ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
今回は前半終了でハーフタイムまで行きます。セリフ文が増えます
前回の、輝こうサッカーで!
先制点を奪い、ギリギリながらもアメリカの攻撃を抑える日本。凛と英玲奈を交代し、ツバサと曜を投入。
カウンターを仕掛けるルビィ、立ち塞がる神奈。後悔したくない気持ちが…ルビィの心を熱くする
―――――――――――――――――――
本当に焼かれると、錯覚してしまうほど
ルビィ「………」ゴゴゴゴゴ
炎に限りなく近いオーラ。
映像では何度も見た。世界の名のある選手たちと対等、それ以上の戦いを見せていた。
見た目小さくか弱い少女だと舐めてかかってはいけない―――止まらないんだ
イチノセ「…!!!!」
震えが、止まらない
ルビィ「勝つ。それだけだよ」ゴゴゴゴゴ
武者震いであって欲しいが、それだけで済むほど事態は甘くないようだ。
自分が積み上げてきたもの全てをぶつけ、黒澤ルビィを…今ここで止めなければならない
イチノセ「【フレイムダンス】!!」バッ
先程、DF2人を一瞬で抜き去った「スプリントワープ」。発動されればひとたまりもないが、その前に。動かれる前に動く。
激しいダンスにより生み出された炎のオーラ。それがルビィに襲いかかり、ボールをうば――――――
ルビィ「っっっっ!!!!」ボオォォォッッッ!!!!
イチノセ「」
アメリカ「「「!?!?」」」
今のは―――何が起きた??
マーク「……カンナの炎が」
ディラン「…消された?」
消された。「フレイムダンス」の炎が、ルビィの炎により…吹き飛ばされ、掻き消され…
ルビィ「そんな炎じゃルビィからは奪えませんよ」ゴゴゴゴゴ
イチノセ(ATPのオーラを高めた…時の爆風で、)
空気を取り込んだ炎。
ガソリンを得た炎のように、自身のATPのオーラを瞬間的に高めることにより。
その衝撃と熱で「フレイムダンス」をかき消したルビィ。
1歩も動くことなく、魔術師相手に魔法のような力で。神奈がボールを奪う術を失わせつつあった
イチノセ(でも…私が抜かれれば後はない…!!ここでルビィを止めなきゃ…)
イチノセ「【フレイムダンス】!!」バッ
A『イチノセ選手、再び必殺技を発動!!まだまだ諦めてはいません!!!!』
ルビィ「……」ゴゴゴゴゴ
奪えないと分かって時間稼ぎを始めたのか…ルビィは再びATPのオーラを高めようとするのと同時に、「スプリントワープ」で抜き去る準備を始めた。
せっかくのカウンターを無駄にするわけにはいかない。
エースストライカーとして、代表として、圧倒的なシュートで「ルビィちゃん!!!!」
ルビィ「!?」
A『こ、これは!?!?』
月の声でやっと気づいた
ドモン「よそ見しすぎじゃない?」
ルビィ「―――」
ルビィ(フレイムダンスは囮…視界を…)
しかし、気づいた時には手遅れ。
ドモンがスライディングでボールを奪う瞬間だった
A『う、奪いました!!イチノセ選手とドモン選手の連携により、ボールはユニコーンの元へ!!!!』
ルビィ「っっ!?!?」バッ
「フレイムダンス」のオーラで出来た死角からドモンが飛び込んできた…全く気配を感じず、神奈を見てもそのような意思を伝えたようには見えなかった。伝えていたなら気づいていたはずだ。
取られたボールを取り返すため、ルビィはすぐにドモンとイチノセに接近するも、
ドモン「あとは任せた!!」
イチノセ「ええ!」スカッ
ルビィ「」
ルビィ(ATPでも…奪えない…)
イチノセ「そんなディフェンスじゃ私からは奪えないよ」
理亞「ルビィのやつ…!!調子に乗って油断するから!!!!」
ダイヤ「それもありますが…何よりもあの連携」
美奈「そうね。なんの会話も、アイコンタクトも無しであれだけの連携プレーが出来るのはそう簡単じゃないわよ」
善子のマンツーマンが始まってから、神奈のドリブルはほとんど封じられたのに近かった。
しかし、神奈が自分からボールを奪い取ることにより、今こうして。
フィールドの魔術師の力を存分に発揮することが出来る
にこ「ルビィを抜くなんてね…やるじゃない」
イチノセ「次はあなただよ!!」バッ
ドリブルではにこが勝利しても異論を唱えるものは多くない。
それほどまでに矢澤にこのキープ力は凄まじく、瞬間的な判断力がある訳だが、それは
イチノセ「っっ!!!!」シュババッ!
にこ(こいつっっ!?!?)
ドリブルの時の話
にこ("ダブルタッチ"と見せかけての"高速シザース"!!!!)
にこ(にこでもキツい技をあっさりと!!)
A『あの矢澤にこも躱します!!!!巧みなボール捌きに、さすがのにこ選手も引っかかるしかないのか!?』
剣城『今のイチノセ選手はフェイント技Aと見せかけて、フェイント技Bを使っていましたね。あれは誰でも騙されます』
にこ「あんたたち!!必殺技を躊躇わずに使って止めなさい!!でなきゃ神奈からは奪えないわよ!!!!」
日本「「「!!!!」」」
その言葉は良くも悪くも、にこが呆気なく抜かされたことにより信ぴょう性を高めた。
神奈を止めるには必殺技しかない
チカ「【Braveheart】」
イチノセ「あれが…闇のチカラとゾーンの」ゾクッ!!
神奈たちアメリカが知る「Braveheart」のデータは日本VSイタリア戦のラスト。
高海千歌が闇の力とゾーンを混ぜ合わせ、発動させた力。あのイタリアディフェンスを圧倒した時には冷や汗が出た。
しかし、
イチノセ「―――!!」トトン
チカ(あの足の動き…股抜きされ―――
にこ(違う!!!!!!)
イチノセ「3人目」
チカ「ぇ、」スカッ
にこ("プルバックダブルタッチ"…さっきのフェイントの上位互換…)
ルビィ、にこ、千歌を抜くのに使用したフェイントはどれもにこたちのようなプロから見れば初級に近いテクニックではある。
しかし、技の精度がはっきり言って違う。
初級のテクニックが、まるで上級の難易度の動きに見えてしまう
チカ(これが、魔術師……)
イチノセ「まだまだっっ!!!!」
マーク「カンナに続いて!!畳み掛けるよ!!」
神奈がパスを出すことなく、1人で相手と勝負することにより。ほかのアメリカの選手はその間に攻め、陣形を整える
イチノセ「このっっ!!」シュババッ!
曜「うわっ!?」スカッ
イチノセ「スティーブ!」
梨子「パスは出させ―――
イチノセ「なんてね」バッ
梨子(なっ…"クライフターン"!?)
ディラン「パスフェイクもキレッキレだね!!」
まるで自分たちの動きが全て読まれているかのように。裏をかかれ、騙され、躱され。
気づけばサニデイジャパンはピンチに陥っていた
イチノセ「行くよ」バッ
穂乃果(シュートが来る!!)
イチノセ「【ペガサスショット】!!」ドガァン!
勢いよく放たれたシュート。
強力ではあるが穂乃果ならば止められないシュートではない。しかし、
マーク、ディラン
「【ユニコーンブースト】!!」ドガアァン!
穂乃果「!!」
ルビィ「シュートチェイン…」
月「まずいね、あの威力」
穂乃果「―――!!」バッ!
この試合1番の威力であることは間違いない。
しかし、日本優勢の勢いを止めたくはない。穂乃果は怯むことなく飛び出し、巨大なオーラで迎え撃つ
穂乃果「【ゴットハンドX】!!」ドォン!
ぶつかった瞬間。
サニデイジャパンの選手たちは確信した。
止められる、と。
これまでに何度も砕かれてきたゴットハンド。その度に強度を高め、進化し、チームの危機を救ってきた。
穂乃果はスペイン戦の時とは見違えるほどに強くなっている。
このシュートも強力だが、今の穂乃果ならば確実に止められる。今の調子ならば…絶対に、
―――ビリビリ!!!!
穂乃果「ぐあっっ!?」
日本「「「!!!!!!」」」
真恋「…!!穂乃果ちゃん、まさか…」
美奈「…まずいわね」
A『おおっと!?高坂穂乃果が押され始めた!!』
剣城『パワーが落ちているようにも見えますね』
最悪のタイミングで、それはやってきた
ツバサ「…"ゴットハンドX"の反動」
にこ「穂乃果…!!完璧じゃないのに連発するから!!」
確かに。穂乃果はパワーアップしている。
「ゴットハンドX」の反動も前に比べると少なくはなって来ている。
しかし、小さな反動でも蓄積すれば雷に撃たれたような激痛となり襲いかかる
穂乃果(やばいやばいやばい痛いやばい!!)ビリビリビリ
空中で発動するなど、通常よりも負荷のかかる発動の仕方も原因の1つ。
どちらにしろ、
―――バリイィィィィィン!!!!!!
穂乃果「うわあああ!?」
ピピーッ!!!!
振り出しに戻ったことになる
A『ゴール!!!!アメリカ追いつきました!イチノセ選手のドリブルからの一斉攻撃でチャンスを作り、最後はチェインシュート!ディラン選手とマーク選手のゴールです!』
A『ここで前半終了!!1-1、どちらも譲らない展開となりました!!!』
ー アメリカベンチ ー
マーク「同点か…サニデイジャパン。分かってはいたけど手強いね」
ディラン「なーに!ミーたちにはサプライズがあるからね。前半はジャパンのタクティクスのせいで邪魔されちゃったけど、後半はギンギンに攻めるよ!ね、カンナ!」
イチノセ「ええ。攻撃に関しては、私たちも充分戦える。後半で必ず…逆転する」
イチノセ「そして…にこに勝つんだ」
ー 日本ベンチ ー
穂乃果「ごめん…みんな」
ルビィ「る、ルビィも…」
理亞「穂乃果の反動はともかく。ルビィ!!なーに、油断して奪われてるのよ!?」
ルビィ「ぴぎぃ…」
果南「まぁまぁ、理亞。落ち着いて」
このまま前半リードで終えれば良い雰囲気のままだったのだが、決勝トーナメント、そう簡単にはいかないようだ
月「神奈ちゃん、どうするの?」
曜「にこさんでも止められないとなると…」
にこ「狼狽えるんじゃないわよ。あんたたちには必殺技があるんだから。可能性は残っているわ」
美奈「そうね。神奈ちゃんにボールを渡さないだけじゃなく、ボールを奪われないことにも意識しないとね」
理亞「ルビィ…」ギロッ
ルビィ「うゆ、」
美奈「善子ちゃんはリベロだけど攻撃参加は控えめに。積極的に神奈ちゃんのディフェンスをしてね」
善子「了解」
美奈「ディフェンス技がない千歌ちゃんや梨子ちゃんはサイドの選手に注意してね。隙があればそこから攻められるわよ」
千歌、梨子「「はい!!」」
美奈「…さて、穂乃果ちゃんは交た「後半も出させてください!!」
「「「!!!!!!」」」
穂乃果「お願いします!!」
交代を拒否したのは自分でも反動の自覚があるであろう穂乃果だった。
もちろん、批判的な意見が返ってくる
海未「…穂乃果。分かっているはずです。反動で本来の力を出せないあなたは…」
穂乃果「それですぐに引き下がるなんて…穂乃果は悔しすぎるよ」
海未「…」
穂乃果「言い訳なんてしたくない。確かに無茶だってことは分かってる…でも、でも!!」
穂乃果「守れた……1点だった…」
サッカーにおいて、1点の重みは果てしないものである。結果が、経緯がどうであれ、最後の砦が抑えられなかったことは確か。
自分の力不足がチームの危機を招いている…そんな状況にしたまま穂乃果はベンチに下がる訳にはいかなかった
美奈「…自分が招いたピンチを、自分で何とかするってわけね」
穂乃果「はい」
美奈「………」
美奈「いいわよ」
海未「監督!?ですが、」
美奈「しかーし!私が危険だと判断したらすぐに交代するからね?」
穂乃果「はい!!ありがとうございます!」
真恋「ということで、果南ちゃんはいつでも行けるようにね」
果南「分かりました」
美奈「みんな!神奈ちゃんは想像以上にやばかったわ!!」
月「そんなハッキリと…」
曜「あはは…」
美奈「神奈ちゃんの気迫がユニコーン全体の気持ちを高めているのも確か。止められるか不安かもしれない…でも、気迫には気迫よ!!」
「「「!!」」」
美奈「気持ちでまずは負けない!!全ての勝負はそこからよ!」
「「「はい!!!!」」」
―――
A『さあ、まもなく後半開始です。両チームとも交代は無し。どちらが勝利を手にするのか!?』
弥生「…同点ですか」
夜「うーん、アメリカって攻撃的なチームって聞いていたから…もっと苦戦すると思ってたんだけど」
弥生「1つぐらいはあると思っていましたが…」
夜「1つ?何が?」
弥生「チームワークがあり、攻撃的なチームだったら1つぐらい持っているはずなのです」
弥生「強力な必殺タクティクスを」
日本 1-1 アメリカ
ダブルタッチ、シザース、プルバックダブルタッチなど専門的な名前を出してみました。第2章でも書きましたが、文章で見るよりも、実際に動画などで見てみるとにこちゃんや神奈ちゃんのプレーが鮮明にイメージ出来ると思います。