ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
今回の話はちょっと注意です。
千羽山高校に勝利した日の夜。浦の星サッカー部は、ミーティングルームに集合していた
いつき「みんな!初戦突破おめでとう!」
むつ「次の試合は明後日、今日はゆっくり休んで、明日は練習をします」
曜「そっか、次の対戦校は明日の試合で決まるんだね」
果南「相手の高校の試合、見てみたいけど練習もしておかないとね」
よしみ「明日の試合は、私が情報収集してくるよ!千歌達は練習に集中してね!」
善子「ほんとに、頼もしいマネージャーよね」
花丸「縁の下の力持ちずら」
マネージャーには、いつもサポートしてもらっている。明日はよしみが1人で会場へ行き、相手の試合を見てくる予定になっていた。すると、ずっとパソコンを見ていた北也が口を開く
北也「お、もう今日の試合がニュースになってるぞ」
千歌「ニュース?」
曜「公式のホームページとかの?」
ルビィ「ぶっぶーです!! テレビのニュースですよ!」
千歌、曜「うわ!?」
ルビィが千歌と曜に興奮気味に説明する。それは、ルビィだけではなく……
ダイヤ「あなた達、事の重大さが分かっていませんわ!!」
梨子「ダイヤさんまで…」
ダイヤ「いいですか? 全国本戦で勝ち進むと言うことは、全国から注目が集まると言うことですわ!!」
ルビィ「ニュースのスポーツコーナーとかで、浦の星の試合が取り上げられているはずです!!」
千歌「え?野球の甲子園みたいに?」
鞠莉「まぁ、簡単に言えばそういう事ね」
千歌「……曜ちゃん?」
曜「…うん、千歌ちゃん……」
千歌、曜「大変だぁぁぁぁぁ!!?」
善子「理解するの遅くない??」
むつ「ネットでも、千羽山を破った浦の星って内容で記事になってるよ!」
梨子「ニュースの内容はやっぱり、無限の壁と千羽山の必殺タクティクスを破ったのがメインね」
花丸「どちらもほんとに厄介だったずら……」
鞠莉「でも! 無限の壁を崩して、必殺タクティクスに対応出来たのも!」
ダイヤ「北也さんのおかげですわね」
北也「まぁ、俺はヒントを言っただけだけどな」
鞠莉「ね♪果南」
果南「………まぁ、今度はもっと早く言ってよね」
ダイヤ「まったく…素直じゃないんですから」
千歌「それに、ニュースやネットに出てるって言うことは…」
曜「入学希望者も…!!」
梨子「これだけの人が見て、応援してくれる人がいる!」
千歌「鞠莉ちゃん!今、人数は!?」
全員が鞠莉の方を見る。鞠莉は理事長専用のパソコンで今現在の入学希望者の人数を調べていた。誰もが、学校を救える…そう確信していた
ダイヤ「………鞠莉さん?」
鞠莉「………」
善子「え?どうしたのよ?」
鞠莉「………」
梨子「嘘…」
ダイヤ「まさか…」
鞠莉「いや、大丈夫よ!パソコン、フリーズしているだけよ!うん…大丈夫よ…」
果南「鞠莉」
鞠莉「…果南」
果南「正直に言って。今、何人?」
鞠莉「85人。初戦前と…変わってない…」
そんなことがあるのだろうか、全国から注目され、浦の星の名、サッカーの実力は広まっているはず…なのに、何も変わっていない。期限は今日の日付をまたぐまでである
千歌「………」
曜「千歌ちゃん…」
ダイヤ「まだ時間はありますわ。信じて、待ちましょう」
千歌「……ねえ、曜ちゃん」
曜「千歌ちゃん?」
千歌「大丈夫だヨね?……ほンとニ」
曜「!!!?」
今の千歌は完全に様子がおかしい。曜は千歌を落ち着かせるために抱きしめる
曜「うん、大丈夫だよ…」ギュッ
梨子「千歌ちゃん、少し休んだ方が」
鞠莉「お願い……あと、15人…」
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ー 0時 ー
梨子「募集、終了…」
ダイヤ「時間切れ…ですわ」
ルビィ「そんな…あと少しなのに」
善子「もう、どうにもならないの!?」
鞠莉「今頃もう、統合の手続きに入ってる」
花丸「じゃあ…」
梨子「ほんとにもう、ダメってこと?」
全員、やれるだけのことはやった。毎日たくさん練習して、死ぬ気で走り回って、何回も鞠莉のお父さん、街に掛け合って統合を先延ばしにして、県予選優勝して、全国本戦でも、初戦を突破して…それでも
千歌「足りなかったのかな…」
果南「千歌?」
千歌「もっと、私、頑張れたんだよね?まだ、足りなかったんだよね?ごめんね、私…もう、取り返しが…」ズキッ
果南「千歌!!」
ルビィ「そんな!千歌さんのせいじゃ」
善子「それに、これ以上ないってぐらい、頑張ってきたじゃない!!」
千歌「ははは、もっと私が…頑張ってレば…あはハ…学校、なクな… ズキッ!!!!!!!!
曜「!!!?」
梨子「千歌ちゃん!!!?」
千歌「うあぁ…痛い…いだい……」ズキズキズキ
千歌は頭を抱え込み、その場に倒れ込んだ。何が起きているのか理解するのに遅れている中、北也が千歌に駆け寄る
北也「おい、ダイヤ。ホテルの人を呼んでこい!あと、救急車」
ダイヤ「あ、わかりましたわ!」
一気に慌ただしくなるミーティングルーム。曜達が必死に千歌に声をかけるも、千歌の頭痛は治まらない
千歌「(痛い…痛い…なんなの…この痛み…もう、嫌だ)」ズキズキズキ
千歌「(あ、まただ…目の前が真っ暗になっていく…なんか、何かに、支配されるよう…な)」
そのまま千歌は意識を失った
――――――――――――――――――
翌日、千歌は診断の結果、試合による疲労、廃校決定による精神的ショックで起きた頭痛だ。という診断を受けた。千歌の事もあったので午前の練習は中止、練習は午後からという事になったのだが…
果南「やっぱり、私はちゃんと考えた方がいいと思う。本当に、このまま全国本戦を戦い続けるのか、それとも…」
鞠莉「みんな、考えて欲しい。午前、千歌っちが病院から戻ってくる間、今後、どうしたいか」
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あれ?ここはどこ?
……ここって、県予選のスタジアム?
千歌「また私、ここに来たんだ…」
千歌は立ち上がりグラウンドを見渡す。前と同じく、誰もいない
千歌「……廃校か…」
「救えなかったね」
千歌「え…」
私は後ろを振り返る。この前は確か、曜ちゃんがいたはず…が、今回は
チカ「学校、救えなかったね♪」
私だった
千歌「え、私?」
チカ「うん!チカだよ!」
千歌「なんで…私がもう1人?」
チカ「なんでって、今はそんなことどうでもいいじゃん!」
千歌「」
チカ「あぁ…固まっちゃったよ…もう、しょうがないなあ…」
私が私に近づいてくる。なんだろう、この千歌は私と同じ姿だけど…なんか、怖い…目が……濁ってる…
チカ「廃校になっちゃったね!」
…何でそんなに生き生きと言えるの?同じ自分なのに腹が立つ
チカ「なんでだと思う?」
千歌「なんで……なんでだろう…」
なんでか、そんなの私が1番知っている。私がもっと…
チカ「頑張らなかったから?」
千歌「……うん」
流石に同じ自分には誤魔化しきれないか…でも、知ってるならなんで、聞いたんだろう
チカ「自分がもっと頑張ってれば、サッカー上手ければ、もっと行動していたら、みんなを引っ張っていってたら」
知ってる
チカ「キャプテンなんて、肩書きだけだよね♪♪」
知ってるから……
チカ「みんな、私のこと、恨んで「やめて!!!!!!!」
チカ「……」
千歌「はぁ、はぁ、はぁ、全部、分かってるから……やめて…」
全部、分かってるよ…私が1番…
チカ「うーん、チカが思うにね」
チカ「他のメンバーは、全国本戦、諦めないよね♪♪」
千歌「!!」
そうだ…みんななら、全国への挑戦を、これまでの努力を、無駄にする訳ない
千歌「うん。最後まで、戦い抜くと思う」
チカ「そうだよねー。みんななら最後まで諦めないもんねー!でも…」
チカ「また足引っ張るの?」
千歌「え…」
チカ「だってー、私のせいで廃校決定しちゃったんでしょ?このまま全国本戦に挑んだら、今度は…」
チカ「全国制覇の目標も、消えちゃうよ?」
そっか…そうだよね。相手もどんどん強くなっていくし、負けたら終わりだもんね。私が引っ張っていかないと、次もまた…
チカ「うーん…なやんでいるようだね?千歌ちゃん♪」
千歌「私…どうしたらいいの…」
もう、わかんない…私は果南ちゃんみたいに、みんなをまとめる力は無いし、鞠莉ちゃんみたいに、みんなを盛り上げる力も無いし、ダイヤさんみたいに、圧倒的なシュート力も持ってない
チカ「じゃあさ!」
チカ「私が力をあげよっか!」
千歌「力?」
チカ「そう!これからの試合に勝ち抜いていく力!どう?欲しくない?」
勝ち抜く…力、それがあれば、みんなを引っ張って行ける…私も力になれるよね
チカ「どうする?」
なんだろう。チカの目を見ていると、なんか吸い込まれそうな感覚になる……
千歌「うん。お願い。力を、ちょうだい」
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ー 病院 ー
「どわあああ!!!!!?」
「あれ?なんだ…夢か…」
少女がベッドから飛び起きる。時刻はお昼に近くなっていた
「それじゃあ、みんなのところに戻るかな?明日は、第二試合か…」
少女はベッドから降りると、病室から出る準備をする。すっかり元気になった少女は鼻歌交じりにスキップしながら、みんなの元へ向かう
そんな、彼女の目は
チカ「あは♪♪」
濁っていた
千歌ちゃん、大丈夫なんですかね?
なんか、こんな感じのキャラ、イナイレにもいましたよね。登場時、ほぼほぼ二重人格のあのイケメン君が。千歌ちゃんはそのキャラがモデルです
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近いうちに、新しい小説を投稿しようかなと