ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
グダグダといきます




第3章 125話 「消えぬ魔の手」

 

 

 

ここ数話分の、輝こうサッカーで!

イタリア代表のスパイは月だった。サエがガルシルドと繋がっている可能性もある中で、善子や千歌といった信じるメンバーも少なからず存在した。

どちらにせよ世界征服を企んでいたガルシルドは日本代表が持つデータによりFFIから追放することが出来る。そのことを伝えるため、千歌は再びロニージョの元へと向かった

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

『これは…"RHプログラム"!!』

 

ロニージョは反射的に口から飛び出したその言葉を…覚悟して呼び出しに応えた筈なのだが、いざ実物を目の前にして、その足はピタリと止まった

 

 

ガルシルド『マック・ロニージョ。君には失望したよ。せっかく私が鍛えて上げたというのに…あの程度のチームに勝つ自信が無いとは』

 

ロニージョ『…え、』

 

『知らないとでも思っているのですか?君がサニデイジャパンに負けてほしいと頼みに行ったことを』

 

ロニージョ『!?』

 

ガルシルド『まさか、"クイーン・オブ・ファンタジスタ"の君がそんなことをするとは…』

 

ガルシルド『だが心配はいらない。本当の"クイーン・オブ・ファンタジスタ"にしてやろう』

 

ロニージョ『が、ガルシルド監督……』

 

 

 

 

 

ロニージョ……ネェ…ロニージョ!!

 

 

ロニージョ(私が…あんな事をしたばかりに…!!みんなが…!!)

 

 

ロニージョ!!…キイテルノ!?……ロニージョ!!

 

 

ロニージョ「!!?」

 

レオナルド「やっと反応してくれたよ」

 

ロニージョ「れ、レオナルド…ごめん、」

 

レオナルド「あなたらしくない…そんなことより、お客さんだよ」

 

ロニージョ「え…あ、あなた達…!」

 

 

千歌「お久しぶり…です!」

 

にこ「これ、差し入れよ」

 

希「ウチは初めましてかな?」

 

過度な練習により崩壊寸前だったザ・キングダム。千歌たちにより、彼女たちの運命は大きく変わろうとしていた

 

 

―――

 

 

ロニージョ「え…??ガルシルドの家からデータを??」

 

千歌「はい!もしかしたらガルシルドのやっている事の証拠が掴めると思って」

 

ラガルート「え…ま、まさかあなた達、私の話を聞いて!?」

 

ロニージョ「話?」

 

ラガルート「あ…ごめん。実はあなたがサニデイジャパンに負けてくれって頼みに行ったの聞いて…どうしても我慢できなくて」

 

ロニージョ「そうだったの…」

 

ロニージョ「でも、もし捕まってたらどんな目に遭っていたか分からないのに…どうして?」

 

千歌「どうしてって、私、サッカーが好きだから!」

 

ロニージョ「好き?」

 

千歌「はい!私はサッカーが大好きだから、ガルシルドがやっている事…許せなくて」

 

千歌「それに、ロニージョさんたちとは本気でサッカーがやりたかったから!」

 

ロニージョ「!!」

 

千歌「余計な事は考えないで、思いっきりサッカーがしたかったから!」

 

ロニージョ「…オレンジガール」

 

にこ「まあ、あれよ!パソコンにはしっかりと情報が入ってたから、ガルシルドが捕まるのは時間の問題ね!」

 

「「「!!!!!!」」」

 

ガト「ということは…私たち好きにできるってこと?ガルシルドの言う通りにしなくていいってこと??」

 

にこ「そういうことよ」

 

夢だと諦めていたことだった。

そう心に言い聞かせていたからこそ、ブラジル代表のメンバーたちには信じられない言葉だった。

これは夢なのかもしれないと。

お互い確かめ合い、そして喜びを爆発させる。それでも覚めないこの夢は、夢のような現実。

まるで砂漠の中でオアシスを見つけたかのように、ブラジル代表らの目は潤いを取り戻していた

 

 

ラガルート「ロニージョ…!!」

 

ロニージョ「…まさか、決勝トーナメントで私たちのサッカーができるなんて」

 

 

希「良かったね。千歌ちゃん」

 

千歌「うん…本当に、本当に良かった」

 

ロニージョ「オレンジガール。数日後の試合、お互いに全力を出し切ろう」

 

千歌「はい!最高の試合にしましょう!」

 

 

 

 

 

千歌「あ、あとオレンジガールではなく、ミカンガールと呼んでください」

 

ロニージョ「お、OK。ミカンガール」

 

ラガルート「…そういえば千歌。少し気になることがあるんだけど、」

 

千歌「??」

 

 

 

 

――――――

 

 

 

善子「千歌とにこと希はどこ行ったの?」

 

聖良「ザ・キングダムのメンバーに会いに行って来ると言ってました」

 

曜「え、3人だけ?」

 

善子「3人でしょ。他に誰かいるの?」

 

曜「月ちゃんもいないんだけど…」

 

 

 

――――――

 

 

 

千歌「希さん…急にどうしたんですか!?」

 

希「あかんなぁ、まずい事態やで」

 

千歌たちは帰路へとついていた。

ただ希の様子がおかしく、足早に、まるで逃げるかのように歩く。

その後ろを千歌とにこは必死についていくことしか出来なかった

 

 

希「月ちゃんのあの言葉、"千歌ちゃんを守る"の意味が分かったんや!!」

 

にこ「ちょっと、どういう事よ!?」

 

 

全てが繋がったのは、ラガルートと千歌の会話からだった。

 

『ガルシルドは千歌や穂乃果の"闇の力"に興味を持っている』

 

これを聞いた時、今まで塞がれていた道が全て繋がったかのような爽快感を覚え、その後すぐに、体が一瞬で冷たくなったのは…分かってしまったからだ。

何を分かってしまったのか、

 

 

希「ガルシルドは恐らく、千歌ちゃんと穂乃果ちゃんを狙ってる」

 

千歌、にこ「「!?!?」」

 

希「月ちゃんが闇の力を監視して…それと同時に千歌ちゃんたちを守るって言った。それに対してガルシルドは闇の力に興味を持っている…これらがもし、繋がっているとしたら」

 

にこ「月は…ガルシルドから千歌たちを守るため――――――

 

 

―――「そこまでですよ」

 

千歌、にこ、希「「「!!!!」」」

 

一人の女性、そして黒服の男たちが3人を取り囲んでいた。

見覚えがある。全員、ガルシルドの屋敷にいた人たちであった。

希の予想は最悪にも的中。

逃げられる場所はなかった

 

 

「ガルシルド様の御屋敷ではやってくれましたね…」

 

希「早速お出ましみたいやな…」

 

にこ「千歌。狙いはあんたよ。油断しないで」

 

千歌「は、はい…!」

 

恐らく、目的は2つ。

あのデータを取り返す事と千歌を捕らえる事。どちらも防ぐことに失敗すればアウト。

ガルシルドらは手段を選ばないだろう、

 

 

「さあ!大人しく捕まってくださいね!!」

 

 

 

――――――ドガアァァァン!!!!!!

 

 

「!!??」

 

黒服「な!?爆発!?」

 

 

にこ「何よ急に!!」

 

上空から何かが地面に一直線。

叩きつけられたのと同時に身動きが取れないほどの爆風が襲った。

目を開けることさえ困難。しかし、そんな中でも聞こえる仲間の声がひとつ

 

 

「やっぱりついてきて正解だったね」

 

千歌、にこ、希「「「!!!!」」」

 

千歌「月ちゃん!!」

 

 

月「早くこっちへ。路地裏から逃げるよ」

 

煙の中から現れたのは月だった。

すぐに千歌の手を取ると、希とにこも連れ走り出す。

 

それと同時に煙は消え去り、数秒もすればガルシルドの手下たちの追跡が始まるだろう。

しかし、

 

 

黒服「いたぞ!!あの路地裏だ!!」

 

「必ず捕まえなさい!データと闇の力を逃がすのは許されませんよ!」

 

 

にこ「え…あいつら、全く逆方向の路地裏へ…」

 

月(ありがとう…みんな、)

 

 

ガルシルドの手下たちは路地裏へと逃げ込んだ影を追う。

全員、フードを被りカモフラージュをするが、追跡が止むことはない

 

 

和葉(よしよし。ついてきてるね)

 

和葉「ここからは別れる。2人とも上手く撒いてね」

 

フィレア、鞠莉「「了解」」

 

無駄の無い動き、完璧な作戦によりガルシルドの手下たちは惑わされる。

この日、誰一人と捕まることは無かった

 

 

――――――

 

 

その後、無事に宿舎へと戻り、ことの全てを美奈らに話した。

希の予想は正しく、月は千歌と穂乃果の闇の力を狙うガルシルドの手から2人を守る。という目的で動いていたのであった。

 

昨日まで話せなかったのは、そのことを知れば千歌たちが狙われる可能性が高くなると、サエから口止めされていたため。

 

アジア予選までは普通にスマホで観察報告をしていたのだが、スペイン戦後にガルシルドによってスマホのデータに侵入されていたことに気づき、換えのスマホが手に入るまではミーティングルームのパソコンを使っていた…これが、真実だった

 

 

美奈「サエちゃんも回りくどいことするわね」

 

月「でも、これが日本に一番影響を与えないやり方…サエさんはそう言っていたよ」

 

千歌「私たちのために…」

 

月「でも、僕もサエさんがガルシルドとコンタクトを取っていた…ということは初耳だった。信じたいけど…みんな疑うのは無理も無いよ」

 

にこ「でもガルシルドは捕まるでしょ?そうなれば千歌たちが狙われる心配はないわ」

 

月「そうだと、願いたいね」

 

千歌「…ねえ、月ちゃん」

 

月「?」

 

千歌「なんでガルシルドは闇の力を持つ私たちを狙ってるの…?」

 

月「…それは僕にもわからない。だけど良い使い方では無いことは確か、だね」

 

 

 

 

ブラジルエリアで狙われた高海千歌。

その後も周囲に警戒しながらの練習は続き数日。

ザ・キングダムと本気の勝負が出来ると知ったメンバーはさらに気を引き締め練習に励み、来る王者との決戦に備えた

 

 

弥生「"スリリングワンウェイ"はブラジル戦までには完成しません」

 

「「「!!!!」」」

 

弥生「今のあなたたちの力だけで勝負をすることになります」

 

"スリリングワンウェイ"の特訓はここに来て難航していた。

第2段階の技である"奇門遁甲の陣"の次のステップ、どうしてもピースが揃わない。

足りないのだ

 

 

夜「何かが足りないのよね〜…ホントにあと一歩なんだけど」

 

曜「美奈さんと夜さんでも何かは分からないんですか?」

 

夜「うーん…あの子なら分かると思うんだけど、」

 

千歌「あの子?」

 

美奈「"スリリングワンウェイ"の元となるシュート技を撃ったうちの一人よ」

 

ブラジル代表が自分たちの全力のサッカーをしてくる。嬉しい反面、それ以上の恐怖はないという事実。

作戦は考えた、練習も積んだ。それでも…緊張するものは緊張する。

このドキドキは楽しみだからなのか緊張からなのか、考えている間に日は暮れ、気づけば決戦当日

 

 

"ブラジル戦"

 

 

 

 

A『さあ、FFIも準々決勝!!会場は超満員で盛り上がっております!!!』

 

A『この試合、グループBをトップ通過したブラジル代表 ザ・キングダム対グループAのヨーロッパ3強との激戦を勝ち抜いた日本代表 サニデイジャパンの対戦となります!!』

 

A『果たしてこの試合に勝利し、準決勝へと進むのはどちらのチームなのか!?』

 

レヴィン『サニデイジャパンがザ・キングダムのサッカーについていけるのか、そこがこの試合のポイントですね』

 

 

A『ところで…ザ・キングダムの監督がまだ来ていないようですが、何か問題でもあったのでしょうか?』

 

 

ラガルート「見せてあげよう!私たちのサッカーを」

 

ロニージョ「ええ!!」

 

 

 

 

「何を見せるのかな?」

 

ロニージョ、ラガルート「「!!??」」

 

ブラジル「「「!!!!」」」

 

 

果南「ちょっ、なんであいつがここにいるのよ!?警察に捕まったんじゃ!?」

 

千歌「…ガルシルド、」

 

 

A『ここでザ・キングダムのガルシルド監督が登場!!スタジアムから歓声!!さすがはブラジル代表の監督と言ったところでしょうか!?』

 

 

美奈「はい…そうですか」

 

美奈はガルシルド登場により、すぐに警察へと連絡をとった。しかし、返ってきた返事は無情にも…

 

 

美奈「警察ではそのような証拠は受け取っていないそうよ」

 

「「「!!!!!!」」」

 

穂乃果「受け取ってない!?」

 

月「…警察にまで手を回していたのか、どこまでも卑怯だね」

 

美奈「ガルシルド…どこまでもあなたは…」

 

千歌「お母さん…?」

 

 

ゆっくりとした足取りでブラジル代表ベンチへと近づくガルシルド。

両チームとも開いた口が塞がらず、ブラジル代表にいたっては絶望までもを顔に浮かべるほど。

まるで何事も無かったかのように、あくの元凶は口を開いた

 

 

ガルシルド「お前たち、準備は出来ているか?」

 

「「「………!」」」

 

「返事は!?ガルシルド様が準備は出来ているかと、お聞きになっているのですよ!?」

 

ロニージョ「っっ…はい、ガルシルド監督」

 

ガルシルド「よろしい。では見せてあげようではないか。ザ・キングダムの"本当のサッカー"を」

 

ロニージョ「っっ…!!」

 

ラガルート(やっぱり逃げられないの…ガルシルドからは、)

 

 

次回より、ブラジル戦開始

 

 

 





早くガルシルドを叩き潰したいです

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