ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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みなさんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
区切り良くしたら短めになりました。





第3章 127話 「ブラジル戦 "最強の波"」

 

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

ガルシルドから逃れられないまま始まったブラジル戦。ブラジルの連携プレーが脅威かと思われたが、ロニージョはRHプログラムを上手くコントロール出来ず、徐々に心身共に追い詰められていく。そんな中、ザ・キングダムのメンバーがとった行動は…誰も予想もしない作戦であった

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

曜『千歌ちゃん、大丈夫?』

 

千歌『…うん』ズキズキ

 

千歌が闇の力のを初めて発動してから、すでに数ヶ月は経過していた。

しかし、"あること"に気づいたのはここ最近

 

 

梨子『体調が悪いの?顔色が…』

 

千歌『ちょっと、頭痛がね』ズキズキ

 

善子『頭痛って…闇の力のやつじゃないの?』

 

闇の力が無意識に高まると頭痛が始まる。

これは千歌以外のメンバーも知ることであり、暴走させないためにも必要な目印。変化だった

 

 

曜『さっき、穂乃果さんも発動してたよね』

 

そして、何度も千歌の様子を見てきた事により。憶測ではあるが気づいたことがあった

 

 

善子『闇の力って…ほかの発動者が発動すれば…共鳴し合うんじゃないの?』

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

A『な、なんと!?ザ・キングダム、キャプテンのロニージョをがっちりとマーク!!』

 

レヴィン『1人飛び出しているロニージョを、抑えようということでしょうか…』

 

 

 

 

 

まただ

 

 

千歌「……」ズキズキ

 

穂乃果「…」ズキズキ

 

 

頭が―――痛い

 

 

穂乃果「どう思う?」

 

英玲奈「分からない…ただ、ここまでのザ・キングダムとは空気が変わったことは確かだ」

 

気持ちを少しでも試合に戻すために英玲奈に声をかけたが、どうやら無駄なようだ。

頭の中を消えない痛みが蠢く。

千歌、穂乃果、どちらも力は発動していない。だとするとやはり…

 

 

千歌「ロニージョさんは…闇の力を」

 

曜「千歌ちゃん、もしかして…」

 

千歌「うん。闇の力かもしれない」

 

どちらにせよ、ルビィたちのマークが外れた今がチャンス。

再び穂乃果のゴールキックからスタート、サニデイジャパンの考えは皆同じ。

すぐに前へと繋ぐこと

 

 

ピーーーッ!!!!

 

 

ロニージョ「!?――――――」

 

 

A『さあ、試合再開です!!』

 

 

穂乃果から今度は最初から中盤のにこへとボールを繋ぐ。

本来ならばここでロニージョが飛びついてくるのだが、

 

 

ロニージョ「……」

 

ラガルート「出ないでロニージョ!」ガシッ

 

ガト「あなたの出番はまだよ!!」ガシッ

 

 

A『ザ・キングダム、ロニージョを抑えた真意は何か!?その間にサニデイジャパンが上がっていく!!!!』

 

 

にこ「曜!ツバサ!援護しなさい!!」パス

 

曜、ツバサ「「了解!!」」

 

ボールを最前線のFWコンビに繋ぎ、いつでもサポートできるようにMF2人を配置。

ブラジルの陣形が崩れていることもあるが、日本の的確な動きにより確実に攻め上がっている

 

 

果南「繋がってる!流れを変えたんじゃない!?」

 

花丸「そのまま行くずらー!!」

 

 

ラガルート「っっ!!」バッバッバッバッ!!

 

 

日本ベンチ「「「!!!」」」

 

晴夏「あ、あのヤバい動きは…」

 

果南「ディフェンスが来てる!!!!」

 

先程ボールを奪ったディフェンス技でラガルートが高速接近。

背後からの死角攻撃なため、タイミングを合わせての回避は困難。普通ならば、

 

 

ルビィ(…足音、僅かだけど分かる)

 

しかし、相手が悪かった。

今ボールを持つのはルビィ。このような繊細な見極めや瞬間的判断はずば抜けている。

急にDFが現れても―――

 

 

ラガルート「【ローリングスラーースカッ

 

ラガルート「!!??」

 

ブラジル「「「!!!!」」」

 

 

ルビィ「分かれば簡単です」

 

不意打ちのスライディングを回避。

1度理亞から奪うシーンを見たことも大きかった。まさかの必殺技失敗に驚くブラジル。

そして、

 

 

バーグレ「【ローリングスライド】!!」ズザーッ

 

ルビィ「―――え!?」ドガッ

 

日本「「「!!!!!!」」」

 

ルビィ(2人―――!?気づかなかった)

 

バーグレ「分かれば簡単なんじゃないの?」

 

 

A『"ローリングスライド"を連続で仕掛けることにより黒澤ルビィからボールを奪い取る!!ボールはバーグレが取った!!』

 

 

バーグレ「レオナルド!」パス

 

そのまま前を走る選手にボールを出す。

するとここでブラジルのフォーメーションに大きな変化があることに気づいた。

 

全員が横に一列で並び、タイミングを合わせて隣を走る選手と交互に前へ出たり下がったりを繰り返す

 

 

A『ああっと!?このフォーメーションは!!』

 

 

レオナルド「ザ・キングダム必殺タクティクス!!」

 

「「「【アマゾンリバーウェーブ】!!!!」」」

 

フィールドを丸ごと飲み込む巨大な波。

そして絶えず流れ続けるまさに川。

サニデイジャパンの選手たちは次々と飲み込まれていく

 

 

千歌、曜、英玲奈「「「うわあぁぁぁ!?」」」

 

ルビィ「ぴぎぃぃぃぃ!?!?」

 

にこ「流され―――無理…ゴボゴボゴボ……」

 

理亞「何よこれ!?!?」

 

 

ことり「【ワンダーゾーン】!!」

 

 

―――ザバアァァァァン!!!!!!

 

 

ことり「!?(水量が多すぎ!!!!)」

 

絶対支配領域で食い止めようとするも、あまりの広範囲にその効果は期待できない。

ことりやDFもアマゾンの波に飲まれる

 

 

レオナルド「ロニージョ!」パス

 

そしてここでロニージョへのパスが出された。ザ・キングダムの選手たちはこの暴れ狂う川の中でも自在に行動・パスすることが出来る。

言わば、ブラジル代表のみに行動を許された領域なのである

 

 

レオナルド「プログラムなんかに負けないで!!」

 

ガト「今だ!ロニージョ!」

 

ロニージョ「―――!!」バッ

 

ボールを追ってロニージョが飛んだ。

あの時と同じだ。波の中から現れ、まるでサーフィンをするかのように川を操りながら放つ、強烈なスーパーシュート

 

 

ロニージョ「はあぁぁっっ!!」ドガアァン!

 

穂乃果(パンチングでっっ!!)バッ

 

刺すようなシュートはゴールの端へ。

穂乃果はコースに飛び込み、自慢の一撃でボールを捕らえる。しかし、

 

 

穂乃果(ぐうっっ!?重い!!!!)バキィン!

 

なんとか弾いた。

しかし、あの重さ。まるで…やはり闇の力と同じパワーを感じた。

ここまで条件は揃っているのだ。ロニージョは闇の力を―――「穂乃果さん!!」

 

 

穂乃果「―――ぇ、」

 

 

バシュウゥゥゥゥン!!!!!!

 

 

穂乃果「―――!!」

 

日本「「「!!!!」」」

 

弾いたはずのボールが。

穂乃果の後ろでネットを揺らしていた。

ボールが飛んできた場所にはロニージョ。

何故そんな体勢から撃てる!?という衝撃と存在感でスタジアムは歓声に揺れた

 

 

A『ゴーール!!高坂穂乃果止めきれず!!こぼれ球を押し込まれましたっっ!!!!』

 

 

穂乃果「っっ…まさかあの体勢から打ち返してくるなんて…」

 

ことり「…穂乃果ちゃん、大丈夫?」

 

穂乃果「うん…でもどうすれば、」

 

穂乃果(普通のシュートであの重さ…もし、必殺技が来たら…)

 

"アマゾンリバーウェーブ"の威力は絶大だった。飲み込まれたサニデイジャパンの選手たちは一気に体力を持っていかれてしまった。

ただ突破するだけでなく、相手に確実にダメージを与える…これがザ・キングダムの必殺タクティクス

 

 

ヘンクタッカー「…アマゾンリバーウェーブとRHプログラムを受けたロニージョの合わせ技とは…考えましたな」

 

ガルシルド「面白いではないか。ロニージョの反応と共に、実に有効なサンプルだ」

 

ヘンクタッカー「おっしゃる通りで」

 

日本ボールからの再スタートとなるが、削られた体力で先程までと同じ動きをするのは難しい。

すぐにブラジルのディフェンスに捕まってしまう

 

 

千歌「っっ…【Zスラッ―――「遅い!!」バッ

 

千歌「あっ!?」

 

ボルボレタ「プレザ!」パス

 

プレザ「レオナルド!」パス

 

にこ「ヤバっ…またあれが来るわよ!?」

 

 

レオナルド「必殺タクティクス!!」

 

「「「【アマゾンリバーウェーブ】!!!!」」」

 

畳み掛けるブラジル。

回避不可能な波は容赦なく日本選手たちを飲み込んでいくであろう

 

 

理亞「ハァハァ…このまま、黙って飲み込まれるわけにはいかない!!」バッ

 

ルビィ「理亞ちゃん…!」

 

曜「無茶だよ!?」

 

 

A『鹿角理亞がアマゾンリバーウェーブに挑みます!!!!』

 

 

理亞(動きを見切れば…奪える!!)

 

ブラジルの選手たちが川の激流に飲まれないということは、自分たちだって不可能では無いはず。

このままブラジルの好きにさせれば2点目は確実。体力も完全に底を突くだろう

 

 

レオナルド「タクティクスに飛び込んで来た!?」

 

理亞「そこよ!!」ズザーッ!

 

このまま行けば奪える。

だが、理亞が1つ考え忘れていたことがある

 

 

――――――スカッ

 

理亞「!?!?」

 

レオナルド「まだまだだね!」

 

理亞(タクティクスのタイミングが…ズレた、)

 

今相手しているのは世界の王者。

このまま…などという言葉が通用するほど、彼女たちは甘くなどない

 

 

ザバアァァァァン!!!!!!

 

理亞「っっ!?」

 

 

あんじゅ「ちょっ、理亞ちゃん飲まれちゃったわよ!?」

 

英玲奈「私たちもこのままでは…」

 

巨大な波が、口を開けて飲み込むかのように迫る。

スケール、パワー…どれも太刀打ち出来る範囲内を超えている。逃げることも、突破することも不可能―――

 

 

 

「【 ア イ ス エ イ ジ 】」

 

 

ガキイィィィィィィン!!!!!!

 

 

ブラジル「「「!?!?」」」

 

日本「「「!!!!」」」

 

 

穂乃果「聖良さん…!!」

 

聖良「ふぅ…そう何度も発動されては困ります」パキパキ

 

 

A『な、なんと!?アマゾンリバーウェーブを止めたのは…"絶対零度の氷帝"、鹿角聖良!!!!』

 

レヴィン『あれだけの規模の技も止めますか…さすがですね』

 

 

波は巻いたまま、川はうねった状態をそのままに。

聖良の全冷気をぶつけられたものの運命は皆同じく、芯まで全て凍りつく。

会場の熱も全て奪いさり、南の島にいることを忘れるほどの寒さが選手たちを襲った。

 

もちろん反動は大きいがそれ相応の効果はある

 

 

聖良「これで当分はタクティクスを使えませんね」

 

レオナルド「…確かにすごい技。でもタクティクス無しでも突破することは…造作もないよ?」

 

聖良「どうでしょうか?」

 

ガト「どういう意味!?」

 

聖良「…理亞。いつまでそこにいるんですか、早く出てきなさい」

 

 

―――ドゴオォォン!!バキバキバキ!!

 

 

ブラジル「「「!!!!」」」

 

凍らされた川のある場所から爆発が…いや、何かが氷を突き破ってくる音がした。

まるで氷塊の封印から解き放たれた猛獣が放つような刃物に近いオーラ。そのオーラは一瞬でブラジル選手、そして聖良の目の前へ。

 

冷気なのに炎のように燃え盛るその姿

 

 

理亞「真正面なら、私が勝つ」ゴゴゴゴ

 

 

"Awaken the power"

銀に輝く髪、そして鋭く睨む赤い目。

いくら王者と言えどもこの姿となった狼に対し、気を許してはいけない。

 

足元をすくわれるだけでは済まない。その剥き出しの牙で―――王だろうとなんだろうと、喰らう

 

 

 

日本 0-1 ブラジル

 





アマゾンリバーウェーブに肉食魚いたら怖くないですか?
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