ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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どんどん原作からはなれていきます。やっと…サッカーさせてあげられる…

技は募集中です!ちなみにポジションは確定しています


第1章 4話 「元サッカー部を捕まえろ!」

 

 

 

曜「またダメだったの?」

 

曜は千歌に問いかける。

 

千歌「うん。でも、あと一歩、あと一押しって感じかな?」

 

2人は浦女の校庭でサッカーの基礎中の基礎である、インサイドのパス練習をしていた

 

曜「(ホントかなぁ…)」

 

千歌「だって、最初は…"ごめんなさい!!"だったのが最近は、"………ごめんなさい…"になって来たし!」

 

曜「嫌がっているようにしか思えないんだけど…」

 

千歌「大丈夫!いざとなったら、何でもするし」

 

千歌はどこから出したのか、忍術の教科書を目の前に出した。まだそれ、諦めてなかったのか…と曜は呆れている

 

曜「でも…桜内さん、サッカーはもう辞めたんでしょ?辞めたことをまた誘うのは…どうなのかな?」

 

千歌「うーん…私も思ったんだけど、やっぱり経験者がいないと私たち何も出来ないなーって!」

 

そう言うと千歌はパス練習で転がしていたボールを止めた。確かに…このままパス練習だけじゃ、何も出来ない

 

千歌「よーし!挫けているわけにも行かない!!!」

 

千歌は部活申請書を持って校舎へと戻っていく。まさか…また行くんじゃないだろうかと曜は嫌々ながらも千歌のあとに付いて行った

 

――――――――――――――――――

 

 

ダイヤ「お断りしますわ!!!」

 

千歌「こっちも!?」

 

曜「やっぱり……」

 

曜の予想は大当たり。さっそく生徒会長の否決の宣告がだされた

 

ダイヤ「5人必要だと言ったはずです」

 

ダイヤ「それ以前に試合に出れるメンバーは揃ったのですか?9人」

 

千歌「それは、多分…いずれ!きっと!!可能性は無限大!!!」

 

千歌「でも…やりたいんです。アライセのように強くなりたいんです」

 

ーこの時、曜は気づく。ダイヤの机を叩くペースがどんどん早くなっていることをー

 

千歌「知りませんか?2年連続、高校女子サッカー大会優勝校の最強の3人につけられた名前!アライセ!」

 

ダイヤ「………それはもしかして、A‐RISEのことを言っているのではありませんよね?」

 

何かを感じ取った2人は息を呑み、恐る恐る千歌が確認する

 

千歌「あ、もしかして…あれアライズって読むの?」

 

ダイヤ「お黙らっしゃああああああぁぁぁい!!!!!!!!!!」

 

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千歌「はぁ…前途多難すぎるよ…」

 

あのあと、ダイヤから怒りMAXのお説教をくらった千歌はかなり落ち込んでいた

 

曜「途中から、A‐RISEの必殺技は?とか、質問攻めだったよね」

 

千歌「うぅ、軽い気持ちでサッカーやろうとしてるって言われちゃったし…」

 

曜「あんなにくわしいってことは、ダイヤさん、サッカー好きなのかなぁ?」

 

そんなことを考えていると、千歌が下校している2人の少女に気づいた

 

千歌「おーーい!花丸ちゃーん!」

 

花丸は千歌達に呼ばれると「こんにちは」とすぐに挨拶をした。

 

千歌「ルビィちゃんもいるーー!」

 

ルビィ「ピギィ!!」

 

ルビィは自分の名前が呼ばれたことに驚き、木の裏に隠れてしまった。すると千歌は何故かバッグから棒付き飴を取り出し、ルビィの近くに持ってきた。まさかそんなので捕まえようというのか…

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

オレンジ色カラーをしたバスは沼津に向けて県道を走っていた。乗車しているのは千歌、曜、花丸、ルビィである。なんとあのあと、棒付き飴で千歌はルビィを捕まえてしまったのである

 

花丸「サッカー部?廃部になったって…」

 

千歌「そうなんだけど、また始めようと思うんだ!興味ない?」

 

花丸「あ、いえ、マルは図書委員の仕事があるずら…いや、あるし…」

 

千歌「そっか…ルビィちゃんは?」

 

ルビィ「え?あ、る、ルビィは…その…お姉ちゃんが…」

 

千歌「お姉ちゃん?」

 

花丸「ルビィちゃんはダイヤさんの妹ずら」

 

千歌「え!?あの生徒会長の?」

 

曜「なんでか嫌いみたいだもんね。サッカー」

 

ルビィ「うぅ…はい」

 

ルビィがとても悲しそうな顔をするので3人は心配になる、千歌がとっさに話を変える

 

千歌「花丸ちゃんはどこで降りるの?」

 

花丸「今日は沼津までノートを届けに行くところで」

 

千歌「ノート?」

 

花丸「はい。実は入学式の日、独特な挨拶をして恥ずかしくなったのか、逃げ出した子がいて・・・。それっきり学校に来なくなったずら」

 

曜「そうなんだ…」

 

 

 

 

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千歌「じゃーねー!!!」

 

私はバスに乗っている3人に手を振った

 

千歌「お?桜内さーん!」

 

梨子「はぁ…」

 

私が桜内さんを呼んだら、なんか溜息をついた。まさか、また海に入ろうとしているんじゃ……

 

梨子「してないです!!」

 

千歌「よかったー」

 

梨子「あのねぇ、こんな所まで追いかけてきても、答えは変わらないわよ?」

 

千歌「え?ああ、違う違う、通りかかっただけ」

 

千歌「そういえば、海の音は聞くことは出来た?」

 

…桜内さんは黙ったままだ。多分、聞けてないのだろう。それなら

 

千歌「じゃあ、今度の日曜日空いてる?」

 

梨子「どうして?」

 

千歌「お昼ここに来てよ。海の音、聞けるかもしれないから」

 

梨子「聞けたら、サッカーをまたやれって言うんでしょ?」

 

うぅ…痛いところ突かれたな…桜内さん、微笑んでいるところを見ると、バレバレだったみたい。でもね

 

千歌「だったら嬉しいけど、その前に教えて欲しいの、サッカーをやめた理由」

 

梨子「…私ね、小学生の時からサッカーをやってたって話をしたでしょ?」

 

その時の桜内さんの顔はどこか悔しそうで、悲しそうだった

 

千歌「うん」

 

梨子「小さい頃からずっと続けてたんだけど、UTXでいくら頑張っても周りの子に置いてかれて、やる気も出なくて。だから、もうひとつの得意なことだったピアノに目標を変えたの。それで、ピアノをやるなら環境も変えてみようって。海の音を聞ければ、何か変わるのかなって」

 

千歌「変わるよ。きっと」

 

梨子「簡単に言わないでよ」

 

千歌「分かってるよ。でも、そんな気がする」

 

私は桜内さんの手を取ってそう言った

 

梨子「変な人ね。貴女は。

とにかく、サッカーなんてもう、やってる暇なんてないの。ごめんね」

 

桜内さんは手を離そうとしたが私は掴み直した

 

千歌「わかった。じゃあ海の音だけ聞きに行ってみようよ。サッカー関係無しに」

 

梨子「え?」

 

千歌「ならいいでしょ?」

 

梨子「ホント…変な人」

 

 

 

 

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そして日曜日、果南ちゃんにお願いしてダイビングで海の音を聞きにいったんだ。そしたら、ほんとに聞こえたんだ!確かに3人で聞いたよ!海の音!!

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

海の音を聞いた次の日の放課後の事だった。

 

千歌「え!?嘘!!」

 

曜「ホントに!?」

 

千歌たちが驚くのは無理もない、あれだけ拒んでいた梨子が「サッカーのことだけど、手伝うことにしたわ。」と2人に言ってきたのだ

 

千歌「ありがとう…ありがとーう!わぁ!!」

 

嬉しくなった千歌は梨子に抱きつこうとした。しかし、梨子は直ぐに避けて、千歌は後ろにいる同級生に抱きつく形になった

 

梨子「待って、勘違いしてない?」

 

千歌「へ?」

 

梨子「私はサッカーを教えるのを手伝うと言ったの。サッカーには復帰しない」

 

千歌「ええー…そっか…」

 

曜「無理は言えないよ」

 

梨子「じゃあサッカーの実力、見せて?」

 

千歌、曜「へ?」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

梨子ちゃんの指示どうりにいろいろなことをした。パス、ドリブル、シュート、1体1 連続でやったからかなり…疲れた…

 

千歌「ふぅ…曜ちゃんやっぱりサッカーも上手だね」

 

曜「そんなことないよ。ただ、ちょっと体育でサッカーやってるだけで」

 

梨子ちゃんは私達のことをずっと見ているだけだった…なんて言われるんだろう

 

梨子「そうね…人並みよりかはできるって感じ?」

 

よかったー…これで下手だとか言われたら立ち直れなかったよ…

 

梨子「でも、もっと基礎をしっかりと習得しないと必殺技を覚えるのは遥か先の話になるからね」

 

曜「必殺技?」

 

千歌「あ!私知ってる!ツバサさんの"流星ブレード"みたいなやつでしょ?」

 

梨子「そうね。特訓すればするほど強力な技ができるようになるわね。あとは、センスも必要かも」

 

曜「センス…」

 

曜ちゃんならともかく…私にセンスなんてあるわけないよ…

 

梨子「でも、どれだけセンスがあっても基礎ができてなければ伸びるものも伸びない。その為には、しっかりと練習メニュー、こなして貰います」

 

千歌「う、お手柔らかに…」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

ー 2人1組 トラップ練習 ー

 

梨子「ボールを出す方も、相手のことをかんがえてね」

 

ポーン!

 

千歌「あ!ごめん、曜ちゃん。変なところに飛ばしちゃった…」

 

曜「大丈夫、大丈夫。一つ一つ、覚えていこう!」

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

ーコーンの間を狙うパス練習ー

 

梨子「高海さん!左足、ズレてる!」

 

千歌「う、意識しないとすぐにズレる…」

 

梨子「軸足はしっかりしないと、思ったようにボールに力が加えられないよ!」

 

曜「千歌ちゃん!力みすぎないで。リラックス!」

 

千歌「うん!曜ちゃん」

 

 

――――――――――――

 

 

ーコーン避けドリブル練習ー

 

バコッ!(コーンを蹴る音)

 

千歌「あっ、」

 

梨子「はい、高海さん。最初から」

 

曜「ヨーソロー!」サッサッサッ

 

千歌「曜ちゃん凄い!私も…」

 

 

―――――――――――――――

 

 

梨子「はい、お疲れ様。今日は終了ね」

 

千歌「うぅ…基礎練だけですごく疲れた…」

 

曜「まあ、最初だからね。毎日続ければ身につくよ」

 

梨子「そうね。これから毎日、今日行った練習をやってもらうわ。入浴後は柔軟も忘れずにね」

 

千歌「うぅ…はぁい」

 

 

 

 

 

―――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

夜、梨子は自分の部屋で今日の練習のことを考えていた

 

梨子「渡辺さんは覚えるのが早い…しっかりと練習すれば確実に伸びる…」

 

梨子「高海さんは……」

 

梨子は千歌の練習を見て、昔の自分と照らし合わせていた。諦めずにもがき続けてた頃の桜内梨子と

 

梨子「……」

 

千歌『まだまだー!!!』

 

梨子「………」

 

梨子はクローゼットを開けた。確かここに入れておいたはずだと、あるものを探す

 

梨子「…あった」

 

探していたものはー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「ふぅ…いいお湯だった♪」

 

千歌はお風呂からあがり、まだぬれている髪をタオルで拭いていた

 

千歌「さてと…梨子ちゃんから言われた柔軟をやるぞー!」

 

その時、外から何かが跳ねる音がした

 

千歌「ん?外から?誰だろう…こんな時間に」

 

部屋を出て、渡り廊下から道路の方を見ると

 

千歌「……… 梨子ちゃん!!」

 

梨子がボールを手でつきながら砂浜へ向かっていた。いてもたってもいられず、千歌は玄関へと走った

 

 

梨子「………」

 

いつぶりだろうか、ボールを触るのは。あの時、周りに圧倒され、諦めたその日以来。梨子はそう考えながらリフティングを始めた

 

梨子「(まだ感覚は残ってる)」

 

ブランクがあったとはいえ、足で巧みにボールを操る

 

梨子「(まだ、撃てるかな…)」

 

梨子「はっ!」

 

梨子はボールを上に蹴り上げた。シュートフォームに入る。染み付いた練習の、努力の感覚が蘇るーーー

 

ーフォルテシモ!!!ー

 

ボールの周りに楽譜が浮かび上がる。美しい音色を奏で、ボールは壁に直撃した

 

 

千歌「凄いよ!梨子ちゃん!!!」

 

梨子「高海さん?」

 

千歌「梨子ちゃん!!!あの家、梨子ちゃんの家だったんだ!!!」

 

梨子「そっか、引っ越したばかりで全然気づかなくて・・・」

 

千歌は砂浜に降り、梨子に近づく

 

千歌「今の必殺技だよね!!」

 

梨子「え?」

 

千歌「梨子ちゃんシュートしたよね!!」

 

梨子「え?いや、それは…」

 

千歌「とても凄かった!あんな綺麗なシュート、初めてだよ!!」

 

梨子「……高海さん」

 

千歌「へ?」

 

梨子「私…どうしたらいいんだろう…何やっても楽しくなくて、変われなくて…」

 

千歌「梨子ちゃん…やってみない?また、サッカーを」

 

梨子はピアノを諦めきれないと言い、俯いてしまった

 

千歌「やってみて、やりきったと思ったら、変われたら、また弾けばいい。諦める事ないよ」

 

梨子「・・・失礼だよ。本気でやろうとしてる高海さんに・・・」

 

梨子は消えそうな声で答える。今にも涙がこぼれそうだ

 

梨子「そんな気持ちで・・・そんなの・・・失礼だよ・・・」

 

千歌「・・・梨子ちゃんの力になれるなら、私は嬉しい。みんなで笑顔になるのが、サッカーだもん」

 

千歌は手を差し出した。梨子は顔を上げる

 

千歌「それって、とっても素敵なことだよ!!!」

 

その時、梨子の心のなかにある何かが崩れた、自分を攻め続けてつくった壁なのだろうか何かはよくわからないがだだ、

 

 

涙が止まらなかった。

 

 

 

梨子は優しく力強く千歌の手を握り返した

 

 

 

 




はい。梨子ちゃん加入まで来ました。長かったですね、そろそろあのお方が登場するころかなん?バババババババババ
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