ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!期末テストも終わって一安心のルビィちゃんキャンディーです!
今回のお話は…輝こう史上の中ではトップクラスの事件が起きます。いや、衝撃の展開でしょうか…
前回の、輝こうサッカーで!
タクティクスをも破壊する鞠莉の新必殺技。そして、世界最強が誇るシュート『ブレイブショット』で日本のゴールをこじ開けた。果南はそのシュートにひとつ先の次元を感じ、手を震わせていた
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フロイ「あれが、カズハさんの必殺技…」
絵里「最強格のひとつとして、既に知っている人も多いわ。これで…3つかしら、」
メディアやネットでは、どのゲーム・スポーツでも"最強"という言葉に目が無い。
それはサッカーでも同じ。FFI世界ランキング、得点ランキング、人気選手ランキング…そしてーーーーー
ーーーー"最強必殺技ランキング"
サエ「今のところの、今大会で確認されている規格外必殺シュートが3つ」
サエ「イギリス代表キャプテン"静かなる闘将 エドガー・バルチナス"の『エクスカリバー』」
サエ「そして、日本代表エースストライカー"紅き流星 黒澤ルビィ"の『ラストリゾート』」
サエ「最後に、イタリア代表"勝利の化身 カズハ・ミウラ"の『ブレイブショット』」
美奈「もちろん。強力なシュートを持っているだけでは意味が無いわ。使う選手がその技をどれほど上手く扱って…そしてほかの能力を伸ばすか」
美奈「ドリブル、ディフェンス、パス、思考判断、指揮力…それらで補って来た猛者が、今この大会で蹴りを放てるのよ」
そんな破格のシュートを持つ選手…そして、全世界の中でも完璧に近い技術を持つのがーーーーー
A『人々は呼びました…!!"クイーン カズ"と!!』
ワアァァァァァァァァ!!!!!!
A『今から数年前、イタリアに忽然と現れ、その"人を惹きつける"才能で瞬く間に最強へと上り詰めた!!』
果南「ハァハァ…」ビリビリ
A『今はイタリアから…チームから離れ、世界を旅していたと聞いていましたが否!!彼女はこのフィールドに立っています!!!』
ルビィ「強い…世界って広いね。理亞ちゃん」
理亞「なによ…怖気付いたわけ?」
ルビィ「理亞ちゃんも、顔引きつってるよ」
理亞「……うるさい」
A『再び戻ってきたイタリアのチームへ!!彼女たちは世界の頂きに手を伸ばしています!!』
ワアァァァァァァァァ!!!!!!
善子「ってか実況、和葉のこと推しすぎじゃない!?」
花丸「無理もないずら…あそこまで凄い選手なら、」
彼女の目的は楽しむことだ
カズハ「〜♪」
フラム「楽しそうですね」
カズハ「当たり前だよ!私は楽しむためにサッカーしてるんだもん!」
どんな辛いこともポジティブに。その先に楽しいことが待っていると信じて足を止めない。そんな選手が強くないわけがない
穂乃果「みっちゃん…」
カズハ「まだ行けるでしょ…!穂乃果!千歌ちゃんもね」
千歌「!!」
不思議だ。和葉の言葉には魔法がかけられているようだ。
和葉に声をかけられると気持ちが高まる。まだまだ…!と、心の炎が燃え上がる。
千歌…そして穂乃果は感じた。
そうだ。自分たちが目指しているサッカー選手はーーーーー
カズハ「もっともっと…サッカーしよう!!」
ーーーこんな選手だ
真恋「どうするの?完全に優勢なのはイタリアよ。日本がこの流れを変えるには…」
美奈「…手札ならある。でも、相手はあの"鬼監督"よ」
サエ「……」
美奈「見透かされているに決まっているわ」
A『さあ、0-1で試合再開です!!』
ピーー!!!!
穂乃果「まずは1点…!!」
ルビィ「はい!!」
理亞「必ずあのゴール、こじ開ける!!」
まだまだ負けてないサニデイジャパン。
1対1で勝てないのなら2人で…3人で勝つ。そんな根性滲む、諦めないプレー
ラファエレ「もらった…」
穂乃果「にこちゃん!」パス
ラファエレ「!!」
にこ「強行突破よ…」バッ
ダンテ「矢澤にこが来た…!!」
A『矢澤にこが攻撃に加わります!!』
レヴィン『カズハ選手が止めに入りますね。どうなるのでしょうか』
カズハ「にこちゃん、久しぶりだね!」
にこ「小学生の頃は…互角、だったかしら」
にこもまた、三浦和葉の小学時代からの仲だった。毎日自主練を続けるにこに刺激を受けた和葉は、穂乃果たちとよくにこの練習に付き合っていた。
その分。人よりもよく、穂乃果たちよりもよく
カズハ(動きをーーー読める!!!!)
にこの視線。体の傾き。動きのパターン。
読める。長年練習を共にしたから分かる。にこの動きが…次来る、勝利へのチャンスがーーーーーーー
にこ「残念」バッバッ!
カズハ「」スカッ
カズハ(あの頃とは…違う動き、スピードも…テクニックも!!!!)
イタリア「「「!!!!!!」」」
サエ「!!」
A『抜いたあぁぁぁ!!!!矢澤にこは"クイーン カズ"相手でも止まらない!!この世界に、彼女を止められる選手はいるのでしょうか!?』
レヴィン『カズハ選手も動きは読んでいました…しかし、それさえもにこ選手は読んでいた…恐ろしいですね』
千歌「今だ…一気に畳み掛けよう!!」
フィレア「しまった!?ディフェンス!」
カズハが抜かされたことにより動揺したイタリア。その一瞬の隙、日本は待ってましたと言わんばかりに刺す。
鉄壁のディフェンスだとしても、ひび割れがあるのならば脆く崩れやすい薄壁と同じ
月「ー ブルースターダスト ー!!」キラキラ!
アリーチェ「きゃっ!?」
月「理亞ちゃん!」
エルマ「させない!!」バッ
ディアナ「パスカットよ!」バッ
A『DF2人が動いた!!』
鞠莉「!!エルマ、ディアナ!!罠よ!」
エルマ、ディアナ「!?」
理亞「もう遅いわ」
理亞「ー ドロップアウトV4 ー!!」ドガアァン
エルマ「まずい!?」
ディアナ「突破される…!?」
鞠莉「っっ!!まさかノーチャージで撃ってくるとは…!」
理亞の"ドロップアウト"。
両足でボールを挟み、空中でオーラを溜め、地面に勢いよくボールを叩きつけるドリブル技。
鞠莉の記憶・そしてデータでは、このオーラを溜めるのには少し時間がかかる。
だから理亞はボールを取られにくい空中へ飛ぶのだ。しかし、
理亞「練習の成果…できた!」
ボールを挟み、オーラを溜めることなく。
月のパスをダイレクトでそのまま叩きつけたのだ
梨子「ずっと練習していた"溜めナシ"のドロップアウト!!」
曜「前!!空いてるよ!!!」
理亞「穂乃果あぁ!!!」パス
穂乃果「よしっ!!来た!!」
A『高坂穂乃果に渡った!!なんと、日本!!前半で再びイタリアの鉄壁ディフェンスを突破して見せた!!!』
真恋「シュートよ穂乃果ちゃん!!」
海未「決めてください!!」
ことり「穂乃果ちゃん…!!」
穂乃果「決めるっっっっ!!!!」バッ
ボールを宙へ。自分も続き宙へ。足でかけたスピンが勢いを増す
アンジェロ「あれって…カズハさんの!?」
フィレア「あの技は、穂乃果の技でもあるんだよ…!」
穂乃果「でりゃああぁぁぁぁぁ!!!」ドォン!!
そう。和葉の技であり、穂乃果の技でもある。今の穂乃果を作り上げた、FWとしての穂乃果を作り上げた…地を揺らす一撃
穂乃果「ー ブレイブショット ー!!」
A『高坂穂乃果も"ブレイブショット"を放ったぁぁ!!こちらも強力!!』
アリーチェ「フラムちゃん!!」
フラム「分かってます!!はああぁぁぁ!!」
フラム(カズハさんのシュートと比べるなっっ!!どちらも強い!!)
フラムは感じていた。威力は和葉の方が上とはいえ、穂乃果のシュートも恐ろしいパワーを持っている。
オーラによる大気の震え、轟音。それらが全て刃物として肌に刺さる。
痺れる。凄い。フラムは全力で、その一撃を受け止めた
フラム「ー ゴットハンド・ゼロ ー!!」
フラム「ぐっっ!!(弾かれなかったけど…重い!?)」ググググ
善子「フラムが押されてるわよ!!」
凛「穂乃果ちゃん!!押し切るにゃ!!」
フラム「ぐぬぬぬぬぬぬ…!!!!」ググググ
フラムは言った。どんなシュートでも止めると
エルマ「フラムが…あのフラムが押され、」
フィレア「まだ負けてないっ!!フラム!!」
カズハ「…」
言ったのに……そう言ったのに……
バリイィィィィン!!!!!!
フラム「きゃあぁっ!!?」
穂乃果「!!」
日本「「「!!!!!!」」」
穂乃果なら痛いほどわかるだろう。
このガラスが割れるような音。そう、ゴットハンドが割れる音だ
A『高坂穂乃果のシュートがゴットハンドを貫き、今、ゴーーー
鞠莉「まだよ!!!!」ドガッ!
穂乃果「なっ!?」
ルビィ「ちょっ…鞠莉ちゃん」
にこ「往生際が悪いわね…!!」
フラム「鞠莉さん!?」
鞠莉「長くは持たないわ…カモン!!フィレア!!」
フィレア「ナイスすぎるよ鞠莉さん!!!」
A『これは!?フィレア選手がゴール前へ!!シュートをぎりぎりで抑えるマリ選手の元へと行くのか!?』
穂乃果「まさか…あのまま!?」
フィレア「悪いね穂乃果。私たちも負けられないの」ゴオォォッ!
鞠莉「このままでいい!!やって!!」
シュートを抑える鞠莉。
飛び込むフィレア。
その姿はまるで…日本の泥臭いサッカーのようであった
フィレア「ー オーディンソード ー!!」
ドガアァァァン!!!!!!
日本、イタリア「「「!!!!!!!」」」
千歌「穂乃果さんのシュートを…弾いた」
月「惜しいなぁ…悔しいね」
A『なんてことだ!?マリ選手のブロックは最初から時間稼ぎ!!その間に追いついたフィレア選手が、必殺技でクリアしました!!』
レヴィン『マリ選手が得意とする流れですね。日本の、特に浦の星女学院のメンバーはあのプレーに何度も助けられたはずです』
フラム(あのシュート…クラリアの"ダイヤモンドレイ"レベルの重さだった…)ビリビリ
穂乃果「ハァハァ…くっ…やっぱり遠いね、」
ルビィ「…」
にこ「ルビィ、いつまでゴールを睨んで…」
ルビィ「次のボール。ルビィに撃たせてください」
FW「「!!!!」」
月「…使うの?」
ルビィ「穂乃果さんのシュートが止められた今。あのゴールを砕き割るには"あれ"しかありません」
ツバサ「そうね。それに、フラムさんに教えてあげなきゃね」
"紅き流星"の本当の全力をーーー
A『さあ、日本のコーナーキックから試合再開!蹴るのは高海千歌!!』
千歌「……」
鞠莉「来るわよ!マーク外さないで!」
ディフェンスの中心である鞠莉は、相変わらず的確な指示で日本の選手を完全マークしていた。ゴール前にいるFW陣は、果たしてボールに触れるのか…いや、
千歌「でりゃ!」バシッ
鞠莉(ショートコーナー!?)
A『高海千歌はショートコーナーを選択!ボールはそのままコートの中心付近へ……いや!?これは!?』
鞠莉「!!!!」
ルビィ「……」シュルル…
髪留めを外すルビィ。
月「よし…!」バッ
にこ「1発ぶちかましなさいルビィ」バッ
穂乃果「頼んだよ…」バッ
サイドに散る日本選手
ルビィ「…」ギロッ
"あの時"と同じ。鋭く睨む目
鞠莉「まさかっっっっ!!!!??」
ルビィ「はああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
イタリア「「「!!!!!!??」」」
日本「「「!!!!!!!」」」
会場「「「!!!!!!!!」」」
フィレア「来たね…紅き流星の本気!!!」
鞠莉「気を引き締めなさいフラム!!」
フラム(ヤバい…迫力が違う…)ビリビリ
ルビィ「ふっっっ!!!!」バッ
両足でボールを地面へ
ルビィ「でりゃあぁぁっっ!!」バッ
高速でボールの落下地点に先回り。左足でボールに空気をコーティング
空気とATPを混ぜ合わせたオーラ。
それは世界を震撼させた激動の一撃。
このシュートはルビィの全て。日本の切り札
ルビィ「ー Awaken the power ー」
ルビィ「喰らえ」ビュン!!
ルビィ「ーラストリゾート ー!!!!」ドガアァン!!
A『出たあぁぁぁぁぁ!!!!黒澤ルビィの最強シュート!!』
ドガアァン!!ドガアァン!!ドガアァン!!ドガアァン!!
"ラストリゾート"はその強力過ぎる力ゆえに、地面に弾むたびに動きを変える。
また、地面を抉り、まるで自身の体の一部にしたかのように纏う
マルコ「うわあああ!?」
ディアナ「吹き飛ばされ…!?」
アリーチェ「きゃあぁっ!!?」
鞠莉「っっ!!??」
A『イタリアの選手が木葉のように吹き飛ばされます!!ボールはそのままゴールへ!!フラム選手は果たして止められるのか!?』
フラム「…認めるよ。強い、凄い…怖いくらいだよ」
ルビィ「…ハァハァ」
フラム「でも、」
フラム「これを止められるって…本当に最高すぎ!!!!」
日本「「「!!!!??」」」
ルビィ「何を言って…」
理亞「まだ抗う気でいるの?」
"ラストリゾート"の壮絶な威力を見たフラムは…イカれてしまったのだと、理亞たちは思った。しかし、この考えはすぐに覆されることになる
フラム「私は…ルビィの"ラストリゾート"に勝つために死ぬ気で特訓した!!!!」バチバチ
ツバサ「"ゴットハンド・ゼロ"のオーラ??」
フラム「ついに完成したのよ!!!世界に…いや、ルビィに勝つための技がね!!!!」
フラムは地面を殴った。
穂乃果の"ゴットハンドV"に似た動き。しかし、オーラはまた別の。
姿かたちを変え、ルビィたちの目に映った
聖良「巨大な…バリア!?」
千歌「何あれ……何か変だよ…!?」
フラム「ー イジゲンザハンド ー」
その後、何が起きたのか。
ルビィ「!!!!??」
世界が認めた、止めることが出来ないと言われた"ラストリゾート"
日本「「「!!!!!!??」」」
美奈「!!」
触ることが出来ないのならば、どうすれば止められるのか
そんなの簡単だ
月「はず…された……」
ルビィ「な…ぁ……ぇ???」
にこ「うそ…でしょ……」
ボールは、フラムのバリアに誘導され。
流されるように。逆らうことなく。ただただ川の流れに従う水のように
ドガアァァァァァン!!!!!!
ゴールの裏へ。流れていった。
ボールは壁に激突。恐ろしい程に音が響いた
ルビィ「ぇ……ぇ、え…え???」
それが何を意味するのか
善子「ルビィが…負けた」
紅き流星 黒澤ルビィ 『完全敗北』
A『外れた!?いや、外させたと言うべきでしょうか!?フラム選手の新必殺技が、なんと、あの黒澤ルビィの最強シュートを防ぎました!!!!』
レヴィン『これは……驚異的と言うしか、』
ワアァァァァァァァァ!!!!!!
フィレア「フラム!!やったじゃないか!!」
カズハ「練習したかいがあったね…!」
フラム「ハァハァ…やった…やったよ!!」
イタリアの選手たちは喜びを分かち合う。まるで勝利したかのように。
いや、勝ったのだ。試合とは別の、もう1つの勝負に
ことり「そんな……」
英玲奈「こんなことが有り得るのか…??本当に、こんな……」
真姫「ルビィ…あの子、」
ルビィ「ぅ……ぁぁ……」
ルビィはその場に崩れ落ちていた。
体は震え、目は絶望により潤んでいる。
大げさか?たかが1本外したぐらいでーーーいや、あの1本。ルビィは全てを込めた
ルビィ「とめ……られ、ぇ…そんな、」
意味のある一撃だった。自他共に確信していた、止められないシュート。言うならばルビィがここまで精神状態を維持できる柱だった
バキッ
それが今。鈍く、砕けた
ルビィ「うわあああぁぁぁぁぁ!!!!??」
最強の黒澤ルビィは死んだのだろうか?
日本 0-1 イタリア
ということで、ついに"ラストリゾート"が止められてしまいました。ルビィちゃんは何故、こんなにも精神状態が不安定なのか…それは次回、書きたいと思います。