ラブライブ!サンシャイン!!輝こうサッカーで!   作:ルビィちゃんキャンディー

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チート技には弱点がつきもの。ルビィちゃんにはこの言葉が一番合っているかもしれません。覚醒したルビィちゃんはいったいどのような力を使うのか…





第2章 39話 「音ノ木坂戦 "紅き流星"」

 

 

 

凛「あ、熱い……!?」

 

 

ルビィから放たれるのは覇気だけではない。激しい熱風が、近づくもの皆焼き焦がさんと吹き荒れる

 

 

海未「まだそんな力を…」

 

 

小さな身体からはありえない熱量。海未は突然のルビィの変化に驚きを隠せないでいた

 

 

ルビィ「じゃあ、いきます」ビュォン!

 

 

海未「はーーー「1人目」

 

凛「はやーーー「2人目」

 

 

言葉を発すことも許さないその速さは、2人を置き去りにする

 

 

絵里「!!?何よーー「3人目」

 

にこ「まっっーー「4人目」

 

真姫「だーー「5人目」

 

花陽「みえーー「6人目」

 

 

絵里、にこ、真姫、花陽「!!!!??」

 

 

 

希「え…もう6人も!??」

 

穂乃果「まっったく見えなかったんだけど…」

 

 

誰の目にも捉えることは出来ない。これがルビィの目指した究極。しかし、観客席からはかろうじて動きを捉えることが出来た。後に人々は言う"紅い流星"を見た。と

 

 

ルビィ「…」ゴゴゴゴゴゴ

 

 

もはや、対抗出来る希望が残っているのは…

 

 

希「瞬間移動ができるウチらしかいない!ことりちゃん、ここで食い止めるで!!」

 

ことり「ワンダーゾーンにさえ入ってくれれば、こっちのもの…」

 

 

ルビィ「あと2人…」ゴゴゴゴゴゴ

 

 

先に仕掛けたのは希。瞬間移動でボールを奪う「バニシングカット」でディフェンスを開始する

 

 

希「(なんや急に…近づくだけで火傷しそう)」ビュン!

 

希がタイミングを伺い、ルビィに接近する。そしてーーー

 

 

希「取った!!!!」ビュン!

 

穂乃果「希ちゃんナイス!」

 

絵里「ハラショー!!」

 

 

希はルビィからボールを奪い取るのに成功。いくら覚醒したところで、瞬間移動には勝てなかったようだーーーーー

 

 

ーーーから、今取るんだよ」

 

 

希「!?(瞬間移動したタイミーーー

 

ルビィ「返してね」ズザー

 

 

希「!!!!??」

 

 

 

 

 

英玲奈「もう…なんでもありだな」

 

月「瞬間移動には適わない。だから、わざと奪われて瞬間移動を終えた時、再びボールを奪い取った…ってこと????」

 

「発想が吹き飛んでるわ…」

 

 

 

 

ここまで、7人が抜かれた。残るは太陽の守護神とルーラ・オブ・スペース。ことりはすぐに「ワンダーゾーン」を展開する

 

 

ことり「絶対に通しません!」

 

ルビィ「ワンダーゾーン…めんどくさいなぁ…」ゴゴゴゴゴゴ

 

 

さすがのルビィも足を止める。ボールを取られるところまではいい。しかし、善子達のように身体の動きを止められたら何も出来ない

 

 

ことり「……」

 

ルビィ「…突破は難しい…なら、」

 

 

ルビィ「撃つ」バッ!

 

ことり「え!?」

 

穂乃果「まさか、そこから!?」

 

 

ルビィがシュートを撃とうとしているのは、ペナルティエリアの外、ゴールまではかなりの距離がある。はっきり言って無謀に近かった

 

 

ルビィ「うおあああああ!!!!」

 

 

ルビィが叫ぶと、オーラが更に膨れ上がる。かなり離れているはずの穂乃果も、熱いと感じるほどである

 

 

穂乃果「いいよ…いいよいいよ!!!凄そうじゃん!!来なよ!ルビィちゃん!最高で全力のシュートを穂乃果に撃ってみなよ!!」

 

 

穂乃果は震えていた。武者震い。いつぶりだろうか、身体が震えるのは、そんなことを考えているあいだに、ルビィのシュートが放たれようとしていた

 

 

ルビィ「これがルビィのシュート!!!!」

 

 

ルビィ「ー Awaken the Fire ー!!!!」ドガァン!!

 

 

穂乃果「うわっ、やっば!!」ビリビリ

 

 

空気が震える。先程のファイアトルネードとは比べ物にならないほどの高火力。穂乃果は確信していた。このシュートは今大会の中でも一番のシュートであると

 

 

穂乃果「ますます燃えてきたよ!」バッ

 

 

右手をかざし、「愛は太陽」の構えに入る。いくら高火力でも遠くから放ったのだ、威力も落ちるし、狙いを定める余裕もある

 

 

穂乃果「でも太陽には適わないよ!そのシュート、焼き払っちゃうからね!」

 

 

 

そう、余裕があった

 

 

 

ビュン!!!!!!!!!!

 

 

 

だからこそ警戒を怠った

 

 

 

穂乃果「な!!?」

 

ルビィ「そんなヘマはしませんよ」ゴゴゴゴゴゴ

 

穂乃果「(なんで、ルビィちゃんが目の前にーーー

 

ルビィ「うおらぁ!!!!」ドガァン!!

 

穂乃果「ぐあ!!??」

 

 

『ゴール!!!!黒澤ルビィ、新必殺技でゴールに押し込んだぁ!!音ノ木坂の選手も驚きを隠せず、ただ立ち尽くしているだけだぁぁ!!』

 

 

 

穂乃果は状況の理解ができず、ボールが入っても、その場から動くことが出来なかった

 

 

穂乃果「ははは…何したの?」

 

ルビィ「遠くから撃ったら威力が落ちるのは当たり前。なら、ボールに追いついて、そのまま押し込んじゃおう。そう思ったんです」

 

穂乃果「ボールに…追いつく???」

 

 

穂乃果は人間と会話しているのか分からなくなってきていた

 

 

穂乃果「後半は負けないからね」

 

ルビィ「?…まだ前半は終わっていませんよ?」

 

穂乃果「…」

 

 

 

 

――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

観客席へと続く通路を一人の少女が歩いていた。進行方向に見える光、そこへ行けば響き渡る歓声の渦に飲み込まれることになるのだが、少女は歩くスピードを早めていた

 

 

ツバサ「前半、終わっちゃったのかしら」

 

 

少女は光の中へと消えていった

 

 

 

 

 

月「……めちゃくちゃだね」

 

あんじゅ「なんなの…あの子」

 

 

その頃、会場では前半が終了しようとしていた。月達はルビィの変貌に驚愕していた

 

 

ツバサ「前半終わった?」

 

英玲奈「来たかツバサ」

 

あんじゅ「見ての通りよ」

 

ツバサ「?」

 

 

急いできたため、電光掲示板を確認しなかったツバサ。すぐに点差を確認する

 

 

 

 

 

浦の星女学院 2-2 音ノ木坂学院

 

 

 

 

ツバサ「同点…あの音ノ木坂学院に?」

 

月「それだけでもすごいよね。でも、得点の内容が…正直、いかれてるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果「ハァ…ハァ、ハァハァ……!!」

 

ルビィ「同点ですね」ゴゴゴゴゴゴ

 

 

前半終了間際、ルビィが2点目を決め、そのまま前半終了。穂乃果達は何もすることができずに、ルビィの得点を2度も許してしまった

 

 

穂乃果「こんなこと……」

 

 

穂乃果は悔しさで、立ち上がることがなかなかできなかった

 

 

 

 

 

ー 浦の星ベンチ ー

 

 

 

ダイヤ「あれが、ルビィの究極の技…」

 

善子「このまま行けば勝てるんじゃないの?」

 

 

メンバーが話していると、2点決めたルビィが遅れて浦の星ベンチに戻ってきた

 

 

果南「ルビィ、お疲れ!」

 

花丸「すごいずら!まさか、あんな…」

 

ルビィ「……」

 

花丸「ルビィちゃん?」

 

鞠莉「ルビィ?(顔色が悪い…)」

 

 

 

 

 

ルビィ「」グラッ

 

 

鞠莉「まさか!!??」

 

 

ルビィ「」ドサッ

 

 

ルビィはそのまま地面に倒れ込んだ。メンバーは鞠莉に続いてルビィに駆け寄る

 

 

曜「ルビィちゃん!!?」

 

千歌「しっかりして!!」

 

ルビィ「ハァハァ…」ガクガク

 

ダイヤ「意識はあるようですね…」

 

 

幸い、意識はあるようで、流血もしていない。しかし、倒れたのは事実。鞠莉はルビィを睨みつけながら言う

 

 

鞠莉「ルビィ、あなた無茶したでしょ?」

 

ルビィ「…!」

 

ダイヤ「でしょうね」ハァ…

 

 

ダイヤがため息をつく。あんな強力な技、負荷が無いと言えるわけがない。ルビィはかなり無茶なことをしたのだろう

 

 

ルビィ「久しぶりに使ったから、加減が分からなくて…」ハァハァ

 

鞠莉「そんな危なっかしい技、ずっと使わないの!!!!」

 

ルビィ「ご、ごめんなさいぃ……」

 

ダイヤ「鞠莉さん、そのへんで…」

 

 

珍しく鞠莉が怒り、ダイヤが落ち着かせている。しかし、鞠莉が怒るのも当たり前である。もし、出場不可になれば浦の星は逆転が絶望的になっていた

 

 

梨子「ルビィちゃん、あの技は…」

 

 

全員気になっていたルビィの技。ルビィは起き上がれないため、ダイヤの膝枕の上で説明を始めた

 

 

ルビィ「あの技は"Awaken the power "。自分の力を何十倍にも引き上げる技…です」

 

 

ただでさえレベルが高いルビィの動きを、何十倍にも…確かに音ノ木坂の選手は手も足も出せていなかった…しかし、

 

 

ルビィ「弱点は一気に体力を持っていかれること…最近、ずっと走ってはいたんだけど…」

 

善子「だから夜走ってたのね…」

 

 

未だに起き上がれないルビィを心配するメンバー。鞠莉は後半行けるかルビィに問うと…

 

 

ルビィ「大丈夫、だよ…」フラフラ

 

ダイヤ「ルビィ!無理は…」

 

ルビィ「ピギィ!?」ヨロッ

 

ダイヤ「危ないですわ!」

 

 

転ぶ寸前にダイヤが受け止める。今のままでは後半出れたとしても…

 

 

鞠莉「Awaken the power の使用はやめておきなさい」

 

ルビィ「!」

 

鞠莉「いくら強力な技でも、自滅するなら使わない方がいいわ。ルビィはまだコントロールの感覚を取り戻せていない…」

 

ルビィ「そう、だよね」

 

千歌「でも、ルビィちゃんのおかげで!」

 

梨子「そうよ!試合を振り出しに戻した!」

 

果南「こっからが正念場だよ!みんな」

 

 

「「「はい!!!!!」」」

 

 

 

むつ「後半が始まるまでルビィちゃんは動かないでね」

 

ルビィ「うゆ……」

 

 

 

 

 

 

 

ー 音ノ木坂ベンチ ー

 

 

穂乃果「全く適わなかった…」

 

ことり「穂乃果ちゃん…」

 

 

ここまで絶対守護神であった穂乃果の2失点。それは、音ノ木坂のムードを一気に暗くした理由には十分すぎる内容であった

 

 

海未「試合は振り出し…ですか」

 

にこ「でも、このままじゃまずいわよね」

 

「「「…………」」」

 

 

音ノ木坂の周りを取り巻く悪い空気を生んだのは穂乃果である。しかし、その空気をはらうのもーーー

 

 

穂乃果「燃えてきたよ…」

 

 

ーー穂乃果である

 

 

穂乃果「あんなとんでもプレイをする選手、そしてルビィちゃんに引けを取らない選手達…もう考えるだけでも、最っ高だね!!」

 

海未「はぁ…あなたという人は…」

 

絵里「穂乃果らしいわね…」

 

 

 

 

美奈「……」

 

 

前半、恐ろしい程に静かだった美奈。穂乃果達を見て、いつもの口調でゆっくりと、話し始める

 

 

美奈「あれ、やってみない?」

 

凛「あれ?」

 

真姫「何よ…あれって…」

 

美奈「フォーメーション"音ノ木"」

 

 

「「「!!!!!!??」」」

 

 

花陽「このタイミングでですか!?」

 

希「このタイミングだからこそ…なんかもな」

 

穂乃果「……」

 

海未「穂乃果」

 

ことり「穂乃果ちゃん…」

 

穂乃果「やろう。私達は絶対に負けられない。この試合勝って、"音ノ木坂の奇跡"を蘇らせて…そして…」

 

穂乃果「みんなで、叶えるんだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

ピーーーー!!

後半を始める笛がなる。選手達はポジションにつくために、グラウンドに入る

 

 

善子「ルビィ、大丈夫なの?」

 

ルビィ「ごめんね?善子ちゃん、心配かけちゃって…大丈夫だよ」フラフラ

 

善子「ヨハネよ…(いやいや、フラフラじゃないの)」

 

 

しかし、ここで浦の星に更なる試練が待ち構えていた

 

 

ダイヤ「な、なんであなたが…」

 

果南「こんなことってあるの??」

 

 

ダイヤ達の目の前には、いるはずのない選手が、着るはずのないユニフォームで、フィールドに入場していた

 

 

海未「おや、言っていませんでしたか?」

 

ことり「ふふ♪」

 

穂乃果「……」

 

 

海未「私達の正規ポジションは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

海未「トリプルFWなんですよ」

 

 

 

 

後半開始3分前

 

浦の星女学院 2-2 音ノ木坂学院

 

 




さあ、後半は展開が大きく変わりそうですね!月ちゃんは何でも知ってるんですね…


愛は太陽
オリジナルの穂乃果の最強ゴール技です。手から太陽を作り出し、ボールを取り込んで、シュートのパワーを一気に焼き払うという、かなり無敵に近い技です。

Awaken the powe
ルビィちゃんが目指した究極の技です。自分の力を何倍にも引き上げて暴れ回ります。技の重ねがけもできます。(Awaken the powe状態でスプリントワープとか)弱点は体力を一気に消費してしまうことです。お気づきの方もいるかもしれません、そう、この技を簡単に言うとーー"界王拳"です

Awaken the Fire
Awaken the powe状態の時だけに放つことが出来る、ルビィちゃんのシュート技です。穂乃果ちゃん曰く、このシュートが今大会の現時点では最強シュートらしいです

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