ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
今回でアメリカ戦決着。話はどんどん進んでいきます





第3章 117話 「アメリカ戦 "勝負の行方"」

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

千歌がコーナーキックから放ったシュートを『ワンダフルラッシュ』で蹴り返し、同点の一撃を叩き込んだことり。

ディフェンスでは希が『グランフェンリル』と『ローリングサンダー』を封じ、カウンターで逆転とした。

残り時間、にこと神奈の戦いがクライマックスを迎えるとおもわれたのだが……

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

A『交代する選手は―――矢澤にこ!!』

 

 

にこ「…!!」

 

イチノセ「そ、そんな…」

 

 

マーク「何故…アニキを下げるんだ」

 

梨子(スタミナは確かに無くなりかけていた。でも、にこさんがいなくなることによる精神的なズレは無視できない…)

 

ルビィ「ここで下げるって、美奈さんまさか」

 

アメリカだけではなく、日本の選手たちもこの交代には動揺を隠せなかった。

どんなに苦しくてもにこは神奈との戦いを最後まで貫き通すのだと。必ず応えのだと。

しかし、それは監督が許さなかった

 

 

海未「……監督。私が言うのもなんですが、どうしてにこを、」

 

美奈「忘れてはいけないわ」

 

美奈「次の試合。私たちはどこのチームと戦うのかを」

 

海未「次の…対戦相手??」

 

 

 

 

 

 

 

にこ「ブラジル代表『ザ・キングダム』よ」

 

 

海未「…!!」

 

「「「!!!!!!」」」

 

花陽「FFIランキング1位…優勝回数、得点女王排出ランキング…全てにおいて1位の、ブラジル…」

 

美奈「あなたにこれ以上。ダメージを与える訳にはいかないの」

 

にこ「…分かってるわよ」

 

にこはそのままゆっくりとフィールドを後にする。しかし、白線から踏み出したのと同時に。背中に刺さる声がひとつ

 

 

イチノセ「勝負から逃げるの!?にこ!!」

 

にこ「……」

 

にこ「違うわよ。あなたとの勝負はこの試合では決着がつかない」

 

イチノセ「…!!」

 

にこ「勝負の続きは、全てが始まった場所で…そこまでお預けよ。今は仲間との試合に集中しなさい」

 

イチノセ「……にこ、」

 

 

A『さあ!タイムアップが迫ってきました!!勝利を手にするのはアメリカ代表 ユニコーンか、日本代表 サニデイジャパンか!?』

 

 

確かに―――その通りだ

 

 

イチノセ「マーク!」パス

 

マーク「全員で攻めるんだ!!」

 

今はフリースタイルで憧れた矢澤にこに勝つ勝負では無い。仲間と共に、サッカーの勝負に勝つ…

いつまでも1対1にこだわる理由はサッカーに置いては優先的では無いかもしれない。

だが―――だけど―――

 

 

イチノセ「……」

 

それでも――――――

 

 

イチノセ(くっっっっ!!!!!!)

 

 

この試合で勝負をつけたかった

 

 

マーク「必殺タクティクス【ローリングサンダー】!!」

 

マーク「でりゃっ!」ドガッ

 

希「無駄やん。晴夏ちゃん!」

 

晴夏「はい!!」ズザーッ

 

穂乃果「晴夏ちゃん、私に戻して!」

 

マーク「なっ!?」

 

 

A『これはどうしたのでしょう!?"ローリングサンダー"が不発です!!』

 

 

希「言ったやろ?跳ね返りのコースが予想出来れば奪い取るのは簡単やって」

 

マーク「…まさかここまでとはね」

 

穂乃果「前線!走って!!」パス

 

にこが下げられた理由がもう1つあるとすれば、希のディフェンスである。

希が確実に『グランフェンリル』と『ローリングサンダー』を封じることにより、守備の不安要素をカバーできる。

それに気づいた日本の選手たちはにこの交代に反対することはなかった

 

 

イチノセ(私は…何をしているんだ)

 

月「【ブルースターダスト】!!」

 

イチノセ「―――っっ!?」

 

あの日から、自分の目標であった矢澤にことの勝負に囚われすぎていることは理解している。

気持ちから落ち着けようとしても、体が震え、足が思うように動かなかった。

あと少しで届く念願だったからこそ、ここまで大袈裟になれるのだ。

努力してきたからこそ、悔しいんだ

 

 

A『渡辺月の流れるようなドリブルがユニコーン陣内を駆け抜ける!!その前を走るのは―――

 

 

月「ルビィちゃん!!」パス

 

ルビィ「―――!」

 

 

―――"紅き流星"黒澤ルビィだぁぁ!!』

 

 

ルビィ「はあぁぁぁぁっっ!!!!」

 

 

 

黒澤ルビィが吠え、燃えている姿が見えた

 

マーク「――!!―――!?」

 

キャプテンが必死に走って叫んでいる

 

日本「「「―――!!!!」」」

 

サニデイジャパンの選手たちが声を合わせ、ルビィに何かを叫ぶ

 

 

イチノセ「……」

 

 

私はその全てを―――呆然と眺めていた

 

 

ルビィ「【ラストリゾート】!!」ドガアァン!

 

キッド「この威力…本当に1人技なの??」

 

迫り来るシュートは地をえぐり、仲間を吹き飛ばし、轟音を響かせる。

それはまるで3人技、暴れ狂う龍。

空気を伝わり届くオーラだけでも鳥肌が立つ

 

 

キッド「【フラッシュアッ―――バキイィィィィィィン!!!!

 

キッド「!?!?」

 

 

イチノセ(あれが…"触れないシュート")

 

マーク(これが、ヨーロッパの強豪たちと争ってきたチームのエースストライカー…)

 

 

 

―――バシュウゥゥゥン!!!!!!

 

美しく輝き、私たちを魅了する"それ"もひとたび牙を剥けば、全てを破壊する死の鉄槌。

それは流れ星。それは流星。

 

今、私たちの前で牙を剥いた少女こそ―――『紅き流星』

 

 

ピッピッピーーー!!!!

 

A『ここで試合終了ー!!サニデイジャパンがアメリカ代表 ユニコーンを破りました!!』

 

剣城『白熱するシーソーゲーム。そして矢澤選手とイチノセ選手の対決…なんとも素晴らしい試合でした』

 

 

イチノセ「……ごめん、みんな」

 

イチノセ「ニコとの勝負に囚われすぎて…」

 

ディラン「いいんだカンナ」

 

マーク「アニキに勝つことは私たちの願いでもあった。カンナの気持ちはよくわかる」

 

ドモン「さあ、アニキが待ってるぜ」

 

 

にこ「……」

 

イチノセ「…ニコ」

 

にこ「自分で分かっていると思うからとやかくは言わないわ」

 

にこ「今の私は仲間たちとサッカーで戦ってるの。あんたとの決着はあの大会…」

 

イチノセ「フリースタイルフットボール世界大会」

 

にこ「そこでは私も全力であんたに勝ちに行く。それまでは私たちが…アメリカ代表の想いと一緒に世界一になるわ」

 

イチノセ「…ありがとう、ニコ」

 

 

日本 4-2 アメリカ

 

 

準々決勝 対戦相手『ブラジル』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にこ「あっ、」

 

希「どうしたん?にこっち」

 

にこ「マークたちにアニキって言うのを止めるように言い忘れた」

 

希「ええやん」

 

にこ「良くないわよ!?」

 

理亞「うるさいわよアニキ」

 

ルビィ「途中でへばってたね。アニキ」

 

にこ「ぐぬぬぬぬ…神奈ぁ、覚えておきなさいよ…」

 

その後、くしゃみする一之瀬神奈を心配するアメリカ代表のメンバーらが目撃されたとかされないとか…

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

その日の夜、「日本代表宿舎」

 

 

美奈「はーい!みんなお疲れ様♪」

 

真恋「ユニコーンの攻撃を完全に封じ込められたし、素晴らしい形で勝てたわね」

 

前半、個人プレーを混ぜて流れを引き寄せ、「奇門遁甲の陣」も完璧に発動することが出来た。

後半はアメリカの必死タクティクスに苦しめられるも、希の投入によりシーソーゲームに終止符を打つことが出来た

 

 

美奈「でも、今日のミーティングは試合の反省だけでは終わらないわよ♪」

 

そう言うと美奈はテレビのスイッチをつけ、とある映像を流し始めた

 

 

英玲奈「…これは!!」

 

美奈「そう。あなたたちの準々決勝の対戦相手、ブラジル代表 ザ・キングダムの試合よ」

 

「「「!!!!!!」」」

 

黄色いユニフォームに身を包んだブラジル代表の選手たち。

そのプレーを見た瞬間。サニデイジャパンの選手たち全員に衝撃が走った

 

 

千歌「なに、これ…」

 

 

『『『【アマゾンリバーウェーブ』!!』』

 

サッカーコートは大量の水に沈み、相手チームの選手たちはただ流されるまま…

うねり、暴れ、激流が襲うその流れの中でも平然とサッカーをするのが―――「ザ・キングダム」である。

 

 

『ロニージョ!!』パス

 

 

鋭いパスが出され、それに続くのは1人の少女。

激流を我がものとし、まるで空中で踊るかのようにボールを捉え――――――

 

 

『でりゃあっっ!!』ドガアァン!

 

 

「「「!!!!!!」」」

 

穂乃果「オーバーヘッド!?」

 

海未「あの体勢から撃てるのですか…」

 

 

ピピーッ!!

 

『ゴール!!マック・ロニージョ、またもハットトリック達成!!蝶のように舞い、黒豹のように襲う…華麗で強烈な攻撃!!』

 

『さすが「クイーン・オブ・ファンタジスタ」。ブラジル史上最高の選手だけありますよ』

 

『ロニージョは今日も3得点を加え、得点女王のトップを独走しています!!!』

 

 

美奈「…ザ・キングダムは予選リーグを全勝で突破。間違いなく、世界最高レベルのチームよ」

 

美奈「特に、『アマゾンリバーウェーブ』はこれまで対戦してきた必殺タクティクスを遥かに凌駕するわ。破るのは厳しいわよ」

 

梨子「あの破壊力では…私たちの必殺技をぶつけても全て飲み込まれてしまいます」

 

千歌「じゃあ、『アマゾンリバーウェーブ』を発動させなければ…」

 

月「そう簡単にはいかないよ」

 

ブラジルの強さの理由、それは個人プレー。圧倒的なテクニックがある。

全員の動きが人並外れており、その恐ろしさは1人の選手の一言によりハッキリとした

 

 

にこ「私や神奈でも…ロニージョたちには適わないわ」

 

「「「!!!!??」」」

 

善子「じ、冗談が過ぎない??」

 

あんじゅ「にこたちでも勝てないなんて、ね?」

 

にこ「にこは何回か外国で開かれたU18のフリースタイルの大会に出場したけど…優勝したことは数回しかないわ」

 

にこ「ほとんどの大会はロニージョの総取り。1対1とかもやってみたけど…アイツはヤバいわ」

 

善子「……何よそれ」

 

曜「千歌ちゃんのドリブルならワンチャン…」

 

千歌「無理無理無理!!千歌じゃ相手にさえして貰えないよ」

 

理亞「…どう思う?」

 

ルビィ「にこさんよりも強いんじゃ…」

 

月「だよね、」

 

 

 

にこ「でも、にこは負けないわよ」

 

「「「!!!!」」」

 

にこ「確かに、適わないと言ったわ。でもそれは今までの話。神奈と同じく、私も超えたい人がいて…その人を超えるために今まで死ぬ気で特訓してきた」

 

凛「じゃあ、にこちゃんの目標って…」

 

にこ「ロニージョに勝つ。いや今は、ブラジルに勝つよ」

 

穂乃果「世界一だよ…にこちゃん」

 

にこ「穂乃果?」

 

穂乃果「ブラジルは世界最強なんだよ!!勝てば世界一は目の前まで来てるんだよ!!」

 

海未「穂乃果…」

 

穂乃果「にこちゃんの言う通り、格上の相手だとしても穂乃果は諦めたくない!!」

 

 

夜「よく言ったわ!穂乃果ちゃん!!」

 

月「母さん!?」

 

夜「諦めたら既に敗北確定!!試合は始まってみないと分からないわ!!」

 

弥生「私たちも全力でサポートします。王者を打ち取れるよう、頑張りましょう」

 

「「「はい!!!!」」」

 

サニデイジャパン全員の気持ちがひとつになったところでミーティングは終了した。

適わないと感じたのなら、適うと感じるまで特訓する!!それがサニデイジャパンである

 

 

美奈「明日の練習は午前、軽い運動をして終了にするわ。午後は自由にしてね〜」

 

ことり「だってヨハネちゃん!午後一緒にお出かけしよ??」

 

善子「よ、ヨハネはゲームを…」

 

ことり「お願〜〜い♡♡」

 

善子「うぐっ」

 

 

理亞「明日は当然」

 

ルビィ「特訓だよね」

 

真姫「無理しないように監視するから」ギロッ

 

理亞、ルビィ「「……」」

 

 

美奈「希ちゃん、月ちゃん。ちょっといいかしら?」

 

希、月「「??」」

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

翌日。南の島というだけのことはあり、寒いと感じることが最近無くなってしまった。

日本にいる時までは何故か、鹿角姉妹のそばにいると寒気がするという噂があったが、ライオコット島に来てからそのような話は一度も聞いていない

 

 

にこ「ふぅ…今日もいい朝ね」

 

早朝。矢澤にこの1日は朝の自主練から始まる。まだ日が昇りきっていない時間。

またいつものような練習の日々が始まるのだと思っていた――――――

 

 

「ニコ」

 

にこ「…?……!?!?」

 

 

 

しかし、どうやら今日は

 

 

 

にこ「な…なんであんたが」

 

ロニージョ「久しぶりだね」

 

 

 

いつもとは違う日になりそうだ

 

 

 





ブラジルは現実でも創作でもチート定期

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