ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
???「祝え!新たな浦の星の誕生を!!」
すっかり元気を取り戻したサッカー部員達は、ミーティングをしていた。ついにあの大会が間近にせまったためである
曜「次の土曜日からだよね?大会」
梨子「ええ、全国高校女子サッカー大会。まずは県予選で県の代表校を決めなければいけない」
善子「その県予選では何試合するの?」
梨子「決勝も入れると4試合」
花丸「静岡県の代表になるのに、4回勝たないと行けないずらか、」
ルビィ「そう考えると、辛い戦いになりそう…」
善子「それに……戦力が、ね?」
千歌「それなんだよなーー!!」
千歌はうなだれながら机に突っ伏しる
梨子「9人じゃないと試合にならないしね…」
千歌達は6人では大会に参加できないため、残り3人確保のために、とある3人と交渉していたのだ
千歌『お願いします!!どうか、サッカー部に入ってください!』
むつ『いや〜私達、サポートは出来るけど』
よしみ『実戦は無理だよ…』
いつき『ごめんね?』
千歌『そんなー!?』
梨子『お願いします!少しの間だけでもいいから!』
むつ『少しの間?』
梨子『残り3人、見つかるまででいいんです!どうか、』
6人『『『お願いします!!!!』』』
よしみ『…ちょっと、考えさせて?』
曜「それでなんとか、入ってもらったんだよね」
千歌「はぁ、目星はついてるんだけどなぁ…」
花丸「3年生の人達、ずらか」
千歌「そう、でも…果南ちゃん、どうしてサッカーやめちゃったんだろう?」
善子「生徒会長が言ってた通り、試合に負けて、2年生の先輩達までやめちゃったからじゃないの?」
千歌「うーん…それでやめちゃうような性格じゃないんだけどなあ…」
梨子「そうなの?」
千歌「1度失敗したぐらいじゃ諦めないよ、果南ちゃんは」
ルビィ「とてもそんな風には見えませんけど…」
ルビィは自分が先輩に失礼なことを言ったと気づき、ごめんなさいと謝る
善子「まさか!天界の眷属が憑依!?」
善子の発言は華麗にスルーされる
千歌「もう少し、高校でサッカーをやってた時のこと分かればいいんだけど」
曜「聞くまで、全然知らなかったもんね」
「「「「うーん………ん?」」」」
ルビィ「ピギッ!?」
5人がルビィを見る。そう言えばルビィちゃんのお姉さんは………
千歌「ルビィちゃん、ダイヤさんからなにか聞いてない?」
曜「小耳に挟んだとか」
梨子「ずっと一緒に家にいるのよね?何かあるはずよ」
さらに梨子が少し強めの口調で聞く。それに完全にビビってしまったのか、ルビィはぴぎぃぃぃぃぃと叫びながら逃げ出してしまった
のだがすぐに善子に捕まり(堕天竜鳳凰縛)、話をせざるを得ない状況になった
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ルビィ「ルビィが聞いてるのは、大会の決勝で敗れて、先輩達がやめてしまったからってことくらいです。それからはサッカーの話をしなくなったので…」
ルビィ「ただ…」
5人「ただ?」
ルビィ「この前、鞠莉さんが家に来て、お姉ちゃんと二人で話してたんだけど…」
ダイヤ『逃げてるわけではありません。だから果南さんのこと、逃げたなんて言わないで』
ルビィ「……って」
千歌「逃げたわけじゃない…か、」
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果南の朝は早朝のランニングから始まる。朝の心地よい海風の中で走るランニングは最高である。が、そんな彼女のあとを尾行する影が6つ
ルビィ「毎日、こんな朝早くから起きてるんですね」
梨子「それより、こんな大人数で尾行したらバレるわ!」
曜「だって、みんな来たいって言うし」
千歌「…っしっかし速いねー!?」
善子「いったい…どこまで走るつもり??」
曜「もう、かなり走ってるよね?」
花丸「まる…もうだめずら……」
ルビィ「花丸ちゃん!?」
千歌「でも、気持ちよさそうだね!」
果南は笑顔で海辺の道を走っていく。行き着いた場所は、弁天島。サッカー部の6人は息を切らし、階段でへたり込む形でのゴールとなった
「「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」」」
千歌「はぁ、はぁ…!!」
千歌達が階段を上がり終わる頃には、果南と鞠莉が話をしている最中だった
鞠莉「復学届、提出したのね」
果南「まあね」
鞠莉「やっと逃げるのを諦めた?」
果南「勘違いしないでよ。学校を休んでいたのは父さんの怪我が原因。それにもう、サッカーはやらないから」
鞠莉「…私の知ってる果南は、どんな失敗をしても、笑顔で次へと走り出していた。成功するまで諦めなかった」
果南「…卒業まで、あと一年も無いんだよ?」
鞠莉「それだけあれば十分。それに、後輩だっている」
果南「なら、千歌達に任せればいい」
鞠莉「果南…」
ここまで拒絶するのか。鞠莉は果南が何故こんなにも頑ななのか分からなかった
果南「どうして戻ってきたの?」
果南「私は、戻ってきて欲しくなかった」
鞠莉「果南!?…………相変わらず、果南は頑固「もうやめて」
鞠莉「…え?」
果南「もう…あなたの顔、みたくないの」
鞠莉「!!?」
鞠莉が絶望に叩き落されたかのような顔をする。果南はそのままこの場を立ち去ろうとするが、その顔はとても悲しそうだった
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果南が学校に復学したのは大会の前日であった。千歌達は引っかかるものがあるとはいえ、練習を疎かにする訳にもいかなかった。よしみ、いつき、むつを入れたサッカー部9人は、今日は最後のミーティングをしようという事で、部室集合になっていた
千歌「え!?果南ちゃんが?」
曜「うん、今日から学校に来るって」
千歌、梨子、曜はベランダで果南のことについて話していた
千歌「しかし…心配だね」
曜「うん、不安しかないよ」
梨子「あの二人、会ったらすぐにするんじゃない?」
3人「………喧嘩」
3年生のクラスは、ただならぬ空気によって満たされていた。鞠莉は先代ユニフォームを持って果南を勧誘、果南は鞠莉を睨み、ダイヤは2人を見守ることしか出来なかった
千歌「はぁ、果南ちゃんの様子、見てこようかな……ん?」
千歌は気づいた。上から何かが落ちてくるのを……ユニフォーム?
その時、何故か曜がベランダから飛び出した
曜「ユニフォーム!!!!」
千歌、梨子「ダメ!!!!」
千歌と梨子は曜の体を必死に掴む。曜はやってしまったであります。とクラスのみんなに回収された
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千歌達は上の階へと急いだ。廊下に出るとルビィや花丸、ほかの3年の先輩達が心配そうに中の様子を伺っていた
千歌達が教室の中を見ると、鞠莉と果南が取っ組み合いをしていた。ダイヤでも収拾がつかない騒ぎになっている
誰もこの状況を鎮めるものはいないと思っていた。しかし、一人の少女が3人の前に現れ、果南、鞠莉、ダイヤはその少女に注目する
果南「千歌?」
千歌「いい加減にぃぃ……しろおおぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
その後、果南達3年生は、千歌に放課後サッカー部部室に来るようにと言われた。3人は千歌の勢いに逆らえず、はい、と答えるしかなかった。それから当分、千歌は3年生達から「浦の裏ボス」と噂されるのである
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放課後 部室
果南「サッカーは絶対にやらない!!」
果南はそう言うと、部室から出ていってしまった。はっきり言って会話はなんの進展も無く、平行線のまま終わってしまった
梨子「…ダイヤさん?何か知ってますよね?」
ダイヤは一瞬、いや、かなり焦りながら否定する
ダイヤ「え!?…私は何も…」
梨子「じゃあなんで果南さんの肩を持つんですか?」
ダイヤ「…………」
ダダダダダダダ
ダイヤは逃げた。しかし、善子により無事、捕獲される
ダイヤ「ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!??」
ルビィ「お姉ちゃん…」
ルビィは哀れみの目で捕獲され、連れ戻される姉を見る
ダイヤ「ルビィ…そんな目で見ないで下さいまし…」
梨子「さぁ、話してください。ダイヤさん」
ダイヤ「わかりましたわ。しかし、申し訳ありませんが、明日にしてくれませんか?」
「「「「え?」」」」
梨子「今じゃ、ダメなんですか?」
ダイヤ「これから私と鞠莉さんは統廃合についての街の会議に出なければいけません。話を聞くなら、明日にしてください」
曜「あの、ダイヤさん。明日は…」
ダイヤ「?明日は何かありますの?」
鞠莉「全国高校女子サッカー大会 初戦よ?」
ダイヤ「へ?」
堕天竜鳳凰縛
善子の必殺技。試合中にやると多分、カードがでる究極の技。
浦の裏ボス
千歌ちゃんの異名