ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも。ルビィちゃんキャンディーです。
やっと亜里沙ちゃんを出せました。執筆開始前から出す予定だった子だったので嬉しいです。




第3章 155話 「ロシア戦 "絢瀬亜里沙 衝撃の能力"」

 

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

サニデイシャパンの勢いに飲まれ、逆転を許してしまったロシア代表。"オーバー・ザ・エボリューション"と"ラストリゾート"により4-2で前半を終え、後半戦へと準備を進めていた時だった。ロシア代表の交代選手に絢瀬亜里沙の名が呼ばれたのだった

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

ー サニデイシャパンー

 

FW…………鹿角理亞、黒澤ルビィ

 

MF………渡辺曜、高海千歌☆、園田海未

 

MF……………矢澤にこ、桜内梨子

 

DF……………鹿角聖良、南ことり

 

DF……………………津島善子

 

GK……………………松浦果南

 

1-2-2-3-2

 

 

 

ー パーフェクトスパーク ー

 

FW…………………ユーリー、絵里

 

MF……………………亜里沙、フロイ☆

 

MF…………シモン、ヴィクトール、ルース

 

DF…………アレクセイ、ラビ、グエンナディ

 

GK……………………………ゴラン

 

3-3-2-2

 

 

 

A『さあ、今大会初出場となる絢瀬亜里沙選手ですが、レヴィンさん』

 

レヴィン『はい。絢瀬絵里選手の妹であり、まだ中学3年だと聞きました。FFIの最年少選手である彼女の実績は…なかなか興味深いですね』

 

A『と、言いますと?』

 

 

 

 

絵里「なんとか…間に合ったわね」

 

フロイ「未だに信じられないよ…アリサが立っているなんて…」

 

絵里「無理も無いわ。私も亜里沙から連絡をもらった時、言葉を失ったもの…」

 

後半戦が始まる数十分前。ロシア代表の控え室に入ってきた少女に…選手たちは衝撃のあまり、動くことが出来なかった

 

 

絵里『亜里沙…!!』

 

亜里沙『お姉ちゃん久しぶり!』

 

姉である絵里が真っ先に少女の元へと駆け寄った。1人で立ち上がれるようになっていた亜里沙はパーフェクトスパークのユニフォームを纏い、3年前と同じ、自信に満ち溢れた目をしている

 

 

亜里沙『黙ってて本当にごめんなさい。でも、間に合って良かった…亜里沙はサニデイシャパンに勝つために後半戦から出るよ』

 

ユーリー『ちょ、ちょっと…まだ理解が追いついていないよ。アリサ、あなた、本当に大丈夫なの??』

 

亜里沙『………』

 

ユーリー『あなたの足は…完治したの??』

 

ロシア『『『…………』』』

 

静まり返る控え室。その中で亜里沙は一言、

 

 

亜里沙『したよ』

 

ユーリー『……』

 

亜里沙『私の心配はもう必要ない。みんなで…またサッカーしよ!』

 

 

 

 

フロイ「エリーが最後にアリサを見たのは、」

 

絵里「日本を発つ前。約2ヶ月前よ」

 

フロイ「怪我が完治したとして…代表レベルのサッカーが本当にできるのかな、」

 

自分たちのすぐ後ろでは亜里沙が体をほぐしている最中だった。やはり信じられない。まるで、誰か別人を見ているような感覚だった

 

 

レヴィン『小学6年でU16の代表選手に選ばれ、名門のクラブチームからも声が掛かるほどの選手でした…しかし、足の難病を患い、日本で3年間、治療の日々を送っていたようです』

 

A『なるほど…では、それほどまでの実力を持つ選手。大いに期待出来ますね…!』

 

 

フィレア「キャプテン。絢瀬亜里沙という選手、聞いた事ありますか?」

 

和葉「……昔、風の噂で聞いたことがある」

 

和葉「亜里沙のサッカーは邪道…そういう人もいるらしい」

 

フィレア「邪道……」

 

 

一方、言葉では言い表せない不安感を、サニデイシャパンの選手たちは抱いていた

 

 

ルビィ「…絢瀬亜里沙」

 

理亞「中3で代表…ってことは、それだけ強いってことなんじゃない?」

 

にこ「だとしてもよ。私たちは亜里沙のサッカーを知らないわ。どんなプレー、技、能力なのか…」

 

だが、現在4-2で日本がリードしている。ここで警戒し過ぎて受け身になれば、流れはすぐに変えられてしまうだろう。

ここは前半と同じく勢いで攻めていくのが最善。日本の選手たちの考えは同じだった

 

 

 

ピーーッ!!!!

 

 

理亞「行くわよ…ルビィ!」

 

ルビィ「うん!」

 

 

A『さあ、後半戦開始です!!絢瀬亜里沙選手は、いったいどんなプレーを見せてくれるのか!?』

 

 

絵里「……!」バッ

 

 

ルビィ「"スノーハレーション"来るよ!!」

 

理亞「分かってるっっ!!」

 

足を止める必要は無い。絵里が技を発動するよりも速く駆け抜ける、それだけ

 

 

ルビィ「【スプリント──────」グググ!!

 

──────ワープGX】っっ!!」ギュン!

 

その場でしゃがみ、地面を抉る勢いで飛び出したルビィ。理亞はそれと同時に縦へのキラーパスを放つ

 

 

A『鹿角理亞のシュートのようなパスが黒澤ルビィに繋がります!!絢瀬絵里は対応出来ない!!』

 

 

絵里「…っっ!!フロイ!」

 

フロイ「任せて。私が時間を「亜里沙が行きます」

 

絵里、フロイ「「!!」」

 

フォローに行こうとしたフロイよりも先に亜里沙が前へ出た。ドリブルで近づくルビィ相手に、亜里沙はどう対応するのか

 

 

亜里沙「亜里沙が大丈夫だってことを、プレーで証明する」

 

 

A『おおっと!!ここで絢瀬亜里沙が黒澤ルビィの行く手を阻みます!!!』

 

 

ルビィ「病み上がりでも容赦しないよ」ギュン!!

 

亜里沙「……」

 

数十メートルはあるであろう距離を一瞬で詰めるルビィ。目で捉えるのも困難なそのスピード

 

 

ルビィ(抜けたっっ─────────

 

亜里沙は反応出来ていない。すぐ横を駆け抜け、また1人、圧倒て―――"ズルッ"

 

 

 

─────────え」ドサッ!

 

 

日本「「「!?!?!?」」」

 

 

フィレア「な…!?」

 

和葉「………」

 

 

ロシアのゴールを見据えていたはずの目が、気づいた時には―――空を見ていた。

背中には地面の感覚。そして遅れてやってくる衝撃。何が起こったか理解するのに数秒。

 

ルビィは地面に、倒されていた

 

 

理亞「ちょっ…今の何よ??」

 

千歌「抜いたはずなのに…取られた??」

 

状況が理解できないサニデイシャパンの選手たちに対し、ルビィは悔しいという感情よりも先に。今までにも何度か味わったような、謎のデジャブを感じていた

 

 

ルビィ「あの…動きって、善子ちゃん…の?」

 

 

A『ボールを奪った絢瀬亜里沙がドリブルで持ち込みます!!!』

 

 

にこ「…!ヤバっ!!ディフェンス、切り替えよ!!!」

 

ルビィからボールを奪うその実力。只者ではないことがハッキリとした中、真っ先に亜里沙へと勝負を挑んだのは―――

 

 

曜「勝負!!」

 

亜里沙「…渡辺曜さん」

 

自慢の運動神経を活かし、亜里沙がどんなプレーをしてきても対応してみせる。

そんな心意気で立ち塞がった"フィールドのマーメイド"

 

 

亜里沙「―――!!」バッ

 

曜(来た…!!)

 

スピードでの強引な突破ではなく、テクニックで攻めてきた亜里沙。巧みなボールコントロールで曜が釣られるのを誘っている

 

 

曜(にこさんやブラジルの選手たちのプレーに近い…凄い技術だ…)

 

だがにことの実戦的な1対1は何度も積み重ねてきた。どんなフェイントやテクニックがあるかは…対策済み

 

 

曜「貰ったっっ!!」バッ!

 

左足でボールを左外に流すと見せかけての股抜き。にこが何度も曜に仕掛けたプレーだった。全く同じ動き。一度、大きく体を左へ動かすタイミングに合わせ飛びこ―――

 

 

 

───────ギュン!!!!

 

曜「え!?」

 

亜里沙「―――!!」

 

曜(急に―――スピードでっっ!?)

 

突然動きが変わった。惑わせるフェイントドリブルから、スピードで差をつける高速ドリブルへ。

曜は着いていけず、突破を許してしまった

 

 

曜「あ、あの飛び出し…ルビィちゃんみたいだった…」

 

 

その後も、日本の選手たちを次々と躱していく亜里沙

 

 

海未「くっ…なかなかパワーがありますね…亜里沙!」グググ

 

にこ「ちょっ!?ドリブル速!?」

 

まるで選手ごとにプレーを使い分けているようだった。誰も止めることができず、残りのDFは善子のみとなった

 

 

ことり「ヨハネちゃん…!フォローに行くからそれまで耐えて!!」

 

善子「必要無いわ。私がボールを取り返す!」

 

善子「【Deep Resonance】!!」

 

 

A『来ました…!津島善子の共鳴!!』

 

レヴィン『サニデイシャパンの中でも特に厄介な選手です。そう簡単には抜けませんよ』

 

 

相手の動きに共鳴し、突破・回避・守備を仕掛ける善子の切り札。

どんなに相手が天才だったとしても。この技の前では無力だ

 

 

亜里沙「―――!」

 

善子(スピードで来るわね…無駄よ)

 

目で捉え、神経を通り脳を経由、運動神経へと指示を送るその時間は無駄。骨髄反射も誤差が生じる。

共鳴はそれよりも速く、ほとんど相手と同タイミングに近いレベルで相手の動きに合わせる

 

 

亜里沙「―――っっ!!」グッ!

 

前のめりにしゃがみ、クラウチングスタートの要領でスピードを引き出す。ルビィが得意とする動きであり、亜里沙も同じく得意としているようだ。

 

地面を蹴るのと同時に亜里沙は消えた。スピードによる目眩し、だが善子は彼女がどこにいるかは手に取るように分かる。そしてすでに体が対応するために動いている

 

 

善子「上ね…!バレバ─────

 

左右ではなく頭上からの突破。無駄だ。今からでもボールを奪うことは可能。

そう確信しながら、善子が頭上へと顔を上げた時だった

 

 

梨子「……善子ちゃん、違う!!」

 

 

亜里沙「【ドロップアウト】」バチバチ!!

 

善子「──────は?」

 

頭上では、両足でボールを挟み、オーラを迸らせる亜里沙の姿があった。スピードによる突破では無い。最初から…技による強引な、

 

 

―――ドガアァン!!!!

 

善子「きゃっ!?」

 

 

A『絢瀬亜里沙が必殺技を発動…!!"共鳴の堕天使"が敗れました!』

 

 

理亞「なっ…!?なんで私の技を亜里沙が使ってるのよ!?」

 

梨子「技だけじゃない…スピードで翻弄、相手の視界から外れたところを必殺技で突破。プレースタイルも理亞ちゃんとそっくりだった…」

 

理亞「プレースタイルも…」

 

梨子「…亜里沙ちゃんの能力、考えられるのは」

 

 

 

 

 

 

 

和葉「コピーだよ」

 

フラム「コピー!?」

 

和葉「絢瀬亜里沙…相手のプレースタイル、 必殺技をコピーして自分の物にする。まさに、反則級の能力だね」

 

フラム「は、反則にも程があるよ…」

 

 

 

にこ「くっ…コピーって何よ…だからプレースタイルがコロコロと変わってたのね」

 

千歌「果南ちゃん!!気をつけて!!」

 

善子が突破されたことにより、果南と亜里沙の1対1が始まった。

果南は集中する。コピーならば誰かのスタイルと同じシュートを撃ってくるはずだ。対策が出来ない、その場での一瞬の判断が求められる

 

 

亜里沙「―――!!」バッ

 

そして、対する亜里沙は敢えてシンプルな技を選択した

 

 

月「…!!あの技は、」

 

穂乃果「……やばい、果南ちゃん!!!」

 

 

高速、トリッキー、そんなシュートを撃つ必要はない

 

 

亜里沙「っっ!!!!」メキッ!!!

 

 

松浦果南の真正面に放つ。それは絶対に決められるという自信の表れ。そして、

 

 

亜里沙「はあああぁぁっっ!!!!」ドガアァン!!

 

 

日本に"再び"、絶望を与える一撃となった

 

 

 

亜里沙「【ブレイブショット】っっ!!」

 

果南「う、嘘でしょ!?!?」

 

穂乃果の、そして三浦和葉の超強力なシュートをコピーした亜里沙。果南はすぐに神器を召喚するも―――

 

 

果南(こ、このシュートは…)

 

果南「形状変化"アトランティス"!!!!」

 

パワータイプの形状へと変化させ、迫るシュートへと立ち向かう。

もし、三浦和葉の"ブレイブショット"と同じだとすれば、

 

 

果南「はああああっっ!!!!」

 

 

 

 

 

―――ガギイィィィィィィィン!!!!!!

 

 

果南「ぐあぁっ!?」ビリビリ!!

 

日本、イタリア「「「!!!!!!」」」

 

 

松浦果南に────勝ち目はない

 

 

果南(また…弾かれたっっ!!!!)

 

 

 

―――バシュウゥゥゥゥン!!!!!!

 

A『ゴール!!!なんということでしょう!高坂穂乃果、そして三浦和葉の"ブレイブショット"を放ち、サニデイシャパンのゴールを破りましたぁぁ!!!!』

 

 

ユーリー「凄い…あの頃と同じだよ」

 

ヴィクトール「本当に完治したんだね」

 

絵里「亜里沙…!」

 

 

 

果南「ハァハァ…くそっ…!!あの時と同じだ…!」

 

 

和葉『【ブレイブショット】』ドガアァン!!

 

果南『と、止められ…!?』ガギィィン!!

 

 

イタリア戦、三浦和葉に完膚なきまでに叩きのめされ、手も足も出せなかった果南。

重いシュート、触れないシュートに抗うため…ルビィ相手に特訓を積んできたが、やはりまだ自分には遥か先の世界だったようだ。

 

あの時の絶望感を、まさかイタリア戦以外で再び味わうことになるとは

 

 

亜里沙「"カミウツシ"」

 

果南「…!!」

 

亜里沙「それが私の技です。目で見たものを…映すようにコピーします」

 

果南「カミ…ウツシ、」

 

 

絵里「亜里沙は3年前、"ヘーミテオス"…"半神"と呼ばれた選手。神の瞳は全てを映す」

 

フロイ「…あの時のアリサだね」

 

絵里「ルビィや三浦和葉を超える天才。勝負はまだまだこれからよ」

 

 

 

日本 4-3 ロシア

 

 

 

 





『カミウツシ』特殊技/絢瀬亜里沙
ヘーミテオス(半神)の2つ名の由来となった必殺技です。神の瞳で見たプレー、必殺技をコピーします。詳しいことは次回以降、明らかになっていくと思いますが取り敢えず、新たなチートキャラの爆誕です。


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