ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
私事ですが、大学受験 第二志望の大学に合格しました。第一志望はまだですが、一応進路は確保したということで報告します。気を抜かずに第一志望に受かるように頑張ります。
さて…魔界と天界との勝負にも決着がつき、あとは花丸ちゃんと善子ちゃんを助けてめでたしめでたしですね
前回の、輝こうサッカーで!
ルビィの才能に圧倒され、自分の努力が目指す先を見失いかけていたダイヤ。しかし、仲間の鼓舞するプレー、そして死に直面する瞬間に脳裏を過ぎった記憶により、"黒澤の血を覚醒させる"技「ヒノカミ神楽」を発動する。
そのまま魔王ごとゴールに押し込み勝利、白チームと女神フラエルも合流し、魔王を完全に追い詰めていた
――――――――――――――――――
ルビィ「ピギッ!?」
フラエル「じっとしていろ」
魔王率いる魔界軍団チームに勝利した赤チーム。そこに畳み掛けるかのように現れたのが天界へと向かった白チームと女神が憑依した花丸であった
果南「本当に憑依…されてるの?」
エドガー「はい。私の折れた足も女神様の力で治して貰いました」
にこ「足が折れたぁ!?!?」
身の毛もよだつとんでもない言葉。
エドガーは経緯を全て説明するも、赤チームからは感謝されるだけではなかった
希「自分の体は大切にしよ?」
にこ「無茶し過ぎよ…そういう場面だったとはいえ、エドガーにもこの先があるんだから」
エドガー「肝に銘じます」
果南(…後半が始まったぐらいの時に地鳴りがしたけど…あれってエドガーの"エクスカリバー"の……まさかね?)
エドガーの足を治した女神の力。
それにより負傷を負ったルビィの体は元気全開へと回復していた
ルビィ「っっ!!!!」ドン!!
ルビィはATPを発動し体の状態を確かめる。
試合前の…ピーク時の状態に戻っている、半信半疑ではあったものの、その恩恵は計り知れないものであった
理亞「どう?」
ルビィ「大丈夫。もう痛くないよ」ゴゴゴゴ
理亞「そう…」
鞠莉「…!」
鞠莉「理亞〜?もしかして今、"よかった"って考えた??」
理亞「!?」
ルビィ「!」
鞠莉「前まではツンツンしてたのに、ルビィのこと大好きになったのね♪」
聖良「それは朗報ですね」
ダイヤ「あらあらまぁまぁ」
理亞「ち…ち…違ああぁぁぁぁぅ!!!!」
否定はするものの顔をゆでダコのように真っ赤にする理亞。説得力無し。
第一、嫌いな人と合流して真っ先に怪我の様子を心配する人などほとんどいない。
理亞に自覚があるのかないのかは分からないが、少なからず行動に出ている。それだけでも鞠莉の標的にされるのには十分すぎる
絵里「…さて、フラエルさん。そろそろ魔王を」
フラエル「そうだな」
千歌「魔王を…どうするの?」
千歌たち赤チームはフラエルの言う「善子を助け出す方法」を知らなかった。
わざわざ天界の民が魔界へと乗り込んできたのだ。魔王と接触することだけは分かっていたが…
フラエル「今まででは魔王を封印するだけだった。封印だと宿主である人間も封印される。だが、」
フラエル「魔王を完全に消滅させれば、人間の体は残る」
「「「!!!!!!」」」
にこ「魔王を消滅??そんなこと出来るの?」
フラエル「本来なら不可能だ。だが、あなたたちが魔王を弱らせてくれたおかげで、それが可能だ」
クラリア「魔王ならゴール前で気絶している。やるなら今だな」
魔王「」
ゴール前で倒れ、ピクリとも動かない善子。姿は善子でも今は魔王。ダイヤの一閃によりゴールに叩きつけられ、共鳴の疲労とダメージにより意識を失ったのだが…体は善子なため、気絶した時には冷や汗が出た。
心の広いフラエルならば恐らく善子のダメージも消してくれるはず…
デスタ「黙ってやらせると思うか!?」
フラエル「…」
しかし、魔界の民も主が消滅するのを黙って見過ごすわけがなかった。荒い口調で女神の前に立つが、今はなんの意味も持たない
セイン「魔界の民。我々は人間に敗北したんだ。勝ったものの望みに従う、それが掟だ」
デスタ「…!」
フラエル「人間たちは生贄の返還を望んでいる。それ即ち魔王の消滅。お前たちが邪魔をする権利はないんだ」
魔界軍団「「…!!!」」
誰も何も言えなかった。
主である魔王は助けてくれない、女神にも適うとは到底思えない。自分たちはただ呆然と主を失えと言うのか!?
しかし、それが今現に進行しているのだ
フラエル「終わりだな魔王」
これで善子、そして花丸も帰ってくる。
みんなで帰れるんだ…誰一人欠けることなく、サッカーが出来るんだ…
「ゲホッ…!?ゲホッ…!!」
フラエル「!」
「「「!!!!」」」
善子「…ハァハァ……ここ、どこ?」
「「「善子(ちゃん)!!!!」」」
魔王が目を覚ましたのかと思いきや、目も血のような赤黒い色ではなく、本来の優しい赤色に戻っていた。
口調も声の質も、善子のものであった
穂乃果「すごい!魔王が消滅した!」
絵里「本当に成功したのね…」
フラエル「……??」
善子「あなた、誰?」
フラエルは混乱していた。
魔王を消滅?自分はまだ何もやっていない。
これから消滅させようとしたのだが、人間の状態で意識が戻った…それ即ち、魔王が勝手に消滅した…?
フラエル「いや、私はまだ―――――――――
―――ドスッッッッッ!!!!!!
千歌「…ぇ」
穂乃果「!!?」
「「「!!!!???」」」
フラエル「ゴフッ!?!?」
セイン「ふ…フラエル様ぁぁ!!!!!!」
フラエルの心臓がある場所に。
善子の手が、突き刺さっていた
ルビィ「は、花丸ちゃんが…花丸ちゃんが!!!!」
にこ「善子!!いや…あんた善子じゃないわね!?」
フラエルの体で善子の姿は見えない。
しかし、不気味に笑うその声に善子の雰囲気は――――――
善子「……くくっ、くくくく」
魔王「千年待ったのは、お前だけじゃないんだぞ。フラエル」
――――――いっさい、感じられなかった
月「最初から騙していたんだ…魔王は消滅なんてしてなかった!」
ダイヤ「花丸さん…フラエルさん…」
フラエル「ゴホッ!?ま、魔王…貴様っっ!!!!」
フラエルは油断したことを遅くも後悔した。
声も雰囲気も人間だった…穂乃果たちと約束した魔王消滅と善子の奪還。しかし、その救うべく人間の声を聞いて一瞬、気を緩めてしまった。
その後、瞬きに近いあいだに、自分の胸に人間…いや、魔王の手が突き刺さっていた
魔王「姿…声を変えることなど造作もないんだよ」
フラエル「ぐあぁっっ!?!?」
魔王「お前らがなぁ…邪魔で邪魔で仕方なかったんだよ…どうすればお前らを消すことが出来るか」
フラエル(なんだ……何かが、流れ込んでくる………)
魔王「千年考えた。そして分かったんだ。消すようなことなんてする必要などない。"邪魔しないようにすればいい"んだとな!!!!」
フラエル(まずい……意識、が………)
魔王はフラエルを殺すために心臓を刺したのではない。もっと絶望的な、卑怯で、狡猾な
フラエル「………」
穂乃果「ふ、フラエル…さん?」
―――――――――ドゴッッッッ!!!!
穂乃果「うわっっ!!??」
海未「穂乃果!!!!」
ツバサ「フラエルさん…何を!?」
フラエルのシュートが穂乃果に直撃する。
突然のことに反応できずに吹き飛ばされる穂乃果、それを見たメンバーはフラエルを見る。しかし…
フラエル「くくくく…お前達の魂…よこすがいい」
「「「!!??」」」
まるで魔王と同じ目…いや、魔王そのものだった
穂乃果「っっ…サッカーはそんなことのために使うんじゃない!!フラエルさん!!あなたは私たちと試合してサッカーの楽しさを分かってくれたんじゃないの!?」
フラエル「知らん」
穂乃果「!!!!」
まるで別人じゃないか…原因はひとつしかない。魔王があの時、フラエルに何かをしたのだ
和葉「…女神様は魔王に支配されたのかも」
にこ「あの魔王…どこまで汚いの」
魔王「女神が魔界に堕ちたことにより、我らは天界と魔界を超えた。"ダークエンジェル"の誕生だぁ!!!!」
フラエル「くくくく……っっ!?」
セイン「!!!!」
フラエル「ぐあっ…あ、悪魔に…意識を支配されるとは…っっ!!」
セイン「フラエル様!!」
突如、再び苦しみ始めた女神。
その目・動きは魔王の力に抗っているように見える。まだ完全には支配されていないのだ。そうと分かったことで、ほかのメンバーもフラエルに呼びかける
千歌「フラエルさん…!!」
曜「お願い!!魔王に負けないで!!」
フラエル「ぐっ!?私は…もうダメだ……止めてくれっっ!!!!私の手が…汚れぬ…うち………………」
セイン「…フラエル、さ」
フラエル「黙れえぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「「「!?!?」」」
魔界に響く女神の声。
その声から伝わる殺意により、千歌たち、そして天空の使徒たちでさえ凍りつく。
神々しく、包むような温かさは感じられない。血走った目を見ると、恐怖で体が震える
フラエル「人間がぁ…今すぐに昇天させ、魂を食らってやる…サッカーでな」
穂乃果「さ、サッカー??」
魔王「お前達の魂は素晴らしい。よって、我々がより完璧な魔王になるための、生贄にしてやる」
つまり、次のサッカーの試合で負ければ今度こそ自分たちの魂は食われる。
そしてフラエル、善子、花丸を助けることさえも…
穂乃果「セイン。一緒に戦って、フラエルさんを助けよう」
セイン「穂乃果…」
千歌「女神様も戦ってるんだよね…なら私たちも仲間を助けるためにもう1試合、何がなんでも!!」
―――――――――
ー ダークエンジェル ー
FW………………魔王、フラエル
MF…メフィスト、デスタ、アラクネス
DF…ベルゼブ、クラーシャ、ベリアル
DF…………アビゴール、ヘビーモス
GK…………………アスタロス
2-3-3-2
ー 日本&海外チーム ー
FW…………鹿角理亞、黒澤ルビィ
MF……高海千歌、エドガー、セイン
MF…………桜内梨子、三浦和葉
DF……絢瀬絵里、鹿角聖良、小原鞠莉
GK…………………高坂穂乃果
3-2-3-2
「これより、儀式を執り行う」
ピーー!!!!
老人の吹く笛により試合開始。
天空の使徒からセインを加え、日本&海外チームは堕ちた女神と魔王と戦うこととなった
魔王「ダークエンジェルの力」バッ
フラエル「思い知るがいい」バッ
穂乃果「みんな!来るよ!!!!」
ルビィ「ルビィたちに任せて」
理亞「最初から飛ばすわよ」
背中からの穂乃果の声に応えるように飛び出したルビィと理亞。
まっすぐ向かってくる魔王と女神に手加減などしない、FWも全力で止めに行く
ルビィ、理亞「Awake―――
魔王、フラエル「っっ―――ギュン!!!!
理亞「なっ!?」
ルビィ「速くなってる!?」
ATPを発動するよりも早く、ルビィと理亞を突破する魔王と女神。
ワンツーでいとも簡単に。一度も足を止めることなく人間チームの陣形を切り開いていく
エドガー「パワーアップしているのか…!!」
千歌「うそ…もうDFラインまで!?」
聖良「なっ!?」
鞠莉「対応する暇が…っっ!!」
絵里「まずいわ…全員抜かされたわよ!?」
梨子「穂乃果さん!!!!」
早くもピンチ。穂乃果はどちらがシュートを撃ってくるのか構えながら考えた。
フラエルのシュートは異次元だったが、魔王のシュートも強力だと聞く
魔王「恐怖しろ!!!!」
フラエル「そして魂に還るがいい!!!!」
穂乃果(撃ってくる…!!)バッ
ボールを持ったのは魔王
魔王「ははっ!!」グルングルン
果南「気を付けて!!"ダークマター"は進化してる!!」
動きは違うが魔王がボールを両足で挟み、空中で回転しながら魔界のオーラをボールに込めている……が、動きが、違う??
魔王「フラエル!!」
果南「なっ!?!?」
鞠莉「うそ…でしょ!?」
フラエル「ぬうぅぅぅぅらあぁぁ!!!!」ドガアァン!!
魔王、フラエル「【シャドウ・レイ】!!!」
フラエルがオーバーヘッドで合わせてきた。
"ダークマター"と"ヘブンドライブ"の合体技、光も含まれているのに…どこか狂気的な輝きを感じる
穂乃果「はあぁぁぁぁ!!!!」バッ
穂乃果は両手に太陽とゴットハンドのオーラを発動し混ぜる。
灼熱の手で堕ちた神と魔王に挑む
穂乃果「【ゴットハンドX】!!!!」ドォン!
穂乃果「ぐぬぬぬぬぬぬっっ!!!!!!」
穂乃果の"ゴットハンドX"は超強力。
しかし、圧倒的な神の力により――――――
――――――バリイィィィィィン!!!!
穂乃果「うわあっっ!?!?」
ピピーッ!!!!
ことり「…あっという間に1点」
クラリア「なんなんだ…こいつらは」
和葉「このスピード、破壊力…これがダークエンジェルの力なのか」
何も出来ず、その圧倒的な力を見せつけられた日本&海外チーム。
動揺を隠せないその顔を見た魔王は言う
魔王「いいぞその顔。恐怖を味わうほど魂は上手くなる…!!」
フラエル「もっと恐怖しろ…震えろ!!」
穂乃果「…フラエルさん」
それぞれの試合でも満身創痍だった。
それが今度は魔王と女神をまとめて相手しなければならない…
人間チームの空気はどんどん悪くなる。それを見かねた激がベンチから入る
にこ「ぬぁにぼーっとしてんのアンタたち!!取られたら取り返す、それがサッカーってもんでしょ!?」
「「…!!」」
にこ「和葉も怖気付いた?にこが代わるわよ!?」
和葉「ふふっ、言うねにこ。でも、私は代わる気はないよ」
にこ「なら、早く同点にしちゃいなさい。生意気言うのはそれからよ」
和葉「了解」
にこによりチームの雰囲気の悪化に歯止めがかかる。日本からして見ればいつもの頼もしい光景だが、一目置くメンバーもいた
鞠莉「キャプテンにあんな事言える人はなかなかいないデース…」
絵里「にこだから出来るのよ。さすにこね」
聖良「さ、さすにこ?」
その後、日本&海外チームボールで試合再開。魔界軍団のプレーは千歌たちが事前に話していたため、天空の使徒と戦った和葉たちにも情報は共有されていた
和葉「セイン、こっち!」
セイン「!」パス
和葉(パワープレイで押してくるって言ってたな…)
デスタ「【ゴートゥーヘル】!!!!」
和葉(ならばスピードで勝負!!)
和葉の真上からオーラの塊が落ちてくる。
ボール目掛けての技だが、その破壊力は並大抵のものではない
和葉「千歌!」パス
デスタ「何っ!?」
和葉「千歌、ルビィ、理亞!!ドリブルと小回りが効くあなた達なら、魔界軍団のDFを突破出来る!!」
千歌、ルビィ、理亞「「!!」」
イタリア戦で日本が魅せたテクニックの数々、和葉たちのプレーやタクティクスは何度仕掛けてもその度に躱されてきた
和葉(私が決めることは無い…今は結果論。勝つことが最優先だ!!)
梨子「……」
鞠莉「…梨子?」
千歌「ルビィちゃん、理亞ちゃん、行くよ!!」
ベルゼブ「これ以上行かせるかっっ!!」
千歌「…!」
魔界軍団のDFが早速向かってくる。
千歌は与えられ、託されたチャンス。逃すわけにはいかないと自覚していた
千歌「【ZスラッシュGX】!!!!」ギュンギュン!
ベルゼブ「!!」
千歌「ルビィちゃん!」パス
ルビィ「よっと、」
空中で千歌のボールを受け取るルビィ。
地面に着地した瞬間が最大の隙になることは魔界軍団も把握している。
そして、
ルビィ「理亞ちゃん!」パス
「「!?!?」」
ベリアル「空中でパス!?」
アビゴール「しまった…1人フリーだぞ!!」
ルビィもまた、悪魔たちが考えることを把握していた
理亞「マンツーマンじゃなきゃ、突破なんてちょろいわ!!」
ルビィ「理亞ちゃん、2人で撃つよ!!」
突破した理亞に気を取られる悪魔。
そのためルビィは簡単に理亞に追いつき横に並ぶ。
全ての条件は揃った。
あとはあのゴールに叩き込むだけ
エドガー「流石の連携ですね…!!」
和葉「期待以上だよ」
ルビィ、理亞「「はあぁぁぁぁ!!!!!!」」
2人同時にATPを発動。
炎と氷、対極である2つの力も源は心の炎。
混ぜ合わせ、ひとつにすることによりその炎は爆発的に膨れ上がる
ルビィ、理亞「「【クロスファイア改】!!」」ドガアァン!!
晴夏「進化してる…!!」
凛「そのままゴールにゃー!!」
吹き荒れ、燃え上がるシュート。
魔界軍団Zの試合ならば、ゴール確実の強力シュート
アスタロト「【ジ・エンドV3】!!」ググググ
「「「!!!!??」」」
にこ「V3…!?また進化したわよ!?」
月「魔王の力で…パワーアップしてるのかも」
――――――ぐしゃっ
ルビィ、理亞「「!!!!」」
理亞「あれを止める…」
ルビィ「っっ……」
余裕のある表情でボールを握りつぶした魔界軍団キーパー。
今のシュートがあれほどまでに簡単に止められたとなると…決めきれる可能性のあるシュートはかなり限られてくる
絵里「相手の方がうわてね」
鞠莉「えぇ。厳しい戦いになるわ」
鞠莉(そして…この試合、勝利に必要不可欠なのは)
梨子「……みんな、」
鞠莉「あなたよ…梨子」
日本&海外チーム 0-1 ダークエンジェル
ご感想&アンケート、よろしくお願いします!!