ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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新技が登場します!

技の説明はダイヤちゃんがしてくれるので、はぶきます

ここでお知らせです
はくたかさんが私のリクエストで、ルビィちゃんのお話を作ってくれました!詳細は面影の方で後日、紹介します。ぜひ、「面影ある人達が来た!」も読んでみてください!








第2章 14話 「未完成のノート その2」

 

 

翌日、グラウンドに集合した浦の星女学院サッカー部。全員集合したところで、昨日決まったことを伝える

 

 

鞠莉「みんなに聞いてほしいことがあるの」

 

善子「聞いてほしいこと?」

 

花丸「なんずら?」

 

鞠莉はノートをみんなの前に出す

 

 

曜「ノート?」

 

千歌「未完成のノート?」

 

ルビィ「!!(あれは……)」

 

 

鞠莉「そう。このノートには私たちが2年前、完成することが出来なかった必殺技が記されています」

 

むつ「必殺技!?」

 

よしみ「未完成、ということはそれほどまでに強力な…」

 

ダイヤ「威力なら充分、聖堂山高校とも戦えますわ」

 

曜「そんなのがあったんだね!」

 

果南「でも、未完成の技を無理してやろうとして失敗。決勝戦の敗北の要因になった…」

 

ダイヤ「技を使う選手の負担も大きいですわ」

 

果南「それでもやる?」

 

 

千歌「やろうよ!」

 

果南「千歌…」

 

千歌「今やらないでいつやるの?最初に約束したよね?精一杯足掻こうって!やれることは全部やるって!」

 

千歌が果南の手を握り、必死に訴える。千歌の言葉には力がある。だが、だからこそ

 

 

果南「(まったく…闇を抱えているように見えない…)」

 

それほどまでに千歌は周りにわからないように、感情を、悩みを、押し殺していたのだろうか……自分一人で抱え込んでいる…表向きではいつもの明るい高海千歌だが

 

 

果南「(これはすぐに手を打たないとね…)」

 

 

果南「分かった。じゃあまず、誰がどの技を覚えるか、決めておきたい」

 

善子「ちなみにいくつあるの?未完成の技は」

 

 

鞠莉「5つよ」

 

曜「5つ…」

 

ダイヤ「1つずつ説明していきますわね」

 

 

 

ダイヤ「1つ目『ラ・フラム』」

 

鞠莉「フランス語で炎よ」

 

善子「(かっこいい)」

 

ダイヤ「その意味の通りですわ。炎の壁を作り、相手をブロックします。欠点は…」

 

ダイヤ「自らの身を焦がすかのごとく、体力を大量に消費しますわ」

 

果南「ダイヤはこの技を数回使って、病院送りになったよね。確か」

 

花丸「ずら!?」

 

善子「病院送り…」ゾッ

 

ダイヤ「あれは…熱中症と重なったのですわ…」

 

 

 

ダイヤ「2つ目、行きますわよ」

 

果南「これは、私限定かな?」

 

千歌「ということは…キーパー技?」

 

ダイヤ「そうですわ。名は『海皇の三叉撃(さんさげき)』」

 

花丸「三叉戟が元になっているずら?」

 

果南「流石、花丸ちゃん。詳しいね」

 

善子「(かっこいい)」

 

ダイヤ「この技は『トライデント』の上位互換ですわ」

 

果南「まぁ、あまりにも体への負担が大きかったから、未完成のまま終わっちゃったんだよね〜」

 

善子「果南さんでも負担が大きな技って…」

 

ルビィ「想像したくないね…」

 

 

ダイヤ「3つ目はシュート技『コワレヤスキ』」

 

鞠莉「3人技。強力だけど、撃つのが難しいのよね」

 

善子「(かっこいい)」ゾクゾク

 

 

ダイヤ「4つ目はドリブル技『スプリントワープ』」

 

曜「名前からして速そうだね」

 

果南「ドリブルしながら、超加速。DFはだいたい置き去りにできるよ。ただ….」

 

ダイヤ「試合後、肉離れしますわ」

 

「「「………」」」

 

善子「ダメじゃん」

 

ダイヤ「だから未完成の技なのです!」

 

果南「いい?未完成の技の欠点をどうにかしない限りは試合では使えない。逆にこちらのピンチになるからね」

 

鞠莉「無理は禁物よ?本当に病院送りとかは勘弁よ?」

 

ダイヤ「それはもうやめてください…」

 

 

 

 

その後、誰がどの技を習得するか相談した結果……

 

 

 

果南「じゃあ、『ラ・フラム』がダイヤね」

 

ダイヤ「ある意味トラウマですわね…」

 

果南「『海皇の三叉撃』は私で…『コワレヤスキ』は…」

 

鞠莉「マリーと梨子、善子でやるわ」

 

梨子「頑張らないと…」

 

善子「(いや、ホントにかっこよすぎる…)」

 

果南「『スプリントワープ』は曜とルビィ」

 

曜「ヨーソロー!」

 

ルビィ「がんばルビィ!」

 

ダイヤ「そして、千歌さんと花丸さんには別にやってもらうことがあります」

 

花丸「は、はい!」

 

千歌「わかりました!」

 

 

こうして、それぞれ未完成の技の習得に取り掛かろうとした時、むつがあることに気づく

 

 

むつ「…あれ?ダイヤさん」

 

ダイヤ「むつさん、何ですか?」

 

むつ「未完成の技って5つですよね?1つ、足りなくなですか?」

 

曜「あ、」

 

花丸「確かに…」

 

ダイヤ「5つめ、ですか」

 

果南「あれは…今は無理だね。危険過ぎる」

 

千歌「説明だけでも…」

 

鞠莉「そうね。5つって言ったし、説明するべきよね」

 

鞠莉とアイコンタクトをとり、果南が説明を始める

 

 

果南「5つ目は…必殺タクティクス」

 

果南「『スリリングワンウェイ』」

 

 

千歌「スリリング、ワンウェイ…」

 

曜「戦慄の一方通行?」

 

善子「(いや、だから、かっこいいって…)」

 

 

ダイヤ「この技は…一歩間違えたらオウンゴール、または怪我をしますわ」

 

花丸「どちらも恐ろしいずら…」

 

果南「しかも、まだ1回も成功してないんだよね」

 

「「「…………」」」

 

善子「ダメじゃん」

 

ダイヤ「だから未完成の技なのです!」

 

 

梨子「なんか、デジャブね…」

 

 

 

 

 

 

こうして午前中、未完成の技を習得するために練習をしたのである。お昼休憩になり、昼食を取りながら午後の予定を説明することになっていた

 

 

 

 

ダイヤ「正直、ここまで出来るとは…皆さん、流石ですわ」

 

善子「何とか形にはなってきたけど…」

 

梨子「もう少し練習が必要ね…」

 

果南「でも、2年前よりもできるペースが早いよ。みんな」

 

鞠莉「この調子で行けば、聖堂山戦に間に合いそうね」

 

果南「…2年前は未完成で終わったけど…今は…」

 

ダイヤ「行けますわ。信じましょう」

 

 

それぞれが手応えを感じ始めていた。約半年前ぐらいの自分らが今の自分達の姿を見たら、絶対に驚くであろう

 

 

むつ「みんな、北也さんから言われた戦略の確認も忘れないようにね!」

 

ルビィ「北也さんの…あ!朝の」

 

花丸「説明してくれたやつずらね!」

 

善子「あれなら、大丈夫よ。みんな完全に習得したから」

 

 

未完成の技の割り振りを決めたあと、北也から聖堂山高校に対抗する戦略の説明を受けた。何回か練習し、問題ないと判断したため、あとは本番で実践することになった

 

 

よしみ「それじゃあ、休憩が終わったら練習の続きだね」

 

鞠莉「みんな、完全習得、頑張るわよ!!」

 

「「「おーーー!!!!」」」

 

 

善子「ってかずら丸」

 

花丸「ずら?」

 

善子「あんた、やってもらうことがあるって…何やってるの?」

 

花丸「ふふん♪明日のお楽しみずら!」

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

ダイヤ「北也さん、お願いします!」

 

北也「そりゃ!」バシュ

 

北也がダイヤに向かってボールを蹴る

 

 

ダイヤ「はあぁ!!!ー ラ・フラム ー!!」ボオォ!

 

ボールは炎の壁により、ブロックされる

 

 

ダイヤ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

むつ「ダイヤさん、水です!」

 

ダイヤ「ありがとうございます」ゴクゴク

 

北也「うん。だいぶ体力の消費が抑えられてきたように見えるな」

 

ダイヤ「はい。少しずつですが…」

 

北也「まだ時間はある。休憩を挟みながら続けよう」

 

ダイヤ「はい!」

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

千歌「行くよー!果南ちゃん」

 

果南「来い!」

 

千歌「はあぁ!」バシュ

 

果南「でりゃあ!!」

 

果南「ー海皇の三叉撃 ー!」ドン!ダァン!ドガァン!

 

千歌「ひゃあ〜すごいね…」

 

果南「ふぅ…」ビリビリ

 

千歌「やっぱり、まだ負担来る?」

 

果南「ちょっとね。もう少しかな?もともと、2年前に型は作ってあったからね」

 

千歌「そっか。でもいいの?千歌、必殺シュート使わなくて…」

 

果南「ん…いいの。まずは普通のシュートで練習したいからね」

 

果南は鞠莉から言われた言葉を思い出す

 

 

鞠莉『果南は千歌に普通のシュートを撃ってもらって。無理に負荷な練習をさせると、闇のチカラが出かねないからね』

 

果南「よし、もう1回!(ホントに、闇持ってるように見えないなぁ)」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

鞠莉「行くわよ!梨子」

 

梨子「はい!」

 

鞠莉、梨子「はあぁ!!」

 

いつき「今だよ!善子ちゃん!」

 

善子「ヨハネよ!」ドガァン!

 

いつき「あ…またズレちゃった…」

 

鞠莉と梨子がオーラを加え、最後に善子が蹴り込む。型は出来てきたのだが、最後のシュートが上手くいかない

 

 

善子「く、また最後ズレた…」

 

鞠莉「微妙なタイミングかしら」

 

梨子「もう少し早くしてみる?」

 

善子「そうね。その方が蹴りやすいわ」

 

いつき「ボール渡すよ!頑張って!」

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

曜「肉離れって…シャレにならないよね?」

 

ルビィ「なりませんね…」

 

曜「しかも、加速するのはいいんだけど…たまにボールを置いてきちゃうんだよね…」

 

ルビィ「…曜さん、ちょっと技を見せてもらってもいいですか?」

 

曜「見てくれるの?じゃあ、お願い!」

 

 

 

 

 

 

 

曜「やっぱり、置いてきちゃった…」ハァハァハァ

 

ルビィ「……曜さん」

 

曜「は、はい!」

 

ルビィ「加速する時に、ボールはこうするのがいいかも…」

 

曜「あ、なるほど…」

 

ルビィ「それで、こう!」ビュン!

 

曜「うわ!?ルビィちゃん、もう出来たの!?」

 

ルビィ「は、はい…ついさっき(もともと習得してたとは言えないな…)」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

花丸「ー もちもち黄粉餅 改 ー!」

 

よしみ「からの!」

 

花丸「そりゃあ!ずら!」

 

よしみ「からの!!」

 

花丸「とりゃあぁぁ!」

 

よしみ「からの!!!」

 

花丸「ずらあぁぁ!!」

 

 

 

 

善子「え?何やってるの……」

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

日が沈み、空には星が光り始めた。今日の練習はこれで終了。未完成の技は結果的に一応、習得ということになった

 

 

善子「なんとかって感じね」

 

梨子「明日はあまり連発は出来ないわね」

 

ダイヤ「使いすぎは禁物ですわ。あくまでも確実に得点したい時、ボールを奪いたい時、相手を抜き去りたい時に使ってください。皆さん、いいですか?」

 

「「「はい!!!」」」

 

 

むつ「では、ホテルに戻って今日は終わりです!明日の試合は早いので、早く寝てくださいね!」

 

花丸「だって、善子ちゃん」

 

善子「な、なんで私なのよ!」

 

花丸「いつも夜更かししてるでしょ?」

 

善子「してないわい!(バレてた)」

 

 

 

メンバーそれぞれがホテルに戻っていく、そんな中、果南は千歌に呼び止められていた

 

 

 

 

果南「どうしたの?千歌」

 

千歌「あのね、ちょっと聞きたいことがあって…」

 

果南「聞きたいこと?(明日の試合の相談かな?)」

 

千歌「うん…果南ちゃん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チカ「私のこと気づいてるでしょ???」

 

 

 

 

 

果南「………あなたとは、はじめましてかな?(あちゃー、バレてたか…)」

 

 

 

 

都合良いや。真っ向からぶつかってやる。果南はそう決意し、チカと向き合うのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




だんだんと最終回が近づいてまいりました…






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