ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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果南パパの名前は美奈さんと同じく適当です。

果たして果南パパが出した条件とは……?





第2章 3話 「監督を得るために」

 

 

 

梨子「果南さんの…」

 

善子「お父様?」

 

北也「松浦北也(ほくや)だ。よろしくな」

 

 

松浦北也、淡島でダイビングショップを経営している果南の父親。髪の色、目は果南と同じだが、くせ毛の男らしい渋い顔つきである

 

 

 

梨子「そっか、果南さんと昔から遊んでた人は、果南さんのお父さんのことも知ってるよね」

 

ダイヤ「そういうことですわ」

 

 

千歌「曜ちゃん…いつ見ても果南ちゃんのお父さん、かっこいいよね」コソコソ

 

曜「…うん。でも、私のパパも負けてないよ!」コソコソ

 

鞠莉「ちょっとお二人さん? 話がずれてるわよ?」

 

千歌「あ、そうだった」

 

北也「ん?俺に何かようだったのか?」

 

千歌「はい。実は…」

 

 

 

 

千歌は北也に全国大会があること、美奈に北也のことを紹介されたこと、自分達のサッカーの監督になって欲しいことを伝えた

 

 

 

 

 

北也「なるほど…監督ね、美奈なら確かに俺を紹介するだろうな」

 

ダイヤ「と言いますと?」

 

北也「昔、あいつとはよくサッカーをしたよ…俺もあいつも、高校まではサッカー漬けの毎日だったしな」

 

果南「知らなかった…」

 

ルビィ「高校まで、という事はそれ以降は…」

 

北也「本格的にはやめたよ。でも暇がある時はたまにボールを触ってたな」

 

梨子「何故、サッカーをやめたんですか?」

 

北也「家の店を継ぐって話になってな。美奈からはサッカーを続けろって言われたんだが…俺は海も好きだったから、継ぐことにしたんだ」

 

千歌「そうだったん…ですか」

 

北也「悪いな!俺の昔話ばっかりして」

 

果南「ホントだよ…全く…」

 

果南は北也の前までズカズカと歩いていき、溜息をつく。まだ不機嫌なようだ

 

 

果南「それで、監督の件、どうするの?」

 

北也「うーん……」

 

「「「ゴクリ…」」」

 

 

緊張の瞬間、とは大袈裟かもしれないが、YESかNoで千歌達の運命は大きく変わるかもしれない。そう思うと、北也が悩んでいる時間が…長いように感じる

 

 

 

北也「店もあるしな………」

 

「「「……」」」ドキドキ

 

 

 

 

 

 

 

北也「…よし、じゃあこうしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

ー 休日 ー

 

 

 

 

 

ザッザッザッ 地面を掘り起こす音が響く、季節は秋が近づき、田んぼの稲穂は大きくなっている。そんな稲穂のカーテンに囲まれながら、浦の星サッカー部は…荒れ放題の田んぼを…耕していた…

 

 

 

 

善子「ちょっと!!なんで私達が田んぼの水張りなんてしなきゃいけないの!?」

 

曜「水を張るタイミングもおかしいよね…」

 

北也「いや〜悪い悪い!知り合いに使わない田んぼの手入れを頼まれていたのを、すっかり忘れててな!」

 

果南「それで…なんで私達が…」

 

北也「だから言ったろ?水張りまでやってくれたら、監督を引き受けるって」

 

ダイヤ「しかし、大会まで時間はないのですよ?」

 

北也「時間がないなら手を動かす!俺はダイビングの予約が入ってるから店に戻る、何かあったら連絡くれよ」

 

 

そう言うと北也は車に乗り、ダイビングショップへと戻っていった

 

 

 

梨子「……私達、サッカーを教わりに来てるのよね?」

 

ルビィ「これじゃあ、ただの…農業研修…」

 

千歌「ううぅ…サッカーしたい」

 

ダイヤ「こうなったらすぐに終わらせて、北也さんに監督になってもらうしかありませんわ」

 

果南「ごめんね、みんな…うちのバカのせいで…」

 

 

 

 

 

 

朝から土の掘り起こしを始め、お昼頃には全面の掘り起こしが終わった。次は…

 

 

花丸「水張りずらね。2手に分かれて、片方は水路を繋げて、もう片方は田んぼをならしていこう」

 

ルビィ「は、花丸ちゃん…詳しいね…」

 

花丸「毎年、田植えと稲刈りは手伝わされているずら」

 

 

花丸の的確な指示のおかげで、作業はスムーズに進み、日が暮れる頃には水張りが終了し、終わった頃にはみんなクタクタになっていた

 

 

 

千歌「終わったぁ……」

 

ダイヤ「もう、腕が上がりませんわ…」

 

鞠莉「腰も痛いわ…」

 

 

これで北也さんが監督になってくれる…そう思っていると、北也の運転する車が戻ってきた

 

 

北也「お疲れさん。どれどれ…進行状況は……え!?もう、終わったの!?」

 

ルビィ「花丸ちゃんのおかげです」

 

花丸「ずら!」

 

 

花丸が胸を張って返事をする。正直、花丸の指示、スピーディな行動が無ければ、今日中には終わらなかった

 

 

果南「これで監督、引き受けてくれるでしょ?」

 

北也「あぁ、約束だからな。こんな作業やらせて悪かったな。明日からよろしくな」

 

 

 

 

こうして苦行の田んぼ制作を終えた浦の星サッカー部に、松浦北也監督が加わったのである。これでやっと、サッカーが出来る…

 

 

 

 

 

 

北也「明日の練習はまたここな」

 

 

 

 

 

「「「へ?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

翌日、サッカー部は再び昨日作った田んぼまで来ていた

 

 

 

善子「まさか…今度は田植えをしろとか言うんじゃ…」

 

千歌「え!?話が違うじゃん!」

 

梨子「でも、まだそう決まったわけじゃ」

 

北也「そうだぞー決めつけるのはまだ早いぞー」

 

善子「あ、監督」

 

ダイヤ「ここで今度は、何をするんですか?」

 

北也「今からここで…」

 

 

 

 

北也はボールをひとつ持つと、何を血迷ったのか田んぼに

 

 

 

ボチャン!!

 

 

 

投げ入れた…

 

 

 

 

 

千歌「ほえ?」

 

曜「ボールを田んぼに…」

 

梨子「投げ入れたわね…」

 

 

 

 

北也「君たちはここで」

 

 

 

 

 

北也「サッカーをしてもらう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「えぇぇぇぇ!!!!???」」」」

 

 




松浦北也(ほくや)
名前は果南が南だから北を入れたという…まぁ、はい。
美奈さんの昔からの友人です。今後の話でさらに過去が語られるかも…


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