ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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ダイヤちゃん達の過去を明らかにする時がやって来ました…




第1章 13話 「悔しくないの?」

 

 

夜、サッカー部のメンバーは沼津駅に到着していた

 

ルビィ「ふぅ、戻ってきた!」

 

花丸「やっとずらって言えるずら!」

 

善子「ずっと言ってたじゃない!!」

 

花丸「ずらー!!?」

 

そんな話をしていると遠くから千歌達を呼ぶ声が聞こえる。千歌達のクラスメイトである

 

千歌「みんな…」

 

千歌達を迎えに来たクラスメイトは「どうだった?」「勝った?」と次々に質問を飛ばす

 

曜「まあ、勝てたには勝てた…けど」

 

梨子「うん!初戦は勝て…た、ね、」

 

10対0で負けたとは誰も言えなかった。その時、もう1人「おかえりなさい」との声が

 

ルビィ「お姉ちゃん…」

 

ダイヤだった。ルビィはお姉ちゃんを見て安心したのか、胸に飛び込み、そのまま泣いてしまった

 

 

 

そして、クラスメイトのみんなと別れ、ダイヤは結果報告などを聴くために場所を移していた

 

ダイヤ「10対0……ですか」

 

梨子「はい・・・・」

 

 

ダイヤ「やっぱり、そういうことになってしまったのですね…今のサッカーの実力では」

 

ダイヤ「あなた達がダメというわけではないのです。サッカー部としてたくさん練習を積み、勝ちにいけるほどのサッカーをしている。でも…」

 

ダイヤ「貴方達のように勝ちにくる、頂点を目指している者は…全国に数え切れません」

 

ダイヤ「弱肉強食。負ければ終わり。強ければ勝つ。シンプルで1番残酷ですわ」

 

ダイヤ「なので…始めたばかりのあなた達が誰かに負けてしまったのも、わたくしたちが負けてしまったのも…ある意味当然だったのかもしれません」

 

千歌「負けた?」

 

ダイヤは自分の、自分達の過去を語る

 

 

 

ダイヤ「2年前、既に浦の星には統合になるかも、という噂がありましてね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年サッカー部『全国高校女子サッカー大会優勝!?』

 

ダイヤ『そうですわ!学校を廃校から救うには優勝しかありません!』

 

果南『先輩達と一緒なら、あの帝女にも勝てます!』

 

2年サッカー部『帝女には…無理だよ、優勝なんて夢のまた夢』

 

鞠莉『そんなことないです!絶対に、』

 

部長『そうだね。やってみようよ!』

 

2年サッカー部『部長!!!!』

 

部長『私達もこの夏で引退。最後に、みんなで見てみたいな、頂点の景色』

 

ダイヤ『部長…』

 

2年サッカー部『部長がそう言うんなら…優勝、狙うしかないっしょ!』

 

『そうだ!』『私達なら行けるよ!』

 

鞠莉『部長…』

 

部長『頑張ろうね。1年生たちも』

 

果南、ダイヤ、鞠莉『はい!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「私達サッカー部の部員は3年生が4人、2年生が2人、1年生が私達の3人と、試合にギリギリ出場出来る人数でした…」

 

ダイヤ「しかし、一人一人の技能は高く、静岡の優勝候補と言われていました」

 

 

 

 

 

 

 

 

果南『ついに来たね…決勝』

 

2年生『まさか、本当にここまで来るとは』

 

部長『ここはまだ通過点!目指すは全国。勝つぞ!!』

 

『『『おー!!!!!!』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「しかし…負けたのですわ、大差で」

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーーーーーー!!!!

 

実況『ここで試合終了!優勝は3年連続、帝国女学院だあぁ!』

 

果南『そんな…嘘でしょ、』

 

鞠莉『こんなにも、差が…』

 

2年『だから、無理だって言ったんだ…』

 

ダイヤ『…………』

 

部長『みんな』

 

ダイヤ『部長…』

 

部長『私達のサッカーは、ここで終わりだけど…皆なら、今度こそ…もっと上へ行けるはず!』

 

部長『だから、がんばって、、ね、』

 

部長とほかの3年達は泣きながら、後輩に想いを託していた。ダイヤ達は新しいチームとなった新生浦の星サッカー部で、次こそはと練習を始めようとした、しかし、

 

 

ダイヤ『どうしてですか!?先輩!』

 

果南『そんな…諦めるなんて』

 

2年『私達は先輩達と頂点を取りたかったの…でも、もう、その先輩達はいない』

 

鞠莉『でも、新入生を勧誘して、また始めれば!!』

 

2年『無理だよ』

 

鞠莉『!!』

 

2年『ごめんね…』

 

 

 

 

 

 

 

ダイヤ「こうして、浦の星女学院サッカー部は1年生だけになり、私達も辞め、廃部になったのですわ」

 

千歌「…全く、」

 

曜「知らなかった…」

 

ダイヤ「知らないのは無理もないですわ。誰かに話すのはこれが初めてですから」

 

6人はダイヤ達の過去を知り、ダイヤがいままで自分たちの事を反対してきた理由を察する

 

曜「じゃあ、反対してたのは…」

 

ダイヤ「いつかこうなると、思っていたから」

 

千歌「……」

 

ダイヤ「それで、貴方達はどうするのですか?」

 

梨子「え?」

 

ダイヤ「このまま続けるのですか?それとも、やめるのですか?」

 

千歌「!!!!!!」

 

千歌は帰りの電車の中で、曜にも似たようなことを言われていた

 

曜『千歌ちゃん、悔しくないの?』

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の早朝、千歌は浜辺に来ていた

 

千歌 「(私が…下手だっから、足を引っ張ったからだよね)」

 

千歌「(何もできなかった…何かしたかった…強くなりたい)」

 

千歌「もっと、強くなって皆と勝ちたい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、千歌の脳内に強い衝撃が加わった

 

千歌「ぐっ!!?うあ…痛い!?」

 

千歌「(殴られたような強い痛み!?何、これ?)」

 

耳鳴りのような立ちくらみのような、ぐわんぐわん、とする。もう、立ってはいられなかった

 

千歌「はぁ…はぁ…うぁ、痛い…」

 

膝をつく、だんだんと目の前が真っ暗になっていく。何か、黒いなにかに支配されるようなーーー

 

 

梨子「千歌ちゃん!!!!」

 

妙な胸騒ぎがした梨子は外に出ていた。すると海岸で膝をつきながら苦しんでいる千歌の姿があった

 

梨子「千歌ちゃん!!大丈夫!?早く救急車を」

 

千歌「梨子ちゃん…」

 

梨子「え?」

 

千歌「もう…大丈夫。治まった」

 

さっきまで確かにあったはずの痛みが、気づいたら消えていた。梨子の声を聞いたからなのか、それは分からない

 

梨子「でも、一応、病院には…」

 

千歌「うん。今日、行ってくるよ」

 

梨子は千歌と一緒に砂浜に座っていた

 

梨子「それで、こんな朝早くに海岸で何をしてたの?」

 

千歌「うん。ここに来れば、何か見えるんじゃないかって」

 

梨子「それで、見えたの?」

 

千歌「ううん、何も。何も見えなかった」

 

梨子「何も?」

 

千歌「うん、だから思った、続けなきゃって」

 

千歌「私、まだ何も見えてないんだって、先にあるものがなんなのか、このまま続けても勝てるのかって」

 

千歌「ここでやめたら、全部わからないままだって」

 

梨子「千歌ちゃん…」

 

千歌「だから私は続けるよ!サッカーだって、まだ勝ってないもん!」

 

千歌「勝ってないもん、途中勝っても、結局負ければ、勝ったものも意味がなくなっちゃう…」

 

千歌「あれだけみんなで練習して、みんなでユニフォーム作って、戦術考えて、必殺技 習得して、頑張って頑張って、みんなで勝とう!って」

 

千歌「サッカー選手として輝きたいって」

 

千歌は手に力が入り、砂浜を殴り始める

 

千歌「なのに負けたんだよ!?悔しいじゃん!!」

 

千歌「差があるとか、昔とは違うとかそんなのどうでもいい!悔しい…」

 

千歌の目から涙がこぼれる。梨子はそんな千歌を後から抱きしめ、やっと素直になれたね。と優しく答える

 

千歌「だって…私が泣いたら、みんな落ち込むでしょ?みんなで頑張って来たのに、せっかくサッカー部に入ったのに…悲しくなっちゃうでしょ?」

 

梨子「バカね。みんな千歌ちゃんのためにサッカーをやっているわけじゃないのよ?」

 

梨子「私も…」

 

千歌「へ?」

 

梨子が後ろを向いたため、千歌も後ろを向くと曜、善子、ルビィ、花丸が駆けつけていた

 

梨子「だから、いいのよ?千歌ちゃんは思ったことを素直にぶつけて、声に出して」

 

曜「千歌ちゃん!!」

 

4人も千歌の元へ駆け寄る

 

梨子「みんなで一緒に歩こう、一緒に」

 

千歌は今まで溜まっていた想いを、吐き出すように声を上げて泣いた

 

 

雲の隙間から光が差す。千歌の心は今、暖かい。心のどこかに潜んでいた何かが少し少なくった気がする

 

 

 

 




千歌ちゃんのやつ、何でしょうかね?
あ、病気で出来なくなるとかそう言うのはないんで、安心してください!


次回からはついに始まります。大会が!

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