ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
明日からまた学校……えぇ……
時は理亞がベンチにさがった頃まで遡る
理亞『ハァハァ…嫌だ…』
聖良との最後のサッカーになるかもしれないこの試合。まさか、自分の体力切れで幕を閉じるとは思ってもみなかった。これで終わり?その事を受け入れられない。受け入れられるわけがない。理亞は自分を責め、現実を責め、タオルの中で泣いた
監督『り、理亞さん…』
理亞『……なんですか』
監督『聖良さんから伝言を…』
理亞『…姉様から?』
何だろう…体力がもたなかった自分を軽蔑したのだろうか、それとも私の容態を心配しているのだろうか…しかし、答えはどちらでもなく
監督『後半ラスト、あなたが行けるなら戻ってきなさい。私達の技、完成させますよ。って』
理亞『!!!!!!』
ピーーーーーーー!!!!
その時、主審の笛が鳴り響いた。浦の星が絶対障壁を破り、再びリードしたのである
監督『2-3…この時間帯で…』
理亞『…』スクッ
監督『理亞さん?立ち上がって、どうしたの?』
理亞『…行かなきゃ、こんなところで…私は終わりたくない』
監督『でも、身体の方は…』
理亞『その事はあとで考えます。今は…』
監督『…わかりました。頑張って、理亞さん』
『さあ、函館聖泉、試合終了間近という状態で2-3、これはもう同点で延長戦に持ち込むしかありません!!』
聖良「理亞、大丈夫ですか?」
理亞「うん。ラストワンプレイなら、全力で」
聖良「…わかりました。私達の本気、見せてあげましょう」
『そして、フィールドに戻ってきた雪原の狼。この危機的状況で、点を決めきることができるのでしょうか!?』
ダイヤ「死守ですわよ!!浦の星!!」
「「「はい!!!!」」」
月「うっひゃ〜、浦の星、相当気合い入ってるね。これは突破はかなり難しいよ」
「函館聖泉はもう、あとがない。全員でぶつかってくるでしょうね」
『さぁ、試合再開です!審判は時計を確認しながら走っています。試合終了はすぐそこです!!』
曜「そこ!!」ズサー!
善子「もらった!!」ズサー!
理亞「姉様!!」パス
曜、善子「!?」
2人のスライディングは理亞のバックパスにより交わされる
聖良「行きますよ!函館聖泉!!」
「「「はい!!!!!!」」」
『これは!!なんと激しい攻防だ!!浦の星のディフェンスも素晴らしいですが、それ以上に今大会初めて、函館聖泉が全員攻撃を仕掛けています!!』
聖良「氷里さん!」パス
氷里「ここまで来て終わりなんて絶対に嫌だ!!」
千歌「っ!!!!」ドン!
氷里「くっ…」
千歌の激しいタックル。氷里はよろけながらも、パスを繋ぐ
氷里「北厳さん!」パス
千歌「ごめん!梨子ちゃん!!」
北厳の前には梨子が立ち塞がる。しかし、北厳は囮
北厳「頼んだぞ」サッ!
梨子「避けた!?スルーパス!?」
スルーパスの先には、高速ドリブラーがいた
なえ「ぜっっっっっったいに繋ぐっぺよ!!!!!!」ビュン!!
花丸「ずら!?」
ダイヤ「この速さ、スプリントワープ!?」
進化しているのは浦の星だけではない。函館聖泉のメンバーも確実に進化を遂げている
なえ「理亞ちゃん!!」パス
「「「届け!!!!!!!!」」」
函館聖泉の想いがすべて込められたボールが、今ーーーー
理亞「!!」
理亞へと繋がった
聖良「どうですか?理亞」
理亞「姉様…」
聖良「みんなとやるサッカーは、全力でやるサッカーは」
理亞「…楽しい。最高に楽しい」
聖良「そう…良かったです」
聖良と理亞はついに浦の星ゴール前まで来た。立ち塞がるのは海皇 松浦果南
果南「これを止めれば終わりだよね」
聖良「いや、まだ試合は続きます」
理亞「私達のサッカーは不滅」
聖良、理亞「絶対に決める!!!!」
聖良のスノーエンジェルと理亞のウルフレジェンドがひとつになる
果南「え…新技?」
鞠莉「このタイミングで!!?」
ルビィ「あれは…二人技」
その勇敢さ、そして美しいフォーム。それはまるで聖闘士。雪の聖闘士が今、シュートを放つ
聖良、理亞「はああああぁぁぁ!!!!」
聖良、理亞「ー ホワイトダブルインパクト ー!!!!!!」ドガァン!!
千歌「何あれ!?」
曜「嘘!!あの威力…」
函館聖泉のシュート技の中でも、最強クラス。ボールが通過したあとの道が、威力をものがたる
ダイヤ「果南さん!止められるのですか!?」
果南「うーん……」
果南「いやいや、無理」
ダイヤ「え?」
善子「嘘でしょ…」
花丸「完全に諦めムードずら…」
果南「ははは…この威力はね、海皇の三叉撃でも無理だよ」
こうしている間にもシュートはゴールに迫っている。このまま決まれば同点で延長戦。この果南の言動からして延長戦は避けられない…と思っていた
果南「だから、私もやってみようかな」
理亞「やってみる?」
聖良「一体何を…」
果南の雰囲気が一瞬で変わる。そのオーラはまるでーー
むつ「嵐…」
北也「まさか…あれをやるのか…」
果南は上空へ飛び上がる。するとゴール上空にーーーー
鞠莉「竜巻!!?」
梨子「え!?一体、何が起こるの??」
ゴール上空に現れた竜巻、それはまるで龍が暴れるがごとくの迫力であった
果南「悪く思わないでね」
果南「あなた達の覇気に刺激されて、この技が完成したんだから」
竜巻は地面に垂直落下。ボールごと、地面に突き刺さる
果南「ー 海竜の逆鱗槍 ー!!!!」ドオォォォン!!!!!!
理亞、聖良「ーー」
浦の星「ーーー」
果南「!!!!!!」
ボールは果南の手の下に沈んでいた
聖良「これが……海皇…」
理亞「」
『止めたあぁぁぁ!!!!松浦果南!!ここに来て新必殺技で鹿角姉妹の新必殺技、ホワイトダブルインパクトをねじ伏せたぁ!!そしてーーー』
『試合終了です!!!!3-2!勝者は静岡が生んだ奇跡の学校、浦の星女学院だぁぁ!!!!!!』
聖良「はぁ…負けてしまいましたね」
理亞「……」
聖良「私達はやり切りました。全てを出し切りました」
理亞「……」
聖良「とっっっても楽しかったでしょ?」
理亞「……」
聖良「私は理亞と函館聖泉でサッカーが出来て良かった」
理亞「……」
聖良「だから」
理亞「……」
聖良「だ…から……」
理亞「……」ボロボロ
聖良「泣かないで…ください…理亞」ボロボロ
理亞「うぅ……ひっく……」ボロボロ
千歌「ハァハァ…ハァハァ…勝った」
千歌は大の字でグラウンドに倒れ込む
千歌「ついに…ここまで来たんだ」
曜「みんな走ったね〜」
善子「死ぬかと思ったわよ…」
花丸「マル、もう動けないずら…」
梨子「まさか、本当に決勝まで行くなんて」
ダイヤ「当然ですわ。この最強エースストライカー、ルビィがいるんですもの!!」
ルビィ「ピギィ!?お姉ちゃん??」
鞠莉「まったく…ダイヤは…」
果南「ははは…相変わらずだね」
大の字で寝る千歌の周りに、メンバーが集まる。0から始まったこの想いはついに、決勝にまで進むほど大きくなったのである
千歌「ついに戦えるんだ。UTXと」
ダイヤ「前までは憧れ。でしたわね」
善子「今はライバルよ。負けられないわ」
そのとき、スタジアムの電光掲示板に、同時に行われていたAブロックの試合結果が表示されていた
ルビィ「あ!Aブロックの準決勝の結果が出ます!!」
梨子「A‐RISE…」
曜「会場はアキバドームだね…」
千歌達は電光掲示板に注目する
『ただいま行われました試合で、決勝で対戦するチームが決まりました!!!!』
『まずはBブロック、決勝に進出したのは静岡代表 浦の星女学院!!なんと本戦初出場にして、決勝まで駒を進めた快進撃という名にふさわしい高校です!準決勝は3-2で勝利しました!!』
果南「UTXも見てるね。この結果」
千歌「……来た」
『続きましてAブロック、決勝に進んだのは東京都代表ーーーーー』
『音ノ木坂学院です!!!!!!』
ホワイトダブルインパクト
吹雪兄弟の二人技です。アニメを見てて思ったのは、エターナルブリザードDDは安直すぎか〜ってことです
海竜の逆鱗槍(げきりんそう)
オリジナル技です。技の動き、流れ自体はゲキリンダンクとほぼ同じですが、威力はハンパないです
そしてついに音ノ木坂学院…やっとですね…