ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
今回は音ノ木坂メンバーのミーティングです。
「コホン。じゃあミーティング、始めるわよ」
「「「よろしくお願いします!!」」」
ここは音ノ木坂学院サッカー部 部室。決して広いとは言えないが、音ノ木坂サッカー部は部員が少ないため、それほど問題ではない。メンバーの中心で指揮を執っているのは、音ノ木坂サッカー部部長の矢澤にこ。彼女を入れて、マネージャー3人、選手9人のサッカーチームである
にこ「じゃあ、ヒデコ、フミコ、ミカ。進行よろしく」
ヒデコ「は、はい…」
ミカ「あ、あの〜…部長」
にこ「何?ミカ」
ミカ「私の勘違いかもしれませんが…」
ミカ「3人、足りないような……」
先程も言った通り、この部室は決して広いとは言えない。なので椅子は人数分しか用意されていない。しかし、椅子の空きが3つ。これを見た海未は、ため息をつきながら言う
海未「いつもの事です…どうせまた、勝負でもしているのでしょう…」
にこ「まったく…明日は決勝だっていうのに」
部室の窓、そして音ノ木坂グラウンドが、激しい轟音と共に揺れていた
ー グラウンド ー
穂乃果「うん。ナイスシュート」
穂乃果は凛のシュートをねじ伏せていた。決して、凛のシュートは弱いわけではないのだが…
凛「穂乃果ちゃん、凄い迫力にゃ…」
絵里「今日はやけにやる気ね。穂乃果」
穂乃果「うん!だって、明日は千歌ちゃん達と戦えるんだよ!もう、身体がうずうずして仕方ないよ!」
穂乃果が両手を叩き、気合いを入れる。そして凛と絵里に構え、いつでも撃ってこいと合図する
絵里「そっちがその気なら、とことん付き合うわよ」
凛「燃えてきたにゃー!!」
シュートが来る…そう穂乃果が察知。技の構えに入ろうとしていた時だった
「あら、頑張ってるわね」
穂乃果「あ!監督!」
凛「にゃ!?」
絵里「!!もうそんな時間!?」
「熱くなるのはいいけど、もうミーティング始まってるわよ?」
穂乃果「うわわ…海未ちゃんに怒られる…」
絵里「急ぎましょう」
真姫「もう…穂乃果達がいないと、ミーティングする意味ないんじゃないの?」マキマキ
赤い髪を指でクルクルとしているのは1年生、西木野真姫。その隣には同じく1年生、小泉花陽。2人とも今年から音ノ木坂サッカー部に入部したわけだが…すでにチームの大切な戦力となっている
にこ「そうね…海未、呼びに行くわよ」
にこが席を立ち、海未を連れて穂乃果達を呼びに行こうとしたが、海未が止める
海未「大丈夫です。シュートの音が止みました。じきに来ます」
花陽「確かに、静かになりましたね…」
ことり「多分、もうそろそろ来ると…」
穂乃果「ごっめーん!!遅刻しました!」バン!!
花陽「ピャッ!?」
希「相変わらず元気やなぁ」
穂乃果が扉を勢いよく開け、部室の中へ。驚いた花陽は謎の声を出し、他のメンバーは呆れ顔である
凛「いや〜、申し訳ないにゃ」
絵里「結構、盛り上がっちゃって」
続いて残り2人も入ってくる。これで音ノ木坂学院サッカー部が全員揃った訳だが…
海未「 明 日 決 勝 で す よ ? 」ギロっ
3人「!!!!??」
海未の鬼のようなオーラ。毎度の事ではあるが、いつ見ても怒っている海未は恐ろしいものである。完全にさっきまでの威勢が消し飛んだ穂乃果達は、メンバーに申し訳なさそうにイスに座る
にこ「はぁ…これで全員ね。気を取り直して始めるわよ」
「「「よろしくお願いします!!!!」」」
にこ「じゃあ、ヒデコ、フミコ、ミカ。よろしく」
ミカ「はい!」
マネージャーがパソコンを操作しながら、プロジェクターに写真や動画をうつしだす
にこ「まずは浦の星女学院サッカー部…分かってるかもしれないけど、選手は9人よ」
希「うちらと同じやな」
にこ「ええ。そして浦の星の特徴と言えば、なんと言っても"超攻撃型速攻"」
花陽「殲滅力、個人プレイ、チームワークも恐ろしいものです。それに、相手のチームへの順応も速く、これまでの試合、たくさんの戦術を生み出していました…」
にこ「あんた達の速攻といい勝負よ。海未、凛」
海未「どうでしょうか…速攻は負けませんよ」
凛「凛の動きについてこれるかな…」
真姫「…油断してるとすぐにやられちゃうわよ?」
にこ「そうよ。相手は本戦初出場とはいえ、みんな分かるでしょ?強いわ。舐めてかかるチームではないことぐらい理解しておきなさいよ?」
絵里「あれ?穂乃果。あなたと海未が言ってた赤髪の子、準決勝でFWやってるわよ?」
穂乃果「え!!??」
海未「!!!!」
穂乃果と海未はうつしだされた映像を見る。すると、ルビィのFWでプレイする姿が、そこにはあった
海未「やっと、ですね」
穂乃果「凄い…ますます楽しみになってきた!」
初めてルビィを見た時から、穂乃果と海未はルビィが秘めている力を察し、戦うことを楽しみにしていた。その願いが、明日叶うのである
真姫「何者なの?この子、ゾーンに入っている訳でも無いのに…」
花陽「ゾーンに入っている鹿角理亞さんと、競合う実力…恐ろしいです」
にこ「私もルビィの動きについて行けるかは、正直言って不安ね。止められるの?穂乃果」
穂乃果「もちろん!止めるよ」
穂乃果の絶対とも言える自信。その自信はメンバーにも伝染し、自然と全員の気持ちが高ぶっていく
凛「穂乃果ちゃんが言うんだから間違いないにゃ!」
海未「安心して攻められます」
ことり「私達も頑張らなきゃね!花陽ちゃん」
花陽「は、はい!私も強くなりました!絶対に負けたくないです」
にこ「そうよ。あんた達、まずは気持ちで負けちゃだめよ。ここまで来たんだから明日は必ず勝つ」
穂乃果「そして……」
穂乃果「"音ノ木坂の奇跡"を蘇らせる」
ガチャ。扉が開き、一人の女性が入ってくる。先程穂乃果と一緒にいた監督であった
海未「あ、監督。お疲れ様です」
「もう、海未ちゃんそんなに固くならないでっていつも言ってるじゃない。私も名前で呼んでほしいな?」
海未「…しかし……」
希「ええんやない?名前で呼んでも」
海未「…はい。わかりました」
海未「美奈さん」
美奈「はい!海未ちゃん」
にこ「美奈監督。あとはお願いします」
美奈「分かったわ。あとは私から…」
美奈「千歌達に勝つ作戦。話すわね」
みかん色の髪が静かに揺れていた
今回のお話で新たにポジションが分かったメンバーがいるかもしれませんね。次は浦の星です。あの子も出るかも…