クロスバーに登って何を…!?』

 

 

果南はゴールの上。クロスバーの上で"エクスカリバー"を待つ。

そのまま全体重を両足に込めーーー

 

 

果南「止めるよ…絶対に!!!!」バッ

 

 

ーーー前のめり。クロスバーを蹴り、シュートへと飛んだ

 

 

 

果南「トライデントぉぉぉぉおお!!!!」

 

 

 

 

ドガアァァァァン!!!!!!!!

 

ぶつかった。この試合1番の空気の震えだった。両チームとも見守ることしか出来ない。

どちらが勝つのか全く予想出来ない極限の戦い

 

 

果南「ぐっっっ!!!!ぐぐぐ……」グググ

 

エドガー「ハァハァ…」ズキズキ

 

 

果南は押される。押され続ける。

地面には足で踏ん張った跡。

聖剣が抉った道。

もうゴールラインはすぐそこ。

果南は満身創痍。叫ぶだけ叫んだ

 

 

果南「私は…みんなが背中を任せてくれる…どんと受け止められるキーパーに…なるんだっっ!!」ググググ

 

果南「最後の砦として恥じぬように!!」

北也『最後の砦として恥じぬように』

 

果南「止まれええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A『と、止めた……』

 

レヴィン『ボールの回転が……』

 

 

果南「ハァ……ハァ…」

 

 

ボールは、神器により地面に埋め込まれていた。果南はその場に倒れる。

全ての力を出し切った

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも

 

 

 

 

 

 

 

エドガー「…ハァハァ」

 

 

 

 

 

 

 

それでも

 

 

 

 

 

果南「ハァハァ……くっ!!!!」

 

 

 

 

 

それでも

 

 

 

 

 

A『ゴールは…………………』

 

 

 

 

 

それでも

 

 

 

 

 

 

果南「あぁぁぁ!!!!くそっっっ!!!!」

 

 

A『破れています!!!!エドガー選手のシュートが、日本のゴールラインを越えています!!!!』

 

 

千歌「果南ちゃん…」

 

穂乃果「……」

 

 

果南「ハァハァ…ゲホッ…あぁっっ…悔しいなぁ……」

 

 

A『松浦果南、シュートを止めるも失点は押さえられず!!!!ここで試合終了!!日本 対 イギリス。4-4の同点です!!!!』

 

 

 

 

勝負に勝ち、試合で勝てなかった果南。

 

サニデイジャパンの戦いは…終わらない

 

 

日本 4-4 イギリス

 

 

 





ご感想、お待ちしております!最近、少なくなってきたのでさみしいですね…

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