ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
短いですが過去編なんで許してください。
鈴香ちゃんにも勧誘を断られた次の日。
生徒会長の言った通り、音ノ木坂学院にサッカー部が誕生した。
結局、副会長をもう一度勧誘したがものすごい剣幕で断られ、部員は変わらず5人
乃々子「鈴香ちゃん、なんでサッカーをやりたくないって…」
美奈「うーん、本当に飽きたのかな」
入学式の日に勧誘した時は、陸上でもバスケでもいいと言っていた。
楽しいスポーツなら…確かに鈴香ちゃんはなんでもいいのかもしれない。でも、それでも
美奈「必要だよ。全国制覇するためにもあのドリブルが」
乃々子「あんまりしつこ過ぎると嫌われるからね?」
とりあえず。今日から練習が始まる訳だが、部員5ということもあり。
音ノ木坂学院の校庭を使うことは出来ない。ならどこで練習するのか?簡単な話よ
光穂「やっぱりここだよね!」
雛「5人で使うにはちょっと贅沢だね」
河川敷のグラウンド。
この街の周辺でサッカーをやっている人なら1度は使ったことがあるであろう場所。
部活申請を練習場所確保で悩まずに即決できたのはここが使えると思ったから。
川、空がオレンジに染まってまるで絵画のような世界になっている、けど私たちはその絵にみとれている時間はない
光穂「ではでは!自己紹介は前に済ませたから今日はポジションや特技の紹介だね!」
乃々子「練習の前にお互いの理解ですね」
高坂光穂。
音ノ木坂学院の近くに店を構える「ほむら」の看板娘。美奈たちとは別の中学校出身でポジションはGK。
仲間を鼓舞し、指揮する力はトップクラス…そして実力も―――
光穂「【絶ゴットハンド】!!」ドォン!!
美奈、乃々子「「!!」」
美奈「完璧に鍛えてあるわね」
光穂「必殺技にはちょっと自信があるんだ!」
園田弥生。
日舞や弓道で古い歴史を持つ園田家の娘。
冷静な判断力とメンバーを気遣う優しい性格でチームを支える。
実力も高く、スピードのある動きで攻撃と守備を両方こなす
弥生「中学校の時はDFでプレーしていました。皆さんの状況に応じて私がポジションを変えますのでよろしくお願いします」
美奈「すごい…オールラウンダーだよ、」
乙坂雛。
音ノ木坂学院理事長の娘で光穂と弥生とは幼馴染。
高校1年にして大人の雰囲気を持つ彼女は生徒会長さんのようなオーラを放っている。
DFの能力が恐ろしいほど高く、競り合い・ポジショニング・ブロック・カットなどプロフェッショナルの域に達している
美奈「高坂さんたちの学校には…確か負けた気がするわ」
乃々子「守りが固くて美奈ちゃんの攻撃も封じられてたもんね」
光穂「試合したこと私も忘れてたけど、昨日のカウンターシュートで思い出したよ」
梨本乃々子。
美奈の幼馴染。音楽関連でとある才能を持つ。
その才能を巧みに使い翻弄・幻惑系の必殺技を得意としている。そのためポジションはMF
日宮美奈。
カウンターを中心にプレーする珍しいタイプの選手。シュートだけでなく、特定のドリブル・ディフェンス技や物理攻撃もカウンターで反撃することが出来る。
生まれつき筋肉や骨が人並み以上に発達しており、柔軟性や強度でずば抜けている
弥生「日宮さん…試合をした時以外で聞いたことがある名だとは思いましたが、もしかして―――
「ジュニアユースのメンバーだよ」
「「「!!!!!!」」」
5人とはまた違う声。
歩道となる堤防の上で夕陽に照らされている少女がいた。
こちらへと近づきながら話しかけてきた少女の姿がはっきりすると…その服装は見覚えのあるものだった
乃々子「音ノ木坂学院の、制服」
弥生「先輩ですね…」
先輩という事もあり、緊張感が自然と高まる。しかし相手側は一切の迷いもなく歩を進めてくる
「日宮美奈、ジュニアユース第1地区メンバーで全ての攻撃を弾き返すことから"カウンターマスター"と呼ばれた選手」
美奈「…こんなことを知っているのは、あなたしかいないわよね。夜」
夜「久しぶりだね〜。まさか美奈が音ノ木坂学院に来るなんて」
音ノ木坂学院の生徒の正体は美奈のジュニアユース時代を知る三船夜であった。
理由は当然、夜も美奈と同じジュニアユースのメンバーだったから。そして、弥生たちの記憶にも微かに残っていたのは"カウンターマスター"の噂が当時流れてきたから。しかし、
夜「プロたちからも注目されて…ジュニアユース代表も見えてきた時。美奈はチームから消えた」
光穂「え…なんで!?」
美奈「…その頃からお母さんの体調が悪くなっちゃてね、」
美奈の家の事情は光穂たちも聞いていた。
美奈がジュニアユース、プロサッカーへの夢を捨てたのが早かったため、美奈の名前が広くひろがることは無かったのだった。
しかし、美奈がこうして再びサッカーを始め、全国制覇を宣言したことで分かることがある
夜「美奈はユースの力無しでプロを目指してる」
美奈「……」
夜「ほかのメンバーの能力も見させてもらったけど…君たちもただもんじゃないね」
美奈のカウンターを抑える鉄壁。3人いるが、全員がそれぞれ飛び抜けた能力を持っている。
乃々子は"ある才能"からメンバーからも一目置かれる存在となっていた。何故、これ程の選手たちがジュニアユースにいなかったのか
夜「まぁ…あのチームのスカウトマンはちょっと見る目がなかったからね、しょうがないか」
美奈「…昔話をしに来たわけじゃないでしょ?」
わざわざ美奈の過去を話すためだけに自分たちを探し出したわけではないことは当然。
しかし、本題がこれ以上にシンプルだということに、逆に驚かされることになる
夜「私もサッカー部に入れてよ」
美奈「…!」
「「「!!!!」」」
夜「美奈の昨日のカウンターシュート見たらさ、なんかうずうずしてきちゃって!サッカーは中学までって決めてたけど、もう少し頑張ってみたいなって」
光穂「…だ、大歓迎だよ!!!」
早くも。音ノ木坂学院サッカー部に新メンバーが追加されることとなった。
三船夜。
音ノ木坂学院2年生で、美奈と同じジュニアユースの経験を持つストライカー。
個の能力のバランスが良いのが特徴で、コントロールなどのテクニックで差をつける。
ウイングフォワードやトップ下など、センターのサポートにも長けたプレーを見せる
夜「…でも1つ。条件いいかな?」
雛「条件??」
夜「…スカウトしてほしい生徒がいるんだ」
美奈「夜がスカウトしてほしいなんて…そんなプレイヤーが音ノ木坂学院にいるの?」
夜「美奈も名前を聞けば分かるよ」
かつて。そのずば抜けたサッカーIQで"天才ゲームメーカー"と呼ばれた少女。
相手チームの動きを把握し、仲間をも把握し、試合の主導権を全て我がものとする
美奈「…まさか、」
夜「月城真恋。ガリ勉人間に落ちた彼女を、また天才ゲームメーカーに戻して欲しいんだ」
「「「!!!!!!」」」
弥生(……ガリ勉は…いいのでは?)
――――――
校舎は昼間とはまるで別世界のように静か。
外から微かに聞こえる部活動に励む選手の掛け声。そして扉を開く音
真恋「……」
放課後、図書室で自習に取り組むのが月城真恋の日課。
彼女の学校生活のほとんどは勉強。勉強で始まり勉強で終わる。そんな生活を始めて1年が経過しようとしていた
サエ「……」
真恋「……」
廊下をすれ違う2人。
今、この空間には2人しかない。その条件が合う時のみ、真恋は口を開く
真恋「何のつもりなの?」
サエ「……」
真恋「あんた、サッカーはもうやらないって言わなかったかしら?」
サエ「……あなたには関係ありません」
真恋「……」
会話は数秒だった。しかしこの数秒でも、真恋の気分は大きく変化していた
真恋「いまさら…なんなのよ、」
足早に下駄箱へと向かう。
早くこの空間から逃げ出したかった
――――――
ー 波の屋 ー
今日はお客が少ない波の屋。
美奈1人でも十分切り盛りできたため、乃々子をカウンターに座らせて厨房で手を動かす
美奈「うーん……真恋さんかぁ、」
乃々子「月城先輩もジュニアユースで?」
美奈「うん。チームの中でもかなりずば抜けてたんだよね。何よりも頭がいいの」
「美奈ちゃん!ご飯山盛りおかわりお願い!」
美奈「はーい」
美奈「サッカーへの熱意も人一倍だったからプロ行くと思ったんだけどなぁ…」
「美奈ちゃん!もう一杯おかわりお願い!」
美奈「はいはい」
美奈「真恋さんが1年の時…何かあったのかな」
乃々子「それしかないと思うな」
美奈「だよねぇ…」
「美奈ちゃん!おかわりおねg「ちょっと!?食べるの早すぎじゃない!?優花!!!!」
優花「え?」
美奈「え?じゃないわよ!!数秒でおかわりお願いとかどんな食い方してんの!?」
人を超えた速度でご飯を貪る少女…小町優花。私、そしてのんちゃんの昔からの友達でもあります。
まぁ、見ての通り。ご飯を食うのがホントに速い。わんこそばの次元じゃない。
優花ちゃんのお腹のすき具合によっては店の米全て消えるからね?
うち、定食とかも出してるから米が無くなるのはマジで営業にならないよ
乃々子「優花ちゃん、そんなに食べたら…」
ありがとう…我が親友のんちゃん。
うちの在庫という意味でも、優花の摂取カロリー的な意味でも…
優花「そうだね…前みたいにならないようにしないとね。あとは家のご飯を食べますね!」
美奈、乃々子「「」」
まぁね?みんな違ってみんないいのよ?
でもこの胃袋の違いはさすがに異常すぎない??
優花「あ!帰りに乃々子ちゃん家のお弁当買っていきますね!」
乃々子「……あ、はい。ありがとう、ございました」
のんちゃん完全に引いてるじゃん…
一番不思議なのはこんなに食べても優花ちゃんのお腹に変化がないことなんだよね。
あれだけの米がどこに収まり、いったいどこへと消えていくのか……
優花「そう言えば美奈ちゃん、サッカー部始動したんだね!」
美奈「急に話が戻っ…うん。まだ6人だけどね」
優花「私も入部していい?」
美奈「………」
乃々子「………?」
美奈「………」
優花「………?」
美奈、乃々子、優花「「「???」」」
着々とメンバーが集まってますね。
初公開のキャラが誰の親なのか、関係者なのか…