ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
夜、サッカー部のメンバーは沼津駅に到着していた
ルビィ「ふぅ、戻ってきた!」
花丸「やっとずらって言えるずら!」
善子「ずっと言ってたじゃない!!」
花丸「ずらー!!?」
そんな話をしていると遠くから千歌達を呼ぶ声が聞こえる。千歌達のクラスメイトである
千歌「みんな…」
千歌達を迎えに来たクラスメイトは「どうだった?」「勝った?」と次々に質問を飛ばす
曜「まあ、勝てたには勝てた…けど」
梨子「うん!初戦は勝て…た、ね、」
10対0で負けたとは誰も言えなかった。その時、もう1人「おかえりなさい」との声が
ルビィ「お姉ちゃん…」
ダイヤだった。ルビィはお姉ちゃんを見て安心したのか、胸に飛び込み、そのまま泣いてしまった
そして、クラスメイトのみんなと別れ、ダイヤは結果報告などを聴くために場所を移していた
ダイヤ「10対0……ですか」
梨子「はい・・・・」
ダイヤ「やっぱり、そういうことになってしまったのですね…今のサッカーの実力では」
ダイヤ「あなた達がダメというわけではないのです。サッカー部としてたくさん練習を積み、勝ちにいけるほどのサッカーをしている。でも…」
ダイヤ「貴方達のように勝ちにくる、頂点を目指している者は…全国に数え切れません」
ダイヤ「弱肉強食。負ければ終わり。強ければ勝つ。シンプルで1番残酷ですわ」
ダイヤ「なので…始めたばかりのあなた達が誰かに負けてしまったのも、わたくしたちが負けてしまったのも…ある意味当然だったのかもしれません」
千歌「負けた?」
ダイヤは自分の、自分達の過去を語る
ダイヤ「2年前、既に浦の星には統合になるかも、という噂がありましてね」
2年サッカー部『全国高校女子サッカー大会優勝!?』
ダイヤ『そうですわ!学校を廃校から救うには優勝しかありません!』
果南『先輩達と一緒なら、あの帝女にも勝てます!』
2年サッカー部『帝女には…無理だよ、優勝なんて夢のまた夢』
鞠莉『そんなことないです!絶対に、』
部長『そうだね。やってみようよ!』
2年サッカー部『部長!!!!』
部長『私達もこの夏で引退。最後に、みんなで見てみたいな、頂点の景色』
ダイヤ『部長…』
2年サッカー部『部長がそう言うんなら…優勝、狙うしかないっしょ!』
『そうだ!』『私達なら行けるよ!』
鞠莉『部長…』
部長『頑張ろうね。1年生たちも』
果南、ダイヤ、鞠莉『はい!!!』
ダイヤ「私達サッカー部の部員は3年生が4人、2年生が2人、1年生が私達の3人と、試合にギリギリ出場出来る人数でした…」
ダイヤ「しかし、一人一人の技能は高く、静岡の優勝候補と言われていました」
果南『ついに来たね…決勝』
2年生『まさか、本当にここまで来るとは』
部長『ここはまだ通過点!目指すは全国。勝つぞ!!』
『『『おー!!!!!!』』』
ダイヤ「しかし…負けたのですわ、大差で」
ピーーーーーー!!!!
実況『ここで試合終了!優勝は3年連続、帝国女学院だあぁ!』
果南『そんな…嘘でしょ、』
鞠莉『こんなにも、差が…』
2年『だから、無理だって言ったんだ…』
ダイヤ『…………』
部長『みんな』
ダイヤ『部長…』
部長『私達のサッカーは、ここで終わりだけど…皆なら、今度こそ…もっと上へ行けるはず!』
部長『だから、がんばって、、ね、』
部長とほかの3年達は泣きながら、後輩に想いを託していた。ダイヤ達は新しいチームとなった新生浦の星サッカー部で、次こそはと練習を始めようとした、しかし、
ダイヤ『どうしてですか!?先輩!』
果南『そんな…諦めるなんて』
2年『私達は先輩達と頂点を取りたかったの…でも、もう、その先輩達はいない』
鞠莉『でも、新入生を勧誘して、また始めれば!!』
2年『無理だよ』
鞠莉『!!』
2年『ごめんね…』
ダイヤ「こうして、浦の星女学院サッカー部は1年生だけになり、私達も辞め、廃部になったのですわ」
千歌「…全く、」
曜「知らなかった…」
ダイヤ「知らないのは無理もないですわ。誰かに話すのはこれが初めてですから」
6人はダイヤ達の過去を知り、ダイヤがいままで自分たちの事を反対してきた理由を察する
曜「じゃあ、反対してたのは…」
ダイヤ「いつかこうなると、思っていたから」
千歌「……」
ダイヤ「それで、貴方達はどうするのですか?」
梨子「え?」
ダイヤ「このまま続けるのですか?それとも、やめるのですか?」
千歌「!!!!!!」
千歌は帰りの電車の中で、曜にも似たようなことを言われていた
曜『千歌ちゃん、悔しくないの?』
――――――――――――――――――
次の日の早朝、千歌は浜辺に来ていた
千歌 「(私が…下手だっから、足を引っ張ったからだよね)」
千歌「(何もできなかった…何かしたかった…強くなりたい)」
千歌「もっと、強くなって皆と勝ちたい」
その時、千歌の脳内に強い衝撃が加わった
千歌「ぐっ!!?うあ…痛い!?」
千歌「(殴られたような強い痛み!?何、これ?)」
耳鳴りのような立ちくらみのような、ぐわんぐわん、とする。もう、立ってはいられなかった
千歌「はぁ…はぁ…うぁ、痛い…」
膝をつく、だんだんと目の前が真っ暗になっていく。何か、黒いなにかに支配されるようなーーー
梨子「千歌ちゃん!!!!」
妙な胸騒ぎがした梨子は外に出ていた。すると海岸で膝をつきながら苦しんでいる千歌の姿があった
梨子「千歌ちゃん!!大丈夫!?早く救急車を」
千歌「梨子ちゃん…」
梨子「え?」
千歌「もう…大丈夫。治まった」
さっきまで確かにあったはずの痛みが、気づいたら消えていた。梨子の声を聞いたからなのか、それは分からない
梨子「でも、一応、病院には…」
千歌「うん。今日、行ってくるよ」
梨子は千歌と一緒に砂浜に座っていた
梨子「それで、こんな朝早くに海岸で何をしてたの?」
千歌「うん。ここに来れば、何か見えるんじゃないかって」
梨子「それで、見えたの?」
千歌「ううん、何も。何も見えなかった」
梨子「何も?」
千歌「うん、だから思った、続けなきゃって」
千歌「私、まだ何も見えてないんだって、先にあるものがなんなのか、このまま続けても勝てるのかって」
千歌「ここでやめたら、全部わからないままだって」
梨子「千歌ちゃん…」
千歌「だから私は続けるよ!サッカーだって、まだ勝ってないもん!」
千歌「勝ってないもん、途中勝っても、結局負ければ、勝ったものも意味がなくなっちゃう…」
千歌「あれだけみんなで練習して、みんなでユニフォーム作って、戦術考えて、必殺技 習得して、頑張って頑張って、みんなで勝とう!って」
千歌「サッカー選手として輝きたいって」
千歌は手に力が入り、砂浜を殴り始める
千歌「なのに負けたんだよ!?悔しいじゃん!!」
千歌「差があるとか、昔とは違うとかそんなのどうでもいい!悔しい…」
千歌の目から涙がこぼれる。梨子はそんな千歌を後から抱きしめ、やっと素直になれたね。と優しく答える
千歌「だって…私が泣いたら、みんな落ち込むでしょ?みんなで頑張って来たのに、せっかくサッカー部に入ったのに…悲しくなっちゃうでしょ?」
梨子「バカね。みんな千歌ちゃんのためにサッカーをやっているわけじゃないのよ?」
梨子「私も…」
千歌「へ?」
梨子が後ろを向いたため、千歌も後ろを向くと曜、善子、ルビィ、花丸が駆けつけていた
梨子「だから、いいのよ?千歌ちゃんは思ったことを素直にぶつけて、声に出して」
曜「千歌ちゃん!!」
4人も千歌の元へ駆け寄る
梨子「みんなで一緒に歩こう、一緒に」
千歌は今まで溜まっていた想いを、吐き出すように声を上げて泣いた
雲の隙間から光が差す。千歌の心は今、暖かい。心のどこかに潜んでいた何かが少し少なくった気がする
千歌ちゃんのやつ、何でしょうかね?
あ、病気で出来なくなるとかそう言うのはないんで、安心してください!
次回からはついに始まります。大会が!