ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも。ルビィちゃんキャンディーです。
今回でダークエンジェル戦は決着です
前回の、輝こうサッカーで!
命の危険を感じることにより、眠っていたゾーンを本能的に発動することに成功した梨子。その力は強力で一瞬にして不利だった戦況を一変してしまった。国の壁を越えた必殺技ラッシュで同点にし、あと一息のところまで来た時だった。梨子の体力が底を尽き、ゾーンが途切れピンチを招く。しかし、花丸を呼ぶ声に反応したフラエルはシュートを地面に叩きつけ、苦しみながら現れたのは…
――――――――――――――――――
覚悟していたことだった
花陽『花丸ちゃん、本当にいいの?』
花丸『ずら!マルもマネージャーとして頑張るよ』
みんなとサッカー出来る時間は限られている、ことを。
マルはもともと運動は苦手。
ルビィちゃんに誘われるまではサッカーは…正直考えたこともなかった。
でも、いざやってみると世界は変わった。
成長していく自分、かけがえのない仲間。楽しかった、マルにはもったいないぐらい、楽しかった。
でも、そんな楽しい日々の中でも感じていたみんなとの壁
曜『善子ちゃん、サッカーやってた?』
善子『えぇ。やってたわ』
花丸『…!!』
千歌『ルビィちゃんのポジションはどこですか!!』
ルビィ『フォワードです!!!』
花丸『……』
一緒に、何も無い場所から始めたと思っていた同級生は…マルには想像も出来ない場所にいた。だからって、嫌いになるわけでもなく、嫉妬するわけでもなく…少しでも追いつけるように努力した。
その時までは
『以上です。この18名が今大会の日本代表です』
花丸『…』
潔く諦めていた。
テレビで見る必要も無いと思っていた。でも―――なんでだろうなぁ…あの日、マルはテレビの前で呆然としていた
花丸『…何をいまさら』
自分の行動に不信感を抱きながらも、もう一つ。マルには気になることがあった
花丸『善子ちゃん、』
代表に選ばれなかった善子ちゃん。
善子ちゃんは野心家だから…ショックも大きい筈だ。マルはいてもたってもいられなくて、善子ちゃんの家に急いだ
花丸『……出かけた?』
善子母『善子、泣きながら飛び出していったのよ…バス停の方へ行ったから、多分バスでどこかへ』
花丸『…』
この状況で思い当たる場所はひとつしかなかった。マルはそのまま善子ちゃんが向かった場所へと行き先を変えた。でも、
諦めた自分に―――何が出来るのか
嫌な感情が心を覆いながらも、果南ちゃんの家へ歩を進めた
花丸『善子ちゃん』
善子『……』
ひどい顔だった。
赤く腫れ、子供のように泣きじゃくった跡がある。
虚ろな目には何も考えられない絶望の感情―――あぁ、そうか、善子ちゃんも諦めて『私ね、転校するかも』
――――――え、
花丸『…善子、ちゃん?』
善子『私は諦められないの。分かっていたけど、私は代表としてサッカーをしたい』
花丸『…ぇ、よ、善子…ちゃん?』
善子『北也さんが帝国女学院に転校してレベルの高い特訓をすれば、まだ可能性があるって言ってた。私は死んでもチャンスに食いつくわ』
花丸『……!……!!』
諦めて―――ない?
絶望に叩き落とされてもなお、善子ちゃんは抗おうと…這い上がろうとするのか
善子『悪いけど、しばらく会えなくなるわね』
花丸『………』
往生際が悪い、と思ってしまった自分が嫌いになりそうだった。
そして数日後、マルは自分が完全に孤立していたことに気づいた
ルビィ『ルビィは諦めてないよ』
花丸『………』
電話でルビィちゃんの容態を確かめていた時だった。
代表には選ばれたが、怪我が酷いため離脱は逃れられないと。
それと同時に言われた一言
ルビィ『何がなんでも治して、必ず世界一になる』
花丸『ルビィ、ちゃん…も』
ルビィ『その為にも、今からリハビリに『ルビィ!!!!また勝手にリハビリに行こうとしたでしょ!?!?』
ルビィ『ピギィィィィ!?!?』
花丸『……』
真の孤独を、マルは体感していた。
あの頃とはまた違う。図書室で1人、本の世界に入っていた時とは違う。
目的を無くし、ただその場にいるような屍と同じく、マルはただ、呆然と、別の世界へと消えてしまった仲間を遠目に見ていた。
そんな状態で本など、読めるはずもなかった。
そんな時にマルの元へと来た誘いが、日本代表のマネージャーだった。
希望するならば美奈さんが正式に採用してくれるという内容だった。
それ即ち、完全にサッカーをするチャンスを捨て、仲間を支えることを選ぶという…ある意味の覚悟だった。
大切な仲間を支えたい気持ちは勿論あった。でも、サッカーは諦めたくない。でも、諦める以外に道はなかった。ならば即決
美奈『あ、言い忘れてたけど、2人には日本代表マネージャーをやってもらうからね〜♪』
『『『ええぇぇぇぇぇぇ!!!??』』』
日本代表のサッカーを1番近い場所で見ているようで、1番遠い場所で見ていた。
仲間がどんどん進化していく中で、マルはただただただ、見ているしかなかった。
そして、ついにその日はやってきた
ルビィ『お待たせ。理亞ちゃん』
善子『みんな、久しぶり』
マル以外の浦の星女学院メンバーが、全員、国の代表としてサッカーをすることとなった。
―――最初から分かりきっていた。いつかはこうなると。人生、嫌なことでも必ず乗り越えなければいけない苦難がやってくる、それと同じだと。
なら
なら、なぜ
ルビィ「 花 丸 ち ゃ ん!!!!!!」
フラエル「ぐあああっっ!?!?!?」
なんで、なんで、なんでなんでなんでなんで
フラエル「私…ま、わ…マル…は」
こうしてでもサッカーをしている時間が―――楽しく思えてしまうのか??
最低だ。そして、マルも往生際が悪い
ルビィ「………ねぇ」
和葉「…」
ルビィ「この試合、公式じゃないし、1度下がった選手ももう一度出てもいいよね?」
「「「!!!!」」」
ダイヤ「ルビィ、まさか」
ルビィ「もう、あんな顔の花丸ちゃんは見たくない」
ルビィの言葉、行動にはメンバーから止めが入ることは明らかだった。
しかし、未だに、歩を進めるルビィを止める者は現れなかった。
ダイヤ、月、英玲奈、和葉…止めようとしたメンバーもそれを躊躇ってしまった
理亞「ハァハァ…ルビィ!?」
ルビィ「代わって。理亞ちゃん」
怒りに燃える炎に焼かれる。
そう気づくと声が出ない、反論出来ない
穂乃果「…果南ちゃん」
果南「!!」
穂乃果「交代お願い。ここからは前で戦うよ」
理亞は勿論、ATPをフルパワーで発動していたため、交代にはなんの異議もとなえなかった訳だが、それ以上にルビィの怒り。
あれは恐らく花丸の、だろう。
自分も天空の使徒との試合でフラエルにブチ切れたのは記憶に新しい
FW…………高坂穂乃果、黒澤ルビィ
MF……園田海未、高海千歌、黒澤ダイヤ
MF…………矢澤にこ、フィレア
DF……絢瀬絵里、小原鞠莉、南ことり
GK…………………松浦果南
3-2-3-2
ダイヤ「にこさん、先程の試合の疲労は…大丈夫なのですか?」
にこ「ダイヤも人のこと言えないでしょ。いくら女神様が回復させたからって、100%戻ってるわけじゃないんだから」
にこ「ま、今はそんなこと関係ないけどね」
ダイヤ「はい。その通りですわ」
フラエルの心が不安定になり始めた
ルビィ「…穂乃果さん」
穂乃果「!」
ルビィ「ルビィは花丸ちゃんにマンツーマンでマークします。攻撃にはほとんど参加出来ないと思います」
穂乃果「そうだね。これはルビィちゃんにしか出来ないことだと思う。お願いね」
フラエルがボールをフィールド外に出したので人間チームボールで試合再開。
試合時間は残り僅か。梨子の指揮が無くなった今、自分たちの力だけで残り1点を勝ち取らなければいけない
ことり「にこちゃん!」
にこ「よーし、全員死ぬ気で走りなさい!!」
にこ(頼んだわよ…ルビィ)
フラエルと魔王の精神が不安になっている今しかチャンスはない。
にこが入ったことによりある程度の連携精度は約束される。
そして、
フラエル「ハァ…ハァ……人間が、まだ精神を保っていたか」
ルビィ「ルビィね」
フラエル「!」
ルビィ「花丸ちゃんのこと、サッカー始めてからもずっと見てた」
フラエル「……」
ルビィ「やっぱり、花丸ちゃんはルビィぐらい大好きなんだなって。サッカーが」
あの日、あの時もそうだった。
図書室で本の世界に戻ろうとしたあの時。
ルビィちゃんの声が聞こえた
ルビィ「ルビィね、花丸ちゃんと一緒に世界で戦えたらなって、ずっと思ってた。一緒に頑張れたらって」
無理だよ。マルには…みんなには届かないし、それに、もう、諦めていた…から
ルビィ「不安だったんだ。花丸ちゃん、優しいから誰にも心配かけないように、1人で諦めちゃうんじゃないかって」
フラエル「…黙れ」
ルビィ「でも、諦めるなんて絶対にして欲しくない」
フラエル「黙れ黙れ黙れ黙れ!!!!!!」
フィレア「ルビィ!!!ボールがフラエルに!!」
ルビィ「…!」
奪われたボールがフラエルに渡る。
心を揺さぶられている女神は今やまともでは無い。苦し紛れにルビィを威嚇する
フラエル「お前の言葉はとても不快だ!!!!心を殴られたような感覚…虫唾が走る…絶対に許さんぞ!!!!」グググググ
絵里「ちょっと…シュート撃つ気!?」
フラエル「【ヘブンドライブ】!!」
――――――ドガアァァァァァン!!!!
穂乃果「まずいよ…あのシュートは」
海未「ここで1点を失うのは…」
果南「大丈夫」
「「「!!!!!!」」」
ゴールに立つのは松浦果南。
神の一撃に恐れることはせず、堂々と待ち構える
果南「私が絶対に止めて前に繋ぐ。花丸と善子を救えるのは…私たちだけ!!!!」
果南「【デルフィナス・トリアイナ】」
渦巻く海中から神器を召喚。
そのまま強く握りしめ、槍に意思を送る。
それに呼応した神器は姿を変え、より巨大に、より重く成る
果南「【形状変化"アトランティス"】!!」
果南「でりゃあぁぁぁぁ!!!!!!」
神の一撃と神器がぶつかった。
実際に「ヘブンドライブ」を受けると分かる。このシュートは止められるような次元にはいないと
果南「ぐっ…!!ぐぬぬぬぬぬ…!!!!」
聖良「押されています…」
理亞「やっぱり、ヘブンドライブには」
果南(やばっ…このシュート…止められ―――
鞠莉「もう、また1人で抱え込んで」ガシッ
果南「鞠莉!?」
ダイヤ「全くですわ。しょうがない人です」ガシッ
果南「ダイヤ…」
鞠莉「1人で止められなくても3人なら出来るわよ」
ダイヤ「そういう事です」
果南の後ろから支える鞠莉とダイヤ。
確かに頼もしいがそれでもまだパワーが足りない…そう思っていた時だった
果南「…え、な、なにこれ!?体が光ってる!?」
ダイヤ「この光…見覚えがあります」
鞠莉「そう。これは必殺タクティクス【G戦場のシンデレラ】」
果南、ダイヤ「「!?」」
イタリアの必殺タクティクス。
『G戦場のシンデレラ』
未来の自分の力を前借りする必殺技で、発動時には自強化になるが、解除後にその分の反動がくるという"諸刃の剣"に相応しい技となっている
果南「なんでイタリアの技が!?」
鞠莉「ふふ♪この技はね、発動者が仲間に触れれば…伝染するのよ」
ダイヤ「そんなことが!!」
鞠莉「さあ、果南!!ダイヤ!!この力でシュートを止めるわよ!!!!」
果南、ダイヤ「「もちろん!!」」
果南、鞠莉、ダイヤ「「「はあぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」
光に包まれた3人は劣勢だった力を逆転し、徐々に、神の一撃を押し始めていた
フラエル「ば、馬鹿な!?!?」
千歌「すごい…あの『ヘブンドライブ』を!!」
フィレア「あの3人…」
離れていても決して切れることの無い絆
果南『話しておこうと思ってね』
鞠莉『…え?』
ダイヤ『実は私も、東京の大学に行こうと思っていますの。サッカー部も強豪ですし』
果南『私は海外でサッカーの修行かな。あとはダイビングの資格をちゃんと取ったり』
鞠莉『じゃあ…』
果南『うん、卒業したら3人バラバラ』
ダイヤ『ここには誰にも残らず、簡単には会えなくなりますわね』
果南『一応、言っておこうと思って』
果南、ダイヤ、鞠莉。
3人とも分かっていた
果南「もう少しっっ…!!!!」
ダイヤ「鞠莉さん…疲れてるのでは!!!!」
鞠莉「ダイヤこそっっ!!!!」
この試合が、
3人で出来る最後のサッカー
になるのでは。と
果南とダイヤと出会い、鞠莉はたくさんのことを教わった。
世界が広いこと。友達といると、時間が経つのも忘れるほど楽しいこと。
喧嘩の仕方に、仲直りの仕方。
2人が外に連れ出さなければ3人の未来は全く違っていたであろう。
あの日から3人一緒なら何でも出来るって。今の気持ちがあれば大丈夫だって。
離れているから何だ。会えないから何だ
果南、鞠莉、ダイヤ「「「【デルフィナス・トリアイナ】!!!!!!」」」
この最強の絆はどんな力でも切れない
月「………止めたよ」
和葉「あのシュートを止めた」
果南、鞠莉、ダイヤ「「「………」」」シュゥゥゥ…
神の一撃は絆の前に沈んだ。
果南はそのまま腕に全エネルギーを込め、
果南「ルビィ!!!!!!」ブォン!
ルビィ「花丸ちゃん。諦めるなんて言わないで」
ルビィは花丸から目を外さない。
ボールを目で見ずにトラップし、その緑に輝く目で花丸と向き合う
フラエル「ハァー…ハァー…」
ルビィ「花丸ちゃん言ったよね。自分の気持ちに正直にって」
ルビィ「諦める優しさじゃ、誰も嬉しくなんてなれないよ。ルビィはこれからも一緒にサッカーがやりたい」
ルビィ「花丸ちゃんと」
フラエル、花丸「「!!!!!!!!」」
瞬間。紅い爆風がフィールドに広がった
ルビィ「【Awaken the power】だから、今助けるね」
フラエル「ぐあああっっ!!!!!!」
向かってくるフラエル。
構えるルビィ。
また一緒にサッカーやろうよと、ルビィは一言。そして――――――
ルビィ「――――――!!!!」ギュン!
フラエル「」
フラエルを―――抜き去った
穂乃果「ルビィちゃん!!」
ルビィ「穂乃果さん!」パス
ロングパスで穂乃果に渡る。
既にシュートの動きには入っている
穂乃果「決めるよ」
ことり、海未「「うん(はい)!!」」
穂乃果、ことり、海未「「「【グランドファイア】!!」」」
―――ドガアァァァァァン!!!!!!
「「「!!!!!!???」」」
月「な、何あのシュート!?!?」
曜「『ファイナルトルネード』を進化させた…不死のシュート『グランドファイア』だよ!!」
地面を抉り、焦がし、突き進む。
どこから撃っても威力が落ちることは無い「グランドファイア」
アスタロス「【ジ・エンドZ】!!」ググググ
不死鳥の如く燃え盛る炎は進む
アスタロス「止められ…ぐあっ!?」
穂乃果「よしっ!!決まっ「「まだだ!!!!」」
穂乃果、ことり、海未「「「!?」」」
魔王と女神は足掻く
魔王、フラエル「「【シャドウ・レイ】!!」」
ゴール前で「グランドファイア」を抑える。
決めれば勝利、決められなければ―――
――――――バキイィィィィン!!!!
穂乃果、ことり、海未「「「!!!!!!」」」
穂乃果(上へ…弾かれた!!)
最後の力で魔王と女神はシュートを上空へと蹴り上げた。これで得点ならず。勝利は―――――――――
――――――サンシャイントルネード!!!!!」
魔王「なっ!?!?」
フラエル「!!!!」
千歌、ダイヤ、ルビィ「「「トリプルクラッシャー!!」」」ドガアァン!
海未「千歌…ダイヤ、ルビィ!!」
ことり「行ける!!」
穂乃果「決まれぇぇぇぇぇ!!!!!!」
フラエル「」
フラエル(なんなんだ。この熱さは。これが―――人間たちが言う――――――
ドガアァァァァァン!!
フラエル「ぐあああっっ!?!?」
――――――バシュウゥゥゥゥン!!!!
ピピーッ!!!!
ルビィ「…」
ルビィちゃん、ありがとうずら
ルビィ「…うん」
マルもまだ、サッカー、諦めなくてもいいのかな?
ルビィ「うん。やろうよ。これから先も」
マル、頑張るよ。信じるよ。だってサッカーもみんなも―――大好き、だもん
試合終了
日本&海外チーム4-3で勝利
にこ「ルビィ!獣神化おめでとう!」
ルビィ「にこさんも新限定おめでとうございます!」
曜「ふ、2人とも何の話?」
英玲奈「ルビィは友情ブーストに砲撃型…そこに友撃をつければ強力だな」
あんじゅ「戦型の書で超砲撃型にすればSSのカウンターが通常と同威力だからかなりヤバイわよ」
ツバサ「にこさんは水属性のマナ…これは当てに行くしかないわね」
曜(全然わからないから…ツッコミでさばけない)