ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
家族全員が花粉症で、自分もそうなんですが、自分だけまだ花粉症の症状が出てないんです…いつ来るのか分からないので恐ろしいですね
(花粉蛍光を見た時は生き地獄かと思いました)
やはりどのアニメでもノートの存在はでかいですね
幻影学園に勝利した日の夜、浦の星女学院サッカー部は再び、ミーティングルームに集合していた。内容は次の対戦相手になるであろう高校の説明であった
むつ「明日の試合で、私達が戦う対戦相手が決まります」
いつき「でも、対戦相手は決まったのも同然…だよね?」
ダイヤ「優勝候補筆頭ですからね…」
梨子「優勝候補、という事は…」
ダイヤ「去年の全国大会では、準優勝でした…」
曜「準優勝…ってことは、全国で2番目に強いってことだよね?」
鞠莉「単純に考えれば、そうなるわね」
果南「………"聖堂山高校"……」
よしみ「聖堂山高校の一番の特徴は、やっぱり『選手全員がエースストライカー』と呼ばれるほどの高い攻撃力」
むつ「県予選や本戦の試合のデータを見てみたけど…得点率が凄まじかった…」
よしみ「確か、現時点での全国高校女子サッカー大会の得点王は…」
いつき「聖堂山高校キャプテン、黒裂真命(くろさきまこと)」
ダイヤ「黒裂真命…」
鞠莉「かなり有名な選手だもんね」
善子「…正直言って、勝算はあるの?」
むつ「…勝算は……」
静寂した空気がミーティングルームに漂う。確かに善子の言う通り、優勝候補筆頭のチームに本戦初出場の高校が勝とうなんて、無謀なのかもしれない、が、
北也「作るんだ」
むつ「監督?」
鞠莉「作る…とは?」
北也「作るんだよ。勝算を。戦略で」
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その後、北也は明日の練習で戦略の詳細は伝えるとのことで、ミーティングは終了した
花丸「ルビィちゃん!ホテルのお店で売っているデザートを食べに行くずら!」
ルビィ「デザート!?行こ!花丸ちゃん」
善子「ち、ちょっと、私も行くわよ!」
ダイヤ「寝る前です。食べ過ぎないでくださいね?」
1年「はーい!!」
1年生達に続き、メンバーがそれぞれの部屋に戻っていく。残ったのは3年生の3人だけになった
ダイヤ「……どう思いますか?鞠莉さん、果南さん」
ダイヤは鞠莉と果南に問いかける。北也が例え聖堂山高校に対抗できるほどの戦略を考えたとしても、果たしてそれだけで
鞠莉「勝てるのかってことね」
果南「…相手は全員が優秀な選手、真っ向から立ち向かって行っても、通用するかどうか…」
ダイヤ「決して浦の星が弱い訳ではありません。しかし、相手の選手がわたくし達の劣っている部分を見つけ出し、そこを付いてきたら…」
鞠莉「完全にやられる…」
ダイヤ「はい…」
果南「ならどうすれば…このままじゃ、何も手が無くなる…」
鞠莉「いえ…」
鞠莉「手ならあるわ」
ダイヤ「??」
果南「?どういうこと?」
鞠莉「まだ持っているでしょ?」
鞠莉「あのノートを」
ダイヤ「あの、ノート?」
果南「……!!?まさか、あのノートって」
鞠莉「YES。未完成のノートよ」
ダイヤ「!!?しかし、あれは…」
果南「もしあったとしても、まさか、使うなんて言うんじゃないよね?」
鞠莉「まさか、使わないなんて言うんじゃないよね?」
果南「………」
鞠莉「状況は分かっているでしょ?それを使わなければ…浦の星は勝てない」
果南「でも…」
鞠莉「私、あの頃と気持ち、変わってないよ」
ダイヤ「…今回はわたくしも鞠莉さんに賛成ですわ。わたくし達が勝つために、やることは全てやる。それが生徒会長としての義務だと思っていますので」
ダイヤ「それに、この試合で負ければそれで終わりですわ」
果南「…でも、出来ることじゃない!未完成なんだよ?出来ないから、未完成のノートとして書いたんだよ?」
鞠莉「そんなことは無い。あの時も、もう少しだった」
ダイヤ「それに、ノートとして残したのは、いつかできるようにするため。それが、今なのではないのですか?」
果南「違う! だって、それで未完成のまま無茶して、2年前の県予選決勝で失敗して…それで…」
ダイヤ「負けましたわね」
鞠莉「でも今回はあの時以上の可能性を秘めているわ!やる価値はある」
果南「…ダメ…ダメだよ!!届かないものに手を伸ばそうとして、そのせいで何もかも失って、それを千歌達に押し付けて…」
北也「本当にそう思っているのか?」
ダイヤ「!北也さん…」
北也「3人がミーティングルームから出てこないと思って、様子を見に来たら…未完成のノートか…」
鞠莉「これがあれば、聖堂山高校にも対抗できます」
北也「…なぁ、果南。お前が2年前、サッカー部をやめた日を覚えているか?」
果南「サッカー部をやめた日…」
北也「サッカーをやめた日でもあるな」
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―――――
ー 2年前 ー
北也「明日の予約はっと…」
果南「……」
北也「お、果南、帰ってきてたのか。今日は早かったな」
果南「…うん」
北也「サッカー部も2年と1年だけになったんだろ?練習はいいのか?」
果南「…………お父さん」
北也「?」
果南「……私、サッカーやめたの」
北也「!!!!!?」
ははは…多分、人生で1番驚かされたかな。小さい頃からやってたサッカー。大好きだったサッカーを呆気なく、終わりにしていたんだからな
北也「な、なんでだ?理由は?」
果南「サッカー部、廃部したの。私もやる気無くなった」
北也「果南…」
果南「………」
北也「本当にやめていいのか?」
果南「……もう、無理なの」
その時の果南の顔はな、初めて見たな。悔しさとか悲しさがごちゃ混ぜになった、なんと言ったらいいか分からない顔をしていたんだ
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――――
北也「だが、果南はまたサッカーを始めた」
果南「……」
北也「またこの3人で、サッカーをやってるんだろ?いや、今は9人だな」
ダイヤ「マネージャーと北也さんを入れて、13人ですわね」
北也「…いいこと言ってくれるじゃねぇか」
鞠莉「(照れてる……)」
北也「果南、否定するな。過去を」
果南「!」
北也「お前らにとって、とても大切な思い出なんだろ?」
ダイヤ「はい」
鞠莉「そうね」
北也「だからこそ、やり遂げないと。あの時夢見た、浦の星サッカー部を完成させる時じゃないのか?」
果南「………」
鞠莉「果南」
ダイヤ「果南さん」
果南「……………」
果南「無理だと判断したら、すぐやめる。いいね?」
鞠莉「!!!」
ダイヤ「果南さん!!」
北也「決定だな」
こうして、果南達が2年前に残した想いを復活させる日がやってきたのである。しかし、その想いを形にするのは、とても難しいものであった
北也「ふむふむ」ペラペラ
ノートをめくる北也。ノートの中にはびっちりと必殺技や戦術などが記されていた
鞠莉「こんなのもあったわね」
ダイヤ「どれも懐かしいものばかりですわ」
北也「……あった」
北也はページをめくっていた手を止める。そのページは…
『ー 未完成 必殺技 ー』
ダイヤ「…これです」
鞠莉「2年前、完成しなかった技…」
果南「今思えばトンデモ技だらけだね」
北也「…だが、十分試す価値はある」
その時、4人しかいない空間にもう1人誰かが入ってきた
鞠莉「あれ?梨子、どうしたの?」
梨子「3年生が帰ってこないから、様子を…」
ダイヤ「あぁ、ご心配をお掛けしました…」
梨子「あの…何を見ているんですか?」
鞠莉「説明するわ」
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梨子「…凄いですね」
北也「梨子もそう思うか」
梨子「これだけの技…完成すれば確かに、聖堂山高校にも対抗できます。ただ…」
梨子「危険ですね」
鞠莉「そうね。一歩間違えたら怪我。または、試合中に失敗して、ピンチをまねく恐れもあるわ」
梨子「それでもやってみるべきだと思います。みんな想像以上に成長が早いです。明日の練習でなんとか…」
ダイヤ「不可能ではありません」
果南「さっきも言ったけど、危険だなと思ったらすぐやめるからね?」
北也「あぁ、気をつけよう」
大方意見はまとまった。明日、全員に未完成のノートを話す。そして、未完成の必殺技を習得する人を選び、習得させる
北也「じゃあ、明日も早いから、もう部屋に戻って寝た方がいい」
ダイヤ「そうしますわ」
鞠莉「うーん…私も花丸達が食べに行ったデザートを食べに行こうかしら…」
果南「こんな夜に?」
ダイヤ「太りますわよ?」
鞠莉「ノープロブレム…「あの、皆さん!!」
鞠莉、ダイヤ、果南「?」
梨子が4人を呼び止める。何かを言いたげな様子であるが
ダイヤ「梨子さん?どうかしたのですか?」
梨子「あの…3年生の皆さんに質問が…」
果南「質問?」
鞠莉「何?」
梨子「ルビィちゃんのことです」
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ー 数十分後 ー
千歌「…うーん、梨子ちゃん遅いなぁ…」
千歌「まだ、ミーティングルームにいるのかな?…ん?」
千歌がミーティングルームの扉の前に行くと、中から話し声が聞こえてきた
千歌「(なんだろう、まだ何か打ち合わせでもしているのかな?)」
千歌はそっと扉を開け、中を確認すると、千歌の耳に衝撃の言葉が飛び込んできた
「千歌ちゃんにシュートを撃たせないようにしよう…その為には…DFに下げて…」
千歌「え………」
化身を使えない聖堂山は強いのか?いや、強くするんだ
次回、あの子が再び浦の星の前に現れる!!!!