ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!スクフェスのフレンドがみんなランクをあげていく中、ちょっと置いていかれた感がすごいルビィちゃんキャンディーです!かれこれスクフェスを始めて2年半が経ちますが、一向にウォタブルのルビィちゃんがお迎えできません。ウォタブルのルビィちゃんをお迎えできれば、URルビィちゃんコンプなんですが道は遠そうです

今回のお話は新キャラ登場です!かなりヤバい人かも…



第3章 80話 「勝利の化身」

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

イルカ座の力を得た果南は、エドガーが誇りをかけて放った最後の"エクスカリバー"と全力でぶつかった。無敵だと思われた神器も、"天地雷鳴"と"マキシマムファイア"のパワーを乗せた聖剣には適わず…同点で試合は終了したのであった

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

千歌「やっぱりここにいた…!」

 

果南「…ん」

 

 

イギリス戦から一夜が明け、朝日が昇る時間。空は薄くオレンジに染まり、空気は海風でちょうど良く。

 

千歌がこの時間に外にいるのは珍しい。

朝は苦手なはずだが、こうして果南の横。砂浜に腰を下ろす。

波の音だけが聞こえる砂浜。ぼーっと海を眺める果南

 

 

千歌「果南ちゃん、落ち込んでいる時はいつも海を見るもんね」

 

果南「…」

 

千歌「…どう思う?昨日の試合」

 

 

日本の勝利は確実…だと誰もが思った。

しかし、結果は同点。果南から見れば、最悪なラストであっただろう

 

 

果南「私…勝ちたかった。エドガーとの勝負には勝てたけど…試合にも勝ちたかった」

 

果南「穂乃果ちゃんからゴールを託されて、みんなからも託されて…期待に、応えたかった」

 

千歌「…果南ちゃん」

 

 

しばらく沈黙が続いた。

2人で眺める広い海。内浦でもこうしてよく海を見ていた。

その果てしなさに吸い込まれそうになるも、千歌は果南に言う

 

 

千歌「応えた…と思うよ」

 

果南「…」

 

千歌「みんな不安だった。エドガーさんのシュートを止められるのか、思いっきり攻めていいのか…」

 

千歌「でも、果南ちゃんが頑張ってくれたから。私たちは前を見て走ることが出来た。背中をあずけられた」

 

千歌「果南ちゃんなら受け止めてくれる…そう、安心出来た」

 

果南「…そっか」

 

 

果南『どんと受け止められるキーパーにならなきゃね』

 

 

果南「受け止められる…か」

 

 

千歌「それに、まだ一勝一分け!グループ首位だよ!決勝トーナメントへの道はまだまだあるよ!」

 

果南「そうだね」

 

 

太陽も昇り始めたので、果南は戻ることにした。千歌も一緒に立ち上がり、二人並んで砂浜を歩く。

千歌が来るまでの間に、一人でいろいろ考えられたので良しとした

 

 

千歌「今日は朝からミーティングだって!」

 

果南「確か、昨日のイタリア対スペインの試合について…だよね」

 

 

その話をした時、美奈たちはあまりよろしくない雰囲気であった。昨日の試合…何かがあったのだろう。

そろそろ始まる頃かと思いながら、宿舎に向かっていた果南と千歌

 

 

千歌「…?果南ちゃん、あそこにいるの」

 

果南「あれ…穂乃果ちゃん、だね」

 

千歌「一緒にいるの…誰?」

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

果南たちが穂乃果を見つける数分前

 

 

 

ドオォォォォン!!

 

鈍い衝撃音が響く。足を引きずる音。

穂乃果は巨大なタイヤを左手で、受け止めていた

 

 

穂乃果「ハァハァ…」

 

 

タイヤを受ける特訓。

これは昔から練習に取り入れていた。腕を壊しかねない重量。しかし、何年も続けた結果、片手で止められるようになった。

ライオコット島に来て、穂乃果が真っ先に行ったのが巨大なタイヤ探しだった。

南の島ならではのヤシの木、そこにタイヤを吊るし、世界レベルの選手たちのシュートを想定しーーーーー

 

 

ーーーーードオォォォォン!!!!

 

 

穂乃果「ハァハァ…これで…30!!」

 

 

 

「治ったばかり、やり過ぎは良くないんじゃない?」

 

穂乃果「…へ??」

 

 

穂乃果の背後。

聞きなれない声がした。いや、聞きなれてはいるのだが…なんだろう、かなり久しぶりな…

 

 

穂乃果「ぇ……え!?」

 

「久しぶり!小学校以来?」

 

 

穂乃果「みっちゃん!!!!」

 

 

声の主は穂乃果の大切な友人の1人。

黒髪に黒い瞳。日本人であるその少女

 

 

穂乃果「え!?久しぶり!!本当に久しぶり!!」

 

「ちょっ…穂乃果、落ち着いて…」

 

 

主人を見つけた犬のように飛びつく穂乃果。

これでも穂乃果はまだ右腕が治りきっていない。無茶は禁物。

と言っても、左手1本でタイヤを受け止めるのも充分無茶なのだが…

 

 

穂乃果「ごめんごめん…でも、どうしてここに?」

 

「用ができたからね。しばらく滞在するよ」

 

 

穂乃果が"みっちゃん"と呼ぶ少女。

穂乃果の幼馴染であり、小学校までは一緒だったのだが、引越しにより今の今まで会えないでいたのだった

 

 

穂乃果「みっちゃん、旅行好きだもんね」

 

「今は世界中を旅してるよ!」

 

穂乃果「世界中!?」

 

 

旅行の規模が違った。

この子、本当に同じ高校生だよね…?

穂乃果は不安になるも、あの行動力の鬼のみっちゃんのことだ…おかしくはないと、取り敢えず自己解決

 

 

「それで…右腕、どう?」

 

穂乃果「あっはは…次の試合も無理そうかな。キーパーは」

 

「キーパーは?」

 

穂乃果「ギプスを取るのが、イタリア戦に間に合ったらFWで出るつもり!フィレアとの試合…約束を果たさなきゃね」

 

「キーパーじゃないけど、いいの?」

 

穂乃果「私は…フィレアのシュートを止めるという目標もあるけど、もう1つ。頼もしい仲間を得て…戦おうとも言われた。だから、みんなでフィレアのチームに勝ちたいんだ!」

 

「イタリアに勝つ、か」

 

穂乃果「果南ちゃんの新必殺技は強力だし、ゴールは任せられる!!穂乃果はフィールドで、フィレアたちと戦うんだ!」

 

「確かに。松浦果南のあの技、すごい力だった。でも、」

 

「穂乃果。あなたも強くならないと、この先も勝てないよ」

 

穂乃果「え…」

 

 

「"ゴッドハンドX"をダメージ無しで発動出来るようにならないと。穂乃果」

 

穂乃果「あはは…そうなんだよね、」

 

 

右腕が回復していないにも関わらず、タイヤ特訓をしていたのはそれが1番の理由だった。

"ゴッドハンドX"を反動なし。

その為には、まだまだ特訓が足りなかった。この技が世界のスタートラインだとしたら、自分はまだそのラインに立てていないのだと

 

 

穂乃果「だからこそ。休んでなんかいられないんだよね」

 

「まあ、ほどほどにね。頑張れ」

 

穂乃果「…!もう行っちゃうの?」

 

 

少女は既にその場から立ち去ろうとしていた。同じ場所に長くいられない。相変わらずだな…変わらないね。

穂乃果は昔のままの幼馴染に少しだけ安心し、その背中に叫んだ

 

 

穂乃果「また、サッカーしようね!!!」

 

 

「…すぐに出来るよ。穂乃果」ボソッ

 

 

少女は片手を上げて返事する。

穂乃果には聞こえない独り言。それが意味するものは…

 

 

 

千歌「おーい!穂乃果さーん!」

 

穂乃果「あっ!千歌ちゃんに果南ちゃん!」

 

 

少女が去ったのと同時に、海岸の奥から2人。朝日に照らされながら歩いてきていた

 

 

果南「穂乃果ちゃん、今の人…誰?」

 

穂乃果「ふふっ!あの子はね…!」

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

ー 日本代表宿舎 ー

 

その頃、宿舎では日本代表のメンバーの数名がミーティングルームに早くも集まっていた

 

 

月「…まさかまさか、だね」

 

美奈「正直、私も想定外過ぎて混乱しているわ。あの子が出てくるんじゃ、話が別だわ」

 

花丸「あ、あの…」

 

月「…?」

 

花丸「昨日のスペイン対イタリア戦…途中出場した選手、そんなにすごい人なんですか?」

 

ツバサ「…そうね。あの人に関しては…正直お手上げよ」

 

 

 

 

 

 

 

「日本か…楽しみだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

花陽「前半途中出場…自身は3点のゴール。アシストで2点。5-0でスペインを降すトリガーとなった選手」

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果「私の幼馴染、三浦和葉(かずは)ちゃん!!」

 

花陽「"勝利の化身" カズハ・ミウラ」

 

 

 

 

 

 

花陽「ブラジルのロニージョ選手に並ぶ…世界で最も完成されたサッカー選手です」

 

穂乃果「私に…サッカーを教えてくれた人だよ!」

 

 

 

 

カズハ「旅、中断して来た甲斐があったよ」

 

 

三浦和葉

その正体はイタリア代表オルフェウス、キャプテン。

 

"勝利の化身"

 

 





Aグループ最後の相手のキャプテン…これでイタリアはさらに強力になったわけですが…

ちなみに現時点のグループ首位は勝ち点4の日本とイタリアです

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