ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです。
今回の後半からついにロシア戦です。短めですがよろしくお願いします




第3章 150話 「ロシア戦 "アイス・ブルーの瞬間"」

 

 

 

 

 

ロシア戦 前日

 

 

 

理亞「【ラストリゾート】っっ!!」ドガアァン!!

 

ホノカ「【ゴットハ───ボゴッッ!!!!

 

穂乃果が飛び出そうとしたのと同時に破裂する"ラストリゾート"。チーム・ガルシルドとの試合から数日が経つが、一向に進展の気配がない

 

 

理亞「ハァ…ハァ…また、失敗…」

 

聖良「理亞、もう今日は"ラストリゾート"を撃つのは…ダメージが、」

 

理亞「まだ…!完成させるまでやめない!!」

 

穂乃果「穂乃果は最後まで付き合うよ」

 

理亞「…!」

 

穂乃果「時間も残ってないからね。悔いなくやろう」

 

自分の体を追い詰めているのは理亞だけでは無い。限界を超えるため、今よりも進化するため、選手たちの特訓に熱が入る

 

 

凛、海未「「【雷光の矢】!!」」ドガアァン!!

 

果南「は、速っ!?────バシュウゥゥン!!

 

 

月「…"雷光の矢"。速くなってるね」

 

ツバサ「凛の連撃が大きいわね。それに…私は果南が気になるわ」

 

月「果南ちゃんが?確かに、あのシュートに反応できるのは流石だけど」

 

ツバサ「…………」

 

 

果南「うーん……」

 

海未「果南。難しい顔をして何か悩み事が?」

 

果南「……私、病気かもしれない」

 

海未「!?」

 

凛「にゃー!?果南ちゃん、どこか悪いの??」

 

果南「なんか…たまにおかしな見え方になるんだよね。"世界"が」

 

海未、凛「「??」」

 

 

コートの外ではシュート練習の順番待ちをする千歌と曜が筋トレを行っていた

 

 

千歌「…ふぅ、ふぅ、ふぅ」

 

曜「185…186…千歌ちゃん。サッカー始めた時よりも腹筋の回数すごく増えたね」

 

千歌「毎日…ふぅ、やったからね…ふぅ、まだまだいけるよ」

 

曜「じゃあ、300回ヨーソロー!」

 

千歌「うおぉぉ!!みかんパワー!!!!」

 

 

善子「千歌たち……やるじゃない…」グッグッグッ

 

花丸「善子ちゃん…やっぱりマル降りるよ?」

 

善子「このまま続ける…!!」グッグッグッ

 

一方、善子は花丸を背中に乗せて腕立て伏せをしていた。1セット行うだけで溢れ出る汗。効率を追求した善子はそのままの体勢で水分補給できるように、ストロー付きのスクイズを用意

 

 

善子「20…!!ぐうっっ…21!!!」

 

これが、高海志満の教えを受けたものの姿

 

 

英玲奈「……浦の星は陸軍部か何かか?」

 

梨子「あはは、私も正直引いてます…」

 

梨子も十分、人のこと言えないだろうと思いながらも話を続ける英玲奈。フィールド全体、そして選手一人ひとりの様子を確認し、対ロシアへの作戦を練っていた

 

 

英玲奈「理亞の"ラストリゾート"がロシア戦までに完成するかは分からない。火力はルビィ、メインが妥当だな」

 

梨子「完成出来なかったらを考えると…そうなりますね。監督から何人かスタメンの指示がありました。それで考えてみます」

 

英玲奈「……梨子」

 

梨子「…?」

 

英玲奈「変わったな」

 

梨子「…私もそう思います」

 

英玲奈「たまに考えるんだ。もし、私たちがチーム全体をもっと見ていたら…音ノ木坂にも勝っていたのだろうかと」

 

梨子「…それは、」

 

 

あんじゅ「浦の星女学院の桜内梨子だから、今や国の代表なのよ」

 

英玲奈「…!」

 

梨子「あんじゅさん、」

 

あんじゅ「過去を後悔するよりも、日本代表としての梨子ちゃんとのサッカーを…また後悔しないように、全力を尽くすのがクールじゃないかしら」

 

ツバサ「全てはそう。奇跡っていうのかしら」

 

英玲奈「ツバサ、」

 

ツバサ「梨子が浦の星女学院に行ってなければ…私たちはここまで来れなかった。私たちも、仲間の大切さに気づくことが出来なかった」

 

梨子「私が目標を見失っていたのも原因です。あの時は…サッカーを楽しめていなかった。でも、」

 

梨子「今はツバサさん、英玲奈さん、あんじゅさんとサッカー出来て…本当に楽しいです」

 

ツバサ、英玲奈、あんじゅ「「「………」」」

 

あんじゅ「そ、そそう?私はまぁまぁ、いいんじゃじゃないか、しら?完全にフルハ「隠しきれてないぞ。あんじゅ」

 

ツバサ「……梨子」

 

梨子「は、はい」

 

ツバサ「それで、監督からはほかにどんな指示を受けているのかしら」

 

ツバサからの突然の質問に梨子の表情は真剣なものへと戻っていた。そして、司令塔から語られたのは…あのタクティクス

 

 

梨子「……"スリリングワンウェイ"の完成です」

 

英玲奈、あんじゅ「「!!!」」

 

英玲奈「遂に来たか…だが成功率は高くないぞ?」

 

梨子「試合中に何とか完成させてみせます。そのためにも英玲奈さん。よろしくお願いします」

 

英玲奈「ああ。やれるだけのことはやる」

 

ツバサ「………」

 

あんじゅ「ツバサは何かあるのかしら?難しい顔をして」

 

ツバサ「…そうね、気になることがね」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

ー ロシア戦 当日 ー

 

A『さあ…!!フットボールフロンティアインターナショナルもいよいよ準決勝!!世界一を争う4チームの、本日、第1試合が行われます!!!!』

 

A『第1試合は、ここまで目まぐるしい進化を遂げ、強豪たちを打ち破ってきた今や優勝候補の一角!!日本代表"サニデイシャパン"!!!そして、圧倒的なチームプレーと個人技!イタリア、ブラジルに次ぐFFIの実力派チーム!!"ロシア代表"パーフェクトスパーク"の試合が行われます!!!!』

 

 

 

ー 日本代表 控え室 ー

 

 

美奈「スタメンを発表するわよー!」

 

美奈「FW 鹿角理亞、綺羅ツバサ」

 

理亞、ツバサ「「はい!!」」

 

美奈「MF 高海千歌、園田海未、渡辺曜、矢澤にこ、統堂英玲奈」

 

千歌、海未、曜、にこ、英玲奈「「「はい!!」」」

 

美奈「DF 鹿角聖良、優木あんじゅ」

 

聖良、あんじゅ「「はい!」」

 

美奈「リベロ 津島善子」

 

善子「はい」

 

美奈「GK 松浦果南」

 

果南「…はい!!」

 

 

美奈「みんなも知っての通り、ロシアの選手たちは全ポジションでプレーするスキルを持っているわ」

 

真恋「キックオフ前になって初めて、ロシア代表のスタメンが分かることになる…あなたたちに求められるのは、今まで以上の対応力よ」

 

美奈「前半で力尽きる気持ちでね。本気をぶつけて…勝つわよ。この試合」

 

「「「はい!!!!!!」」」

 

 

 

 

 

A『おっと!ここでスタメンの情報が入ってきました!!』

 

 

ー サニデイシャパン ー

 

FW…………鹿角理亞、綺羅ツバサ

 

MF………渡辺曜、高海千歌☆、園田海未

 

MF……………矢澤にこ、統堂英玲奈

 

DF……………鹿角聖良、優木あんじゅ

 

DF……………………津島善子

 

GK……………………松浦果南

 

1-2-2-3-2

 

 

レヴィン『高坂穂乃果選手と黒澤ルビィ選手がいませんね。中心選手をスタメンに起用しない…これは高海監督の狙いでしょうか』

 

A『FWには"ゴットストライカー"綺羅ツバサと"雪原の狼"鹿角理亞。ブラジル戦でも活躍した両選手ですが、この起用が試合にどのような影響をもたらすのか!?』

 

 

 

"パーフェクトスパーク"

 

FW……………………ユーリー、エリ

 

MF…………………………フロイ☆

 

MF…シモン、ヴィクトール、シャミール、ルース

 

DF…………アレクセイ、ラビ、グエンナディ

 

GK…………………………ゴラン

 

3-4-1-2

 

 

 

希「えりちがFW…」

 

美奈「しかもセンター…厄介ね。いつでも行けるようにしておいてね」

 

希「はい」

 

 

 

 

絵里「にこ、海未。久しぶりね」

 

にこ「あんたがセンターFWで出て来たのは意外だわ。それでも、にこたちは負けないわよ」

 

海未「成長した私たちを見せます」

 

絵里「ふふ。楽しみだわ」

 

 

 

ー 観客席 ー

 

フラム「和葉さん。なんで日本は高坂穂乃果と黒澤ルビィをスタメンにしなかったんですか?」

 

和葉「…そうだね、多分すぐに分かると思うよ」

 

鞠莉「…果南」

 

 

 

A『さあ、間もなくキックオフです!!!』

 

 

 

スタジアムが歓声で盛り上がる中、フィールドに立つ選手。そしてベンチは恐ろしいほど静か。全神経を集中させ、数秒後の自分がどう動いているか、相手がどう仕掛けてくるかイメージする。

前半はロシアボールでキックオフ。

いつでも来い。そう体全体で訴えたのと同時に、準決勝の始まりを告げる笛が────

 

 

 

────ピーーッ!!!!

 

 

ユーリー「見せてあげて。エリー」ポン

 

絵里「ええ」

 

FWのユーリー・ロディナが絵里にボールを渡した。日本の選手たちは構える。音ノ木坂学院…同じチームメイトの時から、絵里の実力には飛び抜けたものがあると…

 

 

絵里「────っっ!」バッ

 

海未(振りかぶった──────

 

果南「あれ…しゅ─────

 

 

 

 

―――バシュウゥゥゥゥゥン!!!!!!

 

 

少し強めの風が、音の次に流れていく

 

 

果南「」

 

 

音…?なぜ自分の後ろから、ボールが擦れるような音が聞こえるのか?

 

 

ルビィ「……え、ヤバ」

 

美奈「まさか…ここまでとは」

 

 

果南は足元に、ボールが転がっていることに気づいた。そして…フィールドの中心で足を突き出していたのが──────

 

 

絵里「【アイス・ブルーモーメント】」

 

絵里「海未…成長してるのは、あなたたちだけじゃないのよ?」

 

 

A『き、決まったぁぁぁ!!!!ロシア代表、試合開始から僅か数秒で先制!!会場全体が…どよめきに包まれています!!』

 

 

果南「今……決められた??」

 

善子「絵里がボールを蹴ろうとして…気づいたらゴールに入ってた…」

 

未だに決められた実感が湧いていない果南。そしてサニデイシャパンの選手たち。

まるで…ボールの瞬間移動。絵里のその蹴りは、ネットだけでなく、日本の選手の心までも大きく揺さぶる一撃となった

 

 

英玲奈「誰か…目で追えた者はいるか?」

 

にこ「人間が捉えられる速さなの…?」

 

揺らされる心は波のように徐々に大きく。周りへと次から次へと伝わっていく。

つまり、日本は試合開始早々で精神的に劣勢に立たされたのだ。不安が高まり、これでは…まるで、

 

 

千歌「あの試合と同じだよ!!!!」

 

日本「「「!!!!!!」」」

 

曜「千歌、ちゃん…?」

 

千歌「チーム・ガルシルドとの試合…あの時も強化人間とラフプレーの勢いに圧倒されて、自分たちのサッカーが全然出来なかった!!」

 

千歌「あの時のように後半からの切り返しじゃ、ロシアには絶対に勝てないよっっ!!!」

 

新たな波が、千歌の声により選手たちの心の中に生まれていく。その波が不安や焦りの波に抗い、そして…飲む混むように波は勢いよく広がっていく

 

 

海未「反則級のスピードを持つシュートだとしたら…撃たせなければいいんです」

 

千歌「海未さん…!」

 

海未「千歌、ありがとうございます。おかげで気を引き締め直せそうです」

 

理亞「ふん…!これぐらいでビビるなんて私はしない!でも…おかげで全力でやれそうよ」

 

千歌「うん…!そうだよ!試合はまだ始まったばかり。ここからが勝負だよ!!」

 

 

フロイ「エリーの言った通りだ。これだけでは日本の心は折れないね」

 

絵里「流石でしょ?でも…勝って決勝へと進むのは私たち」

 

 

絵里「千歌…もっと楽しませて…!!」

 

 

 

日本 0-1 ロシア

 

 

 





「アイス・ブルーモーメント」シュート、絢瀬絵里
オリジナル技です。モデルはもちろん"アイス・ブルーの瞬間"から。ただただ速いシュートなのでしょうか?詳細は次回以降語られると思います。

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