ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

192 / 284

皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
今回は少し長く書けました。アメリカ戦も折り返しです




第3章 115話 「アメリカ戦 "ローリングサンダー"」

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

ユニコーンのチームワーク。そして一之瀬神奈の圧倒的なテクニックを見せつけられたサニデイジャパン。"ゴットハンドX"の反動により同点とされるが、穂乃果はそのまま後半も戦うことを希望。勝負の行方は後半にかかっている

 

 

 

―――――――――――――――――――

 

 

 

 

A『さあ!サニデイジャパンのボールで後半戦開始です!!』

 

ピーーッ!!

 

 

ツバサ「ルビィさん」パス

 

ルビィ「…一気に攻めます」

 

前半終了間際。

ルビィは油断からボールを奪われ、失点となるきっかけを作ってしまった。

後悔したくないと言った。口だけにしたくない

 

 

A『黒澤ルビィが駆け上がる!!その後ろに続くのは渡辺月と綺羅ツバサ!!!』

 

剣城『サニデイジャパンは前線に高火力選手を揃えてきましたね。これは注目ですよ』

 

 

マーク「3人を抑えて!!まずはボールを奪うよ!」

 

ルビィ「ゴールするまでボールは渡さない」

 

月「梨子ちゃん、お願い!!」

 

アメリカは日本と戦い方が近い。

個人プレーと連携を組みあせた攻撃と守備を仕掛けてくる。それ即ち、相手の出方を予想しやすいということ

 

 

梨子「【神のタクトFI】!!」

 

ゾーンを発動した時のような指揮は出来ないが、今日までに弥生や夜から司令塔としての知識や視野を叩き込まれた。

自信が無かったあの時とは違う。自分の指揮で仲間たちを勝利に導くんだと、梨子の示す道は複雑に伸び続ける

 

 

A『出ました…!桜内梨子が発動する必殺タクティクス"神のタクト"!!ユニコーンはこの猛攻を抑えることが出来るのか!?』

 

 

梨子「千歌ちゃん!曜ちゃん!」ビシッビシッ!

 

ルビィを中央、月とツバサをサイドに散らせ、千歌と曜もサイドへ。

アメリカの選手がルビィに集中しないように、サイドへと注意をそらせ、ルビィの突破を促す

 

 

ドモン「サイドに広げてきたな…私がルビィを止める!!カンナ、援護頼むよ!!」

 

イチノセ「分かった!!」

 

 

A『おおっと!?再びドモン選手とイチノセ選手が2人で黒澤ルビィを抑えに行った!!』

 

剣城『ルビィ選手も今度はドモン選手をかなり警戒するでしょうね』

 

 

ルビィ(スプリントワープを使っても追いつかれる可能性がある…)

 

ドモンは凛のイナビカリを止めるディフェンス力を持っている。無駄に体力も使いたくない。さて、どうするか…

 

 

イチノセ「【フレイムダンス】!!」バッ

 

再び炎のオーラでルビィの視界を遮る。

隠された死角からドモンがいつ襲いかかってくるかはルビィ1人では決して分からない。しかし、

 

 

ドモン「そこだっっ!!」ズザーッ

 

ルビィ「…」パス

 

ドモン(バックパス!?)

 

イチノセ「な、なんで見えないのに躱せられた…まさか!?」

 

ツバサ「【デコイリリース】」パチン

 

ドモン、イチノセ「「!?」」

 

「フレイムダンス」の影に上手く隠れていたのはドモンだけではなかった。

ルビィのバックパスを受け取ったのと同時に死角から飛び出したのはツバサ。

これにはドモンもカンナも驚きを隠せなかった。なぜなら…現れたのが何十人ものツバサだったからだ

 

 

A『死角を逆に利用し分身で錯乱!!イチノセ選手、ドモン選手は反応出来ません!!』

 

 

イチノセ「やはり…全て桜内梨子の指揮かっっ!!」

 

ドモン「厄介だな…」

 

ドモンとカンナさえ抜きさればゴールは目の前。巧みなパス交換、ドリブルでユニコーンDFを崩していく

 

 

ルビィ「―――!」

 

テッド「ルビィにシュートを撃たせないで!!」

 

ダイク「止める!!」

 

ルビィ「曜ちゃん!」パス

 

テッド「!?」

 

ダイク「しまった…」

 

A『これは渡辺曜大チャンス!!GK構えます!決めきることが出来るか!?』

 

 

曜「狙うはゴール!全速前進!!」バッ

 

ボールを両足で挟み、飛び込みの回転のように上空へ。体に染み付いたその動きで両足にオーラを集め、ボールに刻む。

FWの選手たちにも引けを取らないそのシュート

 

 

曜「【Xブラスト】!!」ドガアァン!

 

 

A『出たぁぁ!!渡辺曜のレーザーシュート!!一直線にゴールへ!!』

 

 

キッド「【フラッシュアッパー】!!」ドォン!

 

曜が厳しい特訓で完成させたシュートは重く速い。

なんとかキッドは打ち上げようとするが、どんなに力を加えても…打ち上がる…気がしない

 

 

キッド「ぐっっ!?ぬぬぬぬぬぬ……」

 

キッド「うわあああ!?!?」

 

 

日本「「「!!!!」」」

 

曜「よしっっ!!これでゴー「「ユニコーン――――――

 

 

 

 

―――ブースト!!!!」」ドガアァン!

 

曜「!?」

 

ツバサ「!」

 

ルビィ「!!」

 

月「なっ!?」

 

千歌「!」

 

梨子「…」

 

 

ディラン「そう簡単にはあげられないね…2点目は!!!!」ググググ

 

マーク「このまま押し切るよ!!」ググググ

 

ディラン「OK!」ググググ

 

 

―――バギイィィィィン!!!!!!

 

 

A『ユニコーンブーストが得点を許さない!!!!サニデイジャパン、決定的なチャンスでしたが決めきれず!!』

 

 

曜「そ、そんな…」

 

にこ「曜!!戻りなさい!来るわよ!!」

 

曜「ぇ―――

 

 

イチノセ「―――!!」バッ

 

曜(神奈さん!?もうドリブルを!?)

 

「ユニコーンブースト」により弾かれたボールを神奈はすぐにキープしカウンターを仕掛ける。日本は決まったと確信していたため、ディフェンスへの切り替えが遅れている

 

 

マーク「畳み掛けるなら今だね」

 

イチノセ「マーク!」

 

マーク「逆転される前に突き放す…でしょ?」

 

イチノセ「ええ。やろう、"ローリングサンダー"を」

 

ディラン「OK!ギンギンに攻めちゃうよ!!」

 

ドモン「でも、あれはあなたたちにかかる負担が大きいよ…」

 

イチノセ「出し惜しみをして勝てるほど…サニデイジャパンは甘くない!!!」

 

マーク、ディラン、ドモン「「「!!!」」」

 

イチノセ「勝つよ!!絶対に!!」

 

マーク、ディラン、ドモン「「「ええ!!」」」

 

まずは神奈がドリブルで日本陣内に切り込む。ユニコーンの動きの変化を梨子はいち早く感じ取っていた

 

 

マーク「ミケーレ!ディラン!GO!!」

 

梨子「何を…する気なの??」

 

 

A『な、なんだこれは!?イチノセ選手がボールを持ったままペナルティエリア内へ!!あっという間にユニコーンの前線の選手たちが続き、ペナルティエリアを囲んでいます!!』

 

 

穂乃果「聖良さん!善子ちゃん!気をつけて!!」

 

聖良「は、はい…!!」

 

善子「2対4なんて…なかなかな事してくるわね」

 

ペナルティエリアの左側にはディラン。

右側ではミケーレが構えている。

真正面には2人、マークと神奈。

4人がまるで善子と聖良をペナルティエリア内に閉じ込めたかのように。

一瞬も油断はできない。どこからシュートが放たれるのか、

 

 

イチノセ「いくよ!必殺タクティクス!!」

 

イチノセ「でりゃっ!」ドガン!

 

神奈がシュートを放つ。

これが決まれば逆転されてしまう…阻止するためにも聖良は足を伸ばした

 

 

聖良「させません!!」ドガッ!

 

足でブロックしなんとか防ぐ。

しかし、こぼれたボールを拾ったのは―――

 

 

イチノセ「マーク!」

 

マーク「はあぁぁっ!」ドォン!

 

善子「無駄よ!!」ドガッ!

 

今度は善子が防ぐ。

しかし、力のこもったシュートをトラップすることはできず…

 

 

イチノセ「ディラン!」

 

ディラン「っっ!」ドォン!

 

聖良「たあぁっ!!」ドガッ!

 

 

イチノセ「ミケーレ!」

 

ミケーレ「でりゃっ!」ドォン!

 

善子「くっっ!?」ドガッ!

 

 

A『サニデイジャパンのDFがクリアした先には必ずユニコーンの選手がいて、間髪入れずにシュートを連打!!!』

 

剣城『ほかの選手は包囲網の中に入れませんね…実に巧みなガードです』

 

 

体を上手く使い、聖良と善子のフォローに行けないように抑え込むアメリカ。

助けに行きたくても行けず、日本の焦りは増していくばかり

 

 

イチノセ「…圧倒的スピードで相手チームよりも数的有利の状況を作り、雷鳴が轟くように激しく攻撃する…!!」

 

イチノセ「それが【ローリングサンダー】だ!!」

 

 

ミケーレ「でりゃっ!」ドォン!

 

善子(このままじゃ埒が明かないっっ!!Deepれ―――「善子さん!?」

 

善子「!?」

 

―――ドガッッッ!!!!

 

善子「痛い!?」ドサッ

 

聖良「くっっ!?」ドサッ

 

 

A『なんと!?ゴール前はがら空きだぁぁ!!!!』

 

 

穂乃果「善子ちゃん、聖良さん!?」

 

善子「穂乃果っっ!!来るわよ!!!!」

 

穂乃果「!!」

 

 

イチノセ「ディラン!マーク!!」

 

マーク「いくよ!!!」

 

ディラン「ビックサプライズだ!!!」

 

邪魔するDFは潰した。助けも来ない。

隙だらけ、しかし決まれば超強力な一撃をお見舞いすることが出来る大技。

 

3人のオーラが混ざり合い、まるで高野をかける狼の姿をした怪物のように遠吠えをあげる。

それは攻撃開始の合図か、マークが蹴り出したボールにイチノセとディランが合わせ、空へと打ち上げる。

タイミング完璧にマークへと繋ぎ、ラスト一蹴りを必殺技の名とともに撃ち放った

 

 

イチノセ、ディラン、マーク

「「「【グランフェンリル】!!!」」」ドガアァン!

 

 

穂乃果「っっ!!!!」バッ

 

それと同時に飛び出した穂乃果。

当然だが、今まで受けてきたユニコーンのシュートの中でも最高クラスの必殺技。

ボールが放つ巨大なオーラが穂乃果の肌を刺し、震え上がらせた

 

 

穂乃果「【ゴットハンドX】!!」ドォン!

 

まるでフェンリルが自分に体当たりしてきたかのような衝撃

 

 

穂乃果「ぐあっっ!?!?」ビリビリ

 

その衝撃を完全に受け止めきれなかったことが引き金となり、反動が追い討ちのように穂乃果の腕を襲った

 

 

穂乃果「まだだっっ…!!止められ…」ググググ

 

―――バリィィィィィィン!!!!

 

穂乃果「うわあああ!?!?」

 

 

ピピーッ!!!!

 

A『ゴール!!2-1!ユニコーンが勝利を引き寄せる1点を決めましたぁぁ!!!!』

 

 

イチノセ「やった…!!」

 

穂乃果「ハァハァ……くっっ…」

 

 

花陽「"ローリングサンダー"…DF殺しの必殺タクティクス…」

 

真姫「それにあのシュート技。今の穂乃果じゃ耐えられないわよ」

 

海未「穂乃果…」

 

美奈「うーん…」

 

希「……」

 

 

 

その後もユニコーンの「ローリングサンダー」を止めることは出来ず

 

 

ミケーレ「でりゃっ!」ドォン!

 

聖良「はあぁぁっ!!」ドガッ!

 

 

ディラン「ふっっ!」ドォン!

 

善子「たあぁっ!!」ドガッ!

 

善子(キリがないっっ!!)

 

 

A『ユニコーンの必殺タクティクス、ローリングサンダーが猛威を振るう!!』

 

A『サニデイジャパンのゴールが絶え間ないシュートにより翻弄されています!!』

 

 

聖良「ハァハァ…」

 

善子「きっつ……」

 

 

理亞「善子と姉様…かなり疲れてる」

 

果南「これだけたくさん狙われたら…体力がどんなにあっても足りないよ」

 

美奈「うーん……」

 

花陽「監督?」

 

美奈「聖良ちゃんたちの体力が底を突くのは時間の問題…DFを交代したいところだけど」

 

花陽「な、何か問題が?」

 

美奈「希ちゃんが出ればこれ以上の失点は無くなるわ」

 

「「「!!!!!!」」」

 

凛「えぇ!?なんで希ちゃんを最初から出さなかったの!?」

 

あんじゅ「今すぐに交代した方がいいんじゃない?」

 

希「でもなぁ…いいん?ウチが出たらこの先、今までみたいに対策されるで?」

 

「「「………」」」

 

美奈「負けるよりはマシだと、考えた方がいいかもね〜」

 

希「…分かりました。ウチ、代わります」

 

 

A『……今入った情報です!現在、ユニコーンのローリングサンダーに苦しめられている鹿角聖良に代わって東條希が入るようです!!』

 

 

聖良「ハァハァ…(希さんと交代…)」

 

交代に関しては異論などなかった。

「ローリングサンダー」に振り回され、自慢の体力も無くなりかけている。

しかし、自分がこの試合で貢献出来たことは少ない。一之瀬神奈に弄ばれ、DFの中心選手としての役目を果たしきれなかった。

プライドが許さなかった…このまま引き下がるわけには―――

 

 

イチノセ「今だ!マーク、ディラン!!」

 

隙だらけとなったサニデイジャパンディフェンス。充分、シュートを放てる余裕があると判断したイチノセは2人に呼びかけ―――再び必殺シュートを放つ

 

 

イチノセ、マーク、ディラン

「「「【グランフェンリル】!!!」」」ドガアァン!

 

穂乃果「…止める!!」

 

まだ反動のダメージは抜けきっていないが、自分が何とかすると言ったのだ。

絶対に止め―――「私に任せてください」

 

穂乃果「!?」

 

 

聖良「あとは…頼みます」

 

善子「ちょっ、聖良何を??」

 

聖良「はあぁぁっっっ!!!!」ゴオォォォ!

 

穂乃果、善子「「!?!?」」

 

肩で息をする聖良。

立ち上がるのもやっとに見える彼女は無謀にもシュートの前に立ち塞がった。

いつもの彼女からは想像も出来ないような覇気を叫びと共に解き放ち、今持つ全てのオーラを放出している

 

 

穂乃果「聖良さん…まさか!?」

 

聖良「シュートの威力っっ!!そのもの、全てを凍てつかせるっっ!!!!」ゴオォォォ!

 

 

 

―――ガキィィィィィィン!!!!

 

 

イチノセ「―――」

 

ディラン「!?!?」

 

マーク「っっ!!」

 

「「「!!!!!!」」」

 

 

聖良「【アイスエイジ】」パキパキ!

 

聖良の全オーラをぶつけられたシュートは完全に凍りつく。

さながらの生物を大量絶滅に追い込んだ―――氷河期のような『絶対零度』

 

 

A『止めたぁぁ!!ユニコーンの切り札、グランフェンリルは絶対零度の前に沈みました!!!!』

 

剣城『あの三浦和葉選手のシュートをも凍らせるほどです。防御力では右に出る技はないレベルでしょう』

 

 

聖良「善子さんっっ!!」

 

善子「任せなさい」バッ

 

「アイスエイジ」は強力だが、発動すればシュートはその場で凍りつき、大きすぎる負荷に聖良自身耐えられない。

つまり―――仲間の助けがあって初めて危機を回避したことになる

 

 

ディラン「4対1!流石の善子でも厳しいんじゃないかな?」

 

善子「ゼェ…ゼェ…そうね、」

 

 

A『シュートは止めましたが、包囲網から脱出したわけでありません!!体力が残り僅かな津島善子はどこまで耐えられるのか!?』

 

 

善子「耐える…?」

 

イチノセ「!!」

 

 

善子「 全 員 抜 く の よ 」ギロッ

 

「「「「!!!!!!」」」」

 

どんなに不利な状況でも―――津島善子の目は死ぬ事は無い。

フラフラだとしても力強く地を踏み、フィールドの向こう側、アメリカゴールを見据えている

 

 

善子「【Deep Resonance】」バッ

 

イチノセ「気をつけて!!!!」

 

津島善子の共鳴の恐ろしさはその身で1度知った。戦えば負け、逃げようにも逃げられない。そんな相手とどう戦えばいいのか

 

 

善子「っっ!!!!」ギュン

 

ミケーレ(緩急のあるドリブル!?)

 

ディラン「貰った!」ズザーッ!

 

善子「―――!!」グルン!

 

ディラン「What's !?何故見てないのに…!!」

 

マーク(まずい…共鳴相手は不利すぎる)

 

しかし、

 

 

善子「―――!?」ガクッ!

 

「「「!!!!」」」

 

幸運なことに、善子は既に限界

 

 

マーク「スタミナ切れか!!」

 

イチノセ「取った…!」バッ

 

善子「ま、まずっ――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 ル ビ ィ も 混 ぜ て よ 」ゴゴゴゴ

 

 

 

マーク「!!」

 

ミケーレ「!!」

 

ディラン「!!」

 

善子「ゼェゼェ……助かったわ」

 

イチノセ「紅き流星っっ!!!!」

 

 

 

ルビィ「4対1は流石にずるいよ」ゴゴゴゴ

 

 

 

A『黒澤ルビィが来たあぁぁぁ!!!!ユニコーンの厳しいブロックを掻い潜り、この戦いに加勢!!』

 

剣城『星空選手といい、日本の1年生選手は走りますね…』

 

 

ルビィ「善子ちゃん、まだ行ける?」ゴゴゴゴ

 

善子「ゼェゼェ…まさか、ルビィとこうしてサッカーが出来るなんてね」

 

ルビィ「ついてきてよ」バッ

 

善子「分かってるわよっっ!!」バッ

 

 

A『同時に飛び出した!!人数では不利ですがそれをも気にしないこの迫力!!!!』

 

 

善子「【Deep Resonance】!!」

ルビィ「【Awaken the power】!!」

 

どうすれば止められるか。

ルビィと善子の動きを見てから考えるのでは遅い。

思考するあいだに躱される。

距離があればその時間は与えられるだろうが、今は1mもない。

少しでも判断を間違えれば日本のカウンターとなる

 

 

善子「―――!!」パス

 

ディランの股を通すパス

 

ルビィ「―――っっ!!」バババッ!

 

受け取ったボールをフェイントを交えながら操り、マークとミケーレを抜き去る

 

 

イチノセ「―――」

 

考えてみれば簡単な話だった。

サニデイジャパンの一つ前の対戦国はイタリア。優勝候補と名高い、飛び抜けて優秀なチームだ。

そんなチームと互角、そして異次元の戦いをしてきたのだ

 

 

ルビィ、善子「「―――!!!!」」ギュン!

 

 

真正面から戦えるわけが―――無かった

 

 

A『抜けたぁぁ!!!黒澤ルビィと津島善子がローリングサンダーの包囲網を完全突破!!』

 

剣城『これは…最高の形のカウンターですよ』

 

 

ルビィ「千歌ちゃん!」パス

 

千歌「うん!」

 

「ローリングサンダー」は自分たちの守備を捨て、確実にゴール出来るようなフォーメーションを取る。

しかし、タクティクスが破られれば決壊したダムと同じ

 

 

千歌「はあぁぁっ!!」ゴオォォォ!

 

太陽の輝くオーラをボールに込め、天高く打ち上げる。

まるで本物の太陽のように燃えるそのボールを千歌は放つ

 

 

千歌「【サンシャインアッシ「させない!!」

 

千歌「!!!!」

 

 

―――バギッッッ!!

 

ドモン「黙って見てるわけにはっっ!!」

 

千歌「ぐっっ!?」

 

 

A『これは!?高海千歌がシュートを蹴ろうとした同時にドモン選手が足でブロック!!空中で競り合います!!!!』

 

 

曜「千歌ちゃん!!!」

 

梨子「千歌ちゃん…!」

 

にこ「根性見せなさいよ!!!!」

 

 

千歌「ぐぐぐぐぐっっ!!!!」

 

空中では上手く力を伝えられない。

このままでは仲間が作った決死のチャンスを無駄にしてしまう

 

 

「そんなのはっっっっ!!!!」

 

ドモン「―――!?」ゾクッッッ!

 

チカ「絶対に嫌だ!!!!!!」

 

「Braveheart」のパワーで押し切る。

闇の力の強引な部分を持つこの必殺技ならば―――

 

 

ドモン「ま、まずい!?押し切られ…」

 

チカ「でりゃあああああぁぁぁ!!!!」

 

―――バギイィィィィン!!!!

 

ドモン「うわあああ!?」

 

 

A『高海千歌がシュートを放ちました!!威力は落ちていません!!!!』

 

 

キッド「くっ…フラッシュ…ん!?」

 

 

 

―――ガアァァァァン!!!!!!

 

 

チカ「!!!!」

 

ドモン「!!」

 

「「「!!!!!!」」」

 

 

A『ち、直撃!!クロスバーです!!!』

 

 

チカ「そ、そんな!?!?」

 

ドモン「へへっ、コースを変えさせてもらったよ!」

 

 

A『ユニコーン危機一髪で失点を回避!サニデイジャパンはカウンターからのチャンスをものに出来ませんでしたっっ!!』

 

剣城『今のはドモン選手のファインプレーですね。ですが、コーナーキックですのでユニコーンのピンチは続きますよ』

 

 

ピーーッ!!

 

A『ここでサニデイジャパンはDFを変えます!先程素晴らしいディフェンスを見せてくれました鹿角聖良、津島善子に代わって東條希と葉石晴夏が入ります!!』

 

 

 

千歌「ハァハァ…そんな…せっかくのチャンスを…」

 

希「まだや千歌ちゃん」

 

千歌「希さん…」

 

希「まだチャンスを無駄にしたとは決まってないよ。コーナーキック、千歌ちゃんが蹴るんや」

 

千歌「!!」

 

希「美奈監督、とんでもない作戦を考えてきたで」

 

 

美奈が考えたとんでもない作戦とは??

次回、日本のコーナーキックからスタート

 

日本 1-2 アメリカ

 

 





サニデイこそこそ話
『サニデイジャパンのコーナーキックのキッカーは千歌、海未などMFの選手が多いです。海未のパスは鋭いため敵だけでなく、仲間からも怖がられているとか。』

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。