ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
皆さんどうも!ルビィちゃんキャンディーです!
年内決着目標で頑張ります。
"Awaken the power"が黒澤ルビィの限界。
誰が決めたのか?それは紛れもない本人であり、自分で自分の限界を作ってしまっていたことに…気づくことなく数年の時を過ごした
ルビィ『ATPの進化?』
時を遡ること数日前。
練習に励んでいた黒澤ルビィは、突然の質問に反射するように答えていた
理亞『私たちの必殺技が"改・真"、"V2・V3"、"G2・GX"って進化していくように…"ATP"にも進化は無いのかなって思って』
ルビィ『……あるよ』
それが、"Awaken the Full power"だった。
理亞『"Full"…それがATPの進化によって加わる名前なのね』
ルビィ『だから、1人での新必殺技と呼べる技はあの時から完成していない。中学生…"ATP"と"ラストリゾート"を完成させてから…』
理亞『………』
そう言ってもなお、ルビィが特訓を続けるのは、心のどこかではまだ希望を持っているのではないのかと…理亞は感じていた。
弱いところ、ワガママなところ、それらを見せるルビィには、人間味があって少しだけ好感をもっていた。
しかし、それだけでなくルビィが自分の次のステージを見据え始めた時、理亞の心の中には嫉妬など存在していなかった
理亞『ルビィなら、出来るんじゃないの?』
もうその時には分かっていたのかもしれない。ルビィが自分にとってどのような存在なのか。
見るだけで腹が立つような奴?追いつけない敵?
違う。もう…認めよう。
理亞「ルビィ…私の相棒…ルビィなら絶対に超えられる。今の…過去の自分を」
バダップ「"ATP"を超えた"ATP"?」
ルビィ「そう。今からやってみようと思って」
千歌の体力が戻るまでの時間稼ぎ、それがルビィの自分へと挑戦するチャンスだった。
今の"Awaken the power"では歯が立たない。そして勝つためには千歌の闇の力による"カウンター"が必要
ルビィ「まず…これが"Awaken the power"」
ドォン!!と爆発音と共に体から炎が吹き出した。これだけでも十分世界レベルだが、オーガの選手相手ではまだ足りない
ルビィ「そして…"Awaken the Full power"」
100%、オーラを自身のエネルギーに変えるため、漏れていたオーラが消え、一見技を解除したかのように見えるATPの進化形態。
変化が分かるのは赤眼のみ。そしてここまでが…黒澤ルビィの限界だと、誰もが思っていた
ルビィ「そして…これが」バッ
理亞「………る、ルビィのやつ」
ルビィ「さらにっっ…"ATP"を超えたっっ!!」
「「「!!!!!!」」」
感じる。ルビィのオーラがスタジアムにいる者全員に、嫌でも感じとれる。
"Full power"よりもどんどん高まっている。
身体中の鳥肌が止まらない。一体何が始まろうと言うのだろうか
和葉「……止めろルビィ。それを使うと残された時間が無くなる。まだ試合は続くんだ」
和葉「あなたには時間が限られているんだよ…」
次第に、膨らみ続けるオーラはスタジアムの外にいる者のところまで伝わっていた。
ー ライオコット島 病院 ー
亜里沙「ここまでオーラが…ルビィさん、一体何を」
ー ヘブンズガーデン ー
セイン「このオーラは…あの人間、黒澤ルビィのものか…下界で何が起きようとしているんだ」
ルビィ「はあぁぁぁぁっっっ!!!!!」ゴゴゴ!!
紅く燃える少女を前に、バダップがドリブルを始めることは無かった。
例えさらに強くなろうと、私の鬼の力には敵わない。強化したところで…叩き潰すのみ。
しかし、この考えは後悔へと変わることとなる
ルビィ「はあぁぁぁぁっっっ!!!!!」ゴゴゴ!!
ルビィから放出されるオーラと覇気。
その逆に辺り一帯の空気が彼女の元へと集まっていた。次第に紅いオーラの周りが青白く変色し始める。その変化に…選手たちは見覚えがあった
A『か、会場全体が揺れています…!!』
レヴィン『これが…1人の人間が放つオーラなのでしょうか、』
理亞(ルビィ…!!!)
日本の選手たちは試合であることを少し忘れ、目の前で変わろうとしている1人のサッカー選手を固唾を呑んで見守っていた。
成功するか否かの緊張感、新たな力を知ることになるかもしれない興奮。
その"炎"の行く末を…この目で見届けたい。
そう、思っていた時だった
ルビィ「………」シュウゥゥン…
日本「「「!!」」」
「「「!!」」」
バダップ「…!」
せっかく高めていたオーラを、ルビィは解除してしまったのだ。
瞳を閉じたまま、紅髪の少女は動かない
バダップ(………違う。オーラが消えたどころか…これは、まさか────────
黒澤ルビィの瞳、そして口が開かれた瞬間
ルビィ「【Awaken the Last resort】!!!」
―――ドオォォォォォン!!!!!!
バダップ「…なっ!?」
「「「!?!?!?」」」
"Awaken the power"の時とは比べ物にならないほどの巨大な、そして近づけぬほどのオーラ。熱いとかの次元では無い。
黒澤ルビィの"紅色"は全て"青色"へと変化していた。髪、瞳、オーラ。
激しく燃え、宝石のように輝くその姿はまさに…"サファイア"だった
ルビィ「出来た…"Awake the power"の力に"ラストリゾート"の上乗せ!!!」ゴゴゴ!!
ルビィ「ちょっとでもさじ加減を間違えたら…オーラが暴走して体が破裂するところだったよ…でも、どうやら完璧にコントロール出来たみたい」ゴゴゴ!!
ルビィ「"Awaken the Last resort"…これがルビィの奥の手だよっっ!!!」ゴゴゴ!!
この試合初めて…いや、戦場でも経験したことがないほどの衝撃だった。
人間が…ただの人間が、闇の力を持たない旧人類である人間がこれほどまでのオーラを放つとは…バダップだけでは無い。オーガの選手たち全員が目を見開き、青く燃える少女を見た
ルビィ「技名長いし、"ルビィサファイア"とでも呼んでよ。パワー、スピード…あらゆる身体能力が今までの比じゃないよ?」ゴゴゴ!!
ザッ────と地面を踏み込む音がした。
対するバダップは構える…が、さらに衝撃の展開は続いた
ルビィ「いくよ────────ギュン!!!!
バダップ(は、速い!?)
棒立ちでボールを奪われるのは…これが初めてだった。すぐに振り向く…が、
バダップ「…いない、だと「こっちだよ」
バダップ「!?」
ルビィ「………」ゴゴゴ!!!
ボールを奪ったということは自分の背後にいることになる。しかし、ルビィの声は前から聞こえた。そしてその姿も。
奪って、自分が気づかない間に再び前へと回り込んだ?見えなかった。分からなかった
エスカバ「今度は青髪か…また随分と派手になったな」
ミストレ「出し惜しみするほどの力なのか?」
理亞「……」
"ラストリゾート"を知らないからそんなことが言えるんだ…!!理亞は心の中で冷静に分析した
理亞("ラストリゾート"は…その圧倒的パワー、反則級の圧力、それらと引き換えに体力をごっそりと持っていく技…)
美奈「そんな技をオーラとして纏う?そんなの命を捨てるようなものよ。考えたとしても絶対にやりたくないし、出来っこない」
ルビィ「…でも出来るんじゃないかって、千歌ちゃんのサッカーを見て思った。諦めずに、僅かな可能性でも全力でぶつかっていく…」
ルビィ「これは…それのルビィなりの答え」
青く燃える炎…ルビィサファイア。
一度は諦めたこの姿で、目の前で驚く鬼をなぎ倒し…勝つ。ルビィはすぐさま飛び出した
バダップ「…いいだろう。こちらも全力で相手する」
イッカス、ジニスキー「「!!」」バッ
ルビィ1人に対し3人でディフェンスするオーガ。その動きから、ルビィサファイアの実力がどれほどまでに高いのかが分かった
A『新たな姿へと変化した黒澤ルビィに対し、オーガは3人がかりでディフェンス!』
英玲奈「…ツバサの"Shocking Party"×"ゾーン"と同等、いや…それ以上のオーラだぞ、」
希「ATPを超えたATPが…これほどまでの力とはなぁ…でも、」
バダップ「…"何秒"もつ?」
ルビィ「……」ゴゴゴ!!
バダップ「エネルギーは有限だ」
―――バリィィィィィィィン!!!!!!
イッカス、ジニスキー「「!?」」
ルビィ「だから何?それまでに倒す」ゴゴゴ!!
バダップは闇の力で作った壁で攻撃するも、全て一瞬で破壊されてしまっていた。
2人の会話が続いている間も、ガラスが割れるような音は絶えず鳴り続けていた。
見えない壁を壊しながら、オーガの兵士3人のディフェンスを躱し続けるのは流石は新形態だと言っていいだろう…しかし、
バダップ(なんだ…この違和感は)
こちらも全力を出しているのにも関わらず…奪えるどころか、ボールに触ることさえ出来ない。
まるで動きを…思考を読まれているかのようなルビィの動き。明らかに先程までとは違う
ズババババババババババッッ!!!!!!
バダップ(……この音は)
空気を切り裂くような音が、ルビィとの勝負の中で耳の中に入ってきた。
一切の隙も許されない中でこの余所見は許されないことだったが、それでもバダップは視線をルビィの背後へと移した。
ルビィのオーラに隠れて気づくのが遅れたが、何か…誰かのオーラが膨れ上がった。
そして…バダップの違和感の答えは、紛れも無く"それ"であった
梨子「【神のタクトWI】」ズバババッッ!!
梨子「私も戦うよ。ルビィちゃん」
バダップ(桜内梨子…このタイミングでゾーンを発動させただと!?!?)
ルビィの動きの変化は梨子の指揮によるものだった。自分たちの動きが読まれているのも全て辻褄が合う。覚醒した桜内梨子ならば…全てが…可能なのだ…!!!!
鞠莉「梨子が"ゾーン"を…!!なんてナイスタイミングなのかしら!!」
和葉「千歌ちゃん…やってくれたね!!」
鞠莉「??何故、千歌っちが?」
そもそも、自分で自分の限界を作っていた黒澤ルビィが、何故このタイミングで新たな力の発動を試みたのか。
そして、同タイミングでの梨子の覚醒。
偶然?誰もがそう思う中、三浦和葉は本当の答えを見抜いていた
和葉「千歌ちゃんの瞬間的なオーラの爆発。あれが選手たちの秘めていた力を刺激したんだよ」
鞠莉「"フルカウンター"の時の…!」
和葉「そう。正確には"Braveheart"の真の力かな。あれが試合の流れを一気に変えた」
技の加減が上手くいかなかった事が逆に救いとなっていた。千歌の持つ全てのエネルギーを代償に、次々と選手たちが覚醒を始めていた。
それは…当然ルビィや梨子だけでは無く、
理亞「ぐあああぁぁぁっっ!!!!」ドォン!!
「「「!!!!!!」」」
突然、咆哮と同時に理亞の姿が自身のオーラにより隠された。
そして数秒後、数倍にも膨れ上がったオーラと共に、白銀の髪を揺らす理亞が姿を現した
理亞「【Awaken the power】!!」ゴゴゴ
理亞「私は…私のやり方で限界を超える!!そして…あんたたちを倒すっっ!!!!」ゴゴゴ
紅くギラギラと輝かせたその目は、理亞が自身の殻を破ったことを物語っていた。
"Awaken the power"×"ゾーン"。ルビィとはまた違った、ATPを超える圧倒的な力。それを我が身に集約させていた
理亞「これが…私の全て!!!!」ゴゴゴ!!
にこ「乗ってきたわねゾーン組…!!にこたちも負けてられないわよ!!」
もちろん、特殊技を持たない選手たちにも十分過ぎるほどの刺激となっていた。今、流れは完全に自分たちに来ている。これを逃せば勝利は絶望的…ならば、自分たちも黙って見ている訳にはいかないだろう
にこ「善子!私たちも攻撃に参か…ちょっ、善子!?」
しかし、そんな中で善子だけは違っていた
善子「ハァ…ハァ…な、何よこれ???」
片目を押え、その場で立てなくなっていた。
体は凍えているかのように震えており、ただ事では無いとすぐに分かった。すぐににこは善子の元へと駆け寄る
にこ「なっ…!?これって……」
一方、前線ではルビィを筆頭に日本の選手たちが猛攻を繰り広げていた。勢いは止まることなく―――増すばかりである
ルビィ「【スプリントワープGX】っっ!!」
ギュン!ギュン!!ギュン!!!
加速音の間隔が秒単位で狭まっていた。
既にバダップ以外のオーガの選手たちでは対処出来ない次元。
だが、
バダップ「──────っっ!!」
バダップは闇の力を全開にすることにより、ルビィの異次元のスピードに対応しようとしていた。そう簡単には行かいないとは思ってはいたが…まさか、ここまで来て
ルビィ「今のルビィには─────」パス
バダップ(パス……だと?)
すぐ横では―――覚醒した理亞が走っていた
ルビィ「───仲間がいる」ゴゴゴ!!
理亞「ルビィだけ見てんじゃないわよ」ゴゴゴ!!
A『鹿角理亞が攻撃に加わりこれで2対1…!!』
レヴィン『バダップ選手がここまで焦っている姿は…今大会初めてですね』
バダップ(今の鹿角理亞も厄介…私が2人をまとめ―――ツバサさんっっ!!」パス
バダップ「なっ!?」
ツバサ「2人だけを見てるだけじゃダメよ?」
A『綺羅ツバサも来たあぁぁ!!ついにバダップ選手を完全突破!!』
梨子の指揮により日本のサッカーは完成されていた。
相手がどんなに人間離れしていたとしても、チームで戦うサッカーはそれをも凌駕する可能性を持つ。
1人ひとりが同じ場所を目指し走る。そして、そこまで進むには無限にも近い方法がある
ツバサ「私たちのサッカー…見せてあげましょ!!」
ルビィ、理亞「はいっっ!!」
シュートを狙える距離まで来た。撃つならば…今しかない。
そう考えたのと同時に、ツバサは巨大な羽を広げ、オーラを限界までボールを込め始めた
ツバサ「はああああっっ!!」バッ!!
フィリップ「あれは…綺羅ツバサの"ゴッドブレイク"!!」
エドガー「……違う。あれはただのシュートではない!!」
ルビィ、理亞「「っっ!!」」バッ!
気づいた時には、FWコンビがツバサの作った巨大なオーラの真上へと飛び込んでいた。ルビィは左足、理亞は右足に、それぞれオーラを纏い、シュートの構えに入っている
ツバサ「これが…神をも超える混沌のシュートっっ!!」
3人の蹴りが混ざり合い、爆発する!!!!
ツバサ、ルビィ、理亞
「「「【カオスブレイク】っっ!!」」」ドガアァァン!!!
「「「!!!!!!」」」
A『出たあぁぁ!!新必殺技だぁぁ!!!!』
花陽「ご、"ゴッドブレイク"と"クロスファイア"の合体技…凄まじい威力です!!!!」
炎と氷、そして神の如く最強のゾーンが融合したシュート。
まるで1つの芸術作品のように、3色の尾を伸ばしながらゴールへと迫っていく。
しかし、会場全体がどよめく中、1人、表情を変えずにシュートを待つ選手がいた
ザゴメル「………」
"ニードルハンマー"、"エレキトラップ"、彼女の技をどちらも破ることが出来るほどの威力は持っている。
それは彼女自身も理解しているだろう…が、
ザゴメル「ゲボー、ブボー、いつまで寝てるの?出番よ」
何も無い地面に話しかけるオーガのGK。
―――次の瞬間、
A『ああっと!?地中からオーガの選手が2人姿を現した!?』
ツバサ、ルビィ、理亞「「「!?」」」
不気味な姿の小柄な選手。
今考えると…オーガの選手はここまで9人で試合をしていた。
そんな中、ザゴメルが呼び出した理由は至ってシンプル
ザゴメル「【ハイボルテージ】っっ!!」
―――バチバチバチバチッッ!!!!!!
ゲボー、ブボーを両手に乗せ、今までのザゴメルの電気オーラとは比べ物にならないほどの巨大な電撃を発動。
覚醒状態の3人のシュートを一瞬で丸焦げにしたのである
A『な、なんだあの技は!?そして凄まじい威力…!!綺羅ツバサ、黒澤ルビィ、鹿角理亞の新必殺技は惜しくも止められてしまった!!』
ザゴメル「ふっ…この技を使わせるとはね」
理亞「ハァハァ…あのシュートが…決まらない!?」
ツバサ「まだ技を隠してたのね……」
ルビィ「ハァ…ハァ…」
"カオスブレイク"を放ったことにより、体力が大幅に減ってしまった3人。その中でも特に燃費の悪いルビィは深刻だった
ルビィ「ハァ…ハァ…あ、あれ?」ガクッ
理亞(ルビィ…もうガス欠…!?)
"Awaken the Last resort"の強力が故の代償、理亞はそれを知ることとなった。このままではせっかくの流れがすぐに潰されてしまう。その前に何とか…いや、すでに手遅れに近かった
ザゴメル「バダップ。任務を忘れるな」
バダップ「………」
ザゴメル「殲滅だ。感情など必要ない」
バダップ「……分かっている。黒澤ルビィはもう終わりだ。ここから高海千歌、高坂穂乃果…日本代表を潰す」
美奈「………曜ちゃん」
曜「は、はい!」
美奈「交代よ。準備して」
曜「だ、誰とですか?」
美奈「……………」
美奈「ルビィちゃんとよ」
日本 2-2 オーガ
『Awaken the Last resort』特殊/黒澤ルビィ
ATPを超えたATP、黒澤ルビィが自分を完全に超えた必殺技となっています。"ラストリゾート"をオーラとして纏うことにより、圧倒的な力を得ます。その分、代償は大きいですが、ルビィちゃんの新たなステージとして相応しい技なのではないでしょうか。
ちなみに、姿は青髪の青眼。ルビィちゃん曰く、技名が長いので"ルビィサファイア"と呼んで欲しいらしいです。サファイアと炎のファイアを掛けてみました。
『カオスブレイク』シュート/ツバサ、ルビィ、理亞
原作の中でもトップクラスでかっこいい技、アフロディ・バーン・ガゼルの必殺技です。ここで無理に新必殺技を出す必要は無いかな…と迷ったのですが、せっかくなので採用しました。FWのトップ選手3人が撃つシュートですから…とんでもない威力のはずです。
『ハイボルテージ』キーパー/ザゴメル・ブボー・ゲボー
めちゃくちゃチート技。大体のシュートは止める
善子どした?