ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです!

今回のお話で天空の使徒戦は終了です。2.5話という短い試合は第2章以来なのではないでしょうか?ですが、そんな短い中に内容を詰め込めるだけ詰め込みましたので展開が変わるわ変わるわ…
なんと輝こうサッカーの世界編の五本の指に入る威力の技も登場しますのでお楽しみに!




第3章 98話 「天空の使徒戦 "決着の代償"」

 

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

和葉やエドガーのシュートをも止める"ホーリーゾーン"。破るには"ファイナルトルネード"を進化させるしかない。そんな中で女神フラエルに怒りを露わにする理亞。ATP×ゾーンVS神の戦いが今、始まる

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

理亞「……」ゴゴゴゴ

 

 

アイエル「なんなの…あの人間」

 

セイン「…オーラが跳ね上がった、だと?」

 

理亞の変化は炎に近かった。

まるで油を火に注いだような、爆発に近い変わりよう。

油を注いだ張本人であるフラエルは思う。自分は目覚めさせてはいけない獣をーーー目覚めさせてしまったのだと

 

 

理亞「返しなさいよ」ビュン!!

 

フラエル(速い!?!?)

 

人間が来る。

だが体が動かない。意識では来るとわかっていても、体の反応が間に合わない。

神である私が人間にスピードで勝てない…?

ありえない。

だが、現実にボールは再び人間に渡る

 

 

理亞「ーーーっっ!!」ビュン!

 

 

ネネル「フラエル様が奪われた…!?」

 

ゲネル「そんなこと…」

 

 

フラエル「ありえないっっ!!!!」バッ

 

 

ありえないと一番理解しているのはフラエル本人。人間が神を超えるなどありえないのだ。

フラエルは動揺を隠せないまま、理亞のボールを奪いにかかる

 

 

理亞「ーーー!!」

 

フラエル(右か…左か!?)

 

高速移動。慣れれば動きが見える、読める。

予想通り右から抜きにかかる理亞

 

 

フラエル「っっっ!!!!」

 

理亞「ーーー」

 

このまま足を伸ばせばボールに触れる。

左へのフェイントももう間に合わない。

勝った。神は勝利を確信しーーー

 

 

ーーービュン!!!!!!

 

フラエル「」スカッ

 

フラエル「!?!?(消えた!?)」

 

瞬間移動系の技…「こっちよ」

 

 

フラエル「!!」

 

声が聞こえたのはーーー神の頭上

 

 

理亞「……」バチバチ!

 

理亞は両足でボールを挟み、赤黒いオーラを溜めていた。

目が合う。理亞は勝利を確信しーーー

 

 

理亞「ー ドロップアウトVーーーガッッ!!!

 

理亞「っっ!?」

 

フラエル「…それで私に勝ったとでも?」グググ

 

理亞(足で抑えられた!!??)

 

理亞が上空からボールを叩きつけようとした瞬間。フラエルはV字バランスの如く、両足を垂直に立て、ボールを抑え込んだのだ

 

 

理亞「ぐっっ…(重い…動かない!!)」

 

フラエル「捕まえたぞ」ググググ

 

空中で抑えられた。

ボールを奪われるのは時間の問題。

そんな時だった

 

 

 

「理亞ちゃん!!!」

 

理亞「!!」ゴゴゴゴ

 

理亞を呼ぶ声。本来、そこにいるはずのない声

 

 

穂乃果「こっち!!」

 

理亞「穂乃果…っっらあ!!」パス!

 

フラエル「何!?」

 

フラエルに抑えられる中。

理亞は空中で強引に体を捻り、穂乃果にボールを託す

 

 

ウイネル「キーパーが攻撃に!?」

 

エルフェル「おいおい…何するつもりなの??」

 

ボールを受け取った穂乃果。

理亞のおかげでシュートの道は開けている。

チャンスは今しかない。それは海未とことりも同じ考えだった

 

 

海未「思い出しますね…!"ザ・フェニックス"を完成させた時を」

 

ことり「今回も絶対に成功させよう!!」

 

穂乃果「うん!!行くよ、2人とも!!」

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果『行くよ、2人とも!!』

 

穂乃果、海未、ことり『ー ザ・フェニックス ー!!』

 

あれは、音ノ木坂学院に入学したばかりの頃。部長であるにこから提案された技、『ザ・フェニックス』。

音ノ木坂学院サッカー部の伝統ある技で、代々引き継がれてきた技だという

 

 

海未『…また失敗ですね』

 

ことり『ハァハァ…全然上手くいかないよ…』

 

練習は困難を極めた。

3人がタイミングを完全に合わせた状態で初めて成功するシュート。

その難しさに、にこたちの学年の代では引き継げなかったと言う

 

 

穂乃果『どうして…出来ないんだろう』

 

海未『何か理由があるはずです』

 

何度も挑戦し、何度も繰り返した。

その度に見つかる反省点。

何度も喧嘩した、何度も仲直りした。

そして行き着いた…不死鳥の完成。

 

そしてーーー

 

 

 

穂乃果(穂乃果はタイミングが速すぎ!!)

 

海未(私は力みすぎ!!)

 

ことり(ことりは2人を気にかけすぎ!!)

 

 

あの頃の自分らの失敗が蘇る。

それぞれの課題が、克服しようとしたあの日々が、蘇る。

 

 

穂乃果の爆発するような炎

 

海未の鋭く刺さるようなオーラ

 

ことりの全てをなぎ倒すパワー

 

 

穂乃果、海未、ことり「っっっっ!!!!」ドオォン!!

 

 

全ては初代サッカー部、音ノ木坂の奇跡。小さな火花から始まった。

それが時を重ね、幾人もの想いと努力を糧とし燃え盛りーー今では、

 

 

 

 

海未「グランド!!!!」

 

ことり「ファイア!!!!」

 

穂乃果「イグニッション!!!!!!」

 

 

ドガアァァァァァァン!!!!!!!!!!

 

天地焦がす、灼熱へと成る

 

 

日本&海外チーム「「「!!!!!!」」」

 

天空の使徒「「「!!!!??」」」

 

 

穂乃果、海未、ことり「「行けえぇぇ!!!」」

 

 

フラエル「な…この威力は…」

 

セイン「エノレル!!!!」

 

 

エノレル「ー ホーリーゾーン ー!!」

 

ここまで無失点のエノレル。

確かに人間にしては凄まじいパワーのシュートを何度も受けてきたが、全てねじ伏せてきたのがここまでだった。

しかし、

 

 

エノレル「!!??(威力が落ちない!?)」

 

 

"グランドファイア"の恐ろしい特徴。

不死鳥の如く、どんなに離れた場所から放っても、どんなに威力を殺す技をぶつけられても

 

 

エノレル「ぐあっっ!?!?」

 

 

威力がーーー落ちることはない

 

 

バシュウゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!

 

 

 

フラエル「……!!」

 

 

ピーー!!!!

 

 

穂乃果「やったあぁぁぁぁ!!!!!!」

 

海未「ハァハァ…とんでもない技が出来ましたね…!」

 

ことり「これで同点…!戦える!!」

 

穂乃果、海未、ことりの新必殺技。

それを見て驚いたのは天空の使徒だけではなかった

 

 

和葉「…威力が落ちないシュートだって?」

 

エドガー「"ホーリーゾーン"のような威力を殺す技は相性最悪…サニデイジャパン…とんでもない技を使ってきましたね」

 

 

エルフェル「…信じられないや。私たちから点を取るなんて…」

 

エノレル「あのシュートは止められない。そう本能が感じた…」

 

フラエル「…少々侮りすぎたようだな」

 

エノレル「フラエル様…!」

 

試合も後半、時間はあまり残されていない。

天空の使徒として、神として、人間に負けることはあってはならない。

この1点が、穂乃果たちの灼熱が、天空の使徒チームの本気のサッカーに火をつけてしまったのだ

 

 

穂乃果「1-1、同点!!あと1点取るよ!!」

 

「「「おう!!!!」」」

 

 

フラエル「…行くぞ」

 

セイン「はい」

 

 

ピーー!!!!

 

 

勢いに乗りたい日本&海外チーム。

果敢にもボールを奪いに行くのは「白銀の狼」

 

 

理亞「貰った!!」バッ

 

セイン「ーーーっっ!!」ギュン!

 

理亞「なっ!?(躱された!?速くなってる!?)」

 

しかし、先程までとはスピードが全く違う

 

 

和葉「ちょっと…まだ速くなるの??」

 

凛「凛に任せるにゃ!!」バッ

 

ボールを持つセインの元へと飛ぶ凛。

空から星が降るように、星空凛が地へと着く

 

 

凛「ー 星空スタンプ ー!!」ドガアァン!

 

セイン「甘い!!ウイネル上がれ!!」パス

 

凛「にゃ!?」

 

 

曜「凛ちゃんたちがあんな簡単に!?」

 

海未「くっ…私たちもディフェンスを…」

 

ウイネル「ー エンジェルボール ー!!」

 

曜、海未「!!」

 

隙を与えぬ必殺技。

羽を生やし、曜たちの周りを飛び交うボール。

突然のギアアップに白チームはついていけてなかった

 

 

絵里(このままではDFが破られるのも時間の問題…!!何としてでも2点目を入れなくちゃ!!)バッ!

 

ドリブルで迫るウイネルに拳を向ける。

視覚を遮断するほどの光を放つ雪を降らせる構えである

 

 

ウイネル(あの技は…)

 

ウイネル「フラエル様!!」パス

 

絵里「!!??」

 

日本&海外チーム「「!!!!」」

 

絵里の技は既に見切られている。

ボールを持ったのは静かに怒る神。

今、裁きの一撃を

 

 

フラエル「我が一撃に沈めっっ!!!!」

 

フラエル「ー ヘブンドライブ ー!!」ドガアァン!!

 

 

和葉「まずい…!!穂乃果っっ!!」

 

穂乃果「…止める!絶対に!!」

 

雲を消し飛ばし、轟音と共に振り迫る神の一撃。穂乃果の技だけでは到底適わない

 

 

絵里「少しでも威力を…!!」バッ

 

穂乃果「絵里ちゃん!?」

 

絵里の金色に輝くオーラが風となって膨れ上がる。そのまま空へと飛び、神の一撃にその足をぶつける

 

 

絵里「ー ホワイトハリケーンGX ー!!」ドガアァン!

 

絵里「ぐっっ…!!!!」ググググ

 

フラエル「無駄だ」

 

絵里「きゃあっっ!!!」バキン!

 

弾き返される絵里。

威力は落ちているのであろう、だがまだ止められるような領域までには下がっていない

 

 

ことり「ー ワンダフルラッシュ ー!!」ドガアァン!!

 

絵里「ことり…!!」

 

絵里が弾かれてすぐに援護に入ることり。

ことりのシュートも強力だが、神の一撃はこれだけでは止まらない

 

 

ことり「和葉ちゃん…お願い!!」バキン!

 

フラエル「何…?」

 

 

和葉「任された…!!ありがとう絵里、ことり!!」

 

ゴール前まで戻っていた和葉。

最初からこれを狙って時間を稼いでいた絵里とことり。

和葉は穂乃果の前まで来ると、ある事を提案し始めた

 

 

和葉「穂乃果…2人で"ブレイブショット"だ!!私と穂乃果なら威力の落ちたあのシュートを止められる!!」

 

穂乃果「みっちゃん…!」

 

和葉「シュートが来る!!行くよ!!」

 

穂乃果「うん!!」

 

2人で同時に飛び出す。

神の一撃を前にして、2人は昔を懐かしむ感覚に囚われていた。

小さな頃に遊びで考えた2人の必殺技。

まさか、それがこんなところで現実になるとはーーー

 

 

穂乃果、和葉「ー ブレイブショット ー!!」

 

フラエル「!!!!」

 

空気を殴るような轟音。

衝撃波がフィールドに広がり、神の一撃がその場で止まる

 

 

穂乃果「ぐぬぬぬぬぬ…!!!!」ググググ

 

和葉「威力が落ちて…このパワー!!」ググググ

 

 

海未「穂乃果!!和葉!!」

 

梨子「お願い…耐えて!!」

 

 

穂乃果「みっちゃん!これを防いで…いっきに逆転だよっっ!!!!」ググググ

 

和葉「奇遇だね…穂乃果!!同じこと考えてたっっ!!!!」ググググ

 

少しでも気を抜けば穂乃果と和葉はゴールに押し込まれる。だが不思議とそうなる気がしなかった。

お互いがお互いの力を高めあっているかのように、力が溢れてくる

 

 

穂乃果、和葉「うおあぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

ーーーバギイィィィィィン!!!!!!

 

 

天空の使徒「「「!!!!!!」」」

 

フラエル「な…なんだと!?」

 

防いだ。確かに防いだ。

穂乃果と和葉はそのまま吹き飛ばされるも、ボールの威力は死に、宙を舞っている

 

 

穂乃果「誰か!!前へ!!」

 

晴夏「はい!理亞ちゃん!!」パス

 

 

フラエル「し、しまった…!?」

 

時間的に最後のカウンター。

畳み掛けてきた天空の使徒のディフェンスはまだ固められていない。いっきに突破するには今しかない

 

 

理亞「全員抜いてやる…!!」

 

エカデル「行かせません!ー ゴートゥーヘブン ー!!」

 

理亞「!!」

 

理亞の真下の地面が輝き始める。

あと数秒後には光の柱に捕らわれているだろう。だが、あと数秒あるのならば今の理亞には十分すぎる時間

 

 

理亞「遅いわよ」ギュン!

 

エカデル「馬鹿な!?」

 

アイエル「"ゴートゥーヘブン"発動よりも速い!?」

 

必殺技が通じないと分かり、動揺する天空の使徒DFを横目に、瞬く間にゴールに迫る理亞

 

 

理亞「これで…逆転っっ!!」バッ!

 

爆発するような桁外れの嵐。

理亞の渾身の両足がゴールに放たれる

 

 

理亞「ー オーバーサイクロン ー!!」ドガアァン!

 

凛「理亞ちゃんのシュート!!」

 

理亞「まだよ!海未!!」

 

理亞が海未を呼ぶ。

既に雷雲の中で理亞のシュートを待ち構えている

 

 

海未「はあぁぁぁぁ!!!!」

 

迸るイカヅチ。

吹き荒れる嵐。

それ全てを蹴り放つシュートはまさに、『天変地異』

 

 

海未「ー 天地雷鳴 改 ー!!」ドガアァン!

 

エドガー「シュートチェイン…!」

 

"オーバーサイクロン"だけではゴールは破れないことは分かっていた。

だが、チェインならばどうか。

2つのシュートが混ざり合い、フィールド上を暴れながらゴールへと向かう

 

 

エノレル「ー ホーリーゾーン ー!!」

 

絶対領域に似ているとは言ったが、絶対ではないと"グランドファイア"が証明してくれた。

回転止まらずボールは進み続ける

 

 

エノレル「そ、そんな!!?」

 

海未、理亞「!!!!」

 

エノレルの手からボールが離れた。

"ホーリーゾーン"突破。

日本&海外チームの決死のカウンターから生まれた決定的なゴール

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーバギイィィィィィン!!!!

 

 

「「「!!!!????」」」

 

 

それを神は

 

 

フラエル「…ハァハァ」

 

 

捻り潰した

 

 

海未「シュート…ブロック??」

 

理亞「ハァハァ…あれを止める…」

 

全ての力を出し切った。

勝利を確信し、喜びを爆発させようとした時のことだった。

それらが反動し、その場に崩れるメンバー。

それでも神は止まらなかった

 

 

フラエル「人間…まさかここまでやるとはな」

 

 

穂乃果「まずい…立たないと…」

 

和葉「ハァハァ…やばっ、動けない」

 

 

フラエル「そこまでこの人間が大事か。しかし、魔王を封印するのにやむを得ない犠牲」

 

フラエル「下界に落ちてもらう」グワーッ!

 

女神が足を振り上げた。

あれが放たれれば今度こそ終わりだろう。

しかし、そう分かっていても足が動かない。

先程のブロック&カウンターで体力を使ってしまったのだ

 

 

フラエル「ー ヘブンドライブ ー!!」

 

 

ドガアァァァァァァン!!!!!!

空で3度目の爆発。

地鳴りが大きなる。だが、穂乃果はまだ立てていない。止めなければいけないと分かっているのに、上を……向けない

 

 

 

 

 

 

 

 

エドガー「私に任せろ!!!!」バッ

 

「「「!!!!!!??」」」

 

 

それでも、"静かなる闘将"は諦めなかった

 

 

海未「エドガー…なにを!?」

 

エドガー(エクスカリバーは…距離が離れれば離れるほどパワーが上がる…)

 

 

 

 

 

 

エドガー(そこに"ヘブンドライブ"のパワーを加えれば!!!!)

 

 

 

絵里「あのシュートを打ち返す気!?」

 

穂乃果「ちょっとまってよエドガーさん…!!そんなことしたら、エドガーさんの足がっっ!!」

 

エドガー「友を守るために"潰れる"のならば、この足も本望だ!!!!」

 

穂乃果「ダメだよ…やめて!!エドガーさん!!!!!!」

 

 

 

 

"潰れる"。エドガーも分かっているのだろう。日本VSイギリスの時のダメージだけでは済まない、まさに捧げる。

『生贄』を救うため、自らの足を『生贄』にするのだと

 

 

エドガー「っっ!!!!」バッ!

 

 

手で地を払い、髪が揺れる姿はまさに"美"

 

 

エドガー「!!!!」グルン!

 

 

空へ飛び一回転。神にも恐れない姿はまさに"勇"

 

 

エドガー「エクスーーーーーー

 

 

迷わぬ一閃。その姿はまさに…"誇り"

 

 

 

 

 

 

ーーーーーカリバー!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ギシャアァァァァァァァァァン!!!!!!

 

エドガー「ぐうああああぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

天空の使徒「「「!?!?!?」」」

 

フラエル「何!?打ち返しただと!?!?」

 

音、衝撃波、パワー、どれを見ても次元を超えていた。

人間、天使共々声も出せず。

ただ、その新次元の破壊の行先を見届けた

 

 

エノレル「ー ホーリーゾーン ー!!」

 

 

ーーーシャキイィィィィィン!!!!

 

 

エノレル「!!!!」

 

エノレルには聞こえた。

「切られた」

"ホーリーゾーン"が、技ごと、空も地も、両断された音を

 

 

 

エノレル「ぐあっっ!?!?」

 

 

バシュウゥゥゥゥゥゥン!!!!!!

 

 

ピーー!!!!

 

 

天空の使徒「「「」」」

 

フラエル「」

 

 

凛「入った…にゃ」

 

得点を見る。2-1。

試合時間を測る砂時計は既に流れ終わっている

 

 

凛「試合…終了?」

 

曜「じゃあ、私たち…勝ったの?」

 

晴夏「これで花丸ちゃんを取り戻せる!!」

 

 

しかし、代償は大きかった

 

 

エドガー「っっ……!!」

 

穂乃果「エドガーさん…しっかり!!」

 

和葉「……折れてるね」

 

見るのも辛い。

エドガーの足は覚悟の通り、代わりの生贄として。地に立ちボールを蹴るという役目を担えなくなった。

その苦しみながらも後悔のない顔を見るとどうしても、穂乃果たちの後悔の念は強くなっていく

 

 

エドガー「だが…ハァハァ…守れた」

 

「「………」」

 

 

そんな中だった

 

 

フラエル「傷を見せろ」

 

エドガー「!」

 

絵里「あなた…なにを!?」

 

警戒されるのは無理もない。それでも構わず女神はエドガーの足を見た

 

 

フラエル「…その足、治してやる」

 

そう言うと女神はエドガーの足に手をかざす。忘れてはいけないのが、今花丸に憑依している者が人智を超えた神であること。

すぐに変化は表れる

 

 

梨子「腫れが…消えてく!?」

 

エドガー「…!!」

 

数秒後、先程までの激痛が嘘だったかのように。エドガーはその場で立ち上がった。

驚きのあまり声を出せない穂乃果たち。

そんな中でフラエルは続けた

 

 

フラエル「痛みはもう無いな」

 

エドガー「え、えぇ。感謝します」

 

フラエル「そうか…」

 

女神の目に、人間を見下すような色は無かった。ただ起きたことを。

こうなった全ての原因を女神は知りたかった

 

 

フラエル「力では圧倒的に上回っていたはずだ。なのに何故、私たちは負けたんだ」

 

神は知りたかった。

神を超える人間はどう答えるのかを

 

 

穂乃果「それはね、サッカーは手段なんかじゃないってことだよ」

 

フラエル「手段…じゃない?」

 

穂乃果「サッカーは魂と魂のぶつかり合い!どっちが上か下かなんて…そんなの関係ないよ!」

 

フラエル「魂と魂の…ぶつかり合い」

 

女神は見た。

人間たちの瞳の中で強く輝く光を。

その決意と強さを表した光は、女神である自分にも眩しく感じた

 

 

セイン「!!」

 

ウイネル「セイン…どうしたの?」

 

セイン「人間たちの言葉を聞いて分かった。あの壁画の意味が」

 

ウイネル「!」

 

 

フラエル「どうやら貴方たちには礼を言う必要がありそうだな」

 

穂乃果「え…?」

 

フラエル「魔王は倒せず、封印しか出来なかった私の力の足りなさの原因はなんなのか。私は長い間悩んでいた」

 

フラエル「そして分かった。私には貴方たちのような魂の強さが足りなかった。生贄を頼り、使徒を頼り、自分の覚悟の足りなさを見失っていた」

 

ウイネル「セイン…あの壁画って」

 

セイン「何故、先祖はサッカーを私たちに伝えようとしたのか。それは、サッカーが魂と魂をぶつけ合い、高めるための最高の方法だということを、伝えたかったんだ」

 

 

フラエル「穂乃果、と呼んでもいいかな」

 

穂乃果「もちろん…!!」

 

フラエル「貴方たちのおかげで私の覚悟は決まった」

 

フラエル「魂をぶつけて、魔王とサッカーで決着をつける。その為に、協力して欲しい」

 

穂乃果「協力…?」

 

 

 

フラエル「魔王に憑依された人間を助け出す方法がある。我らと共に、魔界に乗り込んでもらいたい」

 

 

次回、魔界軍団Z戦

 

 

 





グランドファイア
原作技最強クラスと謳われる技です。豪炎寺、虎丸、ヒロトの3人で放つシュート技で、かっこよさも威力もトップレベル。
輝こうでは"ザ・フェニックス"を進化させた"ファイナルトルネード"をさらに進化させた技として、『威力が落ちないシュート』として書きました。力でねじ伏せない限り止められないです。さすがの"ホーリーゾーン"も相性が悪かったようです。恐らく千歌ちゃんたちを苦しめた"無限の壁"は瞬殺です

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