ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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皆さんどうも。ルビィちゃんキャンディーです。
今回は辻褄合わせをしていきます。





第3章 162話 「"歴史の修正"」

 

 

 

前回の、輝こうサッカーで!

決勝で戦うはずだったイタリア代表が大差で散った。日本代表の対戦相手はコトアール代表…しかし、何か様子がおかしいチーム。

そして、謎の少女だった葉石晴夏が衝撃の告白をし始めるのであった

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

晴夏「私も……私たちのサッカーを守るために未来から来ました」

 

晴夏「これから話すことは…全て真実です」

 

ツバサ「待って」

 

言葉を遮るように口を開いたツバサ。それは突然の展開に困惑し、理解が追いついていないメンバーたちを代表した行動だった

 

 

ツバサ「突然、未来とか言われてもほとんどの人が信用出来ないと思うわ。何か証明出来るものはあるのかしら?」

 

晴夏「……証明、ですか」

 

予想していたとはい、やはり受け入れてもらうのは難しかったかと言葉を詰まらす晴夏。

しかし、そんな彼女を庇おうとする者が1人

 

 

希「うちは本当やと思うよ」

 

晴夏「…!」

 

「「「!!!!」」」

 

全員が驚く中、希は続けた

 

 

希「実はね、ブラジル戦前のスパイ探しの一件の時…月ちゃんと同時に晴夏ちゃんの事も調べてたんや」

 

月「晴夏ちゃんは関係無いんじゃなかった…?」

 

希「そう思ってたけど、偶然にしては少し気になる共通点があったんや」

 

ツバサ「共通点?」

 

希「晴夏ちゃんが外出している時に、サニデイジャパンのメンバーの誰かが事件に巻き込まれていた」

 

日本代表の宿舎は選手が外出する時は名簿欄に記入、門限の時間に点呼をとるというのが決まりだった。

その外出日と数々の事件を照らし合わせた結果…

 

 

希「ガルシルド邸に潜入した時間、ガルシルドの手下に襲われた時間、晴夏ちゃんはちょうど外出してたんや」

 

善子「でも、それは晴夏をスパイだって疑う証拠になっちゃうんじゃないの?」

 

希「違うんや。晴夏ちゃんは逆」

 

 

 

希『ラーメン屋の大将さん』

 

大将『…?どうした?嬢ちゃん』

 

希『千歌ちゃんたちがガルシルド邸に向かったことが分かった本当の理由ってなんですか?』

 

大将『……ありゃりゃ、バレてたか』

 

大将『葉石晴夏って子が教えてくれたんさ』

 

 

英玲奈「晴夏は私たちがガルシルド邸に向かったことを把握していた…?」

 

希「花丸ちゃん。ガルシルドの手下と試合したあの日、誰から買い出しを頼まれた?」

 

花丸「晴夏ちゃんずら。買うものが多くて…いつもより時間がかかって…」

 

希「そして偶然にも、ガルシルドの事件を担当しているサエさんの耳に入った…」

 

希「でも本当に偶然なんやろうか?」

 

にこ「希の考えすぎでしょ?」

 

希「……全部、こうなるって分かっていたら、辻褄が合うんや」

 

偶然かもしれない。だが、数々の晴夏の行動が無ければ、選手たちはもっと危険な目にあっていたかもしれない。

それは晴夏が未来から来たからこそ、全て把握していての行動だったのか。希の推理、そして晴夏への問い。これらは偶然か必然か

 

 

晴夏「……私のこれまでの行動は全て、1つの目的のためです」

 

希の話しを聞いたメンバーたちは、まだ疑ってはいるものの、晴夏の話しを最後まで聞くことにした

 

 

晴夏「ガルシルドの野望を食い止めること。それが目的です」

 

晴夏「そもそも、正しい歴史ではガルシルドが逮捕されることはありませんでした」

 

「「「!!!!」」」

 

晴夏「皆さんも分かっているように…ガルシルドは"闇の力"を兵器として利用し…戦争を起こそうとしていました。私たちの世界では、現に今でも戦争中です」

 

千歌「戦争……」

 

月「じゃあ、晴夏ちゃんは過去に戻って歴史を修正。ガルシルドが戦争を起こさなかった未来を作ろうとした…ってことかな?」

 

晴夏「はい。でも…ダメだったんです」

 

千歌「ダメ?」

 

晴夏「歴史は…変わりませんでした」

 

闇の力を狙っているのは、ガルシルド1人だけでは無かった。また新たな存在が戦争を引き起こし、結果として未来での戦争は変わらない。

"闇の力"が存在する限り、戦争の未来は避けられないのだ

 

 

晴夏「だから…国は強硬手段に出ました。それがあの"オーガ"です」

 

晴夏「"オーガ"は歴史修正・戦争兵…両方の専門部隊です。狙いは千歌さんと穂乃果さん。戦争の根源を殲滅し、強制的に歴史を修正しようとしています」

 

「「「!!!!!!」」」

 

穂乃果「狙いは…私たち」

 

千歌「歴史を変えるために…闇の力を持つ私たちを…」

 

晴夏「私はそれを防ぎたいんです!!!!」

 

穂乃果、千歌「「!!」」

 

晴夏「千歌さんたちのサッカーを…その輝きを…絶対に失わせるわけにはいかないんです!!それは…血を引く私たちの使命でもあります、」

 

千歌「…血を引く?」

 

 

 

晴夏「私は高海千歌さんの曾孫にあたります」

 

 

千歌「……ゑ?」

 

「「「えぇえぇえぇえぇ!?!?」」」

 

千歌「わ、わわ私がひいお婆ちゃん!?!?」

 

曜「千歌ちゃん落ち着いて!?」

 

梨子「た、確かに…千歌ちゃんに似ている理由にも説明がつくわ…」

 

晴夏「ひいお婆ちゃんのサッカーを守るためにも…私が日本代表のメンバーに混ざり、一番近くで守る必要がありました」

 

晴夏「でも、オーガが活動を開始した今、皆さんの力を借りなければサッカーは守れません」

 

深々と頭を下げる晴夏。お願いしますと一言、日本代表の選手たちの答えを待った

 

 

穂乃果「答えは1つだよ!オーガに勝つ!」

 

晴夏「…!」

 

穂乃果「私たちのサッカーは私たちが守らないと。それに、歴史は必ず穂乃果たちが変えてみせる!!」

 

穂乃果「そうでしょ?千歌ちゃん」

 

千歌「はい。世界一がかかった決勝でもあります。全力のサッカーで私たちは戦います!」

 

千歌と穂乃果の考えに異議を唱えるものはいなかった。この2人が信じるならば迷いは無い。

それは、チームの信頼の証であり、強さの根源。サニデイジャパンの姿だった

 

 

美奈「話はまとまったみたいね」

 

穂乃果「監督…!」

 

美奈「千歌ちゃんの言う通り、次の試合は相手が誰であろうと決勝戦よ。世界一が決まるわ。それはここにいる全員に共通して言えること」

 

美奈「私たちも全力でサポートするわ。絶対に勝ちましょ♪」

 

「「「はい!!!!!!」」」

 

 

千歌(あれ…?千歌が曾祖母なら、お母さんは高祖母だよね、)

 

千歌(凄い変な感じだな…はは、)

 

 

晴夏のことを受け入れたサニデイジャパンは、そのまま決勝戦に備えてのミーティングを開始した。

対戦相手は"チーム・オーガ"。データがイタリアとの準決勝以外存在しないため、晴夏の説明も含め、分析を開始した

 

 

花陽「イタリアとの準決勝…36-0で勝利しています…必殺技の使用はありませんでした」

 

晴夏「彼女たちのサッカーはサッカーではありません…兵士として訓練されているため、手段は選ばないと思います」

 

果南「チーム・ガルシルドよりもタチ悪いね。勝算はあるの?」

 

必殺技などが見れなかった以上、細かな作戦を考えることは出来ない。

1つ言えることは、"オーガ"が自分たちの想像をはるかに凌駕する実力を持っているということ。

明日からの練習は今よりも強くなるため。自分たちにはそれしか出来ないが、それが最善の選択だった

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

「流石だな。サッカーにおいても、オーガの戦闘能力は凄まじい」

 

「だが…やはり恐ろしい奴らだ。高海千歌、高坂穂乃果の呪文に取り込まれた日本代表を、確実に潰さなければならない」

 

未来の世界。議会室でオーガの報告を受けた特殊部隊司令部では"オペレーション オーガ"のPhase2への移行の準備が進められていた

 

 

「提督。歴史修正のために、先に過去へと向かった2人の少女は…?」

 

「彼女らはもう必要無い。元々我々の軍の一員では無いのだ。オーガの殲滅対象だ」

 

「なるほど。聞いたな。"バタップ・スリード"」

 

バタップ『はい』

 

画面に映るチーム・オーガのリーダー、バタップ。

特殊部隊の中でもずば抜けた戦闘能力を持つ彼女は、戦場でいくつもの死闘を切り抜けてきている

 

 

「イタリア代表は見せしめ。お前たちの使命は歴史の修正だ。手段は選ばん」

 

バタップ『了解』

 

提督と呼ばれていた男が立ち上がる。その目には憎悪と怒りが溢れ、声にも力が入っている

 

 

「諸君!!我らは忌むべきサッカーを持って歴史を変える!!!未来のため、歴史に新たな真実を刻むのだっっ!!!」

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

時は戻って過去の世界。

 

その日の夜、ミーティングを終えた千歌と穂乃果は砂浜へと来ていた。

2人で話す時間が欲しい。千歌からの提案だった

 

 

穂乃果「いや〜…まさかフラムちゃんがね、」

 

千歌「穂乃果さんの曾孫さんだったなんて…」

 

 

千歌『あ、そういえば晴夏ちゃん』

 

晴夏『何ですか?ひいお婆ちゃん』

 

千歌『ひ、ひいお婆ちゃんはちょっと止めて欲しいかな…あはは、』

 

晴夏『はい!千歌ちゃん、何ですか?』

 

千歌『さっき、血を引く私"たち"って…』

 

晴夏『あちゃぁ…口が滑っちゃって』

 

千歌『ほかにも日本代表のメンバーの曾孫の人がいるってこと…なの?』

 

晴夏『イタリア代表に穂乃果さんそっくりなGKいましたよね』

 

千歌『あぁ、いましたね………ゑ?』

 

晴夏『その子です』

 

 

 

穂乃果「何十年たっても、世代が変わっても、千歌ちゃんとのサッカーは続いてるんだね!」

 

千歌「そう考えると…なんか嬉しいです」

 

木に吊るされているタイヤのところまで行くと、千歌は吸い寄せられるようにタイヤの元へ。

そしてそのまま足でタイヤを蹴り始めた

 

 

千歌「…私、まだ実感がわかないんです」

 

穂乃果「晴夏ちゃんのこと?」

 

千歌「それもあります。でも、本来の私たちの目標…世界一へのための戦いも、あと1試合だということが、決勝戦だということが…」

 

穂乃果「確かにね」

 

千歌「私はまだサッカーを始めたばかり…新しいことの連続で、一瞬一瞬が楽しくて…」

 

穂乃果「楽しいことはあっという間…このチームでサッカー出来るのもあと僅か」

 

あの日、UTX高校に集められた別々のチームの選手たち。最初はバラバラで、個人でも課題だらけ。しかし、気づいた時には世界一まであと一歩のチームまで成長していた

 

 

穂乃果「だけど、記憶には一生残るよ。今だけじゃない。この先も楽しいことは沢山ある!」

 

千歌「穂乃果さん…」

 

穂乃果「そのためにも…私たちの未来のためにも…決勝戦、絶対に勝とう」

 

千歌「はい…!」

 

 

夜空が映る海、その向こう、水平線の遥か彼方から次の朝が近づいてきている。

思い出と同時に決意を胸に―――

 

 

 

―――決勝戦、当日がやってきた

 

 

 




結論、ガルシルドが戦犯すぎ

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