ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで! 作:ルビィちゃんキャンディー
次回からついに試合だと思います
北也「……なんで全員、ボロボロなんだ???」
千歌「あっはは…ちょっと、いろいろありまして」ボロボロ
曜「喧嘩ではないのでご安心を」ボロボロ
果南「ダイヤが1番、張り切ってたね」
鞠莉「そうね…というか果南だけピンピンしてるのは…なぜ?」ボロボロ
ダイヤ「キーパーですもの。当たり前ですわ…」ボロボロ
果南「はっはっは」
花丸「果南ちゃんの枕、恐ろしく速かったずら…」ボロボロ
ルビィ「善子ちゃん、顔に直撃して泡吹いて倒れた時は、びっくりしたよ…」ボロボロ
善子「…死ぬかと思ったわ」ボロボロボロボロ
北也「まぁ、問題無いのならいいんだけど…ひとまず」
北也「簡単ではあるが、ミーティングを始めよう」
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ー 1時間後 ホテル外 ー
ルビィ「ハァハァ…」タッタッタッ
空はまだ微かに赤いが、街灯は輝き始めていたホテル近くの道。昨日と同様、ルビィはランニングをしていた
というのも、今回はミーティングが思いのほかはやく終わり、時間が余ったためこうして外に出てきたのだ
ルビィ「ハァハァ…ランニング終わり」
それなりの距離を走ったため、グラウンドに向かう。昨日は理亜がグラウンドにいたが、今回はーーー
ルビィ「誰もいないか…」
グラウンドにはルビィしかいなかった
ルビィ「ちょっと撃ったら戻ろう…」
一人で練習しても納得はあまりいかない。そう思うのと同時にルビィは
ルビィ「…今のルビィにはぴったりだよね」
そのままシュートを撃とうとした時だった
「また一人で練習?」
ルビィ「!!」
聞き覚えのある声が、この場所、声、完全にデジャブであった。ルビィは背後から聞こえる声に反応して、後ろを振り向く
ルビィ「理亜…ちゃん?」
理亜「…」
――――――――――――――――――
北也「千歌」
千歌「なんですか?北也さん」
北也「ちょっといいか?」
千歌「?…はい」
鞠莉「音ノ木坂学院…準決勝でUTX高校相手にどんな戦いをしたの?」
鞠莉はミーティング終了後、試合会場にいたよしみに準決勝の詳しい内容を聞いていた
よしみ「…前半はどうやらUTX高校の必殺タクティクスや、A‐RISEに苦戦していたようです。でも…」
果南「でも?」
よしみ「後半は、まるで別のチームのようになって…UTXを圧倒して…」
ダイヤ「…音ノ木坂の必殺タクティクスでしょうか…」
鞠莉「分からないわ。情報が少なすぎる…明日の試合中に私達は、的確な状況判断が求められるわね」
善子「あら?ルビィは?」
花丸「またランニングずら」
善子「こんな時間に?」
花丸「そうみたいずら…」
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理亜「…」
ルビィ「あ、あの…」
理亜「通りかかっただけよ」スッ
ルビィ「あ…」
理亜はすぐにグラウンドから出ていこうとする。しかし、ルビィは理亜に言わなければいけないことがあった
ルビィ「ごめんなさい!!」
理亜「…何?」
ルビィは理亜の背中に向けて頭を下げる。理亜は少し驚いた様子でルビィの方へと向き直る
ルビィ「ルビィ、試合中に理亜ちゃんにひどい事言っちゃって…」
理亜「うるさいんだよって?」
ルビィ「う、うゆ……」
理亜はため息をつきながら、再びルビィの元へ近づく
理亜「あれぐらい気にしてないわよ。誰だって熱くなることはある」
ルビィ「理亜ちゃん…」
理亜「……それに私だって…」
ルビィ「え?」
理亜「姉様との最後の大会っていうので、ピリピリしてた…ごめん」
ルビィは驚きのあまり、声が出なかった。今まであんなに敵意むき出しだった理亜が、こうしてルビィの謝罪を受け入れ、さらに理亜もルビィに謝ってきたのだ。驚くなと言う方が無理な話だ
理亜「明日、絶対に勝ちなさいよ」
ルビィ「うん。ありがとう」
こうして、理亜から激励のお言葉をもらったルビィは、練習に入ろうとしたのだが、理亜の話はまだ終わっていなかった
理亜「…ルビィ」
ルビィ「何?」
理亜「あんたに一つ。聞きたいことがあるの」
ルビィ「聞きたいこと?」
風が止み、理亜の声がよく聞こえるようになる。グラウンドは恐ろしいぐらいに静かだ
理亜「ルビィ…」
理亜「今日の試合、本気だした?」
ルビィ「…」
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一方その頃、千歌と北也は二人で話をしていた
千歌「ゾーン?」
北也「あぁ、鹿角理亞が使っていたやつだ」
千歌「あの…動きが急に変わったやつ…」
北也「そうだ。あれは選ばれた人しか使えない、特別な力なんだ」
千歌「それをなんで千歌だけに?」
北也「…単刀直入に言う。おそらくだが…千歌」
北也「お前はゾーンを使える」
千歌「…え、私がゾーンを?」
北也「あぁ、だがゾーンはそう容易く扱えるものではない。ってなわけで」
北也「ちょっとグラウンドに来てもらう。そこで、ゾーンを発動する練習をしよう」
千歌「発動する練習??一体どんな…」
北也「ゾーンは簡単に言えば、超集中モード。要するに強い精神力が必要だ。そこでだ」
北也の練習内容を聞いた千歌は、一気に青ざめる
千歌「え…」
北也「危険だっていうことは分かっている。だが、音ノ木坂学院に勝つには千歌の力が必要なんだ」
千歌「……」
まさか、こんなにもはやく……
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その後、千歌と北也は練習グラウンドへと移動していた
千歌「でも、本当に私が使えるんですか?ゾーンを…」
正直、千歌は自分がゾーンを使えるとは思えなかった。ルビィや理亜ならまだしも…
北也「…千歌は気になったはずだ。自分の動きを、理亜の動きに反応出来たことを」
千歌「…確かに、あの時は理亜ちゃんの姿がはっきりと見えた…」
北也「試す価値は十分あるはずだ」
しかし、本当に大丈夫なのだろうか…千歌は心配しながらも、北也の後について行く。すると、向こうから人が歩いてきた
北也「あれ?あの子って…」
千歌「理亜ちゃん?」
理亜「……」
理亜も千歌達に気づいた様子ではあるが、なにか様子が変である
千歌「あ、こんばんは。理亜ちゃ…」
理亜「千歌さんですよね」
理亜は千歌の目の前まで来ると、すぐに千歌かどうか確認してきた。試合をやった相手だから、どう話せば良いか千歌は分からなかったが、心配はなさそうである
千歌「う、うん。そうだよ」
なんだろう、理亜ちゃん、何かあったのだろうか。顔色が悪い
理亜「…千歌さん、ルビィを」
千歌「ルビィちゃんがどうしたの?」
理亜「……ルビィを」
理亜「助けて」
このお話の理亜ちゃんは少し素直ですね
北也さんが提案したゾーン発動方法とは……