ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!先程ド〇カンバトルで年末Wフェスの2体が発表されて鳥肌立ちまくりのルビィちゃんキャンディーです!いやー、かっこいい…かっこ良すぎて財力があったらつぎ込めるだけつぎ込めたいです(切実)
今回のお話でイタリア戦は終了です。強引な終わり方になりますが、たまにはこんな感じのもいいかなと。
前回の、輝こうサッカーで!
ことりのシュートブロック。海未のコース調整。穂乃果の新必殺技。そして、浦の星女学院が誇る『サンシャイントルネードTC』を放つ。しかし、もう一歩が足りない中、千歌は禁断の決断を求められ、それに答える。その名も『闇の力』
――――――――――――――――――
「…!高海千歌がチカラを発動しました」
「いよいよだな。データ分析の準備を」
「かしこまりました」
「…ふふふ、高海千歌には感謝せねばな。己の命を犠牲にし、我々の計画に協力してくれているのだからな」
――――――
A『なんとしぶとい…!!さすがは日本代表サニデイジャパン!!2度も離され、また追いつく!スタジアムが歓声により揺れています!』
レヴィン『"ラストリゾート"が決まらなかった後の、日本の切り替えが今の結果を生んでいるのかもしれません』
ーーーこれを知るのは一部の人のみ
日本「「……」」
鞠莉「……」
絵里「……」
チカ「〜♪」
千歌の未来を奪いかねない状況。
本人は平然としているが刻一刻、命が削られている
穂乃果「コントロールできるなら問題ないよ…でも、出来ないのならば話は別」
美奈「暴走する力は肉体、精神を削る」
A『ここでサニデイジャパンは選手を交代します!矢澤にこに代わり、桜内梨子が入ります!!』
梨子「ち、千歌ちゃん!!今すぐにやめて…」
チカ「やめる?やだなぁ〜梨子ちゃん、それを決めるのは私じゃなくて…もう1人の千歌!」
チカ「でも、今その千歌ちゃんはやめる気はないみたい♪」
梨子「そんな…」
チカ「大丈夫!本気で死にそうになったらやめるから!」
声はいつもの千歌と同じ。
しかし、この口調…喋り方には少し挑発味を感じる。余裕を見せるその態度、果たして本当に信用していいのか。
いや、信用など出来るわけがない。千歌の命を危険に晒した力だ。『死にそうになったらやめる』という言葉も信用出来ない。
しかし、美奈は違った
美奈「今は交代はしないわ」
真恋「…正気?」
美奈「数ヶ月前程の…力の暴走は感じられないわ。それに、あの頃よりも千歌の体は鍛え上げられている…死に直結するには試合時間も足りない」
真恋「本当にそれでいいの?監督として、母親として」
美奈「……私は、信じたいのよ」
千歌は言った。闇の力を我が物にしてやると。そのために日本のキャプテンとして、みんなに支えられながらここまでやってきた。
我が子が自分でさえ成し遂げられなかった"先"を目指している。純粋に信じたい。不安しかないが
フィレア「雰囲気が変わったね…」
カズハ「油断しないで。なんかヤバいよ、あれ」
残り時間15分。試合終了の笛がなる時、高海千歌はどんな気持ちでフィールドに立っているのか
ピーー!!!
フィレア「キャプテン!」パス
A『さあ、2-2になりましたこの試合、残り時間も少なくなってきました…!ここでボールを持ったのはカズハ選手だ!!』
カズハ(さっきのシュートを見る限り…パワーが跳ね上がった…)
チカ「ふふふ♪」バッ
カズハ「ダンテ」パス
チカ「ふーん…(勝負しないんだ)」
カズハ(危ない橋は渡りたくない時間だしね)
和葉の判断は千歌を避けること。
残り時間僅かな中で、興味本位に何らかの変化が起きた選手に突っかかるのは良くない。
今やるべきことは点を取ること。まさか、2点も取られるとは思わなかったのだが…
穂乃果「これ以上は…!!」バッ
ダンテ「!」
A『高坂穂乃果のチェック!!前進させません!!』
アリーチェ「ダンテさん、こっち!」
ダンテ「アリーチェ!」パス
アリーチェ「このまま持ち込んで…「悪いけど」
アリーチェ「!?」
ツバサ「行かせないわよ」
A『綺羅ツバサもディフェンス!!素晴らしい対応でイタリアに隙を与えません!』
レヴィン『監督の指示でしょうか…サニデイジャパンは守り重視になっている気がします』
その変化。フィレアたちも気づいていた
フィレア(同点で何故…守りに入ってる??)
勝っているならまだしも、2-2。日本はこの試合、勝利が絶対に欲しいはず。なのに攻めの気配が無くなってきている。
諦めた?そんなのありえない。他に何か理由があるはずだ
ーーーフィレア…!!!!」
フィレア「!?!?」
海未「油断ですか。あなたらしくない」
フィレア(しまった…園田海未、)
目の前には既に技を発動している"武風神"がいた。次の瞬間、身動きが取れないほどの強力な暴風がフィレアを襲う
海未「ー スピニングフェンス ー!!」
フィレア「っっっっ!!!!」
A『園田海未が必殺技でボールをカット!!』
海未「千歌っっ!!」パス
チカ「!!」
海未「私たちも貴方を信じます!!超えてみなさい!!自分を」
海未は千歌にボールを渡した。
危険なことだとは分かっている
梨子「海未さん…!?今の千歌ちゃんは危険…」
海未「梨子。忘れたのですか?あなた達が言った言葉を」
梨子「え…」
希「太陽を…輝きをみんなで支える。浦の星女学院のルールやないん?」
梨子「希さん…」
ことり「千歌ちゃんも今頑張ってるんだよね?私たちが力にならないと!」
ツバサ「出来ることは援護ぐらい。だけど、私たちも信じるわ」
梨子「…!!」
梨子は察する。何故、日本の選手たちがディフェンスに集中するようになったのか。
千歌のためだ。少しでも千歌にボールを渡せるように、少しでも千歌の負担を減らせるように
穂乃果「千歌ちゃんならやれる!絶対にできる!!私たちはその助けを、最大限のことをしようよ!!」
ダイヤ「…これでは立場が真逆ですわね、」
あの日のミーティング。浦の星女学院のメンバーが頼んだことを、今はほかのメンバーが実行しようとしている。あれだけ誇らしげに浦の星のサッカーを語ったのに情けない…だが、今からでも遅くはない
善子「やるんなら今しかないんでしょ。どちらにせよ、勝てなければ闇の力も何も無いわ」
ルビィ「そうだよ…!ルビィたちのサッカーはここで終わらせない!!」
チカ「…ってみんな言ってるけど、千歌ちゃん」
チカは心の中で足掻く千歌に話しかける
フィレア「っっ…まだまだ!!」バッ
チカ(!…囲まれたね…)
フィレア「必殺タクティクス ー カテナチオカウンター ー!!」
A『イタリアが高海千歌を包囲!!一度突破はされましたが、今度はどうでしょうか!?』
チカ「あーもう、邪魔だなあぁ…」ググググ
フィレア(…!?ドリブルで来ない!?)
チカ「ー ストームゾーン ー!!!!」ゴオォッ!
イタリア「「!!??」」
チカ「うらあぁぁぁぁっっっ!!!!」
カテナチオの中心でオーラを溜め、爆発させるチカ。まるで台風を発生させたかのような爆風。立っていられるものは皆無
ディアナ「きゃっっ!?」
エルマ「吹き飛ばされるっっ!!」
チカ「全員消えろおぉぉ!!!!」
見る限りではまったくコントロール出来ているように見えない。逆に力を暴発させているように見える技。
しかし、
鞠莉「千歌っちっっ!!」
チカ「!!(この爆風の中で!?)」
鞠莉「ー グラウンド・ゼロ ー!!」
ーードガアァァァァン!!!!
鞠莉は嵐に、爆発をぶつけ相殺。
イタリアのピンチを回避するのもあるが、それ以上に、千歌を思っての対処だった
鞠莉「ハァハァ…しっかりしなさい!!」
チカ「ハァハァ」ズキズキ
鞠莉「あなたキャプテンでしょ!!輝きを追い求めた高海千歌でしょ!!!」
チカ「!!!!」
ーーーー
鞠莉の声は届いているのか
千歌「ハァハァ…暗い…苦しい…」
否。千歌は底なし沼の中を掻き分け、無我夢中に足掻いていた。光などない。上に行こうとすればするほど、引きずり込まれている気がする
千歌「ハァハァ…嫌だ!!早く這い上がりたい!!」
手にまとわりつくだけではない。まるで無数の手のように、泥が千歌を掴み、足掻くため泥を飲み、意識が遠のく
千歌「私が力を使うって決めたのに…責任取らなきゃ…勝たなきゃ…嫌だ!!負けたくない!!」
前に穂乃果に言われた。『闇の力は負の感情』とは、こういうことなのではないか。
嫌な気持ちになる、そんな時と同じ感じがする。この泥は。
心をズキズキと刺し、気持ち悪くなる。考えれば考えるほど引きずり込まれる
千歌「嫌だ…嫌だ…」
そんな時だった。聞こえたのは
…チ…チャ
…チカ…ャン
…チカチャン
千歌(!!!!)
上。遥か上から、微かに聞こえる
…千歌ちゃん!!
千歌(みんなの、声)
千歌ちゃん!!!!
――――――
日本「「「千歌ちゃんっっ!!!!」」」
チカ「ぐっっ!!??」
鞠莉「!!」
チカ「ハァハァ…ぐあぁっ!?」ズキズキ
鞠莉「ちょっと!!千歌っち!?」
急に頭を抱え、唸り始めた千歌。
みんなの声に反応したのか?とても苦しそうだ
チカ「ハァハァ…本当に、やる気なの…っっ!!ぐあぁっ!?!?」ズキズキ
チカ「私を、コント…ロール…ハァハァ…するなんて…ハァハァ!!」ズキズキ
戦っている。千歌は自分の心の中で、追い求めていた輝きの時のように。足掻いて、足掻いて、足掻きまくっている
曜「千歌ちゃんっっ!!」
にこ「千歌!!早く戻ってきなさい!!」
理亞「千歌っっ!!」
チカ「ハァハァ…!!」ズキズキ
果南「千歌!!」
梨子「千歌ちゃんっっ!!」
穂乃果「大丈夫…出来るよ!!千歌ちゃん!」
チカ「ハァハァ…!!」ズキズキ
私は私だよ
チカ「…」ズキズ…
みんなの手が伸びてきていた。私も伸ばせば届く
チカ「…」
もう、弱い自分とはさよならしたい
チカ「……違う」
鞠莉「!!」
闇の力…もう1人の千歌だって、同じ千歌なんだ。
負の感情は私の感情。さよならじゃない。
邪魔なものじゃない、余計なものじゃない
輝きのその先へ行きたい
その為にも私は…自分の負を、闇をーーー
チカ「受け入れる」
鞠莉「ち、千歌…なの??」
チカ「うん。千歌だよ。大丈夫」
鞠莉「千歌…その目は」
チカ「?」
千歌には自覚がなかった。
それ以前に、何故、こんなにも早く闇の力をコントロール出来ているのか、理由を考えていなかった
チカ「…"ゾーン"かも」
日本、イタリア「「「!!!!」」」
闇の力をコントロールするための…"ゾーン"
チカ「ゾーンを発動したから…こんなにも早くコントロールできた…?」
ならば、千歌の"ゾーン"とは何なのか
チカ「…闇の力と真逆。だと思うよ」
鞠莉「真逆…?」
チカ「闇の力が『負の感情』なら、ゾーンは『勇気』」
まるで光と影のような力。
片方を扱うにはもう片方の力も必要。それぞれの力をひとつにすることにより可能にした、闇を受け入れることにより得た、不可能を可能にする力
チカ「ー Braveheart ー これが輝きの先だよ」
鞠莉「ゾーンで闇の力を…面白いわね!!」
理亞のゾーン×ATPとはわけが違う。
闇の力とゾーン、真逆の存在である両方をひとつにすることにより、新たな力として覚醒させた。それが『Braveheart』
チカ「…ふう、」
鞠莉「でも、ここからさーー
ーー「ー ZスラッシュGX ー」ギュン!!
鞠莉「っっ!?」
鞠莉(え…見えなかった…)
A『抜いたあぁぁ!!目にも止まらぬ速さで繰り出す必殺技はまさに電光石火!!』
レヴィン『フィレア選手のドリブル技にも並ぶ速さですよ!!』
サエ「…カズハ」
カズハ「!(監督に呼ばれた…?)」
穂乃果「千歌ちゃん、すごい!!本当にやっちゃったよ!!」
善子「危ない橋渡りすぎ…でも、大成功よね」
穂乃果「それ以上だよ…!!」
フィレア「っっ…千歌の技、何あれ…」
ラファエレ「目が、オッドアイになってる」
チカ「ーーーリバース!!!!」ズン!
アリーチェ、マルコ「!?!?」
チカ「ZスラッシュG2!!!!」ギュン!!
止められない。イタリア選手も千歌自身も。
溢れる力、まるで水が吹き出すかのような爽やかさと勢い。
先程までとは大違い。清々しくなるこの力。
左目の闇と右目の光がその力の強力さを物語る
チカ「この試合だからこそ…だったのかもしれない」
千歌は思う。この状況で"ゾーン"を発動出来たのはタイミングが良すぎると。
だが、理亞・ツバサ・フィレアと、何人もの選手が自分の目の前でゾーンを発動していた。それに刺激されたのかもしれないと。そして、みんなの声のおかげだと、あの声がなければ『Braveheart』発動は不可能だった
チカ「みんな…ありがとう!!絶対に決める!!」
フラム「…来い!!」
フラムは構えた。
今の千歌は、何かとんでもないシュートを撃ってくる。そう本能が訴えていた。
死守しなければいけないゴール、残りの全ての力をーーーー
「ごめん、フラム」
フラム「!?」
チカ「!!」
A『ああっと!?この選手が戻っていました!!』
カズハ「……」
A『"クイーン カズ"!!高海千歌の前に立ちはだかるのは、イタリアのキャプテンだ!!』
ルビィ「千歌ちゃん!今の千歌ちゃんならいけるよ!!!」
ダイヤ「輝きのその先を、和葉さんに見せてあげてください!!」
チカ「うん!!」
カズハ「…」
フラム「…?」
この状況、イタリアからすれば和葉は救世主。キャプテン同士の最終対決、頼もしい以外の言葉がなかった
フラムを除いて
フラム「カズハ…さん?」
フラム(なんだろう…様子が、おかしい)
カズハ「…ふぅ、」
チカ「勝負!!!!」
いつもはこんなに、深呼吸しない。
いつもはこんなに、ピリピリしていない。
いつもは…こんなに、
カズハ「っっっっ!!!!!!」ギロッ!!
チカ「!!!?!?!?」
怖い顔、していない
――――――――――――――――――
ー イギリスエリア ー
エドガー「…そろそろ決着がついた頃でしょうか…」
フィリップ「え、エドガーさん!!エドガーさん!!!!」
エドガー「!?フィリップ…どうしたのですか、そんなに慌てて」
フィリップ「ハァハァ…大変…です」
エドガー「何があったのですか…」
フィリップ「日本 対 イタリア…」
エドガー「決着がついたんですね!」
フィリップ「日本が2-4で…敗れました!!!!」
日本 2-4 イタリア
ストームゾーン
ゲームではシュウや、セカンドステージチルドレンの選手が使っていた技です。最強クラスのドリブル技で、『ブラックアッシュ』と同様に闇の力の暴走状態限定技です。自身の周りに嵐を発生させて相手を吹き飛ばします
Braveheart
闇の力を受け入れ、ゾーンとひとつにすることにより手に入れた千歌ちゃんの新必殺技です。『勇気・勇敢な心』という意味に相応しく、強い決意の心がなければ発動出来ません。パワータイプの闇の力と、スピードタイプのゾーンを融合したため、特殊技の中では最強部類に入ります
イタリアはあのあと2点、どうやって決めたのか…