ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

213 / 284

皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
相変わらず文字はめちゃくちゃ少ないですが、過去編なんで許してください。

評価、お気に入り、感想、本当にありがとうございます!!!!





第3章 136話 「過去編 "No brand girls"」

 

 

 

 

 

 

日宮美奈はあの日。

小原サエと出会った日のあの感覚を、忘れたことは無かった

 

 

美奈「ハァハァっっ…ふ、副会長…」ズキズキ

 

サエ「口ほどにもないですね」

 

カウンターで打ち返そうとしても尚、威力そのままで自分の足に抉りこまれていくあのシュート。足から伝わってくる重み。

そして思った。

小原サエと、サッカーがやりたいと

 

 

サエ「あのようなことを言っておきながら…」

 

優花「で、でも…美奈ちゃんは体調が…!」

 

サエ「私がなんのために来たと思っているのですか?」

 

「「「!!!!!!」」」

 

サエ「日宮美奈の代わりに私がセンターフォワードに入ります」

 

 

『さあ、先程得点しました日宮美奈選手に代わって入るのは音ノ木坂学院生徒会副会長である小原サエ選手!!果たしてどんなプレーを見せてくれるのか!?!?』

 

 

帝国FW1「帝国学園の誇りにかけて逆転するよ!!!」

 

「「「はい!!!!」」」

 

 

サエ「……」

 

この場所に立ってみて分かった。

やっぱり自分は逃げてただけだったんだ

 

 

ピーーッ!!!!

 

 

本当は全部見ていた。

日頃のサッカー部の練習。河川敷で走る彼女たちの動きを1人1人、

 

 

雛「これ以上は行かせないわよ!」

 

帝国FW2「っっ…誰かパスを」

 

帝国MF1「こっち!」

 

帝国FW2「お願い!!」パス

 

 

だから、自分もどうすればいいか分かる。

 

 

サエ「―――!!」ズザーッ!

 

帝国「「!?!?」」

 

 

『おおっと!?小原選手がスライディングで早速ボールをカット!!!』

 

 

サエが前を向いた時にはほかのメンバーがすでに全力で走り始めていた。

実際に目の前で見るとさすがにレベルが高い。しかし、それさえもサエは分かっている

 

 

乃々子「副会長!」

 

サエ「―――!!」パス

 

予選の初戦から今まで、全ての試合を気づいた時には見届けていた。

だから、どの選手がどんな技・能力を持っているかも…それにより迷わずボールを渡せる

 

 

帝国MF3「【キラースライド】!!」ズザーッ!

 

乃々子「―――」

 

帝国MF3「」スカッ

 

 

『梨本選手が必殺技を躱して持ち込む!!』

 

 

帝国DF3「また躱された!?」

 

帝国MF3「不意をついたはずなのに…」

 

必殺技の回避、そしてボールの保持率で一人飛び抜けているであろう乃々子。

彼女には誰にも負けない武器がある。味方、敵、環境。全てが脳内で曲に変換させる。

そう、

 

 

"絶対音感"

 

 

乃々子「三船先輩!!」パス

 

ピアノのように次来るであろうメロディーを予想し、その洞察力で針穴のようなスペースをボールで貫く。

味方からは最高なサポート。相手からは予想できない最悪な繋げ役

 

 

夜「めちゃくちゃ撃ちやすいボール!」バッ!

 

アシストを受けた夜はシュートの構えに入る。自分のオーラを一気に凝縮させ、重く強力な一撃を放つ

 

 

夜「【アストロゲートV3】!!」ドガァン!

 

放たれたボールは地面を抉りながら進む。

対する帝国学園のGKも必殺技で対抗

 

 

帝国GK「【フルパワーシールド】!!」

 

―――バキィィン!!!!

 

 

音ノ木坂学院「「「!!!!!!」」」

 

 

『止めたぁぁ!!三船選手のシュートはシールドに弾かれた!!音ノ木坂学院2点目とはなりませんでした!!』

 

 

真恋「…美奈のシュートが強すぎて感覚狂ってたけど、あのGKの技強力なのよね」

 

夜「どうするー?美奈みたいな強力なシュート…」

 

真恋「いるじゃない」

 

夜「!!そうだよね…!」

 

ボールを得た帝国学園は得意とする連携攻撃で確実に攻め込んでいく。

さすがの雛や真恋でもディフェンス指示に手こずるレベル。しかし、それでも音ノ木坂学院には絶対に安心出来る要がいた

 

 

帝国FW1「決めるよ!!」ピィーッ!

 

帝国FW「「はい!!」」バッ

 

 

『この動きは帝国学園のあの必殺技か!?』

 

 

帝国FW「「「【皇帝ペンギン2号】!!」」」ドガァン!

 

帝国学園が代々引き継ぐ必殺技シリーズ、「皇帝ペンギン」。

そのうちの一つである2号は3人のオーラを混ぜ込むことで巨大なパワーを生み出す。

 

 

それに対する高坂光穂

 

 

光穂「………」グッ

 

目を閉じ、胸に手を当てて全オーラを心臓に集結させる。炎のように高まっていくオーラを解き放ち、全力の一撃で皇帝ペンギンを迎え撃つ

 

 

光穂「はあぁぁぁぁっっ!!!!」

 

光穂「【マジン・ザ・ハンド】!!」ドォン!!

 

「「「!!!!!!」」」

 

帝国学園の選手3人で作り出した皇帝ペンギンのオーラよりも巨大な魔人。

高坂光穂1人でこの圧倒的な存在感

 

 

光穂「……うん。いいシュート」シュゥゥゥ…

 

 

『と、止めたぁぁ!!!!今大会無失点記録を伸ばし続ける音ノ木坂守護神 高坂光穂!!皇帝ペンギンを持ってしてもゴールをこじ開けることは出来ないのか!?』

 

 

光穂「弥生ちゃん!」パス

 

真恋「弥生、オーバーラップ行ける!?」

 

弥生「任せてください」

 

これ以上の少数精鋭があるのだろうか。

サッカー部がないにもかかわらず、こうして揃ったメンバー。

半数が日宮美奈無しでは自分と同じく今走っていることは無かっただろう

 

 

弥生「【疾風ダッシュ】!!」ビュン!

 

帝国DF1(加速…!!でも奪え―――ビュンビュン!!

 

帝国DF1「え…さらに速く…」

 

弥生「緩急は基本ですよ」

 

 

『センターバックの園田選手が切り込む!!前では前線選手が待っています!!』

 

 

園田「小原先輩!!」パス

 

サエ「…!」

 

自分の頭上に―――ボール

 

 

サエ「―――っっ!」バッ

 

 

私、言いましたよね?

 

 

サエ「【バイシクルソード】」ギュン!

 

 

必ずあなたのカウンターを破ると

 

 

サエ「貫く。これで終わりデス」

 

―――ギュウゥゥゥン!!!!!!

 

 

帝国「「「!?!?!?」」」

 

帝国FW1「あの威力…ヤバい!?」

 

帝国GK「ふ、【フルパワーシールド】!!」

 

黒い刃がシールドに突き刺さる。

私もまだ未熟。発展途上だということは認めましょう

 

 

帝国GK「ぐ…ぐぐぐぐっっ!!!!」

 

 

ですが。

 

 

 

―――バリィィィィィン!!!!!!

 

帝国GK「―――」

 

帝国「「「」」」

 

 

サエ「私のシュートを止められるのは、日宮美奈だけです」

 

 

『ゴーーール!!!!小原サエ選手がシールドを再びこじ開けたぁぁ!!』

 

『そ、そしてここで試合終了!!2-0で…なんと、初出場の音ノ木坂学院が全国高校女子サッカー大会本戦に出場が決定となりました!!!』

 

 

 

美奈「……副会長」

 

サエ「サエよ」

 

美奈「!」

 

サエ「今日からライバル。私のことはサエって呼んでください」

 

美奈「は、はい!」

 

光穂「美奈ちゃーん!私たち全国行くよー!」

 

 

この後。サエの両親との直談判が待っているのだが、それはまた別の話。

音ノ木坂学院本戦出場。これはまだ"音ノ木坂の奇跡"と呼ばれる以前の話。

 

奇跡はここから始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日宮美奈、か…」

 

 

 

 

 

 

―――――――――

 

 

 

 

全国高校女子サッカー大会東京都予選決勝から1ヶ月が経とうとしていた

 

 

美奈「あ、あづい……」

 

季節は夏。夏休み。

高校生ならば誰もが青春を謳歌するこの時期。音ノ木坂学院サッカー部はもちろん、毎日サッカー漬け

 

 

弥生「水分補給はしっかりしてくださいね」

 

美奈「すました顔で言うけどさ…弥生ちゃん汗かいて無くない?」

 

光穂「弥生ちゃんは昔からそうなんだよ〜」

 

元々個のレベルが極めて高い音ノ木坂学院サッカー部だが、響木の指導の元。

連携のレベルも全国レベルに仕上げてきていた

 

 

真恋「でもねぇ…やっぱり実戦が欲しいわよね」

 

今の音ノ木坂学院サッカー部が求めていたのは対人。練習試合だった。

東京都内では敵無しだからこそ。練習試合での収穫がどうしても少なくなることが悩みだった。

帝国学園との練習試合も行ったが、何度も出来るような余裕はあちらもない

 

 

乃々子「うーん…県外?」

 

光穂「県外!!私行きたい!!」

 

鈴香「いいじゃん県外!!」

 

サエ「目的は遊びじゃないですからね」

 

県外の高校との練習試合。

確かに、自分たちと同じレベルのチームと戦えるかもしれない。

しかしそんなチームが本戦に出場しないわけが無い。この大事な時期にデータを漏らすようなことは両チームとも躊躇うのは無理もなかった

 

 

美奈「県外…本戦に出ない…うーん、」

 

美奈「……あ、」

 

「「「??」」」

 

美奈「あーーー!!!!!!」

 

「「「!?!?!?」」」

 

乃々子「どうしたの急に!?」

 

美奈「いた!県外で本戦に絶対に出場しない、すごく強いチーム!!」

 

「「「!!!!!!」」」

 

夜「まじか」

 

真恋「本当なの!?どんなチームなの!?」

 

美奈「ちょっと今から電話してみる!」

 

 

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

 

こちらも灼熱照らすグラウンド。

休憩を利用し涼むため、海風が吹く海岸道りで1人、海を眺める少年がいた

 

 

「…ん?電話……美奈??」

 

「どうした。お前からなんて珍しいな」

 

少年の頭の中は海のことで埋め尽くされていた。暑くてどうにかなりそうなこの体を海で早く冷やしたい。溶けたい。

そんなことを考えていたがすぐに、

 

 

「!!!!」

 

 

そんな考えも吹き飛ぶことになる

 

 

「音ノ木坂学院と練習試合…お前らが来るのか??まじかよ」

 

「ああ!待ってるぜ。絶対に負けねぇから」

 

 

少年の目は、海よりの眩しく輝いていた

 

 

 

 

北也「この松浦北也が全部止めてやるよ!」

 

 

 

 

 

次回、音ノ木坂学院サッカー部 沼津遠征

 

 

 

 





絶対音感
梨本乃々子ちゃんが持っている音楽の才能です。敵味方の動きをメロディーとして捉えることにより、その動きや展開を予想出来るらしいです。すごいですね

アストロゲート
緑川リュウジの必殺シュートです。エイリア時代の"アストロブレイク"の上位互換で、輝こうでは三船夜さんの必殺技になっています

疾風ダッシュ
皆さんおなじみの風丸さんのドリブル技です。海未ちゃんの"START:DASH!!"は弥生さんのこの技を参考にしたのかもしれません

マジン・ザ・ハンド
「原点にして頂点」。円堂守の必殺技です。穂乃果ちゃんがゴットハンド系の技に対し、光穂さんはマジン系の技が中心となっています


次回は沼津へ遠征です。北也さん以外にも…?

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。