ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
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第2章 1話 「ネクストステップ」
目が覚めると、スタジアムにいた
大歓声…はなく、それ以前に観客は一人もいなかった
「……ちゃん…」
誰かが後ろから私を呼ぶ。私は振り返り、声の主を確認する
曜「千歌…ちゃん…」
千歌「曜ちゃん?」
声の主は曜ちゃんだった。でも、様子が変…?なんか、とても悲しい顔を…している
曜「…けちゃ…よ…」
千歌「え?なんて言ったの?曜ちゃん」
曜「負けちゃったよ」
何に負けたのだろうか、千歌には分からなかった。しかし、曜の目に光はない。希望を、輝きを砕かれたようなーー
曜「ほら、見てよ」
曜が電光掲示板を指さす。そこには
浦の星女学院 2 - 3 帝国女学院
千歌「…え…」
この試合って…前に行われた決勝、だよね?なんで?勝ったはずじゃ…
曜「千歌ちゃんのせいだよ」
千歌「…曜ちゃん?」
曜「千歌ちゃんがミスするからだよ」
千歌「私の…ミス?」
曜「そう。千歌ちゃんの。失敗して、みんなの足を引っ張って、迷惑をかけて…」
千歌の…せい? あれ? 千歌のせいで負けちゃったの? なんか目の前が暗くなってきたなぁ…曜ちゃんが見えなくなっちゃった…曜ちゃん、悲しんでた…千歌の…せいで…
曜「 ま け ち ゃ っ た 」
千歌「どわあああああ!!!!???」
千歌「……あれ?」
そこは朝日さす、見慣れた、自分の部屋だった
ここ…私の部屋?あれは夢…だったの?はぁ…なんだ、夢かあ…なんて不吉な夢だったんだろう…それにしてもリアルな夢だったな…「ワン!!!!!!」
千歌「うわあ!?」
千歌はしいたけの声に驚き、ベットから転落。ものすごい音と共に、部屋が揺れる
千歌「いったたた……はぁ…」
よりにもよって決勝で負けた夢なんて…みんなに失礼だし、何より
千歌「見たくなかったなぁ…」
美渡「千歌ぁ!!」ガララ!
千歌「美渡ねえ!?」
美渡が勢いよく扉を開け、部屋に入ってくる。かなりご立腹のようだが…
美渡「あんた、まだ寝てたの!? 完全に遅刻だよ!!!!」
千歌「ほえ?遅刻?」
千歌は時計を見る。あれ…いつもよりも時計の短針が進んでいるような……
千歌「あぁぁあぁあ!!?」
――――――――――――――――――
本日、浦の星女学院 始業式。浦の星の生徒は体育館で、理事長のありがた〜いお話を聞いていた
鞠莉「Hello!エビバディ!!本日より、セカンドシーズンのSTARTデース!!」
曜「セカンドシーズン??」
梨子「二学期ってことよ…」
曜「…それにしても、千歌ちゃん遅いね…」
梨子「これからは1人で起きるからって言ったそばから遅刻…」
千歌「うおおおおぉ!!!!曜ちゃんからライトニングアクセル教わっておけば良かった!!」ダダダダダダ
善子「それより…全国本戦はいつ行われるのよ?」
ルビィ「47都道府県の代表が揃わないとだから、もう少し時間がかかるみたい…」
花丸「しかも本戦の会場は東京だって聞いたずら」
ルビィ「施設で宿泊も可能らしいよ?」
善子「未来ずら〜笑」
花丸「それ、おらのセリフずら!!!」
鞠莉「シャラーーーーーップ!!!!」
鞠莉の叫び声により、館内が揺れ、キーーンと甲高い音が鳴り響く
鞠莉「今からその話をするのよ?善子♪」
善子「ヨハネ!!!!」
鞠莉「皆さん、ご存知だとは思いますが、浦の星サッカー部が静岡予選を勝ち抜き、全国本戦へと出場することになりました」
ダイヤ「これは皆さんの応援のおかげですわ」
鞠莉「そして、もうひとつ!」
梨子「入学希望者の増加ですね!」
鞠莉「YES!!確実に増えているわ!」
ダイヤ「それだけではありませんわよ」
鞠莉「本日、発表になりました! 全国高校女子サッカー大会 本戦の開催日が」
果南「開催日!」
ルビィ「ほんと!?」
ダイヤ「えぇ!」
鞠莉「本戦は3週間後、東京の"アキバスタジアム"!!」
その時、体育館に蜜柑色の髪の色をした少女が駆け込んできた
鞠莉「来たわね!千歌!」
ダイヤ「大遅刻ですわよ」
千歌「はぁ、はぁ、全国本戦!」
梨子「千歌ちゃん!」
曜「全国だよ!」
果南「今までの相手とは、格が違うよ♪」
花丸「まる達は諦めないずら!」
ルビィ「うゆ!」
善子「堕天使の名において!」
千歌「行こう!全国へ!頂点を目指して、学校を救って、そしたら!」
全生徒「「「そしたら!!!!」」」
浦の星の全生徒が声を合わせる。全員、千歌の言うことが分かるようだ
千歌「そうしたら、私たちだけの輝きが見つかると思う!!きっと!」
「「「輝ける!!!!!!」」」
第2章 1話 「ネクストステップ」
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太陽が内浦の海に沈んでいく、今は放課後。浦の星サッカー部は校庭で練習後の柔軟をしていた
果南「1、2、3、4…善子ちゃん、相変わらず体が硬いよね、ちゃんと風呂上がりに柔軟してる?」グググググ
善子「ううぅ、ヨハネぇ……」
果南「そんなんじゃダメダメ!」
果南は善子にさらに力を加えて背中を押す。善子の体は…全く曲がっていない…
善子「痛い痛い痛い!? 待ちなさい!この体は、あくまでかりそめ…堕天使の実態は…「ゴキッ!」
善子「あぁあああああああぁああああ……」
曜「そう言えば、47都道府県の代表が集まるっていうことは…かなりの人数だよね」
梨子「そうね。宿泊施設の近くにある練習場所、使えればいいんだけど…」
ダイヤ「ぶっぶーですわ!その前に一つ、やるべき事がありますわよ!」
曜、梨子「え?」
ダイヤ「忘れたんですの?入学希望者を増やすのでしょ?」
梨子「学校、説明会…」
曜「あ、そうだ」
鞠莉「オフコース!既に告知済みだよ」
ダイヤ「せっかくの機会です。わたくしたちの必殺技や練習を見てもらって、浦の星がサッカー強豪校だということをアピールするのですわ!」
千歌「それいい!それ、すっごくいいと思う!」
善子「フッ、我がリトルデーモンを増やすチャンス」
果南「はい、休まない♪」グググググ
善子「あだだだだだだ!?」
そんな中、鞠莉のスマホに着信がはいってきていた。この着信から浦の星の運命は大きく変わっていくのである
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むつ「みんなお疲れ様! ビブスを洗濯カゴに出してから帰ってね!」
マネージャー達が片付けをしている間、千歌達はグラウンド整備をしていた。空を見上げると星が光っている。もうすでに、かなり日が短くなってきていた
花丸「だいぶ日が短くなってきたずらね」
ルビィ「もう秋になるもんね」
善子「完全に暗くなってきたら、ライトつけるんでしょ?」
果南「そうだね。そこら辺は、鞠莉に相談し……あれ?鞠莉は?」
そう言えば、鞠莉がいない。柔軟をしている時に着信があって、そのまま姿を見せていない
梨子「何か用事じゃない?理事長だし」
曜「そうだよね。先に終わりにしちゃう?」
千歌「うーん…あ!鞠莉ちゃん戻ってきた!」
鞠莉「Sorry! 仕事関連で電話長引いちゃった」
ダイヤ「では、全員揃いましたし、終わりにしますか」
果南「?」
全員が解散し、帰路につく。そんな中、果南は鞠莉の様子に違和感を持っていた
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翌日、放課後
千歌「よーし!今日も練習、頑張るぞー!!」
善子、ルビィ、花丸「おーーー!」
曜「千歌ちゃん元気だね」
千歌「そりゃあもう!元気全開だよ!」
梨子「授業中寝てたから、当然でしょうね…」
千歌「うぐぐ…それは、まぁ、置いといて…」
梨子「置いておきません!!」
千歌「う、、」
梨子が千歌にお説教。まるで千歌の保護者のようだ。その間に、3年生が遅れてグラウンドに入ってくる
曜「あ、果南ちゃん達、遅かったね?」
果南「うん。まぁ、ちょっとね?」
善子「もう体操、始めてるわよ」
千歌「…果南ちゃん?」
千歌は3年生たちの顔が暗いように見え、心配になる。なんだろう、嫌な予感がする
果南「千歌…みんな、聞いて」
それは学校説明会の中止という、最悪な内容であった