ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです!
今回のお話から物語はまた新たな方向に動き出します。脱線と言うのでしょうか、FFIから少し離れます
イタリア戦の日から数日が経とうとしていた。サニデイジャパンは毎日日が暮れるまで練習し、自分の限界と向き合っていた
海未「果南!もう一発行きますよ!」
果南「来い!!!」
海未「はあぁっ!!」バシュッ!
果南「くっっ!!」
果南はシュートを止めるも、満足することは無い。自分は和葉のシュートを1度も止めることができなかった。とてつもなく重いシュートを相手にすると弾かれてしまう、それは自分の力が足りないからだ
果南「まだまだ…!!」
そして、
穂乃果「ー ゴッドハンドX ー!!」ドォン!
FW「「「!!!!」」」
曜「穂乃果さん完全復活!!」
穂乃果「いっててて…うん!もう大丈夫だよ!」ビリビリ
月「でも反動はまだ残っているみたいだね」
しかし、明らかにスペイン戦の時よりも赤い電気が減っている。
穂乃果がここ最近、巨大タイヤにての特訓をしていることは全員知っていたが、こうも早く成果が現れるとは…
理亞「私も負けてられない」
ルビィ「理亞ちゃん…」
理亞「続きよ。早く練習に戻るわよ」
理亞「"ラストリゾート"を少しでも早く習得しないとなんだから」
理亞の目標。
それは日本代表のエースストライカーになること、その為にもまずは現エースストライカーのルビィの最強技"ラストリゾート"を習得し、同レベルにまで成長しようと考えたのだ
ルビィ「もう少し…左足を早くボールに当てて」
理亞「くっっ…」
理亞(分かってはいたけど…難し過ぎる…)
善子「…(理亞がラストリゾートか、)」
花丸「…善子ちゃん」
善子「ん?」
花丸「…」
マネージャーとして、テーピングなどの買出しに行っていた花丸。
戻ってきて、すぐに善子の元へと来たと思いきや、あるものを善子に渡そうとしていた
善子「腕輪…?」
花丸「買出しの時に見つけたずら。黒く光ってて…堕天使にぴったりずら。マルとは色違いのお揃い」
善子「堕天使…ね」
善子はせっかくだからと受け取るも、堕天使という言葉にはまったく反応しない
花丸「…善子ちゃん。なんで堕天使やめちゃったの?」
善子「………邪魔だったからよ」
花丸「え…邪魔?」
善子「そうよ」
善子は前々から聞かれると分かっていたかのように、すぐに話し始めた
善子「共鳴を発動するのに、余計な感情は邪魔でしかないの。堕天使ヨハネにいつも私は気を取られて…どうしても上手くいかなかった」
花丸「だからって…」
善子「今考えると私が代表に選ばれなかったのも、周りよりも弱いのも、浮いてるのも…全部堕天使のせいじゃない」
花丸「やめるずら」
善子「私は強くなるために堕天使を捨てたの。そのおかげで今は最高よ。あんな弱いやつは捨てて清々したわ」
花丸「…本当にそう思ってるの?」
善子「えぇ」
違う。善子ちゃんは嘘をついている
花丸「今の善子ちゃん、全然笑ってないよ」
善子「…」
なんなのよ…花丸は、知ったような口して
善子「ずら丸、これ以上私の「まぁまぁまぁ!」
善子、花丸「!」
ことり「今は練習中だから…いい雰囲気で頑張ろ?」
ことりが止めに入っていた。
正直なところ、ことりも善子が堕天使をしなくなったことにはすごく気になっていたが、思った以上に複雑な事情があることを察した。
今は大事な時期、刺激するのは良くないと思った時には既に体が動いていたのだった
花丸「ごめんなさい…ことりさん、」
ことり「大丈夫だよ。ことりも気になっていたから盗み聞きしちゃった…でも、今は大事な時期だからね」
花丸「はい」
花丸と善子の腕輪がキラリと光る。
まさか、このあとこの腕輪のせいであんな事件に巻き込まれるとは…この時、まだ誰も知らない
――――――――――――――――――
英玲奈「前!空いてるぞ!!」
にこ「凛!!」パス
ふわりと浮かべたボール。
取る相手のことを考えたパスだ
凛「このままシュー「させませんよ!」聖良
凛「にゃ!?」
にこ「あちゃー…聖良にはそのパスは通用しないわね」
また1つ、また1つと成長していく。
そんな練習を続けている時だった
花陽「…あれ?え?え???」
真姫「花陽、どうしたのよ?」
花陽「あ、あそこにいるのって…」
真姫「?」
花陽の見る先…グラウンドの外でこちらを見る少女が1人
フィレア「やってるね…!」
花陽「イタリアの"白い流星"、フィレアさん!?」
穂乃果「フィレア!!」
フィレア「穂乃果!!」
練習を一時中断し、突然現れたフィレアに注目するサニデイジャパン。
敵情視察なのか…?と疑うメンバーもいるが、穂乃果にそんな考えはなかった
穂乃果「突然どうしたの!?びっくりしたよ…!そうだ!一緒に練習しようよ!」
フィレア「いいね!ボール頂戴!」
穂乃果「でりゃっ!!」バシュッ!
穂乃果がボールを高く蹴り上げ、フィレアにボールを渡す。
それに反応したフィレアは空へ
フィレア「えいっ!」パス
穂乃果(誰もいないところに…パス?)
ボールを受け取ったのは巨神と呼ばれる少女。日本のメンバーと体格に大きな差はない。だが、底無しのパワーは世界トップクラス
クラリア「久しぶりだな。穂乃果」
穂乃果「クラリア…!!」
クラリア「っっ!!」パス
果南「…あ!?」
金髪が揺れる。
いち早く反応したのは果南とダイヤだった。
放ってはおけないその少女、かつては仲間。今はライバル
鞠莉「チャオー♪♪」
ダイヤ「鞠莉さん!?」
果南「いつも急に出てくるんだから…」
鞠莉「Hey!パスよエリー!」パス
鞠莉が呼ぶ名に一同。特に音ノ木坂学院のメンバーは目を見開いた。
すらっと伸び、引き締まった体。
今やロシア代表の主力選手
絵里「ナイスパスね」
穂乃果「ぅ絵里ちゃん!!」
希「えりち…!」
絵里「開会式以来ね。みんな!」パス
ボールを受け取った少女はただでは取らない。空中で高度なテクニックを見せつけ、日本の選手たちにプレーで挨拶する
和葉「行くよ!決めちゃって!!」パス
千歌「和葉さんも…!!」
にこ「ちょっ…和葉がパス出したのって…」
天に伸びる巨大な聖剣。
空のように青く透き通った髪。
紳士淑女。それは彼女のためにある言葉とも言える
エドガー「ー エクスカリバー ー!!」
ギシャアァァァァァン!!!!!!!!
日本「「「!!!!!!」」」
穂乃果「エドガーも…!よーし!!」
挨拶がわりだ。と言わんばかりのシュート。
地面を抉りながら穂乃果に迫る
穂乃果「はああぁぁぁっっっ!!!!」バッ
穂乃果は応える。両腕をクロスし、太陽を宿した右腕で聖剣を捕らえる
穂乃果「ー ゴッドハンドX ー!!!」ドォン!
エドガー「!」
赤い炎は青の斬撃を沈める
穂乃果「うん!いいシュート!」シュゥゥゥ…
エドガー「見事です」
――――――
突然現れたグループAの各チーム選手、そしてロシア代表選手。
サニデイジャパンのメンバーは1度集まり、フィレアたちの話を聞くことにした
フィレア「千歌。彼女らはジャパンのみんなに言いたいことがあるそうだよ」
千歌「言いたいこと?」
エドガー「まずは、サニデイジャパンの決勝トーナメント進出を祝って、イギリスを代表してエールを送りたい。おめでとう」
千歌「エドガーさん…ありがとう!!」
クラリア「私も日本の戦士たちに想いを託したい。ヨーロッパ、アジア、国境など関係ない。私たちは日本を全力で応援する」
千歌「クラリアさん…!!」
和葉「どうやら穂乃果も怪我は完治したらしいね」
穂乃果「おかげさまでね…」
フィレア「穂乃果、次は決勝で勝負だよ!」
穂乃果「うん!今度はキーパーとして戦うよ!」
絵里「あら、同じ決勝トーナメントに進んだロシアもいるんだけど」
にこ「あんた…ほんとなんで来たのよ」
イタリアとの決勝戦、日本からすればリベンジマッチとなるわけだが。
その前にロシアと、順調に進めば日本は準決勝でロシアと戦うことになる
にこ「悪いけど負ける気は無いからね」
絵里「あら。言ってくれるわね。でも私たちは手強いわよ?」
クラリア「ロシア代表のエリ・アヤセか…」
希「ウチらと同じ学校だったんよ」
和葉「そうか…それで」
固い握手を交わすも火花を散らす選手たち。
そんな中、穂乃果から提案が
穂乃果「これだけのメンバーが揃ったんだから、一緒に練習やろうよ!」
クラリア「それはいい考えだ。だが、エドガー。足は大丈夫なのか?」
エドガー「あれから私は療養していましたから、今は完治しています。ですので体が鈍ってしまって…是非参加したい」
絵里「いっそ2チームに分かれて、ゲームをするのはどうかしら」
ということで。
急遽決定した合同練習。
チーム分けはヨーロッパ3強を眼の前に興奮した花陽が秒で作ったくじ引きで
絵里「白ね」
穂乃果「絵里ちゃん!穂乃果も白だよ!」
鞠莉「果南と同じチームは久しぶりデース!」
果南「もう…ちゃんとやってよね?」
ルビィ、理亞「…」バチバチ
ダイヤ「あの2人はどうしたのですか…」
フィレア「なんか、別々のチームになったとわかった瞬間…睨み合い始めて…」
にこ「あぁ、気にしないで。いつもの事だから」
理亞「今日こそ勝つ」
ルビィ「今日も勝つ」
花陽「そ、それでは白と赤でポジションについてください!!」
ー 赤チーム ー
FW…………クラリア、黒澤ダイヤ
MF……フィレア、高海千歌、渡辺月
MF……………矢澤にこ、統堂英玲奈
DF………鹿角聖良、小原鞠莉、東條希
GK……………………松浦果南
ー 白チーム ー
FW……綺羅ツバサ、三浦和葉、星空凛
MF………………園田海未、渡辺曜
MF……………桜内梨子、エドガー
DF……南ことり、綾瀬絵里、津島善子
GK…………………高坂穂乃果
ルビィ「…待って」
理亞「私たちはどうしたのよ」
あんじゅ「しょうがないわよ。私たちはベンチじゃんけんで負けた者。ここで交代を待つのよ」
ルビィ、理亞「「……」」
花陽「では、今日は監督が用事でいないため、私が主審を務めさせていただきます!キックオフは白チームからです!」
穂乃果「白チーム!勝つぞおぉぉ!!!!」
和葉「はは、相変わらずだね…」
海未「元気だけは世界一なんですから…」
ピーー!!!!!
和葉「海未!」パス
白チームからのキックオフで始まった紅白戦。和葉からのパスなんて何年ぶりか…海未は考えるも油断はしない
クラリア「簡単には行かせないぞ!」
海未(やはり厳しいディフェンスですね…ですが、)
海未「エドガー!」パス
クラリア「バックパス…!」
エドガー「いい判断ですね!」バッ
クラリアを突破するエドガー。
すぐに千歌がチェックに入る
千歌「っっ!!」
エドガー「私から奪えますか!」バッバッ
千歌「体、鈍ってるんじゃなかったんですか!?」
エドガー「あまい!!」
千歌「!!」
エドガーが千歌を抜く。
鈍っているとはいえ、ヨーロッパでもトップクラスの実力を持つ選手。
油断していい相手なわけが無い
曜「エドガーさん…!」
エドガー「!!」パス
エドガーが前線にロングパスを出す。
しかし、
鞠莉「ー シャイニーフェザー ー!!」
エドガー、曜「!!」
鞠莉の射程範囲内だ
凛「あのロングパスを取るの!?」
和葉「鞠莉なら確かに取っちゃうね…戻ろう!」
白チーム優勢かと思われたが、赤チームも負けていない。試合は拮抗するも、先にシュートを仕掛けたのは…
フィレア「勝負だ!穂乃果!!」
穂乃果「来い!フィレア!!」
ついに実現した穂乃果とフィレアの勝負。
この1年で積み重ねた努力を見せてくれと、フィレアはシュートの構えに入った
フィレア「ー オーディンっっ!!!!」
ガララララドシャアアァァァン!!!!!!
「「「!!!!!!」」」
フィレア「なんだ…!?雷…?」
ツバサ「結構近かったわね…」
雨や風ならまだしも、雷は強行するには危険だ。南の島は天気が変わりやすい。
予報では晴れでも、こういった天候の変化はよくあることだ
絵里「どうするの穂乃果?続ける?」
穂乃果「うーん……」
またとない機会の勝負、しかしもしもの事があったら…果南は試合中断を懇願。
ルビィと理亞は継続を希望。
穂乃果は悩む。だが、
ことり「善子ちゃん…それ、」
善子「な、何よこれ???」
試合は中断せざるを得ない状況へと動く
真姫「善子の腕輪が…光ってる!?」
花丸「ずら!?」
真姫「は、花丸の腕輪も!?」
晴夏「どうなってるの…?」
どうやらただ事ではないと察するメンバー。
不気味に光る2つの腕輪。
そして、それは現れる
果南「穂乃果っっ!!上!!」
穂乃果「…ぇ、」
「………人間」
穂乃果「!!!!」
見たこともない服を着る、人がいた。
ゴールのクロスバーの上に
英玲奈「何者なんだ…」
フィレア「いったいどこから…いつからあそこに」
月「随分と妙な格好をしてるね…」
白を基調とした服。
手や足には兵士を思わせるような模様の装飾。中でも、妙な格好…それを決定づけるのが背中の『羽』だった
にこ「何よ…どっかの宗教?」
千歌「でも、あの羽動いてない?」
「下等な」バッ
「「「!!!!!!!!」」」
ーーードガアァァァァン!!!!
一瞬何が起きたのか。
何もわからないまま全員が謎の衝撃波により吹き飛ばされる
梨子「きゃあっっ!?」
エドガー「なんだ…!?これは!?」
クラリア「あいつ…ボールを蹴っていた」
エドガー「まさか、ね」
そのまさか。クロスバーに乗る謎の少女はボールを、ボールを蹴り、全員を吹き飛ばしたのである。
威力は見ての通り。地面を深く抉るパワーから見て、並の必殺技とは比べ物にならないと良くわかる
花丸「…いったい何が…え、」
「…迎えに来た」
花丸「!?」
花丸(一瞬で眼の前に!?!?)
善子「ちょっとあんた…ずら丸に何するのよ!!!!」
ーーーガシッ
善子「ぇ、」
「…お前もだ」
善子(もう…1人…?)
急に現れた。分からなかった。
白い服の少女ではない別の人。
全身黒、禍々しい模様が浮かぶ服。
背中には歪な形の羽…まるで『悪魔』だった
善子「ちょっ…離して!!」
花丸「やめるずら!!」
2人は抵抗する。しかし一向に離そうとしない少女2人。
この状況…ただ事ではないと動いた少女も2人
ルビィ、理亞「ー Awaken the power ー」
善子、花丸「「!!」」
千歌「2人とも何を!?」
フィレア「取り押さえる気…だね」
善子と花丸のすぐ近くにいたルビィと理亞。
咄嗟にATPを発動し、高速で謎の少女らの背後に回る。
なぜATPを発動したのか…それは本能が、体が警告を発していたからである
あれは、ただの人間ではないと
ーーーードゴッッッッ!!!!!!
ルビィ「うごっっ!?」
ーーーードガッッッッ!!!!!!
理亞「っっっっ!?」
「「「!!!!!!」」」
「人間如きが…邪魔をするな」
「だが、活きのいい人間は嫌いじゃねえ」
海未「ルビィ!!理亞!!」
ルビィ「ゲホッ…ゲホッ!!?」
理亞「ハァハァ…ゴホッ!?」
フィレア「…見えた?」
和葉「いや、ボールを蹴る動きが…まったく見えなかった」
ルビィと理亞は高速移動で謎の少女らの背後を取った。しかし、気づいた時にはルビィと理亞は遠くへと吹き飛ばされていた。
ボールを、ATPよりも速く。2人の腹に撃ち込んだのだ。いよいよとんでもないことになってきた
「…失せろ。ここはお前達のような邪悪な者共の来るところではない」
「偉そうに言ってんじゃないよ。お前こそ消えな!!世界は魔王と"魔界軍団Z"が支配するって、決まってんだよ!!」
にこ「ちょっと今…魔界って言ったわよ」
ツバサ「魔界…ありえないわ」
「笑止!世界を統べるは天の輝きのみ。"天空の使徒"が、今ここでお前を成敗してくれよう」
ダイヤ「天空の…使徒」
曜「天使と悪魔…?でも、そんなの実在するはず…」
「うるせぇんだよ!!人間共っっ!!!!ガタガタぬかすとお前らの魂も食っちまうぞ!!!!」
ドガアァァァァン!!!!
自分を魔界の使者と呼ぶ少女が怒鳴る。
同時に落雷、まるで天が怒りを見せているかのようだった。その場にいる全員が圧倒され、口を開けなくなる
「…黙れ不浄の者」
「フッ…今に見てろ。地獄を見せてやる」
次の瞬間。
再び落雷の轟音と光がその場を包んだ。目を開けた時には、善子・花丸と謎の少女らはいなくなっていた
花陽「い、いない…!?」
真姫「消えた…わね」
南の島は天候が変わりやすい。
先程までサッカーを楽しんでいたグラウンドが、今は緊迫の状況へと変化していた。
善子と花丸はどこへ連れ去られたのか。
あの少女らは本当に天使と悪魔なのか。
これはライオコット島で起きた、誰も知ることのない天と地を揺るがす大事件である
次回より 天界&魔界編
ということでね。頑張って書きます