ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
設定難産で投稿遅れました。申し訳ないです。
小さい時から、サッカーをやっていた私はよく尋ねられた。
あなたの目標は何?って。具体的、現実的なことをまだ考えられないぐらいの過去、私は口癖のように言っていたらしい。
一番のサッカー選手になるって
「日宮、美奈…」
美奈「そうよ」
リボンの色から上級生だと分かった。
だが今は1人のサッカー選手として目の前の少女に向き合うことにした。
経緯がどうであれ、サッカーをやろうとしている人間の芽を摘むところを黙って見ているわけにはいかない。
私は金髪の先輩の前に立つ。
相手は1歩も引かない。私だって引く気は無い
「どこかで聞いた名ですね。それより…先程の言葉、どういう意味ですか?」
美奈「証明?」
サッカーのレベルが低いと言われたら、やることは1つだろう。
もう誰が止めようとしても無駄。サッカーという言葉に血が反応して、体中が騒ぎ出すこの感じ…あぁ、やっぱり私はサッカーはやめられないや―――
「ちょっと〜?サエちゃん、気持ちは分かるけどやりすぎよ??」
「「「!!!!」」」
私が口を開こうとした時、金髪の先輩の横から現れたのは赤い髪の大人びた先輩だった。
誰だか知らないがサエと呼ばれた先輩を止めている…?これはもしかして証明しなくても状況終了するパターン??
弥生「せ、生徒会長…」
美奈「え?」
弥生「忘れたのですか!?昨日、入学式で生徒代表挨拶を担当した生徒会長 牧上姫佳先輩ですよ!!」
美奈「そ、そうだったね…はは」
まずいわね…入学式はサッカー部が無いショックでほとんどの時間放心状態だったわ、
姫佳「ごめんなさいね?この子は生徒会副会長の小原サエちゃん。確かに部活は5人以上で申請できるから私が処理しておくわね」
サエ「……」
雛「え、あ、ありがとうございます」
光穂「ありがとうございます!」
とまあ、こんな感じで雰囲気も行動も大人な生徒会長が丸く収めて終了―――と、思ったんだけど、
サエ「…日宮美奈」
美奈「ほえ?」
サエ「あなたの実力。私に見せてください」
「「「!!??」」」
姫佳「あら〜」
薄々とは察していましたが…副会長。売られた喧嘩、私は買いますよ。
地位や上下関係ではこの人には絶対に敵わない。生徒会長でも止められないだろう…
ならば私の実力をその金色に輝く目に刻み込む。そして自分にも言い聞かせる。
覚悟を、決める。
私はサッカーを本気で続けると
――――――
「ちょっと真恋ちゃん!校庭で面白いこと起きてるよ!」
音ノ木坂学院2学年の教室。
黒髪の少女は子供のようにはしゃぎながら同じく2年生、月城真恋の元へ。
対する机の主は山積みの教科書を退けて話迫る少女を睨む
真恋「…ちょっと夜。私勉強忙しいんだけど、」
夜「ええ〜?見なきゃ損だと思うなぁ。だって新入生VS副会長のサッカー対決だよ?」
真恋「……サッカー?」
彼女の会話では机おろか、ノートからも目を離さなかった少女であるが、サッカーという言葉を聞いた瞬間。
夜と呼ぶ少女よりも先に教室のベランダへと飛び出していた。
確かに、グラウンドには金髪の生徒会副会長。そして小柄なオレンジ色の髪の少女が向かい合うようにして立っていた
真恋「…ぬぁにやってんのよ、」
美奈、サエ「「……」」
勢いに任せてグラウンドに来てみたのはいいけど…なんか人が集まってきてる気がする。
見せ物のつもりは無いけど、サッカー部の始動…そして宣伝にはもってこいじゃないかしら?
姫佳「日宮さ〜ん。サエちゃんは一応、サッカー経験者だから気をつけてね〜?」
雛「…副会長がサッカーを、」
弥生「確かに、覇気がありますね」
何となくだけど、副会長がスポーツ経験者だということは感じ取っていたわ。
それがサッカーだとは思わなかったけど、なら尚更教えたくなるわね…私のサッカーを
サエ「あなたのポジションは?」
美奈「FW、センターフォワード」
サエ「…なら私にシュートを「あ、撃ってきてください」
サエ「??」
美奈「私にシュートを撃ってきてください」
弥生「何故…?FWの実力を証明するのならシュートを撃つのが一番…」
乃々子「美奈ちゃんの実力は…ちょっと型破りなんです」
光穂「型破り…?」
私はゴールの前。ペナルティキックを蹴る位置でシュートを待つ。
FWならシュートを撃てばいいじゃない、シュートブロック?何故DFの仕事を??
私はそんな常識だけのサッカーは好きじゃないの。ほら、早く撃ってきてくださいよ。副会長さん
サエ「…」
副会長はボールを足で触り始める。
それと同時にザワザワとしていたグラウンドは静寂へと変わり、緊張感が変わって支配し始めた。
高坂さんたちも静かに見守ってくれている。大量の視線はちょっと気になるけど、大会に出ればこの比じゃないからね。
今は集中モードに切り替えて、自分のこれからの動きをイメージする。
そんなことを考えていた時だった
サエ「…!!」ギロッ
目付きが変わった。来る
サエ「っっ!!」バッ
副会長は宙へ。
オーバーヘッドのように頭を下へ、足を上に。見てわかるわ…磨き上げられている。
そのままボールを両足で挟みながら回転させてオーラを込め続ける。
放たれるのは恐らく地面に着地した時。仕掛けるのは…その時よ
サエ「【バイシクルソード】」
瞬間。オーラは剣状に変化。
真っ直ぐに私へと放たれた
夜「あのスピードとパワー…やばくない?」
真恋「…避けないと危ないわ」
弥生「…!?あの威力のシュートは!!」
光穂「日宮さん危ない!!!」
美奈「……」
美奈には当然、警告する声は届いていた。
だがそれでも避けようとしない彼女は…
美奈「!!」バッ
足を振り上げ、迫る剣が自分の射程範囲内に入るのを待つ。はたから見れば異常。
無謀な足掻きにしか見えないその動き―――
―――ドゴッッッ!!!!!!
「「「!!!!!!」」」
鈍い破裂音が空気を殴り、反響し、響き渡る
美奈「…!!」メキメキ!!
光穂「このままじゃ…日宮さんの足が…!!」
弥生「手遅れになる前に止めますよ!」
乃々子「大丈夫です」
弥生「…しかし!!」
乃々子「美奈ちゃんは…すごいんです」
日宮美奈。彼女には特異と呼ばれる才がある。
筋肉は強靭なバネのように伸び、しなやかにうねる。骨は鉄のように固く、下手な衝撃では傷つかない
美奈「…ぐぬぬぬっっ!!!!」メキメキ!!
サエ「………まさか、蹴り返す」
それにより普通の人間以上のパフォーマンスが生まれる。小柄な外見からは想像もつかない、巨大で底知れぬパワー。
大胆不敵、予想もつかないようなプレー。
日宮美奈はそれらを全て可能にする
美奈「【ランス・オブ・カウンター】!!」
―――ドガアァァァン!!!!!!
サエ「―――!!!!」
光穂、弥生、雛「「「!!!!!!」」」
夜、真恋「「!!!!」」
―――バシュウゥゥゥゥン!!!!!!
サエ「」
小原サエの横をボールが通過し数秒後、真反対のゴールネットが揺れる音が響いた。
誰もが目を疑い、そしてその場で固まる
夜「…あのシュートを打ち返すなんてね」
真恋「何者なの?あの子、」
美奈「これが、私のサッカーです」シュウゥゥ…
サエ「…めちゃくちゃね」
日宮美奈の先程のカウンターシュート。
あれはシュート専用のカウンター技であり、それ以外にも妨害技のカウンター、物理系・接触系のカウンターも使いこなす
美奈「不可能も私なら跳ね返せます。いや、私たちならね」
サエ「…あなたの実力はよく分かりました」
そう言うと副会長がグラウンドから撤退していく。これでサッカー部は認められたも同然。あとは…
美奈「副会長!一緒にサッカーやりませんか!?」
サエ「……」
あのレベルのシュートを簡単に撃ってくる選手をこのまま逃す訳にはいかないでしょ?
それに試合するにはまだメンバーが足りない。なら尚更よ!これで戦力がさらに「お断りです」
美奈「…ゑ?」
雛「あっさり…」
乃々子「フラれたわね…」
落ち着いた態度で断って、何事も無かったかのように去っていく…なるほど。なるほどね。私も一応スポーツ選手だし?
副会長の本心がこれでもかっていうぐらい読めるわ。そう、
美奈「悔しいんじゃないですか?」
サエ「」ピクッ
美奈「いや〜、私だったら自分のシュートを打ち返されたらすごい頭にきますけど…副会長、ですよね?ははは、」
サエ「…わよ」
美奈「…ほえ?」
サエ「私が負けるわけないでしょ!?」
美奈「!?!?」
夜「あちゃー…」
真恋「…アホなの?」
サエ「1発打ち返したからって調子に乗らないでください!!私ならもっと強力なシュートだって撃てマス!センターフォワードなら私の方が最適デス!!」
サエ「必ず…あなたのカウンターを破りますからね」
美奈「…ぇ、あ、はい」
今のは…サッカー部に入るの?入らないの?
めちゃくちゃ悔しがってんじゃん……
――――――
美奈「…ってことなんだよ」
鈴香「それ、美奈が絶対に悪いよ」
現在放課後、私は寄り道して鈴香ちゃんのお家へ。要するにラーメンを食べに来ています。
「雷雷軒」という名のラーメン屋で、中学生の時に鈴香ちゃんと仲良くなってからよく行くようになったわ
美奈「上手くいくと思ったんだけどなぁ…」
鈴香「ま、そんな調子じゃ副会長勧誘は夢の話ね」
美奈「それどういう意味よ…」
鈴香「はい!味噌ラーメンお待ち!」
タイミング良くラーメン登場。
なんか上手く話を逸らされた気がしたけど、今はとりあえずこのラーメンを頂くことにする。
あ、ちなみにこのラーメンは昨日の鈴香ちゃんとの勝負の報酬だからお代は無し!最高!!
美奈「味も最高ね〜」
鈴香「ちょっと、"も"ってどういう意味よ…」
「また何かやらかしたのか。美奈」
厨房の奥からこのお店の店長であり、鈴香ちゃんのお爺さんである響木さんが姿を見せた。
ちょっと心外だなと思いながらも今日起きたことを全て説明した。そして返ってきた言葉は…
響木「それは美奈が悪いな」
鈴香「ほらー!」
美奈「まじかぁ…」
先輩相手にちょっと生意気過ぎたかな…そういえば副会長のリボンの色、確か2年生の色だったような…2年生で生徒会副会長??
まぁ、そんなことは置いといて。2年生であのキック力を持つなら…やっぱり必要な選手だよ
響木「…そんなに強力なシュートだったのか?」
美奈「みんなには…言わなかったんだけど、」
副会長のシュートを蹴り返した時。私は久しぶりに"痛み"を感じていた。
人よりも筋肉や骨が強靭である私の体。中学時代では蹴り返したほとんどのシュートに手応えを感じることは無かった。しかし、副会長のシュートは違った。
数メートル後ろへ下げられ、足もビリビリ来るようなパワーを感じ、長い時間足にその感覚が残っていた
響木「…美奈のカウンターに抗うストライカーか」
鈴香「そんな人が音ノ木坂にいたんかぁ…」
美奈「ビリビリ来たよ。あのシュート。絶対に私たちの力になってくれる!」
今日は「波の屋」の定休日だったから寄り道出来たけど、あまり長居するわけにも行かない。
話すこと話したし、食べるものも食べた!
私は帰宅するために席を立つ
美奈「あ、そうだ鈴香ちゃん!」
鈴香「ん?」
美奈「サッカー部に入ってよ!部も出来たしさ、鈴香ちゃんも絶対に必要だよ!」
鈴香「あーね、」
美奈「うんうん!」
鈴香「ごめん。無理」
美奈「……」
鈴香「……」
美奈「……」
美奈「ゑ?」
バイシクルソード
イナズマイレブンGOギャラクシーでの剣城京介のシュート技です。デスソードの進化技のようでカッコイイですね。輝こうでは小原サエさんの必殺技になっています
ランス・オブ・カウンター
日宮美奈さんのオリジナル技です。美奈さんはカウンター系の技を得意としていて、シュートカウンターはその1つのようです。他にも別タイプのカウンター技があるので、楽しみにしていただけたら