ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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お久しぶりです。
完全オリジナルで行きます。





最終章36話「いざ行かん!忍者村」

 

 

青く透き通った髪が揺れる。

その姿はまるで"清流"のようだった。

 

海未「くノ一……」

 

自分の命を救った少女は、自分のことをくノ一だと言った。

探していた人、まさにその人だった。

 

梨子「凄い…!本物の忍者!」

善子「空を走ったわよさっき…」

 

海未を崖から引き上げ、くノ一は山賊と向かい合う。

先程、引き離した山賊たちが合流していた。

 

「おい…あいつってまさか、」

「真川忍者か!?どうしてこんなところに!?」

 

どうやら山賊たちの中でも有名人らしい。

そして、武器を持つ集団が動揺しているということは、

 

「だが、人数が人数だ。まとめてかかれば…」

才花「ふーん」

 

 

 

 

瞬殺だった。

 

「「「つ、強い…」」」

 

思わず声が出た。

それぐらい一方的であった。

少女は何事も無かったかのように、爽やかな笑顔を向けて話しかけてきた。

 

才花「あなたたち、怪我は?」

フェイ「大丈夫だ。助かったよ。ありがとう」

千歌「びっくりしたぁ…」

 

自分らと同い年ぐらいだろうか。

だが、その動きは明らかに少女ではなく"忍者"。

山賊たちを倒した時の動きや、表情は、こちらまで少々恐怖を感じるほどだった。

 

才花「それで…あなたたち何者?」

千歌「え、?」

才花「ここら辺の人じゃないでしょ。こんなところに女の子だけでなんて」

才花「それと、"忍術"使ってたわよね」

 

緊張が走ったのが分かった。

明らかに少女は自分らのことを怪しんでいる。

そう思われるのも無理はないが、彼女と敵対するということは、ミキシマックスの可能性も限りなく低くなってしまう。

それだけは絶対に避けたい。

 

穂乃果「私たちが忍者??」

フェイ「多分、必殺技のことだ」

 

この時代はサッカーが存在しないことは前提として、木を薙ぎ倒す蹴りや刀を腕で受け止めるところを見れば、確かに忍術だと思われても無理はない。

 

凛「ま、まずいにゃ…怪しまれてるにゃ」

花陽「どうしよう真姫ちゃん…」

真姫「な、なんで私なのよ!?」

真姫「……でも、このままじゃあまり良いことは起こらなそうね」

 

しょうがない、と髪を弄りながら真姫が前へ出た。

 

真姫「悪いけど、私たちに身分を証明できるものは無いわ」

才花「へー、正直だね」

真姫「だから、あなたたちが判断して」

才花「私…"たち"?」

真姫「ほかの真川忍者の人たちにも私たちが白か黒を判断してもらいたいわ」

海未「ちょっ…真姫!?」

千歌「え?どういうこと?」

梨子「…一度大人しく捕まりますってことよ」

千歌「……え?」

 

 

 

意外にも拘束などは無かった。

水隠才花と名乗ったくノ一の後に続き、少女らは山道を進んでいた。

 

海未「何故、このまま…」

才花「え?だって私の方が強いし」

善子「き、強者すぎるわ」

才花「それに…私"は"あなたたちのことは、大丈夫な人だと思ってるんだよ?」

「「「え?」」」

梨子「それってどういう…」

才花「だって、"兄者"たちが逃がすなって♪」

 

少女が笑顔でそう言ったのと同時だった。

何かが、自分たちを一瞬で拘束した。

 

 

 

 

────────

 

 

 

「では希望通り、見定めさせてもらう」

 

その後、いたるところから忍者が現れ、あっという間に囲まれてしまった。

一難去ってまた一難。いや、一難どころの問題では無いかもしれない。

 

ルビィ「……この人たち、すごい」

善子「何がよルビィ」

ルビィ「全然分からなかった。こんなに人が隠れているなんて」

善子「!?」

 

隠れていた山賊たちを見つけたルビィのセンサーでも感知できなかった?この人数を?

ざっと10人ぐらいはいるのに?

 

「才花は大丈夫だと言ったな。さて、どんなものか」

 

穂乃果「……あの人だ」

 

ボソリと穂乃果が口にした。

その視線の先には、先程から指揮を執るように話しているひとりの忍者だった。

 

フェイ「僕も一瞬で分かった。"最強の忍者"は…あの人だ」

 

赤みがかった茶髪が少々見えるが、その姿はほぼ忍者の服に包まれている。

だが、その服でも隠しきれないぐらいの"覇気"を放っていた。

この圧倒的な存在感を持つ人はなかなか出会えない。

 

「…拙者の顔に何か?」

穂乃果、フェイ「「なんでもないです」」

 

下手なことは言わない。

こういう時は静かにしているのが正解だ。

 

千歌「最強の忍者を探してきました」

穂乃果、フェイ(千歌ちゃーーん!!!)(千歌!!!)

 

「最強の?」

才花「…!」

 

千歌「私たちは自分たちの大切な存在を守るために旅をしています。その中で、最強の忍者がここにいるという話を聞きました」

千歌「私たちに力を貸してほしいんです」

 

千歌の目は真っ直ぐだった。

対して、最強の忍者は────────

 

「はっはっはっ!」

 

笑っていた。

 

「初めてだ。忍者に力を貸せという者など。才花、面白い者たちと出会ったな」

「だが、それはできぬ」

 

「「「!!!」」」

 

表情は柔らかいが、気は緩んでいなかった。

 

「拙者たちは真川様に使える忍。主の命が無ければ、別の者の力になることは無い」

「身分も分からぬ者など尚更な」

 

最悪の状況だった。

警戒は全く解かれていない。

このままでは怪しい集団として消されてしまう。

サッカーを奪われる前に、自分らの命が奪われてしまう。

 

「……だがな兄者」

「なんだ?佐助」

 

そんな時、別の忍が口を開いた。

木陰の下で、まるで影に沈むようにしゃがんでいた忍者だ。

 

佐助「…子奴らは強い。だが、弱い」

 

梨子「強い?」

ことり「弱い?」

 

言葉の意味を理解できなかった。

だが、対して最強の忍者は、

 

「なるほど。確かに言われてみれば」

 

分かるんかい。

頷いているが、何を言われたのか。

少女らの頭の上には「?」が溢れていた。

 

才花「だから大丈夫だと思ったんです。兄者たち。ちょっと、様子見てもいいんじゃないかな」

 

才花が優しくフォローしてくれた。

気づけば、忍者たちのバチバチとした警戒心が減っていることに気づいた。

 

 

「…分かった。5日だ」

「我々が村に滞在する5日間、彼女らを監視するんだ。その間、全員で真偽をみさだめる」

 

「「「はっ!全蔵様!!」」」

 

全蔵と呼ばれた"恐らく"最強の忍者は、瞬きする間にその姿を消していた。

それに続くように、周りの忍者も茂みの奥へと消えていった。

残ったのは風の音と、少女らと、才花だった。

 

善子「ゆ、許されたの??私たち」

才花「一応ね!良かったわね。みんな」

 

その場でヘナヘナとしゃがみこんでしまった。

それからやっと、緊張が解けたことに気づけた。

 

才花「でも、まだ油断しないでよ?まだ疑われてはいるのだから、変なことしないでよ?」

 

よく見るとみんなを縛っていた縄が斬られていた。

これは命も気づく前に無くなっていそうだ。

逃げることは諦めて、そのまま才花に着いていくことになった。

 

その時に聞いてみた。

先程の忍者が"強い。弱い。"と言っていた意味を。

 

才花「ああ、あれね。佐助兄ぃはいつも言葉足らずだからね」

才花「強いのは"氣"。あなたたち、ただの旅人ではないわよね。だって、実際に忍術使ってたもん」

 

"氣"という新しい言葉。

そして"忍術"を使ったという話。

 

真姫「多分、"オーラ"と"必殺技"のことを言っているわよね」

才花「おうら?必殺技?」

 

伝わらなくても無理はない。

才花によると、氣とは、体内に眠る力のことで、それを引き出すことにより、忍術を使うことができるそうだ。

このことから、氣=オーラで間違いは無さそうだ。

 

才花「でも、動きに戦闘経験が感じられない。だから弱い。わざと隠しているようにも見えなかった」

 

さすがは命のやり取りを繰り広げる忍、と言えば良いのだろうか。

見極める能力が段違いだ。

 

海未「水隠さん、今向かっているのは…」

才花「私たちの育った場所。"忍者村"よ」

 

 

岩が刺さっているようにそびえる山櫃山。

その麓の森の中に、隠れるようにあるのが、忍者村。

真川忍者は、この村で育ち、立派な忍として真川家に仕えるらしい。

だが、見ただけでは、ただの村であった。

 

穂乃果「ここが…忍者村?」

才花「とは言っても、全員が忍者だというわけではないわ。ここで普通に生活している人もいる。でも、家族の中には必ず忍者はいるわ」

 

確かに、至る所に修行?のための道具がある気がする。

あの的なんて、ボロボロの傷だらけだ。

 

凛「も、もしかして、あれって、手裏剣にゃ!?」

才花「の練習場ね。やってみる?」

 

 

【「水隠才花の手裏剣×5」を手に入れた!】

 

漫画やアニメでしか見たことの無い手裏剣。

ドキドキワクワクと一緒に、凛は勢いよく的に投げつけた。

 

凛「あれ?」

花陽「惜しい…!凛ちゃん!」

凛「もう一度にゃ!」

 

だが、2回目も途中で逃げるように的を外れた。

 

凛「難しいにゃー…」

 

しょんぼりとする凛の横を何かが横切る。

その後すぐに、的の中心に鋭い刃が突き刺さった。

 

凛「す、すごい…一発で」

才花「忍の中では基礎中の基礎ね」

 

その後、各自逃げ出さないことを条件に、自由行動となった。

ほとんどの人は江戸時代のくらしや、忍具に興味津々な様子だった。

それとは別の意味で興味を持っている少女たちもいた。

 

穂乃果「すっごく大きな丸太!!」

 

穂乃果が見つけたのは、木に吊るされた巨大な丸太。

樹齢数十、数百、それぐらいの年月はあるであろう大きさだった。

 

才花「あー…それは止めておいた方がいいよ」

 

シンプルな仕掛けだった。

吊るされた丸太を大きく揺らし、受け止める。

だが、だからこそ。

常人には不可能な威力だった。

 

才花「それを今止められるのは忍者軍でもひと────────「ふん!!!!!」

 

────────どおおぉぉぉぉん!!!

才花の話しは爆音により遮られた。

 

は?

 

思わず声が漏れた。

家をも吹き飛ばす巨大丸太を、少女があっさりと受け止めた??

 

穂乃果「私、チカラには自信があるんだよね!凄くいい練習になりそう!!」

 

爽やかな表情で言っているが、彼女はとんでもないことをしている。

疲れが出たところを、キツネに化かされたか?

そう思い、視線を変えると、黒髪の少女が別の訓練所に興味を持っているのが見えた。

 

善子「ここは?」

才花「敵の攻撃を防ぐ訓練所よ」

 

カラクリを作動させると、様々な罠が作動する。

木から刃物が降ってきたり、落とし穴が現れたり、大岩が転がってきたり…その他いろいろ。

 

善子「なるほど…いいわね」

才花「え?」

善子「この紐を引けば始まるのかしら」

才花「ちょっ、待って、危ない」

 

普通に命に関わる。

この訓練所も、様々な試験を合格した忍のみ、利用が許されている。

それを普通の少女が────────

 

善子「右から網が来る」

善子「お次は穴ね」

善子「刃は…避ける!」

 

才花「………」

 

なんか普通に対応できているんですけど。

え、何?どんな罠か来るか分かってるの?

分かっていたとしても、全て完璧な対処法を見せている。

 

善子(〇〇の刃で見た修行…!まさか自分ができる日が来るとは!)

 

命に危険が迫っているのに、何故あんなに生き生きとしているのだろう。

 

 

 

その後も、少女らは忍の訓練所を次々と攻略していった。

何やら、とんでもない事が起きていると、村の人たちも野次馬として溢れる始末。

 

これ、全然普通に怪しすぎるじゃん。

 

才花は少しだけ庇ったのを後悔しそうになった。

 




真川忍者軍メンバー
・全蔵(???)
・佐助(???)
・水隠才花(くノ一)

詳細が判明次第更新していきます。

どっちの方が読みやすいですか?

  • 千歌「サッカーやろうぜ!」
  • 「サッカーやろうぜ!」(名前を入れない)
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