ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
筆が乗りました。
三連休が終わりましたね。悲しいです。
『…集まってくれたか』
人ひとり通らない薄暗い通路に、数人の少女の姿があった。
全員がプロトコル・オメガの選手であり、同期のメンバーだった。
『…我々の指揮官はアルファだ。これより、作戦を決行する』
全員、覚悟が表情に出ていた。
ただでは終わらせない。
絶対に、絶対にやつらを…倒してみせる。
ルビィ(これって…"ゾーン"!?)
エイナム「…お前たちとの戦いによって、我らのリーダーは去った。その怒りを知るがいい!!」
ドリブルのキレ、フィジカル、どれも前回とはまるで別人。
"ゴーストミキシマックス"された状態よりも、"圧"がビリビリと伝わってくる。
ルビィ「っっ!!」ガッ!!
エイナム「渡さんっっ!!」
強引に体を入れるも、ビクともしない。
重心を低く保ち、且つ、ボールの距離も絶妙だ。
サエ「ルビィ、下がりなさい」
ルビィ「!」
意識をベンチへ向ける。
先程まで静観していたサエが、ラインのギリギリまで飛び出していた。
ポジションを下げて、攻撃を凌げ。
そう指示を理解し、バックステップで一気にポジションを下げる──────が、
フェイ「全員一気に攻めてきた…!」
善子「当然よね…絶好の攻め時だもの」
化身使い、ゾーン使い、戦力は異次元だ。
だがこちらも特訓した分強くなっている。
なんとか猛攻に食らいつく。
善子「ハァハァ…【Deep Resonance】!!」
エイナム「だいぶバテてきたな」
善子「ちっ…!」
体力全開なら確実に奪えたボール。
徐々にプレーにほころびが出始め、連携が不安定になる。
穂乃果「まずいね。私もフォローしないと」
4人でなんとか凌いでいるが、このままではジリ貧だと判断した穂乃果がプレーに加勢しようとゴールから飛び出す。
それを───────
サエ「出てはダメ!!」
穂乃果「!?」
──────狙っていた。
エイナム「【シュートコマンド06"プラズマボール"】!!」
必殺シュートが放たれた。
だが、穂乃果が見落とすはずが無く。
シュートを防げるように、ゴールとの直線上に立っていた。
既にオーラを腕に集めている。
穂乃果(あれ…あの軌道、枠を外れてる?)
よく見ると、エイナムのシュートはゴール右上に外れる軌道となっていた。
これならば無理に触る必要は…
サエ「来るわ!!構えなさい!!」
穂乃果「来るって…「【オフェンスコマンド───
風が飛び込んできた。
─── K01"オーバードライブ"】!!」
メキッッッッ!!!
同時に、シュートに蹴りが加えられ、ゴールど真ん中へ。
フェイ「化身の技で追いついた!?」
穂乃果「間に合えっっ!!」
飛び出した分、ボールとの距離が離れていた。
だが持ち前の身体能力で、拳を打ち込む。
穂乃果「【ゴッドパンチX】!!!」
穂乃果「ぐっ…!?」
必殺技は間に合った。だが、
海未「体勢が悪い…あれでは…!」
穂乃果「ぐっっ…負けるかぁぁ…うわぁ!?」
「「「!!!」」」
完璧に弾き出すことが出来ず、シュートはゴールに突き刺さった。
穂乃果が失点したのは、実に、オーガとの戦い以来であった。
亜里沙「奇襲とはいえ…あの穂乃果さんから…」
フェイ「ちょっとピンチだね…」
残り時間は限られている。
あと2点は決めなければならなくなった。
だが、想像以上の手強さに、焦りが出てくる。
梨子「このままじゃ…」
ピンチだと、何か作戦はないかと。
梨子は必死にベンチで考える。
だが、今のフィールドにいる以上の戦力が、いい作戦が思いつかない。
頭を過ぎるのは──────
梨子(こんな時に…千歌ちゃんなら…)
「みんなぁぁぁ!!!!」
「「「!!?」」」
千歌「お待たせ!!!!」
グラウンドに響く声と共に、みかん色の髪をした少女が飛び込んできた。
沈黙が支配していたチームに、光が差し込んだ。
梨子「ち、千歌ちゃん!?」
曜「本物だぁ!?」
サエ「遅刻です。千歌」
千歌「うわわ、ごめんなさい!」
いつものようにアタフタと謝る千歌。
調子狂うのも、今では嬉しさとなって、色々な感情が込み上げてくる。
サエ「…遅刻した分、働いてもらいます。行けますね」
千歌「もちろん!」
サエ「選手交代。高海千歌、そして、星空凛」
サエの指示にどよめきが生まれる。
凛「千歌ちゃん頑張るにゃー!!」
ことり「え、いま凛ちゃんも呼ばれたよ?」
凛「……え?」
凛「凛も?」
「清真&音ノ木坂」
亜里沙→凛、善子→千歌
凛「な、なんで凛も…??」
まさか自分も出るとは思わず、未だに実感が湧いていない凛。
だがサエには明確な狙いがあった。
サエ「あなたがオーラの特訓で一番成長を見せていた…それを今、発揮しなさい」
凛「発揮って!?そんな急に言われても…」
サエ「ならば、よく聞きなさい」
凛「!!」
試合が再開された。
善子と交代したため、千歌はフェイと共に後方からプレーに参加する。
ルビィからボールを貰った千歌は、ドリブルしながら、周りの様子を伺っていた。
曜「千歌ちゃん…いったいどこで、どんな特訓をしてたのかな…」
善子「見せてもらおうじゃない」
エイナム「高海千歌、お前は絶対に許さない!」ズン!!
全身の力を込めた重いタックル。
だが、千歌も譲らない。
そこへ、ガウラも加勢に入る。
ガウラ「吹き飛ばしてやる!!」ズン!
千歌「…!」
危ない!
目を覆うメンバーもいた。
あのタックルを受けたらタダでは済まない、と思われたが、
ガウラ「こ、こいつ…」
エイナム「なんだ!?このパワーは、」
チカ「なんのこれしきっ…!!」
闇の力を発動しながら、2人を押さえ込んでいた。
その姿に全員が驚きを隠せなかった。
明らかに、千歌のパワーが上がっている。
それもそのはず。この時のために、千歌は"遅刻"したのだ。
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セイン『成ったな』
千歌『うん。ありがとう。セインさん』
時は遡ること数日前。
千歌は"とある必殺技"を完成させ、仲間たちのところへと戻ろうとしていた。
だが、セインは笑顔を浮かべながら、千歌の行く手を塞ぐように立っていた。
千歌『あ、あのー、セインさん?』
セイン『せっかくだ。その非力な身体も鍛えて行ってはどうだ?』
セインの合図と同時に、天空の使徒のメンバー全員がグラウンドに姿を現した。
千歌『え?』
セイン『我らと特訓だ。全員に勝つまで帰さん』
千歌『え?え?』
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千歌「あの特訓に比べたら…まだまだ甘いね!」
そして、押さえ込みながら前へパスを出す。
千歌「今だよ!凛ちゃん!」
凛「にゃ!?」
凛への縦パス。
だが、ボールの勢いが強く、凛よりも2、30m先を転がっている。
先に動いたのはクオースだった。
クオース「私が先に触れる!」
凛「っ!」
凛の武器はスピードだ。
しかし、彼女の化身の発動した状態のスピードは次元を超えていた。
到底適うはずがないと、ベンチで見ていた。
だが、
サエ『ちょっとだけ昔話をします』
凛『あ、アドバイスじゃなくて?』
サエ『聞きなさい』
昔、サエが高校生の頃。
美奈たちとサッカーをしていた頃。
美奈からこんな話を聞いた。
サエ『水?』
美奈『そう。水の中って感じ』
きっかけは、たわいのない会話だった。
美奈は圧倒的なパフォーマンスをどうやって引き出しているのか。
ふと気になって聞いてみた時だった。
美奈『なんかね。水の中に入ると、空気がブクブクって泡立つでしょ?飛び込んだ時、息を吐いた時とか』
サエ『何の話デスか…?』
美奈『それに似てるんだよね!』
サエ『!』
サエ「今よ…行きなさい!!!」
凛「っっっ!!!」ドクン!
美奈『血管の中が…ブクブクって、空気でたくさん溢れるような感じがするんだ!そしたら、全身が水…"オーラ"に満たされる感じがして!』
バチバチバチバチ!!!!!
バチバチバチバチバチバチ!!!!!!
クオース「【オフェンスコマンドK01─────なっ!?なんだ!?」
「「「!?!?!?」」」
瞬間、何かがクオースを抜き去り、遅れて音と風がグラウンドに轟いた。
ボールはその場から消え、新たに現れたのは、
凛「【イナビカリ・ダッシュ】」
ゴール上空で、オーバーヘッドで構える凛だった。
サエ「オーラを自在に操り、自身の身体能力と必殺技を極限まで高める…その名も─────
美奈『だから私はその状態を─────
凛「【タイガードライブZ】」メキメキ!!!
サエ、美奈「『
凛「でえりゃあぁぁぁぁぁ!!!」ドガァン!
ザノウ「……な、」
地面にワンバウンドながら、ボールはゴールへ叩き込まれた。
この間、GKのザノウだけでなく、誰も、一歩も反応できなかった。
凛「ふぅー…ふぅー…っっ!!」バチバチ!!
まるで本物の落雷のように。
瞬きさえ許さないその姿。
これが、凛の"極限状態"。
【Aqoursモード】
感想よろしくお願いします。
どっちの方が読みやすいですか?
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千歌「サッカーやろうぜ!」
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「サッカーやろうぜ!」(名前を入れない)