ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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お知らせです。たくさんの方から質問がありました、「世界編」についてですが、答えがでました。その答えはこの章の最終話で発表しますが、かなり悩みました。自分勝手ではありますが、続けるか続けないかは、もう決定したのでご理解のほどを…

さて、今回のお話でこれはファウルじゃね?と思うかもしれないシーンが出てきます。しかし、あくまでも超次元サッカー……これのご理解もよろしくお願いします




第2章 36話 「音ノ木坂戦 "動き出す者達"」

 

 

 

海未のラブアローシュートを封じた浦の星女学院。その後、果敢に攻め上がり、曜が必殺技「ー ゴットウィンド ー」を放つもーーー

 

 

穂乃果「ー ゴットハンドV ー」

 

 

音ノ木坂の最後の砦、穂乃果によりねじ伏せられてしまった

 

 

善子「ゴットウィンドも止められたわよ!?」

 

ダイヤ「穂乃果さん…流石としか言いようがありませんわね」

 

梨子「よっちゃん…」

 

 

梨子が善子に駆け寄り、「コワレヤスキ」を撃つことを提案する。聖堂山に対し、3点も奪い取ったあのシュートなら、音ノ木坂のゴールも破れるかもしれない…

 

 

善子「分かったわ。次はコワレヤスキを撃ちましょ」

 

ダイヤ「ボールを善子さんに集中させます。頼みましたわよ?」

 

善子「分かってるわよ!あとヨハネ!!」

 

 

その間にも、音ノ木坂は攻め上がる。そして、浦の星は次なる作戦、雷虎封じを実行しようとしていた

 

 

花丸「本当にそれだけで凛さんを止めることが出来るの、ルビィちゃん…?」

 

ルビィ「…北也さんを信じよう。花丸ちゃん」

 

 

凛「海未ちゃん、ボールを渡すにゃ!ラブアローシュートが攻略された今、決められるのは凛だけにゃ!」

 

海未「……不覚ですがその通りです。頼みましたよ。凛」

 

 

海未は渋々ボールを凛に渡す。やる気満々の凛は、早速「イナビカリ・ダッシュ」を発動。一瞬で、ルビィや花丸の目の前まで迫った

 

 

鞠莉「来たわよ!!」

 

ルビィ「うゆ…!」

 

ルビィ「ー スプリントワープGX ー!!」ビュン

 

 

ルビィも凛に対抗するべく、超加速。両チームのFWの1対1の第2ラウンドが始まった

 

 

凛「来たね!ルビィちゃん!でも、また転んじゃうんじゃない?」

 

ルビィ「ルビィを侮らない方がいいよ」

 

 

再び見えなくなる二人、第1ラウンドでは開始数秒後、ルビィの転倒により凛の勝利に終わった。しかし、第2ラウンドはーーー

 

 

凛「(ついてくる!???)」

 

ルビィ「ーー!!」

 

凛「(ならこれは…どう!?)」カクンッ

 

ルビィ「!!」

 

 

凛の武器である、加速中の直角移動。雷だからこそ出来る芸当であるため、誰もついてこれない

 

 

凛「(これで凛のかーーーー」

ルビィ「取った」

 

 

凛「!!??」

 

 

油断…はしていなかった。凛は必殺技を出している間だけは、必ず集中するようにしていた。海未に怪我をすると言われたからということもあるが、それ以上に、高速なため一瞬の状況判断が問われる。自然と集中するのは当たり前なのだが…それでも、

 

 

鞠莉「ルビィが奪った!!」

 

千歌「凄いルビィちゃん!一発で!!」

 

 

凛「え?え??なんで…」

 

海未「……まさか、もうバレたのですか?」

 

 

 

美奈「あら〜もう見つかっちゃったのね。凛ちゃんの弱点」

 

 

凛の弱点…それはーーーー

 

 

 

 

北也「癖だ」

 

むつ「癖…ですか?」

 

北也「あぁ、星空凛は技や動きを出す時に…癖なんだろうな。必ず右足で強く踏み込むんだ」

 

むつ「右足…」

 

 

 

鞠莉「千歌がルビィに伝えたことはそれだけ。あとはルビィなら理解出来る」

 

梨子「右足で強く踏み込むっていうことが、分かっているから、後はそれに合わせてボールを奪うだけ…」

 

鞠莉「えぇ、単純だけど、それに早く気づけたのは大きいわ」

 

 

浦の星の反撃。音ノ木坂のディフェンスは強力だが、そのディフェンスに捕まらないようにパスを繋ぐ。ゴールは目の前、善子を中心に鞠莉と梨子が「コワレヤスキ」を撃つ構えに入っていた

 

 

にこ「!あの三人、確か合体技使ってたわよね?」

 

希「そうやなぁ…」

 

 

希とにこが善子達を追いかけるも、今のままでは間に合いそうにない。「コワレヤスキ」はかなり強力なシュートなため、できるだけ撃たせたくはない

 

 

希「なぁ、にこっち。もうそろそろ頃合やないん?」

 

にこ「…少し早いかもしれないけど、まだ0-0…前半は海未達に任せようって話だったけど、ここはーーーー」

 

 

にこ「私達が動くべきよ。希」

 

希「はーい♪」バシュン!

 

 

善子「行くわよ!コワレ「悪いなぁ、ヨハネちゃん」

 

梨子「え!?」

 

鞠莉「!!!!」

 

 

瞬間、会場全体がどよめく。それもそのはず、善子達がコワレヤスキを撃とうとしたのと同時に、にこの隣にいたはずの希が善子達の目の前まで瞬間移動。同時に希は、善子からボールを奪っていたのである

 

 

希「ー バニシングカット ー ことりちゃんだけやないんよ?瞬間移動出来るのは」

 

梨子「嘘でしょ…このタイミングで…」

 

鞠莉「まだよ!ボールを奪い返せばいい話よ」

 

 

希を囲む善子、梨子、鞠莉。しかし、希は動じることはなく、横にいるにこにボールを渡す

 

希「ウチはドリブルは専門外なんよ。だからにこっち、よろしく〜♪」

 

にこ「全く…とうとうあんたがドリブルを克服出来ないまま、決勝になっちゃったわね」

 

 

にこはそのままリフティングのようにボールを蹴り始める

 

 

にこ「まぁ、希には希の強さがあるから、別にいいんだけどね」ポンポン

 

梨子「(…何?この余裕そうな感じ)」

 

善子「(事実、3対1よ?この状況)」

 

 

絵里「あら、もう動き出してもいいのかしら…」

 

海未「…まだ前半は終わっていませんが…」

 

絵里「おそらく、起爆剤のつもりね。よく見てなさい。海未、凛。私達のサッカーを」

 

 

 

にこ「さあ、どっからでもかかってきなさい。まとめて相手をしてあげるわ」

 

 

音ノ木坂3年生が動き始めるーーーー

 

 

にこ「ほら、最初は誰?」ポンポン

 

善子「リフティングしながらって…随分と余裕…ねっ!!」

 

にこ「!」

 

 

善子が一気に、にこに近づく。にこはリフティング中で隙だらけなため、奪い取るには絶好のチャンスであった

 

 

善子「もらった!!」

 

にこ「何よ?」スカッ

 

善子「(!?空ぶった!?)」

 

にこ「ただ突っ込んできただけじゃない」ポンポン

 

にこは何事も無かったかのようにリフティングを続けていた

 

 

鞠莉「なら競り合いはどう!?」ドン!

 

にこ「くっ…力あるわね…」

 

鞠莉「梨子!」

 

 

鞠莉がにこにぶつかりながら梨子を呼ぶ、体制が崩れたら流石に、避けれるものも避けれなくなるはず

 

 

梨子「(にこさんの体制が崩れている今なら!!)」バッ!

 

にこ「来たわね、もう一人」ググググ

 

鞠莉「さあ、ボールは返してもらうわよ!」ググググ

 

 

 

にこ「あのねぇ?」

 

 

鞠莉「!?」

 

梨子「え!?」スカッ

 

 

梨子の足の目の前にあったはずのボールが消え、善子と同じ、空振りになっていた

 

 

よしみ「な、何あれ!?」

 

いつき「……あの動きって…」

 

 

 

にこ「にこが体制崩したからって、ボールを取れると思った??」

 

 

にこは一瞬で身体を回転させ、片手倒立の状態で足をクロスし、ボールを挟んでいた

 

 

善子「今の状況でリリーのカットを避けたの!?」

 

梨子「何…あのアクロバティックな動きは…」

 

鞠莉「まさか、あれは…」

 

 

 

 

いつき「"フリースタイルフットボール"です」

 

むつ「フリースタイル、フットボール??」

 

いつき「サッカーから派生したスポーツパフォーマンスだよ。サッカーボールでリフティングやドリブルをしながらアクロバティックな技術を披露する…最近、日本でも名が知れ渡ってきているスポーツだよ」

 

いつき「にこさんが使った技は、"クロスオーバー"からの"ソフィアン クラッチ"…しかも、"NT"…あの人、只者じゃない…」

 

むつ「いつき詳しすぎない??あと、NTって…」

 

北也「No Touchの略だ」

 

むつ「監督も知ってるんですか?」

 

北也「あぁ、NTはその名の通り、2つの技の間にワンタッチを挟まない…要するに、別々の技を連続で使っているんだ」

 

 

 

 

 

月「にこちゃん、僕がイタリアに行っているあいだに凄いことになってたんだね」

 

あんじゅ「私達も気になって、彼女を調べてみたの。そしたら……」

 

 

 

 

 

理亞「え…姉様、今なんて…」

 

聖良「フリースタイルフットボールの矢澤にこ…善子さん達はとんでもない方と、勝負をしています…」

 

聖良「矢澤にこさんはーーー」

 

 

 

 

希「日本のフリースタイルフットボールの大会で優勝。今度、世界最大規模のオープン大会に出場確定なんよ」

 

善子「じゃあ、要するに…」

 

梨子「プロ???」

 

 

にこ「日本一のね。さあ、死ぬ気でかかってこないとこのまま試合、終わるわよ?」

 

 

小柄な身体から溢れ出るのは強者の覇気。まるで見えない壁があるかのように、善子達はにこに近づくことができなかった

 

 

花陽「にこちゃん達が動き出しました!」

 

真姫「まぁ、私達が決めきれていないもの…当然ね。今はにこちゃん達のサポートをしましょ」

 

 

 

動き出した3年生達に合わせる真姫達。そして、にこは未だに善子達とボールを取り合っているのだが

 

 

にこ「無理よ〜そんな動きじゃ」スカッ

 

善子「うにゃー!?なんで取れないのよ!」

 

梨子「私達だって、カットの練習はかなりしたはず…なのに」

 

にこ「……」

 

 

梨子の言葉を聞いたにこは、梨子達に向かって、鋭い目付きで言う

 

 

にこ「かなり練習…ねぇ?いい?私はね、あんた達とは努力の次元が違うのよ」

 

善子「努力の…次元」

 

にこ「私は小さい頃からサッカーでも特に、リフティングを毎日、何時間も練習をして来たのよ」

 

 

 

 

『にこはシュートもディフェンスも下手くそだなぁ!』

 

『上達しないんだから練習しても無駄じゃね?』

 

にこ『…にこも、上手くなりたい…』

 

 

 

『何言ってるの!』

 

にこ『!?』

 

『にこちゃん、リフティング上手じゃない!あなたにもサッカーの素質はあるわ!』

 

にこ『上手…リフティング……』

 

 

 

 

 

にこ「足が痛くても、風邪をひいても、忙しくても、ボールがボロボロになるまで、涙が枯れるまでリフティングをした…そんな私がーーーーー」グワン!

 

善子、梨子、鞠莉「!!?」

 

善子「(動きが読めないーーー)」

 

鞠莉「(抜かれーーー)」

 

 

 

にこ「ー アクロバットキープ ー」

 

 

にこはアクロバティックな動きで、3人を一気に突破した

 

 

にこ「あんた達に 負 け る わ け な い の よ」

 

 

『突破したぁぁぁ!!矢澤にこ、ここまで個人プレーで浦の星を翻弄!3対1という不利な状況の中、圧倒的なサッカーセンスで3人の選手を置き去りにしたぁぁ!!』

 

 

絵里「みせるわね。にこ」

 

にこ「今度はあんたの番よ。絵里」パス

 

 

にこからボールをもらった絵里は、前を向く。自分に立ちはだかる浦の星の選手達、自分を見守る音ノ木坂の選手達、全員が絵里には輝いて見えた

 

 

絵里「…いいわぁ!この感じ、最高ね。この景色を見るのに私達は二年を費やした…」

 

 

果南「…!」

 

 

果南は気づいた。絵里の上空に、雲が集まってきていることを

 

 

絵里「最高の仲間と、最高の景色で、最高の試合を…今、私は轟くわ」

 

絵里「この技で」バッ!!

 

 

絵里はボールと一緒に空へ。雲は渦巻き、強風が吹き始める

 

 

千歌「な、何…これ!?」

 

曜「まるで、嵐…」

 

 

空で金色に輝くボール。絵里はさらにオーラを込め続ける

 

 

絵里「はああああぁぁぁ!!!!」

 

 

 

 

月「来るよ。ロシアから来た女王のシュートが」

 

 

 

 

絵里「ー ホワイトハリケーン ー!!!!」ドガァン!

 

 

果南「!!??」

 

ルビィ「な、なんなの…あの威力」

 

 

巨大なハリケーンが浦の星ゴールへと迫っていく。これほどまでの高威力シュートは、果南が見てきたシュートの中でも最強クラスであった

 

 

果南「ねじ伏せれば、こっちのものだよ!」バッ!

 

果南も飛び、ゴール上空に巨大な竜巻を呼び起こす。今、2つの嵐がぶつかり合う

 

 

果南「ー 海竜の逆鱗槍 ー!!!!」ドガァン!

 

 

絵里「!!あれは…」

 

花陽「新必殺技!?いつの間に!!」

 

穂乃果「…へぇ……」

 

 

果南の渾身の一撃はボールをとらえた。しかし、

 

 

果南「ぐぬぬぬぬ…(何このシュート、重すぎ!?)」

 

 

絵里の強力なシュートを地面に叩ききることができない果南。徐々に、体制が崩れ始めーーーー

 

 

果南「うわ!?」

 

 

 

どがぁぁぁん!!!!!!

轟音と共にネットが揺れた

 

 

 

 

 

浦の星女学院 0-1 音ノ木坂学院

 

 

 




バニシングカット
イナGOのエンシャントダークの選手や、シュウが使っていた、ブロック最強技のひとつです。幽霊のように消えながらボールを奪うその姿は、まさにスピリチュアルやね。

アクロバットキープ
錦龍馬が使うドリブル技です。その名の通り、めっちゃアクロバティックです。あれを現実で再現したらかなりかっこいいはず……

ホワイトハリケーン
白竜の代名詞とも言えるシュート技です。感覚としては、絵里ちがボールをハリケーンごと蹴ったというのがいいかと思います

フリースタイルフットボール
にこが才能を爆発させたスポーツ。説明は作中で書いたので省略します。ニワカなので、不自然な部分はあるかもしれませんがご了承を。

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