ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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食費が痛いです。
すぐお腹すきます。



最終章22話「プロトコル・オメガ2.0戦"怒りのラストリゾート"」

 

 

 

亜里沙「何あのシュート…」

 

そう口にしてしまうほど、芸術的な一撃だった。

今までの"ラストリゾート"とは…いや、黒澤ルビィとはまるで違うサッカー。

全身から鳥肌が立つほどだ。

 

ベータ「ハァハァ…(また…データに無い…だと!?)」

 

一方、ベータは動揺を隠せていなかった。

しない方が無理な話だ。

"ラストリゾート"は使い勝手が悪いシュートであり、決められた順序を踏み、左足で同じ角度・場所から放っていた。

そうしないと撃てないシュート、なはずのだ。

 

そもそも、アウトサイドキックで撃てる技なのか?それさえも分からなかった。

だが、唯一分かることは、

 

今の黒澤ルビィは"次元が違う"ということだ。

 

 

ルビィ「あと10分…」

 

蒼髪の少女は時計を見て呟いた。

残り時間僅かだが、相手は自分のサッカーに対応しきれていない。

 

善子「何がなんでもあんたにボール回すわ」

ルビィ「善子ちゃん…!」

善子「あっついわね!?ちょっと火加減抑えなさいよ!」

 

まずは相手からボールを奪わなければならないが、ここで千歌たちはあることに気づく。

 

 

ベータ「ハァハァ…」

 

梨子「あの人…疲れてきてる」

フェイ「さすがに底が見えてきたね。チャンスだ!」

 

しめたと言わんばかりに、フェイが飛び出した。

狙いはボールを持つ選手。

 

エイナム(敵の接近を確認。ベータ様へパスを…!?)

 

だが、本来いるはずの場所に、ベータはいなかった。

代わりに、パスボールを奪おうと待ち構える選手が。

別の選手へ…そう考えた時には─────「遅いね!」

 

フェイ「【古代の鞭】!!」

エイナム「っっ!?」

 

空気を切り裂くスピードで、アンキロサウルスの尻尾が振るわれた。

その衝撃によりエイナムは吹き飛ぶ。

 

『再びボールはイタリア代表へ!!日本代表はどうしたのか!?先程までのように、思うようにパスが繋がらない!』

 

フェイ「頼む!凛!」

 

途中交代で投入された凛にボールが渡る。

交代前、凛は美奈から指示を受けていた。

 

凛「やってやる…やってやるにゃあぁぁ!!」

凛「【ジグザグストライク】!!」

 

"暴れに暴れて、試合をぐちゃぐちゃにしなさい"

 

電光石火のドリブルが始まった。

その姿を目で捕えることは困難。

見れたとしても───────

 

クオース「なんだ、あのデタラメなドリブルは!?」

ドリム「動きが…読めない!?」

 

落雷のように一瞬でドリブル方向が変わる。

足や体を出しても、"バチッ"と弾ける音と共に躱される。

1人また1人と突破されていく。

データや分析で動くプロトコル・オメガとは、相性最悪な技だ。

 

ベータ「お前ら!!目的を見失うな!黒澤ルビィにシュートを撃たせなければいい!!」

 

あちらに有能な指揮官がいる。

ベータは舌打ちしながら部下に指示を出す。

自分のスタミナが減ってきたところで、変速的な選手を入れてきた。

このまま掻き乱されれば、本当に危険だ。

 

黒澤ルビィは自分の特技である視界外しを必ずやってくる。

そこでボールを受け取り、アドリブを駆使したデータ外のシュートを撃ってくる。

 

千歌「ルビィちゃんが完全に抑えられてる!」

梨子「大丈夫。道は…見つけたわ」

 

梨子が指揮を送る。

それを確認した凛はボールを、

 

『おおっと!星空凛はボールを空へクリアか??高く打ち上げた!!』

 

 

フィールド内でパスを出せる場所が無い。

ならば、作り出せばいい。

既に蒼髪の少女は空へ飛んでいた。

スタジアムの天井にギリギリ届きそうな高さ。

マークしていたプロトコル・オメガの選手たちは遅れて飛び、ボール奪還を狙った。

 

ルビィ「はあぁぁぁぁっっ!!」

 

落ちながら、ルビィは空気とオーラを溜め始める。

 

善子「まさか…空中で完成させる気??」

 

ネイラ「舐めるのも、いい加減に…」

ルビィ「っっ!!」

ネイラ「!?」

 

両足でボールとオーラを抱え込み、体を捻って回避する。

 

オルカ「【ディフェンスコマンド03"コイルアッパー"】!!」

 

ボールをコイルのように回転させる技を仕掛けるが、ルビィは左足で────「でりゃあ!」

オルカ「きゃっ!?」

 

必殺技を弾き飛ばす。

地面に降り立つ頃には、"ラストリゾート"は完成されていた。

あとは、撃つのみ。

 

ベータ「残念だったな!」

ルビィ「!?」

 

だが、同時にベータ、ガウラ、メダムの3人が体全体をぶつけて阻止してきた。

ベータに関しては、ルビィの左足を自身の足で完全に押さえつけている。

 

曜「まずいっ!あれじゃシュートが撃てない!」

亜里沙「今からでも援護に…!」

 

ルビィの"ラストリゾート"は左回転。

細かい構造までは知らないが、仲間たちは、ルビィが左足でしか撃てないことは知っていた。

理亞が"ラストリゾート"を完成させたのも、この仕組みに気づいたからであった。

その左足を潰された。

 

ルビィ(このままじゃ、撃てない─────

 

ここまで来て、絶望的な状況に、ルビィは諦めの文字が頭を過る。

切り替えて、またチャンスを…そう、考えたときだった。

 

『かっ……て……!!』

 

花丸の言葉が、全ての弱さを吹き飛ばす。

 

 

ルビィ「………違う」

ベータ「?」

 

 

確かに。

自分のサッカーを覚醒させた時、いろいろとぐちゃぐちゃになっていた感情の、その先を行っていた。

それにより、変に落ち着いて、冷静に、プレーに集中することが出来た。

だが────────

 

 

 

メキッッッッッ!!!!

 

 

ベータ「はあ!?!?」

ガウラ、メダム「「!?!?」」

「「「!!!!」」」

 

 

その領域(ゾーン)に入れたきっかけは、間違いなく、この感情だ。

 

ルビィ「こんなんで…止められないぐらい…」

ベータ「こいつ…右足で!?!?」

 

今解き放て。爆発しろ。

 

ルビィ「怒りで!!!!燃え上がってるんだあぁぁぁぁぁぁ!!!!!

ルビィ「【ラストリゾート改】!!!」

 

 

 

 

 

最終章22話「怒りのラストリゾート」

 

 

 

 

北也「右足で強引に撃った!?!?」

美奈「…!」

 

 

大地を抉るようにゴールへと向かう。

 

ザノウ「【キーパーコマンド03"ドーンシャウト"】!!」

 

その威力はデータ(過去)を超えていた。

まるで道を塞ぐもの、全てを貫くかのような、そのシュートはザノウの技を───────

 

ザノウ「くっっ…さっき止めたはず!?」

 

─────跡形もなく、吹き飛ばした。

 

 

『決まったあぁぁぁ!!!黒澤ルビィ、あっという間にハットトリック達成!!!』

 

ベータ「ハァハァ…ハァハァ…」

 

まずい、限界だ。

そう気づいた時には、ベータの化身アームドはひび割れ、崩壊しかけていた。

"ゴーストミキシマックス"も解かれており、部下たちも困惑していた。

 

本来ならば、アームドが崩壊するなどありえないことだ。

もっとスタミナもあるはずだ。

だが、高海千歌らが想像以上に食らいつき、終いには、黒澤ルビィに圧倒され、大量のオーラを使いすぎてしまった。

 

ベータ「あはは、やっちゃいました、」

 

ベータは最初の時のように、弱々しい雰囲気に戻っている。

これまま行けば、畳み掛けることができる。

 

フェイ「よし…!一気に逆転だ!」

ルビィ「ハァハァ…まだまだ…いける」

 

 

 

それが、彼女らの狙いだった。

 

ベータ「……でーも♪」

 

突如、どこからか風が吹き始めた。

変な風だ。まるで引き寄せるかのような、

 

千歌「ルビィちゃん、後ろ、何かあるよ!?」

ルビィ「…え」

 

それは、プロトコル・オメガの機械のようなサッカーボールだった。

それが、掃除機のように周辺の空気を吸い込んでいた。

 

ベータ「大チャンス、できちゃいました♪」

 

次の瞬間、吸い込む風が強くなった。

まるで、ルビィを吸い込もうとしているようだった。

 

ルビィ「なっ!?」

 

フェイ「これって!」

ワンダバ「まずい!!黒澤ルビィ、逃げるんだ!!」

 

何かを察知したワンダバがベンチから叫ぶ。

ルビィはサファイアの力を借りながら、ボールから離れようとした。が、

 

ルビィ「あ、あれ…?」

 

ベータと同じく、ルビィもスタミナを大量に使っていた。

サファイアの状態は維持できるが、上手く足に力が入らない。

 

ルビィ「ぐっ…吸い込まれ…うわっ!?」

「「「!!?」」」

 

千歌「ルビィちゃん!?」

 

 

ふわっと体が浮くように、足が地面から離れ、ボールの中に吸い込まれていく。

ルビィの姿は光に消えていき、誰もがその場から動けぬ間に、完全に消えてしまった。

 

ベータ「封印完了!」

 

 

風と同じく、状況は急激に変化する。

 





メンバーが減っていく…

どっちの方が読みやすいですか?

  • 千歌「サッカーやろうぜ!」
  • 「サッカーやろうぜ!」(名前を入れない)
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