ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
頃合いを見て買いたいです。
合宿最終日。
北也、そして少女らは実感していた。
厳しい特訓の末、目に見える成長を遂げられたことを。
サエ「どうやら、言われたことをこなせたようデスネ」
今回の合宿、サエがいなければここまでの成長は無かった。
それどころか、サッカーさえ出来なかった。
これまではライバルチームの監督だったのが、今では大恩人となっていた。
そのことを胸に留め、帰国の準備を始めた。
サエ「…千歌は?」
梨子「それが、まだ戻ってきてなくて」
数日前、爆発音と共に千歌の"闇の力"のオーラが発動されたのを最後に、音沙汰ない状況だった。
穂乃果「千歌ちゃんなら大丈夫だと思うけど」
サエ「時間に来なければ置いていきマス。泳いで帰って来れるでしょう」
善子「さすがに無謀すぎるでしょ!?」
曜「そういえば、北也さんもいない?」
サエ「北也は───────
北也「ふぅ…」
少女らとの合宿を無事に終え、北也は1人で海を見ていた。
内浦の海とは色も音も雰囲気も違うが、心を落ち着かせるには海が一番だ。
まだ戦いは終わっていないが、肩の荷がおりた気分で息を吐く。
そろそろあいつらのところに行かなければ、そう気持ちを切り替え、海に背を向けた時だった。
北也「…?危なっ!?」
ギュン!!
何かが自分の顔を掠めた。
よく見るとサッカーボールだった。
少しでも反応が遅れていたら直撃だった。
北也「おいおい…お前らの特訓は受け付けてないぞ」
ボールの飛んできた先を見ると、見覚えのあるメンバーがそこにはいた。
エイナム「松浦北也、お前を排除する」
フェイ「何?今の音?」
ワンダバ「また高海千歌の技じゃないか?」
サエ「……違う。あそこは、北也がいる場所」
北也「ハァハァ…!!こいつら、本当に人間なのか!?」
砂浜を全力で走る北也。
背後から何度もシュートが飛んでくる。
そのボールは地面を抉り、ヤシの木をなぎ倒している。
まるで鉄球を蹴っているようだ。
北也(このまま逃げてもラチがあかねぇ…!)
逃げるのをやめ、迫る少女らの方を向く。
既に次のシュートは放たれている。
あいつらのボールを何とか無効化してやる。
覚悟を決め、両手を大きく回し、自身の前に海水を集める。
北也「ライオコット島の海…力を貸してくれ!」
それは巨大な渦巻きとなり、巨大な手としてシュートを受け止める。
北也「【絶ウズマキ・ザ・ハンド】!!!」
鍛え抜かれた技は巨大で強力だった。
そのオーラは代表選手にも引けを取らない程った。
それでも、
北也「ぐあっ!?」
技は貫かれ、北也は遠くまで吹き飛ばされた。
なんとか急所は避けたものの、すぐには立ち上がれない。
「おわりだ」
その一言と同時に、トドメのシュートが飛んでくる。
まずい、やられる──────────
────ゴッドパンチXっっっ!!!」メキメキ!!
エイナム「なにっ!?」
北也「!!」
赤いイナズマが轟音と共に飛び込んできた。
穂乃果「でえりゃあぁぁぁ!!!」
バギイィィィン!!
砕けるような音を出しながらボールを吹き飛ばす。
間一髪のところで間に合ったのは、守護神だった。
穂乃果「北也さん大丈夫!?」
北也「あぁ、なんとかな」
そこへ次々と仲間が到着する。
北也を囲むように、少女らはエイナムたちと向き合った。
善子「北也さんの封印は絶対にさせないわよ」
クオース「早いな。少し目立ちすぎたか」
プロトコル・オメガの狙いは十中八九、北也の封印。
美奈と同じように、自分らの精神的支柱を削りにきている。
だが、少し違和感があった。
梨子「あれ?いつもより、人数が少ない?」
ルビィ「二重人格の人はいないんだね」
エイナム「当然だ…我らはアルファに従う5人衆」
「「「チームA5!!!」」」
フェイ「チームA5??」
ワンダバ「精鋭5人ということだな!」
ザノウ「この島で特訓してアップデートしようというのか。フッ…笑わせる」
エイナム「しかし、力をつけられた状態は面倒だ。完全にモノにする前に潰させてもらう」
相手はサッカーバトルを仕掛けてきた。
もちろん応じるが、こちらも条件を突きつける。
穂乃果「分かった。受けて立つよ。でも、私たちが勝ったら歴史を元に戻して!!」
レイザ「いいだろう。勝てたら…な」
グラウンドに移動し、試合の準備を始めた。
あちらが5人なため、5対5のミニゲーム形式の試合となる。
その間にあちらの違和感の話しは続いていた。
フェイ「ねぇ。たった5人で来るなんておかしいと思わない?ひょっとしたらエルドラドの命令で来たんじゃないのかも」
海未「確かに。だとしたら彼女らは何故?」
フェイ「分からない。でもチャンスだよ。オーラの特訓として、実践以上の舞台は無い」
サッカーバトル
「清真&音ノ木坂」
ルビィ、亜里沙、善子、フェイ、穂乃果
「チームA5」
エイナム、レイザ、クオース、ガウラ、ザノウ
ホイッスルが吹かれ、ゲームスタート。
ルビィと亜里沙を先頭に、攻撃を仕掛ける。
ルビィ(あの時みたいにゴーストミキシマックスは無い。なら…行け「遅いな」
ルビィ「!?」
「「「!!?」」」
ルビィが一瞬視線を下げたのと同時だった。
すでにボールはクオースの元へ。
そのまま減速せずに突っ込んでくる。
善子「なによ…前よりも速い!?」
フェイ「あちらも、パワーアップしているみたいだね」
善子は"Deep Resonance"。
フェイは"古代の鞭"で立ち塞がる。
それをも───────
クオース「【オフェンスコマンドK01"オーバードライブ"】!!」
善子、フェイ「「!?」」
─────強引に突破される。
クオース「くらえ!!」ドガァン!!
ただのシュート…なのだが、威力がおかしい。
穂乃果は炎の腕で飛び出した。
穂乃果「【ゴッドハンドX】!!」
灼熱の手はシュートを受け止める。
無事に失点は防いだが、穂乃果はその威力に驚いていた。
穂乃果(重い…まるで必殺技みたいだった…)
まだ手が震えている。
どうしてそんなパワーがあるのかと、シュートを放った選手を見る。
すると、答えがわかった。
穂乃果「あ、あれは…」
クオースの背中から巨人のようなものが飛び出していた。
あれは間違いない。
アルファやベータが発動していたものと同じ、"化身"だ。
ワンダバ「化身が使えるようになったのか!?気をつけろ!奴らは以前よりも強いぞ!」
ボールを受け取った善子は、化身を発動しているクオースを避けながらボールを運ぶ。
ルビィたちならこのパスに届くはず。
そう期待し、シュート性のパスを縦に出す。
ルビィ「届く!!【スプリントワープGX】」ギュン!!
超スピードの勢いのまま、ボールの軌道を変える。
その先では既に亜里沙が構えていた。
亜里沙「【カミウツシ────────
メキッッッッ!!!
──────ブレイブショット】!!!」
亜里沙「これならどう!?」
高坂穂乃果と三浦和葉の大技が炸裂した。
ダイレクトで放ったオーバーヘッドは、まるで隕石のような凄まじい勢いでゴールに迫る。
前回、亜里沙は1点も決められず、悔しい結果で終わった。
今度こそ、そのゴールをこじ開ける。
だが、プロトコル・オメガのゴールは、
ザノウ「そんなシュートでは──────
───────破れん!!!」
こじ開けるには、硬すぎた。
ザノウ「【キーパーコマンドK03"ガーディアンシールド"】!!!」
亜里沙「そんな!?」
「「「!!!」」」
ことり「GKも化身を…!?」
海未「1人でも苦戦したものを…」
巨大なシールドにより弾かれたシュートを拾ったのはエイナム。
ただ無闇に5人で乗り込んできた訳では無いと、これでよく分かった。
エイナム「…お前たちとの戦いによって、我らのリーダーは去った。その怒りを知るがいい!!」
飛び出すエイナム。
その目は、恐ろしい程に、ギラギラに輝いていた。
そう、覚醒の光だった。
感想よろしくお願いします。
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千歌「サッカーやろうぜ!」
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「サッカーやろうぜ!」(名前を入れない)