ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!寒さにめっぽう弱いルビィちゃんキャンディーです!

一息回が少なくて本当に申し訳ないです…それぞれのキャラの一息回は書きたいのですがなかなか時間が無くて…ひとまず試合を進めようと思います。いつか完結したら81話と82話の間に一息回をぶち込むとかしてみたいですね




第3章 82話 「ついに決戦!運命の試合」

 

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

イタリア戦に向けて特訓を開始したサニデイジャパン。焦りを見せるルビィ。空気もいつもに増してピリピリしていた。そんな中でイタリアも動き出す。その影で動く者達も…

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

ー 日本代表宿舎ミーティングルーム ー

 

 

花陽「いよいよ明日は、予選リーグ最後の試合。オルフェウス戦です」

 

 

イタリア戦を控えたこの日。

練習前にミーティングを行っていたサニデイジャパン。マネージャーの説明に耳を傾け、自分たちの現状を真剣に確認する

 

 

花陽「グループAから決勝トーナメントに行けるのは上位2チームです。これが、現時点での順位表になります」

 

 

プロジェクターに写し出される順位表。

サニデイジャパンを含めた4チーム。それぞれの試合が記号で結果を表していた

 

 

花陽「全チーム、残り1試合ずつ残しています。明日は、サニデイジャパン対オルフェウス。明後日がグループ最終試合、ナイツオブクイーン対無敵のジャイアント」

 

花陽「その中で、1位は2チーム。1勝1引き分け勝ち点4のイタリアと日本。3位は2引き分け勝ち点2のイギリス。4位は勝ち点0のスペインです」

 

 

真恋「スペイン戦の勝利が大きいわね…」

 

穂乃果「これって…日本1位だから負けなければ決勝トーナメントに行けるの?」

 

真姫「そうとも限らないわよ」

 

穂乃果「!!」

 

真姫「もし、明日の試合引き分ければ…日本の勝ち点は5。イギリスがスペインに勝てば、同じ勝ち点5で並ぶわ」

 

曜「全試合やって、勝ち点が同じだったらどうなるの?」

 

真姫「得失点差…になるでしょうね。でも、同じ勝ち点5のイタリアはスペイン戦で+5点取っているから、決勝トーナメント進出は確定」

 

真姫「そうなると、日本とイギリスの得失点差争いになるんだけど…にこちゃん」

 

にこ「!?」

 

真姫「問題よ。日本とイギリスの得失点差争いになったら、どうなると思う?算数よ」

 

にこ「!?」

 

にこ「えっと…日本がスペインに同点で1点差…イギリスは同点だから…イギリスが勝つと2……あれ?」

 

真恋「いや、嘘でしょにこちゃん…」

 

希「ちょっと真姫ちゃん!にこっちをいじめんといて…」

 

真姫「別にいじめてなんか無いわよ…」

 

 

真姫はため息混じりに続ける

 

 

真姫「イギリスは2試合とも同点だから、得失点差は0。もし、イギリスがスペインに2点差で勝つと…得失点差1の日本はイギリスに逆転負けよ」

 

梨子「イギリスが1点差でスペインに勝ったら?日本とイギリスの得失点差も並ぶことになるけど…」

 

真恋「その場合はカードの枚数よ。でも、日本もイギリスも反則カードを貰ってないから…ファウルの回数とかになってくるかも…」

 

善子「そこまで細かくなるのね…明日の試合はファウルに注意しないとよ」

 

千歌「でもイタリアに勝てば、勝ち点も得失点差も関係ないんでしょ?」

 

月「言うね…千歌ちゃん」

 

千歌「同点とか、負けとか、そういうことよりも明日の試合…絶対に勝つ、勝つ方法をイメージした方がいいよ」

 

花丸「でも、和葉さんが加わったイタリアはさらに強くなって…マルは不安ずら」

 

千歌「確かに、厳しい戦いになると思う。だからこそ。だからこそ今日1日、残った時間を大切にしよう」

 

梨子「千歌ちゃん…」

 

穂乃果「そうだね…!よしっ、練習行こっか」

 

海未「穂乃果、」

 

穂乃果「私たちもぐずぐずしてられないよ!フィレア、みっちゃんたちも今頃練習しているはず!!」

 

理亞「ルビィもそうでしょ」

 

ルビィ「…うん」

 

理亞「フラムに勝つんでしょ。試合で」

 

ルビィ「勝つよ。負けるわけにはいかないもん」

 

千歌「みんな…!イタリアに勝つために特訓だよ!!」

 

「「「はい!!!!!!」」」

 

 

 

1位 日本、イタリア 勝ち点4

3位 イギリス 勝ち点2

4位 スペイン 勝ち点0

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

真恋「ついに明日…なのね」

 

美奈「…」

 

 

その後、グラウンドで練習を開始したサニデイジャパン。その練習風景を見ながら真恋は話し始めた

 

 

真恋「でも、驚いたわよ。あのサエが今や一国の代表監督なんて」

 

美奈「それを言うなら私たちもでしょ?」

 

真恋「…本当に変わったわね。サエは、」

 

 

サエの仲間だったからこそ感じる変化。

数年ぶりにこの島で再会を果たした時には、まるで別人だった。

鋭く睨む目。冷たい態度。大人になったからという理由もあるかもしれないが、それでも親友たちの衝撃は大きかった

 

 

美奈「あの頃は鞠莉ちゃんとそっくりだったのにね。いや、鞠莉ちゃんがサエちゃんに似たのよね」

 

真恋「好奇心旺盛でムードメーカー。ちょっと抜けたところがあるけど、頼もしいみんなのお姉さん…」

 

真恋「寂しいわね…」

 

美奈「えぇ」

 

 

サエが変わってしまったのには理由がある。

いや、心当たりがあった。

自分たちが千歌たちと同じく、部活でボールを追いかけていた頃。最高の仲間に恵まれ、勝つことは不可能だと言われた相手を打ち倒した。

 

そこから自分たちのサッカーは続いていくんだと…そう思っていた

 

 

真恋『美奈…』

 

サエ『そんな…嘘…嫌よ』

 

真恋『サエちゃん、落ち着いて…』

 

サエ『美奈とサッカーが出来ないなんて嫌よ!!!!!!』

 

 

 

あの時から私たちの時間は止まった。

今も動いているように見えるが、完全に止まっている。

そこからメンバーはバラバラになった。もちろん。きぃちゃんや真恋ちゃんたちとは今でも友達のままだ。

だが、後悔という名の壁は無意識に私たちのあいだにそびえる。

誰も踏み込めない。もう一歩。あの時の悔しさ、悲しさを知っているからこそ

 

 

美奈『私の…せいだ』

 

 

逃げるように内浦に帰った。

私は縁あって音ノ木坂学院に入学していたから、高校を卒業したと同時にすぐに。

結婚もした。子供もできた。

忘れよう、忘れようと毎日を忙しく過ごした

 

 

でも、

 

 

 

サッカーへの熱意は消えなかった

 

 

 

 

美奈『結局、子供たち全員サッカーしているのね』

 

穂乃果母『えぇ。やっぱり私ってダメね…私が出来なかったことを子供にさせようとしている』

 

美奈『子供に…』

 

ことり母『私はいいと思うわ。私たちの希望を託す、という意味で。最後まで見守っていきたい』

 

美奈『…』

 

海未母『お稽古をやめてサッカーに専念したいと海未さんから言われた時は…少しだけ嬉しくなりました。昔の私と似ていて…変に期待してしまうんですよね』

 

 

サッカーの監督がそうだろう。

サッカーが出来なくなっても、サッカーから離れず、指導側、見守る側としてサッカーを続けた。

だからこそ、今の私があるのだが…

 

 

真恋「美奈」

 

美奈「…」

 

真恋「どんなにすれ違って、離れ離れになっても…私たちのサッカーへの想いは変わらない」

 

真恋「それはサエも同じはず。私たちみたいにイタリア代表にサエは想いを託してきているはずよ」

 

美奈「…そうなると、余計強いわね」

 

真恋「えぇ」

 

 

千歌「お母さーん!!ちょっと相談!!」

 

真恋「美奈お母さん、呼ばれてるわよ」

 

 

遠くから自分を呼ぶ娘。

その姿は…全てが昔の自分にそっくりだった。美奈は歩を進めるが、少し怖かった。

まるで過去の自分に歩み寄るようで怖かった

 

 

真恋「本当にあなたは変わらないわね」

 

 

美奈の容姿は高校から変わってないと同級生たちからは話題だ。一時期、美魔女と呼ばれ、その若さをくれと懇願されたこともあった。

 

だが、容姿以外。

その怖がりなところもまったく変わってないと。自分の影に怯えるかのごとく。

いつ何時も背中に罪悪感を背負い、心に硬く閉ざしたサッカープレイヤーとしての気迫。

 

真恋は寂しかった。サエが変わってしまったこと。そしてもう一つ。美奈が心を閉ざして生きていること

 

 

真恋「千歌ちゃんには…同じ思いをさせない。そうでしょ。美奈」

 

 

千歌と会話する美奈の顔は、やはり似ていて、似ていなかった

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

ー 翌日 クジャクスタジアム ー

 

 

A『さあ!FFI予選リーグもいよいよ大詰め!グループAも残り2試合となりました!!』

 

A『本日、ここクジャクスタジアムでイタリア代表・オルフェウス対日本代表・サニデイジャパンの試合が。そして明日、ウミネコスタジアムでイギリス代表・ナイツオブクイーン対スペイン代表・無敵のジャイアントの試合が行われます!!』

 

レヴィン『決勝トーナメントに進むには、両チームとも負けられない試合。どのような1戦になるのか楽しみですね』

 

 

 

ー 観客席 ー

 

フロイ「エリーは本当に日本が大好きなんだね」

 

絵里「もう…何よそれ?」

 

ユーリー「日本の試合を生で見るのは初めてだなぁ!楽しみだよ!」

 

 

観客席は少しだけざわついていた。

ロシア代表チームがチーム全員で試合を見に来ていたのだ。未来の対戦相手をその目で見届けるために。

ちなみにロシアは既に決勝トーナメントへの出場を決めている

 

 

絵里「イタリアは強いわ。日本もだけど、今までの相手とは格が違う」

 

フロイ「カズハもいるからね。日本はどうあの"クイーン"に抗うのか…楽しみだよ」

 

絵里「そうね……ん?」

 

フロイ「エリー?」

 

絵里「いや、何でもないわ」

 

絵里(あのフードを被った人…どこかで会ったような…)

 

 

 

ー 日本代表控え室 ー

 

 

千歌「みんな。準備はいい?」

 

曜「バッチリであります!!」

 

理亞「いつでも」

 

穂乃果「ドンと来いだよ!!」

 

千歌「ここまで来たら、あとはやるだけ!私たちの全部をぶつければ必ず勝てる!!」

 

千歌「それじゃ…行こう!!!!」

 

「「「はい!!!!!!」」」

 

 

 

A『さあ!両チームの選手が入場してきました…!!』

 

 

向かい合って並ぶ日本とイタリア。

目の前にはあの日から目標となった少女。幼馴染、共に戦った親友。自分にサッカーを教えてくれた少女が…

 

 

フィレア「負けないよ…!穂乃果!」

 

カズハ「いい試合にね。穂乃果」

 

穂乃果「うん!こっちだって負けない!全力で頑張るよ!!」

 

 

マリ「ダイヤ。果南。宜しくね♪」

 

ダイヤ「なんですか改まって…」

 

果南「たとえ鞠莉でも手加減はしないからね…!!」

 

マリ「もちろん!全力よ!」

 

 

 

 

A『まもなく試合開始です!!!!』

 

 

 

勝っても、引き分けても、負けても。

 

物語は大きく動き出す

 

 

 





次回から本格的にイタリア戦!!

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